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「転職とお金」完全ガイド

転職で年収が上がってもダメな人

「転職とお金」完全ガイド

漠然と「年収アップ」ではうまくいかないことも

転職を考える理由はいくつか考えられますが、「年収アップ」が目的というケースは多いでしょう。「転職で年収を上げたい」にもいろいろあります。例えば、「仕事の内容に対して年収が見合わない」のであれば、仕事の内容に見合う年収の会社か、年収は上がらなくても仕事の内容が見合う会社に転職すればいいわけです。

でも、漠然と「年収を上げたい」「給料が少ない」とか、「もらった給料が毎月残らないので収入を上げたい」という転職だと、それで年収が上がったとしても、結局、お金があればあるだけ使ってしまいがち。そしてまた、「お金が足りない」ということになって転職を繰り返すことになりかねません。

毎月のお給料からいろいろ支出するとほとんどお金が残らない、あるいは毎月の収支が赤字でそれをボーナスで補っているというような人は、年収アップより、まず自分のお金の使い方をチェックする必要があります。

銀行通帳をじーっと見るスーツの男性

お金が足りない原因は?

もし今「給料が少ない」と感じるなら、まず1カ月の支出を洗い出してみましょう。そうすると、意外なムダ遣いが見つかるかもしれません。

例えば、コンビニなどでの“ついで買い”。何かを買うためにコンビニへ行って、目的以外のものをつい買ってしまうということ、ありますよね。ついで買いで使う金額は少なくても、回数が多いとまとまった額になります。

なんとなく買うことが習慣になってしまっている“クセ買い”もありがちです。例えば、朝、通勤途中で買うコーヒーや、夜、駅から自宅まで帰る途中に買う缶ビールなど。よく考えるとそれほど飲みたいわけではないのに、なんとなく買ってしまう。これもムダです。

あるいは、「自分へのごほうび」と言い訳して必要以上にぜいたくなものを食べたり買ったりする、「自己啓発のため」といって買った教材や本・雑誌などが使われずに家の片隅に山積みになっている、生活費はそれほどかかっていないけれど趣味にはお金をつぎ込んでしまう、といったケースもあるかもしれません。

こうしたお金の使い方をしていると、いくら年収が上がってもお金は残りません。年収アップより先に生活習慣を見直して、ムダな支出を減らすことを考えましょう。

貯蓄は“先取り”で

お金があるとつい使ってしまいがちな人でもお金を貯められる方法があります。それは“先取り貯蓄”。お給料をもらったら、まず一定額を貯蓄して、残りで生活するという方法です。「収入-支出=貯蓄」ではなく、「収入-貯蓄=支出」にするわけです。

これが自動的にできるのが財形貯蓄です。毎月一定額が給与天引きされるので、お給料をもらったときにはすでに貯蓄ができていることになります。勤務先に制度があるならぜひ利用しましょう。財形がない場合は、お給料が振り込まれる銀行口座で自動積立定期預金をしましょう。毎月決まった額が口座から引き落とされて定期預金に預け入れられるので、財形貯蓄と同じ効果が得られます。

転職は自分のお金と向き合うよい機会です。年収アップを目的に転職を考えるなら、まず自分のお金の使い方を見直しましょう。

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