クレジットカード会社の志望動機の書き方は?志望理由やポイントについて解説します|求人・転職エージェント

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更新日:2024/07/16

金融業界

クレジットカード会社の志望動機の書き方は?志望理由やポイントについて解説します

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この記事のまとめ

  • クレジットカード業界は電子マネーとの提携や東南アジアにおける市場開拓などでシェアを拡大しているが、国内での利用率がまだ低いという課題がある。
  • クレジットカード業界の主な業務には、ユーザーと国際ブランドをつなぐイシュア、加盟店と国際ブランドをつなぐアクワイアラ、カードの安全性向上・維持に取り組むセキュリティがある。
  • アピール力のある志望動機を作成するには、しっかりとした情報収集やポイントを押さえた構成が必要。

クレジットカード会社は事業基盤が安定していることや待遇が高水準なことから、人気の高い企業です。クレジットカード会社への転職を希望しているものの、志望動機の書き方に悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、クレジットカード会社の志望動機作成のポイントや注意点について解説します。盛り込むべきポイントを押さえて志望動機を作成すれば、応募先企業に好印象を持ってもらえ、転職活動を有利に運べるでしょう。

目次

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クレジットカード業界の特徴

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応募先企業に好印象を与える志望動機を作成するには、志望する業界の特徴を知ることが大切です。業界についての知識を得ておくことで、うわべだけではない説得力のある志望動機を書けるようになるでしょう。まずは、クレジットカード業界の近年の動向や、業界が抱える問題点を解説します。

クレジットカード業界における近年の傾向

近年はキャッシュレス決済の需要が増大している影響で、電子マネーの普及が進んでいます。クレジットカード業界も電子マネーとの提携が進展しており、電子マネーと一体型のカードや、電子マネーをオートチャージする機能を備えた使い勝手のよいカードも普及しつつあります。これらのカードは便利なだけでなく、ポイントを2重に取得できるケースが多いのも魅力といえるでしょう。

また、これまで東南アジアはインターネットの普及率が低かったことから、クレジットカードもそれほど普及していませんでした。近年はインフラ整備が進んだことでクレジットカード会社による市場開拓が進んでおり、今後もニーズが拡大すると予想されます

クレジットカード業界の問題点

ニーズが拡大しているクレジットカード業界ですが、問題点もあります。海外では犯罪を警戒して現金を持ち歩くことを避ける傾向にあり、決済手段としてクレジットカードの利用を好む方が多く見られます。しかし日本は治安がよく、現金で決済する文化が根づいているため、クレジットカードの必要性を感じない方も少なくありません

また、海外よりも加盟店手数料が高く、クレジットカード決済の導入に二の足を踏んでいる店舗が多い点も懸念材料のひとつです。さらなるニーズの拡大を図るには、よりクレジットカードを身近な存在にする施策を実行する必要があるといえるでしょう。

クレジットカード業界の主な業務

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クレジットカード業界で行っている主な業務は、イシュア・アクワイアラ・セキュリティの3種類に分けられます。聞きなじみのない言葉も多いため、どのような業務なのか分からない方も多いでしょう。ここでは、それぞれの業務内容について解説します。

イシュア業務

契約を交わしたユーザーにクレジットカードを発行・提供する会社、またはその業務のことをイシュアといいます。クレジットカードを使いたいユーザーはイシュアと契約することで、VisaやMastercard、American Expressといった国際ブランドのライセンスが付与されたカードを利用できます。ユーザーと国際ブランドとの間に入り、契約の仲介を行うのが役割です。

新規ユーザーの獲得やカード発行のほか、カード利用料の請求・利用状況の監視も業務に含まれます。

アクワイアラ業務

アクワイアラは、VisaやMastercardなどの国際ブランドのライセンスを取得し、クレジットカード決済ができる加盟店を開拓する会社、およびその業務を指します。加盟店の審査や管理、売り上げの立て替えなどもアクワイアラの業務の一環です。イシュアがクレジットカードの利用者を増やす業務であるのに対して、アクワイアラはクレジットカードが使える店舗を増やして利便性を向上させる業務といえます。

セキュリティ業務

ユーザーがクレジットカードを利用するにあたって最も避けたいのは、不正利用の被害を受けることや犯罪に利用されることです。ユーザーが安心してクレジットカードを利用できるようにするためにも、安全性への配慮は欠かせません。積極的にセキュリティ対策に取り組み、不安なくクレジットカードを利用できる環境を維持することは、顧客満足度の向上や市場拡大につながるでしょう。

クレジットカード会社の志望動機に盛り込むポイント

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志望動機を作成する際は、なぜクレジットカード業界を目指そうと思ったのか、さまざまな企業がある中でなぜ志望する企業を選んだのかを示すことが重要です。そのうえで、自分を採用することで企業にどのようなメリットがあるのかを提示しましょう。ここでは、クレジットカード会社の志望動機に盛り込むべきポイントを3つ紹介します。

クレジットカード業界を目指す理由

応募先企業に好印象を持ってもらえる志望動機を作成するには、なぜクレジットカード会社を志望しているのか、明確な理由を述べることが大切です。同じ金融業界でも、銀行や信託銀行ではなくクレジットカード会社を選んだ理由を自分の言葉でアピールする必要があります。

「クレジットカードは現代社会に欠かせない」などクレジットカードの役割や社会的な意義、自分の経験などを絡めて、クレジットカード業界でなくてはいけないと納得させられる志望理由を作成しましょう。

応募先企業を選んだ理由

どうして応募先企業を選んだのかを伝えることも重要です。多くの企業がある中で、応募先企業を選んだ理由を明確に説明できなければ、ほかの企業でもよいのではないかと思われてしまいかねません。志望企業の商品やユニークな特色などを交えた志望動機を将来の目標とともにアピールすれば、担当者の興味を引き、意気込みをアピールできるでしょう。

将来どのように貢献したいか

入社してからどのような形で企業に貢献したいかを示すためには、志望する企業にどのような部署があり、どのような仕事に携わっているのかを前もって把握しておく必要があります。

たとえば、営業推進部を目指す際の志望動機を考えてみましょう。営業推進部はクレジットカードの利用促進のため、ユーザーへのサービスや特典、イベントなどを企画する部門です。そのため、「営業推進部に配属されたら、クレジットカード会員に向けた企画販売を成功させることで、利用者の拡大を実現したい」といった具体的なビジョンを志望動機に盛り込むと、より説得力が増すでしょう。

クレジットカード会社の志望動機の注意点

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クレジットカード会社の求人に応募する際は、採用担当者の印象に残る志望動機を作成することが大切です。そのためには、企業が求める人物像を見定めながら自分の熱意をアピールする必要があります。志望動機作成時の注意点として、以下の2点を意識しましょう。

情報収集に手を抜かない

志望動機を作成する際は、志望する企業の情報を調べることが基本です。企業の業務内容を的確に把握した志望動機を書ければ、情報収集能力や積極的な姿勢が評価されて印象がよくなります。基本的な事項であっても、丁寧に情報を集める意識が重要です。

また業界への理解が浅いままで応募すると、選考でつまずくだけでなく、入社後に現実とのミスマッチで後悔しかねないリスクもあります。入社後に長く働くためにも、情報収集はしっかりと行いましょう。

端的で伝わりやすい表現を使う

抽象的で具体性のない志望動機は志望者の姿をイメージしにくく、採用担当者の心には響きません。分かりにくい表現や抽象的な言葉を使うと、「曖昧で聞こえのよい言葉でごまかそうとしているのではないか」という疑念を与えてしまい、担当者に不信感を持たれて選考で不利になるリスクがあります。

誰にでも伝わる明瞭で分かりやすい言葉選びを意識して、志望したきっかけや企業を選んだ理由、目指すキャリアのビジョンなどを書きましょう

【職種別】クレジットカード会社の志望動機の例文

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クレジットカード会社の志望動機を考えるときは、分かりやすい内容を意識することや、説得力のある具体的なアピールを盛り込む内容にすることが重要です。ここでは、例文を交えて職種ごとに3パターンの志望動機を紹介します。

営業職の場合

【例文】
貴社のセミナーでクレジットカードの社会的な意義や将来性についてのお話を拝聴し、挑戦的な姿勢に心を動かされました。挑戦的な取り組みで業界をけん引している貴社のスタンスは仕事を通じて多くの人々に貢献したいという私の信条と合致しており、大変魅力的に感じました。

キャッシュレス化が遅れている日本には、マーケットを開拓する余地が多く残されています。現金離れが進まない層に新たな選択肢を提示することで、消費者の意識改革に挑戦したいと考えています。私のこの挑戦が貴社の思い描く「豊かで充実した消費スタイル」の実現の一助となれればと存じます。


冒頭でセミナーに参加したことと企業の理念を把握していることを示し、積極性と共感を伝えています。クレジットカード業界の問題点を述べて業界に興味を持っていることをアピールし、自分なりの考えを伝えるという構成です。クレジットカード会社ならではの視点もしっかり盛り込まれています。

企画・マーケティング職の場合

【例文】
貴社の商品である流通系カードはクレジットカード単体としてだけでなく、自社の本業に誘導して売り上げにつなげられる点が強みであると考えています。企画部に配属された際は、さまざまな商材と組み合わせることで、カードの認知度を高めていく企画を考案していきたい所存です。

私は専門量販店で接客業務の経験があり、現場で貴社のカードを扱っていたため、その有用性を実感できたことも貴社とともに歩んでいきたいと考えた大きな理由です。


企業の扱っているクレジットカードの特性を把握していることを伝え、それを受けて自分ならどのような提案をして貢献できるのか、企業の特性に合わせた具体的なビジョンを提示しています。自分の過去のユニークな経験を絡めて志望の熱意を伝えることも、アピールポイントになるでしょう。根拠となるエピソードは具体的であるほど説得力が増します。

エンジニア職の場合

【例文】
不正利用が続くと、消費者はクレジットカードの安全性に対して疑問や不信感を抱くことがクレジットカードの大きな課題であると考えています。カードの不正利用は年々拡大傾向にあり、自分のあずかり知らないところで勝手に使用されるというイメージはキャッシュレス化を遅滞させ、今後の経済成長に悪影響をおよぼすと考えられます。

私の父も身に覚えがない請求をされたことがあり、相談を受けた経験があります。その際の父の不安そうな様子が記憶に残り、クレジットカードの安全性を担保する技術者になりたいと志望するにいたりました。セキュリティ対策に力を入れている貴社であれば、消費者が安心して利用できるクレジットカードを作れると確信しています。


業界が抱える課題に興味があることを示し、情報収集と現状把握に努めている姿勢をアピールしています。問題による悪影響について自分の考えを述べ、経験を絡めて志望への熱意を見せている構成です。加えて企業の方針と自分の目標が合致していることを示して、両者の親和性が高いことをイメージさせています。

まとめ

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クレジットカード業界の志望動機を作成する際は、主な業務や最近の動向、業界が抱える問題点などを把握することが大切です。しっかりと情報収集をして志望動機に盛り込めば、応募先企業に対して効果的なアピールができるでしょう。

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