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「転職とお金」完全ガイド

転職前にいくら貯蓄しておくべき?

「転職とお金」完全ガイド

転職するとき、前の会社を退職したあとすぐに転職先に入社できればよいのですが、転職先が決まらずに空白期間ができることもあります。その間は“無職”となって収入がなくなるので、貯蓄を取り崩して生活費をまかなわなければなりません。もし貯蓄がゼロだったら生活に支障をきたします。
では、転職する前にいくらくらい貯蓄があればよいのでしょうか。

貯蓄を考えるスーツの男性

手取り収入の4~6カ月分

転職先が決まるまでの失業期間中は、雇用保険の基本手当、いわゆる失業保険が受け取れます。とはいえ、「雇用保険の仕組みはどうなっている?」で見たように、基本手当が受け取れるまでには7日間の待機期間があり、転職など自己都合による退職の場合はさらに3カ月の給付制限があるので、ハローワークで手続きしてから基本手当が自分の口座に振り込まれるまでには4カ月程度かかります。

ということは、退職後、最長で4カ月は収入がゼロになる可能性があるわけです。したがって、転職する前には最低でも手取り収入の4カ月分の貯蓄が必要といえます。

基本手当が受け取れたとしても、金額はそれまでの賃金の50~80%なので、生活費が不足するかもしれません。また、転職にかかるコスト(「転職にかかるコストは?」参照)も考えると、手取り収入の6カ月分程度の貯蓄があるのが望ましいでしょう。

転職しなくても貯蓄は必要

転職するつもりがなくても、人生には急な病気やケガ、事故、自然災害など予期しない出来事に見舞われることがあります。そんなとき、公的な支援金や自分自身が加入している保険から保険金・給付金が受け取れることもありますが、実際にお金が口座に振り込まれるまでにはタイムラグがあります。

ですから、何かあったときにすぐ使えるお金を準備しておくことは、誰にとっても必要です。手取り収入の最低でも3カ月分、できれば6カ月分の貯蓄を確保しておきましょう。

使ったら補てんする

何かあったときに備えるお金は“常に”必要です。
転職のときなどに貯蓄したお金を使ったら、使った分をできるだけ早く補てんしておかなければなりません。転職して収入が増えたら、その分は貯蓄に回すなどして、最低3カ月分をキープするようにしましょう。

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