保険業界の面接対策のポイントは?聞かれる質問と回答例を紹介!|求人・転職エージェント

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更新日:2022/04/14

金融業界

保険業界の面接対策のポイントは?聞かれる質問と回答例を紹介!

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病気やケガ、台風や地震のような自然災害、火災や事故といった不測の出来事など、社会生活におけるリスクを挙げればきりがありません。また、高齢化が進み、社会保障制度への不安も高まっています。こうした状況の中、存在感が増している保険業界への転職を考えている方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、保険業界の面接対策のポイントを紹介します。具体的な質問や回答例が分かれば、落ち着いて面接が受けられ、自らをしっかりとアピールできるでしょう。

目次

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保険業界の面接ではどこをチェックされる?

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面接では、社会人としてのマナーや常識、身だしなみ、性格、スキルや経験、仕事への熱意、価値観といったさまざまな点をチェックされるのが一般的です。ここでは、保険業界の面接で特に重視されるポイントを2つ紹介します。

コミュニケーション能力があるか

保険業界では代理店や顧客といった多くの方と接する機会があるため、初対面の相手でもしっかりと意思疎通ができるコミュニケーション能力が求められます。会話力だけでなく、相手が信頼感や誠実さを感じられるような表現力も重要です。

また、直接的なコミュニケーションが取りにくい状況下では、メールやリモート会議でも効果的に意思疎通ができる論理的な表現力やプレゼンテーション能力も求められるでしょう。

保険の基礎知識や知識習得の意欲があるか

保険に関する基礎知識の習得度だけでなく、これから習得しようという意欲があるかどうかも重要なチェックポイントです。面接までに保険に関する基礎知識を身につけて、しっかりとアピールできるようにしましょう。

保険以外にも、金融全般や不動産、資産運用といった関連する分野の知識を習得しようという意欲も評価の対象です。

保険業界の面接時の質問と回答例

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面接ではよく聞かれる質問があります。何気ない一般的な質問でも、保険業界や志望企業と結びつけて答えることを求められている場合もあるため注意しましょう。ここでは、保険業界の面接で質問されることが多い項目を5つ取り上げ、質問の意図と回答例を紹介します。

「なぜこの会社を志望しましたか?」

志望動機を聞くのは、応募の本気度や「自社で長期にわたって働いてくれるのか」を確認するためです。回答のポイントは、「数ある保険業界の会社の中から、なぜこの会社を選んだのか」を明確に伝えることです。

【回答例】
私は保険を通じてお客さまが安心できる生活をサポートしたいと考え、御社を志望しました。御社の保険商品は、お客さまに合ったきめ細かいプランニングができるのが強みです。ライフスタイルに合わせた商品で、一人ひとりのお客さまに安心という心のよりどころを提供したいと考えています。

「この職種を希望した理由は何ですか?」

保険会社といえば営業を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、業務が多岐にわたっており、幅広い職種があります。職種によって入社後の仕事内容やキャリアパスが異なるため、会社や仕事についてしっかりと理解できているかを確認するのが狙いです。

【回答例】
これまで培ってきたコミュニケーション能力を生かせるリテール営業が希望です。ほかの社員の方々と協力しながら保険の大切さをお客さまにお伝えし、それぞれのライフスタイルに寄り添った保険プランを提案したいと考えています。

「あなたが転職先を選ぶ基準は何ですか?」

一般論や理想論ではない自分なりの判断基準を持っているかが問われます。基本的には、自分が考えるよい職場の基準を説明すれば問題ありません。ただし、内容が企業の選択につながらないと、志望の妥当性を欠く点に注意が必要です。

【回答例】
第一は仕事でこれまでの経験を活かせることです。もうひとつは会社の将来性です。自分が即戦力として働けることはもちろんですが、中長期的にはさらに成長して会社とともに活躍の場を広げたいと考えているからです。

「当社で活かせる経験はありますか?」

自己PRや志望動機を踏まえて、自社で具体的にどのようなことができるのかをイメージするために聞かれます。ポイントは、応募する職種の業務内容をしっかりと理解して、自分の経験や実績、スキルを入社後のイメージにつなげることです。

【回答例】
四半期ごとの新規顧客獲得数で何度か部署トップを達成したことがあります。毎期必ず「顧客コンタクト数」を設定し、逆算して求めた1日当たり件数の厳守を徹底するため、効率的な行動を意識した結果だと考えています。

「留学経験はありますか?」

海外と関わる業務が多い外資系企業でよく聞かれる質問です。留学経験が必要なわけではなく、海外に対する興味や関心度をチェックする意味合いが強い質問といえるでしょう。

【回答例】
大学を最短で卒業することと部活動を優先したため、留学は選択しませんでした。海外には興味がありましたので、学内で留学生との交流会に参加して積極的にコミュニケーションを取るなどしてきました。

保険業界の圧迫面接のケースと回答例

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圧迫面接とは、面接官が応募者に対して威圧的な態度を取ったり答えに詰まるような質問をしたりすることです。最近はコンプライアンス意識の高まりから意図的な圧迫面接は減少しているといわれています。とはいえ、応募者が圧迫面接と感じてしまうケースはあり得るでしょう。

ここでは、圧迫面接の際の回答例を紹介します。慌てて反応したり反論したりするのではなく、質問の意図を冷静に判断して回答しましょう。

「うちの会社でなくてもよかったのではないですか?」

入社意志の強さを確認するのが狙いです。ここまでのやりとりの中で面接官が物足りなさを感じている恐れがあるため、回答する際には第一志望であることを明確に伝えましょう

【回答例】
生命保険業界の中で御社を第一志望と考えたのは、保険料や健康条件など加入のハードルの低い商品を取りそろえているからです。私の希望は、保険によってより多くの方々に安心できる生活を提供することです。それを最も実現できるのが御社であると考えています。

「不採用になったらどうしますか?」

不採用を前提としているわけではなく、会社で働きたい気持ちの強さを確認する意味合いの質問です。現状で力不足の面があることは正直に認めたうえで、志望意欲の強さをはっきりと伝えましょう。採用の可能性は低いと考えて、入社を諦めるような回答をするのはNGです。

【回答例】
御社に入社して一人でも多くの方に保険を提供することが私の第一希望であり、最も自己実現ができると考えております。不採用になった場合は自分の力不足を認めざるを得ませんが、この気持ちは変わりません。

「その経験は間違いだったと思いませんか?」

自己PRに対して否定的な見方を示し、感情が表情や態度に出やすいタイプかどうかをチェックされることがあります。経験や考え方自体を否定する意図はほとんどないため、必要以上に重く受け止めなくても構いません。そのような質問をされても落ち着いて対応できるように、心の準備をしておきましょう。

【回答例】
いまになって客観的に振り返ると、違うやり方もあったのではと感じる部分もあります。しかし、その経験があるから結果としていえることなので、間違ったとは考えていません。

保険業界の逆質問のポイントと質問例

面接の終盤になると、面接官は「何か質問があればどうぞ」と問いかけてきます。疑問に思っていることがあれば聞いても構いませんが、事前に逆質問を考えて、長所ややる気、興味、関心をアピールする機会として活用しましょう。

面接官が逆質問を求める意図は4つ

第一は、応募者の本気度を知るためです。会社のホームページを読み込んで、希望する職種や部署に関して具体的な質問を準備していれば、意欲があると捉えてもらえるでしょう。

第二は、コミュニケーション能力の確認です。「自分の考えを簡潔にまとめて伝えられるか」「相手の回答を受けて会話をスムーズに進められるか」といった点をチェックします。

第三は、社風との相性を見極めるためです。逆質問は自由度が高く、応募者の性格や興味、関心を反映しやすい傾向があります。自主性や独立心を重んじる会社で必要以上に教育制度の充実を求めるような質問をすると、高い評価を得られない恐れがあるでしょう。

最後が、応募者に対して自社の魅力をアピールするためです。応募者が気にしていることを確認し、疑問や不安を解消することで自社の魅力を高めようと考えています。

逆質問で気をつけたいポイント

逆質問ではやる気を見せたり長所を伝えたりできます。疑問や不安を感じる点について聞くだけでなく、面接官にアピールしたいことを決めて質問するのがポイントです。アピールしたいことを明確にすることで、質問の内容や話の組み立ても決まるでしょう。

また、「〇〇と考えているため、△△について伺いたい」というように自分の考えをつけ加えることで、相手にメッセージや質問の意図が伝わりやすくなります。

避けたほうがよい逆質問とは

第一は、事前に調べれば簡単に分かる内容です。会社や事業に対して関心が低いという印象を与えてしまいます。

第二は、すでに話した内容です。ただし、「先ほど出ました〇〇について、さらにお伺いしたいのですが」と内容を深掘りする質問であれば、プラスに評価される場合もあります。質問の仕方に注意しましょう。

第三は、給与や長期休暇の取りやすさといった待遇面の質問です。仕事の内容ではなく、待遇面を優先していると受け取られるかもしれません。

最後に、面接官が答えにくい質問です。人事や現場の担当者といったさまざまな立場の方が面接官になるため、職種や業務に関する具体的なことには答えられない場合があります。

逆質問の例

やる気をアピールする質問

「保険業界で働くために、準備や勉強しておいたほうがよいことがあればお教えください」

長所をアピールする質問

「新規事業にも積極的にチャレンジしたいと考えていますが、公募制といった取り組みをサポートする制度はあるのでしょうか?」

会社について深く知りたいという姿勢をアピールする質問

「御社の◯◯という理念に共感しました。業務の中での具体的な取り組みを教えてください」
「部署や事業所によって、組織風土や文化に違いがあるようでしたら教えてください」

社員の会社や仕事に対する考えを知りたいときの質問

「◯◯様が考える会社の魅力や仕事のやりがいをお教えください」

こんな逆質問はNG

事前の下調べをしていないという印象を与える質問

「御社の強みを教えてください」

仕事の内容よりも待遇を重視していると受け取られる質問

「私の希望する〇〇部門ではどれくらい残業をしていますか?」
「どのような福利厚生制度がありますか?」

採用を前提としている質問

「私のような経験がある場合、どのようなポジションで働けるのでしょうか?」
「いつごろから働き始められますか?」

まとめ

個人や企業に対して、リスクに備えた安心を提供するのが保険業界の仕事です。面接では保険の基礎知識やコミュニケーション能力をチェックされるでしょう。しかし、企業によって得意とする分野や商品には差があり、社風や企業風土も異なります。入念な面接対策をしても、企業選定でミスマッチがあれば採用につながらないかもしれません。

自分に合った企業をお探しなら、転職エージェントのご利用をおすすめします。マイナビ金融エージェントのキャリアアドバイザーは金融業界出身者が多い点も特徴です。転職の成功事例をもとに、現実に即したアドバイスや面接対策で転職をサポートします。

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マイナビエージェント編集部

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