更新日:2022/05/09
新卒で就職したものの、人間関係や仕事内容のミスマッチから早期退職を選ぶ方は珍しくありません。
そんなときに一番気になるのは、「次の就職で不利にならないか」ということではないでしょうか。
中でも「第二新卒歓迎」という企業は多いだけに、「早期退職した場合も第二新卒扱いになるの?」と不安に思っている方は多いのではないかと思います。
結論から言うと、早期退職は第二新卒扱いになるのですが、転職を成功させるには「なぜ企業は第二新卒を求めるのか?」を知り、企業の求める点をうまくアピールする必要があります。
ここでは、「新卒」「第二新卒」「既卒」「中途」の違いと、それぞれに求められているものをご紹介します。
目次
第二新卒には明確な定義はなく、「学校を卒業してから一度就職したが、数年のうちに離職して転職活動をする若手求職者」を指します。
一般的にその期間は、新卒で入社してから3年以内とされています。
その範囲内であれば、就業した期間による区分けはないので、新卒での就職から3ヵ月未満などの早期退社した場合も2年働いて退職した場合も、すべて第二新卒ということになります。
第二新卒以外に求職者を区分する言葉としては、「新卒」「既卒」「中途」があります。
もしも本当は就業経験があって第二新卒なのに、就業経験のない既卒として就職活動を行った場合、その経歴が発覚すれば、経歴詐称として内定取り消しになる可能性があります。
早期退職の経歴は「人事担当者に根気のない人だと思われるのでは...」などといった心配から、つい隠したくなるかもしれません。
しかし、それは経歴詐称にあたり、絶対やってはいけないことです。
確かに面接の場面で、「なぜ早期退職をすることになったのか?」と聞かれることは多いですが、早期退職をしたことだけで印象が悪くなることは、ほぼないのです。
早期退職を悪く評価するのではなく、その経験を踏まえて新しい会社でどんな活躍をしたいと思っているのかを、採用担当者は最も知りたがっています。
第二新卒と新卒、既卒、中途では、企業が求職者を「評価するポイント」や求職者に「期待すること」は違います。
ですから、転職を成功させるには、この企業のニーズを踏まえた上で、応募書類や面接でうまく自分をアピールする必要があります。
ここでは、第二新卒、新卒、既卒、中途が、それぞれが求められることをご紹介します。
第二新卒は、企業から「一度、社会に出て、基本的なビジネスマナーは身に付いているので育成しやすい」「新卒で勝ち取った企業を辞めるということは、それだけ仕事に対する意欲や、やる気がある」「社会経験が少ない分、考え方が柔軟で適応力がある」「経験が浅い分、自社の社風になじみやすい」などの点が高く評価されます。
一方、「すぐに辞めてしまうのでは?」と不安を持たれてしまう部分もあります。
そこで採用面接では、業界や企業を研究した上で、なぜその会社で働きたいのかという意欲や、やる気をしっかり伝え、コミュニケーション能力があること、柔軟な考え方ができることなどをアピールするのが基本です。
また、「すぐに辞めてしまうのでは?」との不安を払拭するために、前の会社を退職するに至った理由をきちんと説明するのも、とても重要なこととなります。
たとえ自分にまったく非がないような場合でも、前の会社をおとしめるような発言は避け、これまでの経験を踏まえて、これからどう働きたいのかをしっかり採用担当者に伝えていきましょう。
新卒と既卒は、企業から「就業経験がない分、真っ白で育てやすい」「柔軟性が高く適応力がある」「社風になじみやすい」と評価されており、ほぼすべての業種・分野に応募できるのが強みです。
中には既卒は採らずに、新卒にこだわる企業もありますが、「卒業3年以内は新卒扱いにする」という企業も増えています。
中途は、企業から即戦力として期待される存在です。
転職活動では、これまでの実績やスキルをアピールしていくことになります。
応募書類や面接でアピールすべき点がわかっても、実際に学生時代からの自分の経験を棚卸して、うまく採用者側に伝えていくのは簡単なことではありません。
そんなときに役立つのが、転職活動全般をサポートしてくれる転職エージェントの存在です。マイナビエージェントでは、応募書類の添削や模擬面接なども行っていますので、ご利用になってはいかがでしょうか。
第二新卒
新卒と第二新卒の違いは?第二新卒が転職を成功させるポイントを解説!
第二新卒
「第二新卒の転職はやめとけ」は本当?5つのメリットと成功のコツを紹介
第二新卒
第二新卒で転職するメリットとは?強みを活かして内定獲得を目指そう!