更新日:2024/04/04
この記事のまとめ
おしゃれに気遣う女性が取り入れているのがネイル。
指先のおしゃれまでバッチリとは思いつつも、転職の面接ではどこまでやってよいのか分からないという人もいるのではないでしょうか。
面接を受けるときには膝の上に手をおいて座ったり、書類を記入したりするときに自然と面接官や採用担当者の目が手元にいくもの。
ここでは転職の面接時に気をつけたいネイルのマナーについてご紹介します。
目次
指先までケアをする人は、とても美意識の高い方だと思います。
しかし、転職活動中は、基本的にネイルはしない方がよいと考えるようにしたいものです。
面接もビジネスシーンのひとつ。ビジネスは相手があってのことなので、自分は良いと思っていても相手がそうではないという場合があることを念頭においておきましょう。
転職活動においてのネイルの印象は「指先まで身だしなみに気をつけている」ではなく、「面接に真剣に臨んでいない」「ビジネスシーンにふさわしくない」「社風に合わない」とみなされる企業もあります。
もちろん業界やどんなネイルをしているのかにもよりますが、ネイルをしていて悪い印象を与えることはあっても、ネイルをしていなくて悪い印象になることはほとんどないでしょう。
そのため、企業によってはネイルをしていない状態がベターと言えます。
医療や飲食、接客業など衛生面に気遣わなければならなかったり、幅広い層の人に接したりする職種ではネイルは完全にNGとしている企業も多くあります。
また、一見ネイルに関しては積極的に受け入れられていそうなアパレルや美容系などの職種でも、基本的にネイルはしてはいけないとされているところが多いです。
ネイルをしても良いかどうかというよりも、まず「転職活動中はネイルをしない」といった認識で臨み、転職が決まってからその企業に合わせた方法を取った方が得策でしょう。
ネイルはしない方が良いといわれても、ずっとネイルをしている人にとってはネイルなしの生活は違和感があるかもしれません。
すべてのネイルがNGという場合も少ないので、どうしてもネイルがしたい場合は、清潔感があり、ナチュラルなデザインを選ぶようにしましょう。
同じ空間で一緒に仕事をしている様子が思い浮かぶ、クライアントとして応対しても気にならないと思える身だしなみであることが必要です。
転職活動をする上ではネイルはできれば避けたいものですが、どうしてもネイルがしたいという場合には色や塗り方に気をつけましょう。
色はクリア、ごく薄いピンク、ベージュを選んで薄く塗り、他の色と混ぜてマーブルにしたり、フレンチネイルにしたりすることは避けましょう。ネイルをするなら派手すぎず、違和感の少ない色味を選ぶことが大切です。
ネイルひとつとってもたくさんの種類があります。
マニキュアのように直接爪に塗ったり、パーツを張り付けたりするもの以外に、今では爪にあまり負担をかけないジェルネイルを選ぶ人が多いです。ジェルネイルは割と高価で、外すのも難しいネイルです。はがれにくく、長持ちする分、はがすのにも手間とお金がかかってしまいます。
このような特性のジェルネイルは、転職の可能性がある時期に行うことは避けた方が良いでしょう。せっかくお金をかけて施術しても、はがさなければならないということになります。
マニキュアであれば、面接日に落として臨むことも可能です。
しかし、ジェルネイルの場合は、落とすのが困難なため、隠して臨みたい人もいるでしょう。そのように、ジェルネイルをしたまま面接に臨みたいという人にいくつかの選択肢があります。
ひとつはカモフラネイルと呼ばれるジェルネイル専用のネイル隠しを使うことです。
もうひとつはジェルネイルの上から普通のベージュのマニキュアを塗って隠すことです。
ただし、どちらも近づくと爪に何か施しているというのは明らかにわかりますし、遠目でも良く見れば指先に光沢があるなど面接官は何かしら感じるものです。
せっかくのアピール時間に面接官の意識が、あなた自身ではなく爪にいってしまうことで、集中して聞いてもらえなかったり印象が下がったりしてしまうのはとてももったいないので、そのリスクがあることは十分理解しておいた方が良いでしょう。
また「隠す」といった行動が、働く上で印象が良くないことはわかるかと思います。「そのような癖のあるひと」と取られてしまうのはもったいないですよね。
転職中にネイルをすることは難しいですが、手や爪はキレイに保っておく必要があります。
面接中は、常に面接官の目に触れる部分でありますし、面接以外の場面でもカバンを持つ時や、書類を渡す時などで指先が目立つ場面は多いです。
その時に採用担当者に悪い印象を持たれないように、常に手や爪のケアをしておきましょう。
キレイな状態を維持し、採用担当者の印象を良くするためにも常日頃から爪のケアを怠らないようにしておきましょう。
まず、爪を適切な長さに切った後、気になる汚れを取り除いてやすりをかけます。その後、爪磨きで磨いてピカピカにすれば、ネイルをしなくてもキレイで清潔感のある指先にすることが可能です。
そして、自分の爪の形を整えたり磨いたりしておくことは、転職活動終了後にネイルを再開しようと思った時にも役立ちます。
爪と同様に、印象に影響を与えがちなのが肌の状態です。
特に冬など寒くなると血流が悪くなったり、乾燥したりしてしまって意識していないとキレイな状態を保てない可能性があります。皮がめくれてしまっているなどといったことが目立つのも良くありません。
それらを回避するためにも、ハンドクリームを塗るのがまず第一歩です。それだけでもずいぶんキレイな手に見えます。
業種によって清潔さにこだわりがあり、よりキレイに手を保ちたいという人は、夜寝る前にワセリンやハンドクリームなどで指先をマッサージして保湿し、手袋をして寝ることも効果的です。そうすることで、乾燥によるひび割れやがさつきを回避することができます。
手肌や爪の手入れをした上で、まだどうしても不健康そうに見えるなら、ネイルをしましょう。
「指先をキレイにしたいからまずネイル」ではなくあくまでも最終手段として順を追って様子を見てみることをおすすめします。
「ネイルぐらいで面接を落とすなんてことはありえない」と思うかもしれませんが、それも実際にあり得るのです。
特にグループ面接ではたくさんの人数から限られた人数に絞らなければなりません。
そんなときに面接官の思考としてはもちろん好印象の人から選んでいくという方法もありますが、より簡単なのが消去法で選んでいくというもの。良い自己PRや志望動機がたくさんあって悩む時はなおさら、ちょっと目についた欠点を原因に採用候補から外されてしまう可能性があります。
採用人数は限られているので、面接者から絞るような選択になった場合、些細な印象が運命の分かれ目になる場合もあります。
せっかくすばらしいスピーチ、プレゼンをしたとしても自分の指先のネイルひとつがトリガーとなって不採用になるとしたら、あなたはネイルをするでしょうか。
ネイルを施術してもらうのに高いお金を払ったと思う人もいるかもしれません。でも、ネイルを施術してもらうのにかかるお金と採用されて働いている自分のビジョンをしっかり天秤にかけて選択しましょう。
本気で採用されたいと思うなら、採用のリスクとなるネイルはしばらくお休みするのが良いでしょう。
会社の代表者である面接官の意向に合わせるというのも、社会人として必要な要素のひとつだと考えましょう。
面接
【例文あり】面接で長所・短所を聞かれたら?答え方のポイントやNG例も紹介
面接
面接の自己紹介で意識したいポイントとは?ケース別の例文や含めたい内容
面接
【例文あり】面接で退職理由を聞かれたときの答え方|意識するポイントも紹介