保険の代理店営業とは?業務内容を知り、転職活動をスムーズに進めよう|求人・転職エージェント

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更新日:2022/09/28

金融業界

保険の代理店営業とは?業務内容を知り、転職活動をスムーズに進めよう

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「代理店営業」は、同じ営業職の「個人営業」や「法人営業」とは業務内容が大きく異なっています。代理店営業は、自社製品の顧客に直接営業に行くのではなく、自社製品を販売してくれるパートナーの開拓と、そのパートナーの販売支援を行うのが仕事です。主に、保険や自動車、金融商品、住宅、モバイル、IT業界で活躍している職種です。
代理店営業への転職をスムーズに進めるには、一体どうすればいいのでしょうか?求人数の多い保険業界を例にご紹介します。

目次

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保険業界の代理店営業とは

保険会社の商品である「保険」は、インターネット上での直販も行われてはいるものの、その多くは保険会社と代理店契約を結んだ保険代理店を通して販売されています。一般社団法人生命保険協会の「生命保険の動向(2017年版)」によると、2016年度の生命保険を扱う代理店数は、全国で91,111店。その内、35,306店が法人代理店、55,805店が個人代理店と、法人、個人ともに数多くの代理店が存在しています。
保険業界の代理店営業は、これらの代理店の保険販売をサポートし、またさらに優良な代理店を開拓するのが仕事です。具体的な業務内容は、およそ次のようなものになっています。

代理店への営業コンサルティング

受け持ちエリアの代理店を定期的に回り、保険商品の情報提供や販売促進のためのアドバイスを行います。エリアの特徴や代理店のマーケットを把握した上で、時には経営や事業戦略のコンサルティングにまで踏み込んだ話をすることもあります。

勉強会や集合研修の開催

代理店を集めたセミナーでは講師役を務め、代理店社員向けの研修を行うのも代理店営業の仕事です。一方で、代理店が主催する顧客向けイベントに参加することもあります。

代理店への各種サポート

代理店が顧客とトラブルになった場合、顧客への事情説明などの対応、代理店からの問い合わせへの返答、アドバイスなども行います。

新規代理店の開拓

例えば、生命保険であれば、保険専業代理店や税理士事務所、損害保険の場合は車のディーラーやガソリンスタンドなどに代理店制度を紹介し、登録を進めます。また、代理店から申込みがあった場合、希望者と面談するのも代理店営業の大切な仕事です。

代理店営業の転職事情

代理店営業の求人は、保険会社を中心に常に募集されている職種のひとつです。中には研修体制の充実をうたい、未経験者でも安心して応募できることをアピールしている企業や、育児休業や時短勤務の制度を整え、家庭と仕事の両立をしやすい環境を作っている企業もあります。

報酬は、成果報酬型が多い他の営業職とは違い、固定給が主流です。ちなみに、マイナビエージェントの調査では、代理店営業の平均年収は423万円となっています(2015~2016年)。

代理店営業になる上であると役立つスキル

代理店営業は、その他の営業と違って「売る」のが仕事ではなく、「代理店をサポートして、代理店の売上を伸ばす」ことが仕事です。結果を出すには代理店と二人三脚でがんばらなければいけないので、代理店のオーナーとのあいだに信頼関係を築くことが、非常に大切になってきます。人の話を聞き、伝えるべきことはしっかり伝えるコミュニケーション能力や相手のニーズをくむ力、また、人のやる気を引き出す力などは、あれば非常に役に立ちますし、面接の際にはアピールポイントとなります。

応募書類作成時のポイント

転職活動の際に作成する、履歴書や職務経歴書といった応募書類は、企業に自分をアピールするための最初のチャンスとなります。
面接に比べると軽視されがちですが、まず、ここで企業の担当者に「この人に会ってみたい」と思ってもらえないと、そもそも面接に進めないわけですから、決してあなどってはいけません。

所定の書式を守る、誤字・脱字を失くす、読みやすいレイアウトにするなど、形式面でのルールをきちんと守るのはもちろんですが、内容もしっかりと、企業に合わせたアピールポイントを記入することが大切です。

応募書類作成でやってはいけないこと

自分をよく見せようと思うあまり、志望動機に嘘を書いてしまったり、インターネットなどに出ている例文を丸ごとコピーしたりするのはいけません。何十人、何百人の応募書類を見ている企業の人事担当者には、ほぼ間違いなく見抜かれますし、たとえ書類は通ったとしても、面接でアラが出てしまっては意味がありません。
志望動機や自己PR欄は、これまでの経験やスキル、自分の思いを棚卸し、実績やエピソードと絡めて書くのがおすすめです。

応募書類作成のときに役立つキャリアアドバイザー

企業に合わせた的確な書類を作成するのは、簡単なことではありません。自分で企業に刺さる書類を作成する自信がないという方は、キャリアアドバイザーに相談することをおすすめします。
マイナビエージェントでは、業界ごとに専門のキャリアアドバイザーが担当となり、履歴書や職務経歴書の書き方をアドバイスいたします。企業は書類のどこに注目しているか、この企業であれば何をアピールすべきかを客観的にアドバイスしますので、自分一人で作成するのに比べて、書類の質をぐんと引き上げることができます。

面接で注意すること

面接というと、受け答えの内容にばかり気を取られがちですが、服装をはじめ、入退室時の様子や言葉遣いまで、そのすべてが評価の対象となります。たかが挨拶、言葉遣いと思いがちですが、せっかくの評価を下げないためにも、話の内容と同様、こちらも予め準備をしておく必要があります。

マイナビエージェントの面接対策サービスでは、キャリアアドバイザーが模擬面接を行い、受け答えの内容だけでなく、身だしなみやマナーについてもアドバイスいたします。事前に準備して備えておくことは、当日の自信や落ち着きにもつながりますので、提出書類対策と同様、ぜひ利用してみてください。

他の営業職からの転職と未経験からの転職、それぞれのポイント

ここでは、個人営業や法人営業といった「他の営業職からの転職」と、営業職は経験がない「未経験からの転職」について、それぞれの違いや注意点をご紹介します。

他の営業職からの転職の場合

個人営業や法人営業から代理店営業に転職する場合、営業職として培ってきたコミュニケーション能力や、良い第一印象を与える力、ヒアリング能力など、営業として通ずる部分があり、有利に働きます。書類や面接で実績とともに伝えることができれば、大きなアピールポイントになります。
ただし、なぜ他の営業から代理店営業になりたいのか、その理由については必ず聞かれますので、しっかりと受け答えができるようにしておきましょう。

未経験からの転職の場合

未経験から代理店営業に転職する場合は、これまでの経験の中から、自分が代理店営業に向いていることをアピールする必要があります。他社のサポートという点で共通点の多い、人材サービス業やスクールのほか、各種コンサルティングなどの経験があるなら、そこでの実績をアピールするのがおすすめです。
事務系など、まったく違う業種からの転職の場合でも、人の成長に関わったり人と良好な関係を築いたりしてきた実績があれば、書類・面接で伝えるのはおすすめです。もしもなければ、「なぜこの仕事を選んだのか」「どういうことがしたいのか」など、しっかりとした未来図を語ることで好印象を与えることは可能です。

まとめ

代理店営業は、自分自身は販売をしない特殊な営業職であり、人と信頼関係を築く力や人をサポートすることへの適性、コンサルティング能力などが求められる仕事です。一般の営業のように、成果報酬でがんばっただけ給与が上がる楽しみはありませんが、自分のサポートで代理店の売上が伸びたときには大きな喜びがあり、代理店を通して多くの人に関わるやりがいを感じることができます。未経験でも比較的入りやすい職種なので、興味がある方はチャレンジしてみてください。

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執筆・編集

荒木 雅人

株式会社マイナビ所属。アドバイザー歴4年。会計士や税理士等の士業の方から管理部門まで幅広く担当。ゴールではなくスタートになる転職をご支援すべく、お一人お一人の立場やその先を見据えたご提案を心がけています。

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