転職で年収が下がったらどうする?
「転職とお金」完全ガイド
年収が下がっても満足度が高いことがある
転職するなら年収がアップするほうがいいのは当然ですが、現在の仕事の内容が過酷だったり、職場の人間関係に恵まれなかったりする場合は、年収が下がってもいいから転職したいと考えることもあるでしょう。実際に、「年収は下がったけれど転職してよかった」という、満足度の高い転職もあります。
ただ、現実問題として年収が下がったことで生活が厳しくなったり、貯蓄ができなくなったりするのは困ります。その場合は支出を見直して削れるものはできるだけ削るようにしていかなければなりません。では、どんな点を見直したらよいのでしょうか。
支出の見直しポイントは?
支出のうち金額が大きいのは住居費と食費です。
住居費は、もし可能であれば、家賃の安いところに引っ越すのが一番ですが、それ以外に、大家さんに値下げをお願いしてみるとか、更新時などに値上げを要求されても応じない、といったことが考えられます。ダメもとでも交渉してみてはどうでしょう。
食費では外食を減らすのが最も効果的です。といっても毎日食事を作るのは大変なので、週末に食材を買っておかずを作り置きしておく、ごはんはまとめて炊いて一食ずつラップして冷凍しておくなどすれば、ムリなく自炊ができます。夜だけなく、昼もお弁当を持っていくようにすれば、さらに節約効果が高まります。
外食はお金がかかるだけでなく、カロリーが高めでバランスも偏りがち。その点、自炊だとカロリー控えめで栄養のバランスもとりやすいので、健康面でもメリットが大きいといえます。
固定費は節約効果大
口座引き落としやクレジットカードで毎月支払っている固定費は、一度見直すとその後ずっと節約効果が続きます。
その一つがスマホの料金。大手キャリアからSIMフリーの通信事業者に替えれば、1カ月あたり数千円の節約が可能です。もう一つは保険料。子供のいない人には「死んだらいくら」という形で保険金が支払われる死亡保険は必要ありません。「入院したらいくら」という形で給付金が支払わる医療保険も、サラリーマンなら入院1日あたり5000円あれば十分です。必要以上に保険に加入していたら、解約したり保険金額・給付金額を下げたりすることで、支払う保険料を減らすことができます。
また、生命保険料やNHKの受信料などは、毎月払うより1年分まとめて払ったほうが、割引が受けられてお得です
都市部に比べて地方は家賃や生活費が安いので、転職の際、地方での勤務を選ぶのも一案です。通勤が楽になる、週末はアウトドアが楽しめるなどのメリットもあります。
こうしてできることを全部やると、かなりの支出がカットできるはずです。転職して年収が減った人、あるいは年収ダウンが怖くて転職に踏み切れない、という人は、ぜひ支出を見直してみてください。
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