セキュリティエンジニアの志望動機はこう作る!簡単3ステップと例文解説|求人・転職エージェント

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更新日:2022/10/27

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セキュリティエンジニアの志望動機はこう作る!簡単3ステップと例文解説

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この記事のまとめ

  • 採用につながる志望動機を作成するには、セキュリティエンジニアに求められることを理解しなければならない。
  • 志望動機に説得力を加えるために、スキルの習得や時事情報の取得など、積極的に学習する姿勢を身につけよう。
  • 志望動機にはセキュリティエンジニアの実務に直結するアピールポイントを具体的に盛り込む必要がある。

セキュリティエンジニアは、現代のビジネスに欠かせない専門職です。キャリアアップやキャリアチェンジを目指し、セキュリティエンジニアへの転職を希望する人もいるのではないでしょうか。

セキュリティエンジニアへの転職を成功させるには、志望動機で自分の可能性をしっかりとアピールすることが大切です。そこでこの記事では、セキュリティエンジニアの志望動機の作成方法を紹介します。3つのステップに沿って作成すれば、採用担当者に刺さる志望動機を作成できるでしょう。

目次

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セキュリティエンジニアに求められるものとは

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転職を成功させるには、「戦力になる」と感じさせる必要があるため、志望動機では採用担当者の目線で自分の可能性をアピールすることが重要です。ここでは、セキュリティエンジニアに何が求められているのか、採用担当者が望む人物像を取り上げます。それを踏まえたうえで、志望動機でアピールできるポイントを整理してみましょう。

信頼できる人物像

セキュリティエンジニアは重要な情報を直接守る仕事です。高度なスキルは悪事にも利用できるため、採用担当者は人間性を慎重に確認します。セキュリティエンジニアという仕事に対する責任感や高いモラル、常識的な判断力が志望動機から透けて見えなければなりません。 

志望動機には、「社会に貢献したい」「自分のスキルを企業の安全なビジネスに役立てたい」といった正義感が表れる一文を盛り込むとよいでしょう。

業務に直結するスキルや経験

セキュリティエンジニアの志望動機では、自分のスキルレベルをしっかりとアピールし、企業の役に立つ人材であることを印象づけることが大切です。

セキュリティエンジニアの実務経験があれば、業務上のエピソードを具体的に記載することで即戦力としての期待値を上げられます。セキュリティエンジニアの仕事は非常に幅広いため、未経験でもIT関連のスキルがあれば、活かせるポジションがあるでしょう。自分のスキルや経験がセキュリティ分野のどこで役に立つのかをしっかりと理解したうえでアピールすることが重要です。

向上心をもって長期的に取り組む姿勢

セキュリティエンジニアは、最新のセキュリティ事情や対応策に関する情報を学び続けなければなりません。また、多くの企業が長く働いてくれる人材を求めており、しっかりと腰を落ち着けて業務に取り組む心構えも確認します。

待遇や収入ではなく、セキュリティを担うスペシャリストとしての自覚や将来性を感じさせる内容を軸に志望動機を作成するのがポイントです。

セキュリティエンジニアの志望動機を作成する前に

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未経験からセキュリティエンジニアを目指す場合、ゼロの状態の自分に可能性を感じてもらうのは困難です。ただし、セキュリティエンジニアとしての基礎を築いていれば、好印象を与えられるかもしれません。ここでは、セキュリティエンジニアの基礎となる3つのポイントを紹介します。

セキュリティエンジニアとは何かを理解する

企業や公的機関、団体が保有する多くの個人情報やビジネス情報は、不正アクセスやサイバー攻撃、モバイル端末の紛失やヒューマンエラーによる情報漏えいの危険に常にさらされています。そのような危険から企業のネットワークやシステムを守るのがセキュリティエンジニアの仕事です。セキュリティエンジニアの業務は幅広く、以下のような業務を担当します。

  • システムの問題点を見つけてクライアントの要件に基づいた最適なシステムを提案する
  • ビジネスを妨げないよう配慮したネットワークやアプリケーション設計・実装・構築
  • システムの脆弱性テスト
  • リリース後の保守・運用
  • 外部からの攻撃に対する監視

セキュリティのどの部分をどの程度担当するかは企業によって異なるため、転職先の業務内容は事前に確認しましょう。

セキュリティエンジニアに必要なスキルを身につける

セキュリティエンジニアは専門職です。高いスキルレベルがなければ企業を守れません。情報処理推進機構(IPA)はセキュリティエンジニアのスキルレベルを測る指標としてスキルマップを作成しており、多くの企業が参考にしています。

志望動機を作成する前にスキルマップを確認し、自分のレベルがどの程度かを把握したうえでスキルレベルをアピールしましょう。セキュリティ関連資格を取得すればスキルレベルを保証できるため、アピールには有効です。特に、国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスぺ)」を持っていると大きな強みとなります。

参照:「情報セキュリティスキルマップ構築の調査研究」|独立行政法人 情報処理推進機構

セキュリティに関する最新情報を学ぶ

企業や団体の情報を盗もうとする攻撃の手段は日々変化しています。セキュリティエンジニアには、新たな脅威に対抗する知識と情報が求められるでしょう。最新情報に精通していることが志望動機から読み取れれば、即戦力として活躍できる人材であることがアピールできます。情報漏えいにつながる事例の手口や対策の情報を常日頃から取り入ることを心掛けましょう。

セキュリティエンジニアの志望動機作成の3ステップ

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志望動機の目的を把握したうえで、志望動機を作成しましょう。ここでは、セキュリティエンジニアの転職に効果的な志望動機を作成する3つのステップを紹介します。一つひとつのステップを踏むことで、合理的で内容の濃い志望動機が作れるでしょう。

ステップ1.自分のアピールポイントを見つける

まずは精査せずに、自分のアピールポイントをすべて書き出します。アピールポイントには、スキルや経験のような実務に直結するものと人格や意気込みといったポテンシャルをイメージさせるものがあります。最終的には取捨選択しますが、材料は多いほうがよいでしょう。主なアピールポイント例は以下のとおりです。

種類 アピールポイント例
スキルや経験 ・セキュリティエンジニアとしての実務経験○○年
・インフラエンジニアやSEとしての実務経験○○年
・データベース、ネットワーク、アプリケーション、法律や規格に関する知識や経験
・資格やプログラミングスキル
・IPAスキルマップ内の該当するスキル
人格や意気込み ・粘り強さ
・倫理観
・コミュニケーション能力
・学ぶ姿勢
・情報収集の習慣
・理論的思考
・責任感
・細かな点を見逃さない性格
・新しいスキルに対する興味関心

ステップ2.業務内容に関連するアピール方法を考える

アピールポイントの中から説得力のあるものを選びます。優先するのは、セキュリティエンジニアの実務に直結するスキルや経験、人格特性です。実務に直接関係なくても、セキュリティエンジニアの適性を感じさせるものがあれば含めるとよいでしょう。

次にアピールポイントが仕事にどのように結びつくかを考えます。それぞれに具体性やインパクトのあるアピール方法が必要です。たとえば、「正義感が強い」という性格はセキュリティエンジニアに適していますが、単に「正義感が強いのが長所です」といった文章では説得力が足りません。正義感が強いことを感じさせる簡単なエピソードを添えると、現実味が増すでしょう。

ステップ3.人柄や将来性がイメージできる文章を作成する

最後にアピールポイントを整理し、文章としてまとめ上げます。簡単な流れは以下のとおりです。

  1. セキュリティエンジニアを目指したきっかけ
  2. その企業を選んだ理由
  3. スキルや経験
  4. セキュリティエンジニアの適性を示すエピソード
  5. 企業に貢献できることや将来的な展望

ストレートで具体性のある文章は採用担当者が理解しやすいため、好印象を残せます。あいまいな言い回しは使わないようにしましょう。

セキュリティエンジニアの志望動機の注意点

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セキュリティエンジニアの志望動機を作成する際には、いくつか注意点があります。採用担当者は多くの転職希望者を見ているため、ネガティブなサインを見つけることにも長けています。採用担当者に不安を感じさせる要素を排除し、自分のアピールポイントを最大限に印象づけられる志望動機を作成しましょう。

待遇や年収を志望理由にしない

「福利厚生が充実しているから」「給料が高いから」といった待遇や年収に関する条件は、志望理由に挙げないほうがよいでしょう。「もっと福利厚生が充実した企業やより収入の高い企業があれば、すぐに転職するかもしれない」と採用担当者に悪い印象を与える恐れがあります。

企業研究をしっかりと行い、セキュリティエンジニアという仕事に対する熱い思いや企業に腰を据えて貢献したいという覚悟が伝わるような志望動機を考えましょう。

「なぜ」「どのように」をはっきりさせる

志望動機では、あいまいな表現はNGです。「格好が良いから」「エンジニアに憧れていたから」といった動機は漠然としています。「なぜ格好が良いと感じたか」「なぜエンジニアに憧れるようになったのか」を納得してもらえるようなエピソードを加えることで、志望動機に現実味が増すでしょう。

「やりがい」というキーワードにも注意が必要です。やりがいのポイントは人それぞれで、「やりがい」という言葉だけでは熱意が伝わりません。セキュリティエンジニアとしてどこにやりがいを感じるのかをきちんと説明する必要があります。

ネガティブな表現を避ける

印象を悪くするネガティブな表現は避けます。たとえば、転職理由を「以前の職場は残業が多過ぎたから」とすると、「待遇に不満があるとすぐに退職する」という印象を与えかねません。前職に対する不満が実際の理由でも志望動機には含めないほうが賢明です。

謙虚な表現も控えたほうがよいでしょう。低過ぎる自己評価はマイナス思考の人物像をイメージさせるため、自分の長所は遠慮せずにアピールしましょう。

セキュリティエンジニアの志望動機|参考例文

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ここでは、志望動機の参考例文を紹介します。志望動機で伝えるポイントはそれぞれ異なるため、そのままは使えませんが、説得力のあるアピールの仕方を考えるヒントになるでしょう。セキュリティエンジニア経験者と未経験者のアピールポイントの違いにも注目してみてください。

経験者の志望動機

【例文】
私は学生時代からIT技術を使った社会貢献に興味があり、大学卒業後はアプリケーションのシステム開発企業でセキュリティを担当していました。これが前職で、実務経験は5年になります。

ITコンサルティングを行う貴社であれば、いままでの経験を活かしながら、より多くの企業のビジネスをサポートできると考え志望いたしました。

資格は「情報処理安全確保支援士」を保有しており、担当できる分野を広げられるよう、勉強を続けています。貴社で働く際は、顧客のセキュリティポリシーの策定やセキュリティマネジメントの実施を支援する業務に携わりたいと考えています。


経験者の大きな強みである実務経験や保有資格ははっきりと伝えましょう。現在の学習姿勢も織り込むことで本気度を示せます。未来像は経験者らしく具体性のある内容にすることで、即戦力の可能性をアピールできるでしょう。

未経験者の志望動機

【例文】
私の前職はシステムエンジニアで、通信関連企業で5年間、ネットワークの設計や構築、管理、運用に携わってまいりました。セキュリティ担当と連携しながら働く中で、ビジネスにおけるセキュリティ対策の重要性を実感するようになり、勉強を始めました。基本情報技術者試験とCisco技術者認定資格「CCNA」はすでに保有しており、現在は「CCNP Security」取得に向けて勉強を続けています。

さまざまな企業にセキュリティサービスを提供する貴社で、知識や経験を磨きながら、実用的なサービスを提供できる人材になりたいと考えています。実務の中でしか学べないことも多いと思いますが、一日も早く戦力になれるよう努力していきたいという覚悟です。


未経験でも、セキュリティ関連企業で活用できるスキルレベルを持っていることを実証することは重要です。前職の業務内容や現在勉強している内容を具体的に伝えましょう。即戦力は難しくても、学び続ける覚悟を示すことで可能性をアピールできます。

まとめ

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セキュリティエンジニアに転職する場合、採用担当者の目線を意識した志望動機の作成が不可欠です。セキュリティエンジニアに求められることを理解し、スキルレベルや適性を具体的にアピールしましょう。3つのステップを踏めば、好印象を与えられる志望動機が作成できます。

セキュリティエンジニアに転職したいのであれば、マイナビITエージェントをぜひご利用ください。IT・Webエンジニアの転職事情に詳しいキャリアアドバイザーが、一人ひとりに合った転職先を紹介します。志望動機の作成から面接対策までしっかりとサポートするため安心です。

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