第二新卒の転職でよくある失敗談とは?失敗から学ぶ転職のコツをご紹介!|求人・転職エージェント

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更新日:2023/01/17

第二新卒

第二新卒の転職でよくある失敗談とは?失敗から学ぶ転職のコツをご紹介!

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第二新卒の方が転職を成功させるにはいったいどうすればいいのでしょうか。大切なのは運?それとも実力?もしくはほかの何か?いずれにせよ、漠然と転職を試みるのにはリスクが伴います。

そこで今回は、第二新卒での転職を成功に導くための大切なポイントについて紹介します。

目次

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やってしまいがちな転職での失敗談

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きちんとした準備や情報収集を行わないまま安易な転職をしてしまうと、結果的に転職に失敗してしまいます。

ここでは、やってしまいがちな転職の失敗を6パターン紹介します。

前の職場が嫌で何となく転職した

決定的な理由はないものの、日々のちょっとした不満が溜まってしまったり、マンネリを感じたりして、転職が頭をよぎる方は少なくありません。

しかし、決定打がないまま何となく転職をしてしまうことで本質的な問題が解決されず、転職先でも同じような嫌な思いをしたり、「この転職は失敗だった」と後悔につながってしまうケースもあります。こうしたケースでは転職に目的を持たず、一時の感情に流されて決めてしまうため、仕事内容や労働条件など、さまざまな場面でミスマッチを起こしやすいのです。

思っていた仕事内容と違った

以前からやってみたかった仕事ができると転職したものの、実際に働き始めたら思っていた仕事内容と違ったというケースはよくあるものです。

面接の際に具体的な仕事内容や入社後の配属先などをきちんと確認しておけばいいのですが、希望の仕事ができると考えているとどうしてもイメージが先行しがち。

そのため、イメージと現実とのギャップから失望してしまうことも少なくありません。

事前に聞いていた労働環境と違った

「面接で聞いていたよりも残業が多かった」「完全週休二日制と聞いていたけれど、実際は月1回出勤があった」など、いざ入社してみたら事前に聞いていた勤務時間、勤務日数と異なっていたというケースです。

本当に「聞いていた話と違う」という場合もありますが、なかにはミスコミュニケーションにより誤解が生じているケースもあります。

労働条件だけを見て転職先を決めてしまった

休日や給与を初めとした労働条件を確認しておくことは、転職にあたって大切なポイントの1つです。

とはいえ、労働条件だけを見て転職先を決めてしまうと、実際に仕事を始めてから、社風と合わなかった、仕事の内容が思っていたものと違っていた、自分がやりたいことが実現できる会社ではなかったといったことに気づかされることも少なくないようです。

実力不足で転職先に居づらい

面接で見栄を張り、実力以上のことをアピールして転職に成功した場合、いざ転職先での仕事が始まってからが大変です。

新しい仕事についていけずに苦労したり、「期待外れだった」と思われてしまう可能性もあり、実力不足を自覚することで会社に居づらくなってしまいます。

成長を求めてベンチャー企業に転職したのに

「もっと自分の裁量で仕事がしたい」「スタートアップを経験したい」という理由でベンチャー企業へ転職を希望する方も多いでしょう。

しかし、ベンチャー企業では新入社員の教育環境が整っていないケースも多いため、仕事の要領を得るのに苦労するケースも少なくありません。新たな成長を目指す以前に、挫折してしまう可能性もあります。

転職を思い立ったものの、まずは何から始めればいいの?

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第二新卒での転職を思い立ったら、まずやるべきことがいくつかあります。

転職活動のスケジュールを立てる

転職したいと思っても、すぐに現在の勤め先に退職届を出してしまうのは危険です。まずは辞職を申し出る前に、今後の理想のスケジュールを立てましょう。

あくまでも理想なため、予定が狂う可能性も大いにあります。できれば余裕を持ったスケジュールを立て、安心できる状況で転職活動をしましょう。

転職スケジュール例

6~5ヵ月前

今後どうしたいか、どうなりたいかを考え、しっかりと自己分析をしましょう。その上で目標を明確に定め、次の業界や希望する転職先企業の情報収集に力を注ぎます。

4~3ヵ月前

転職先への応募&選考待機期間。
転職先からの返事がすぐに来るとは限りません。気持ちに余裕を持って連絡を待てるように期間を設けましょう。

2~1ヵ月前

内定&現在の職場に退職願を出します。

企業にはそれぞれ退職時のルールがあり、多くの企業では退職する1~2ヵ月前に退職願を出すよう義務付けられています。

企業のルールをしっかりと確認し、それに従うようにしましょう。現在の仕事の引継ぎなどもこの期間ですべて終わるよう、スケジュールを立てておくのがベストです。

転職したい理由を整理し、ぶれない気持ちを作る

今一度、なぜ転職したいのかをしっかりと頭の中で整理しましょう。何が不満で仕事先を変えたいのかが明確にわかると、次の会社選びの選定理由に生かすことができます。

また、新卒入社の際に思い描いていた数年先の自分と現在の自分とでは、どれくらいズレがあるのかを自己分析しましょう。自分を根本から見つめ直すことで、転職したいという悩みがちっぽけなことに感じ、転職を思いとどまるケースも少なくありません。

転職をするということは大きな労力を使います。その労力に見合うだけの理由があるのかどうか、しっかりと考えてみましょう。転職活動を開始するにあたり、ぶれない気持ちを作るために、次のような自分ルールを設けることをおすすめします。

給料に不満がある場合

次は年収○万円以下の企業は受けない!とあらかじめ月にもらえる給与を設定し、年収を決めておくことで、新しい転職先を探す際の基準にもなり、就職した際に不満を抱くことも少なくなります。

やりたい仕事がほかにある場合

転職先では、自分の希望を実現することに重きを置きましょう。もし、理想に叶う求人があれば、ほかの面で不満があっても「やりたいことのために転職する」という気持ちを強く持ち、優先順位を忘れないようにしましょう。

職場環境を変えたい場合

今、抱えているストレスの原因を明確に理解し、転職先では同じことを繰り返さないように面接時に確認しましょう。確認を怠ったために、転職先でも同様の問題を抱えてしまっては、骨折り損となってしまいます。

今の自分にできることや強みを理解する

企業にとって、第二新卒は将来性を期待するポテンシャル採用がほとんどですが、プラスアルファで強みとなるスキルを持つ人材であれば、歓迎するのは当然です。採用担当者がそこに注目する場合もあるので、はっきりと自分の強みを押し出せるように準備をしておくことも大切です。

専門スキルがある場合

どんなスキルなのか、どういった経験を根拠にそのスキルがあると提示できるのかを説明できるようにしておきましょう。

例:「前の勤め先ではプログラミングを担当しており、○○のサイトを構築した経験があります」
「大学時代は○○を専攻しており、○○の資格を保持しています」

ポータブルスキルがある場合

ポータブルスキルとは、性格や人柄など、資格や経験だけでは測りきれない能力を評価するための基準です。この場合は、実際に起きた経験談を基に自分のスキルを説明できると良いでしょう。

例:「前の勤め先では受付を担当しており、お客様からの○○な要望が多かったため、○○の応答には自信があります」「普段から論理的思考を大切にしており、○○なときには○○と対応したのでスムーズに事が運びました」


転職活動では、転職先企業を探したり応募したりする前に、やるべきことがたくさんあります。その中で最も重要なのが、「自分を見つめ直す」ということかもしれません。

まずは、今の企業を離れることばかりを考えず、「どうして転職を思い立ったのか」「今後どうしたいのか」を明確に人に説明できるくらいに、自分のことを把握できるようにしましょう。

第二新卒の転職でやってしまいがちな5つの失敗

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第二新卒で転職に失敗する際に多いパターンは、次のようなものがあります。

転職の理由がネガティブ

転職の理由には、「休日出勤が多い」「残業が多い」「周囲とうまくいかない」というものが多いかもしれません。このように、単に嫌なことから逃げるためでは、転職の目的意識を明確にすることができず、同じ失敗を繰り返してしまう可能性が高くなります。

また、前職の仕事内容や周囲への不満を並べ立てていては、それを受け取る企業側に「周囲のせいにして自分は何もしない人」あるいは「同じ理由で当社も辞めてしまうかも」といった印象を与えてしまいます。

ネガティブな理由があったとしても前向きなものに転換できるよう、考えを整理しておくと良いでしょう。

目的意識がはっきりしていない

転職することにより達成したいことがはっきりしていないと、自分自身にブレが生じ、求人情報を見る度に迷ってしまうでしょう。

転職はあくまでも手段であって、目的ではありません。どのような条件を転職先に求めるのか、転職することで自分が実現したいキャリアとはどういったものなのかを考えずに転職活動を進めてしまうと、何のために転職をしたのかわからない...という結果になりかねません。

新卒の就職活動と同じように考えている

第二新卒の転職活動では、会社とのミスマッチを防ぐことが大きなポイントです。新卒時の就職活動からあまり時間が経っていないためか、新卒時のようにとにかく多くの会社にエントリーしたり、説明会に参加したりといった方法で進めてしまいがちです。

しかし、新卒と第二新卒では企業に求められるものはもちろん、自身が求めるものも違います。その違いがわからず、やみくもに多くの会社に応募しても、本当に自分に合った仕事に就くことは難しいでしょう。

自分を客観視できない

自分を過大評価して、自分の能力以上の求人ばかりを探してしまう人も多くいます。それでは、受かる可能性の低い企業ばかりを受けることになり、なかなか内定を得ることができないでしょう。

自分を冷静に見つめ直し、強みを見極めることが、内定を勝ち取る近道です。

転職先を決める前に退職してしまった

転職先が決まる前に仕事を辞めてしまうと、「無計画」と捉えられることがあります。理由の伝え方や辞めたタイミングによっては、企業側にマイナスな印象を与えてしまうこともあるのです。

また、とりあえず辞めてしまうことにより、収入が途絶えて経済的に困ってしまうこともあるでしょう。早く収入を得るために仕事に就かなければと焦ってしまい、不本意な転職となってしまいかねません。

失敗例から学ぶ、転職を失敗しないためのポイント

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転職に成功するためには、失敗例を反面教師として転職活動に活かすことが大切です。以下の8つのポイントを押さえておけば、失敗のない転職活動を進めることができるでしょう。

転職先探しを焦らない

転職に対して、はやる気持ちがあるかもしれませんが、焦りは禁物です。まず、転職は時間がかかるものであると心得ましょう。そしてじっくり腰を据えて向き合う覚悟を持ちましょう。

焦ってしまうと判断力が鈍り、転職先に対して冷静な判断ができなくなってしまう恐れがあります。

転職の目的をはっきりとさせる

転職の目的をはっきりさせないと、転職活動にブレが生じてしまいます。

「何のために転職したのか」がわからなくなっては本末転倒。どのような条件を転職先に求めるのか、転職することで自分が実現したいキャリアとは何かを明確にしたうえで、転職活動を進めることが大切です。

自分が求める条件の優先順位を付ける

転職を成功に導くためには、自分の中にブレない軸を持つことが重要です。

転職先に求める条件をピックアップし、その中で「絶対に譲れない条件」と「妥協できる条件」を明確化しましょう。

軸を持ち、条件を明確化しておけば、転職活動を進めていく中で迷いが出たとしても、自分にとって最適な判断が下せるはずです。

転職先の選択肢の幅を広く持つ

「絶対に譲れない条件」を明確化することは大事ですが、多く持ちすぎることは避けましょう。自分自身の新たな可能性の芽を摘み取ってしまうことにつながりかねません。

過去の経験や興味のある分野、安心して取り組める業務内容以外の、今まで考えもしなかった分野や職種に、あなた自身の新たな可能性が隠れているかもしれません。幅広い業種や職種をリサーチしてみましょう。

複数社応募し、転職先を比較できるようにする

転職活動の際は必ず複数社応募し、じっくり比較検討できる状態をつくりましょう。

「ここしか選べない」という状況は、自分自身を精神的に追いつめてしまいます。たとえ面接時にミスマッチを感じたとしても、複数社応募していれば「その企業は辞退してもいい」という心のゆとりが持てるようになります。

実際に自分がその企業で働く姿を想像しよう

転職先を決める際には、実際に自分がその企業で働く姿を想像してみましょう。

これまでの経験やスキルを活かし、自分がやりたい仕事ができている姿がイメージできるようであれば、その企業への転職はうまくいく可能性が高いといえます。

そこで3年働けるか考えてみる

転職した場合、その企業で3年働くことができるかどうかを考えてみましょう。

3年間働けるということは、その企業で新たなスキルを身につけ、実績を重ねて貢献できることを意味します。

3年働くことができないと思うのであれば、仮に転職しても、また転職を繰り返すことになる可能性が高いです。

労働条件はしっかりとチェックを

内定をもらったら、入社の意思を伝える前に雇用条件を必ず確認しておきましょう。雇用条件をきちんと確認しないで入社すると、転職後に「話が違う」ということになりかねません。

採用にあたり、企業側には、勤務地や仕事内容、休暇、賃金、退職などの労働条件を明示しなければならない義務があります。

内定時に「労働条件通知書」が交付されるので、内容をよくチェックして、求人票や面接で示された内容と齟齬がないかどうかしっかり確認してください。

転職先の人事は何を見るのか?

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第二新卒を採用する企業の人事が、面接で重視するポイントを3つまとめてみました。

ポイント1 仕事に対して熱意があるか

転職先企業で仕事を始めた際、前の勤め先よりも熱意を持って仕事に励んでくれそうかという部分。これに対してあなたは、今後成長したい方向性や、それにかける情熱、意欲をしっかりアピールする必要があります。

また、なぜ転職先としてその企業を選んだかの理由も明確に説明できれば、それが転職の理由にもつながると同時に、好印象を与えることにもなるでしょう。

ポイント2 経験を積み重ねる気持ちがあるか

第二新卒は新卒という言葉が含まれてはいるものの、やはり中途採用であることには変わりありません。ですから、「これまでの経験を今後も生かす気持ちがあるか」という点は重要になってきます。

もし、転職に伴い職種が変わったとしても、新しい勤務先で過去の経験を生かそうという意欲をアピールすれば、企業に貢献しようとしているとみなすことができ、採用に一歩近づく要因となるでしょう。

ポイント3 社会人としての成長具合はどうか

第二新卒を採用する企業にとって大きなメリットは、社会人として最低限のスキルを持った人材であることです。

企業からすれば、第二新卒者は社会人としての教育に労力を注ぐ必要を減らせるからこそ採用するのであり、そこが欠けていては、第二新卒者を採用するメリットがなくなってしまうのです。

1度は社会に出ている人間だからこそ、社会人マナーを備えているのは当たり前と見られることを覚悟しておきましょう。

採用面接を受けるときの最低限抑えたいポイント

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採用面接を受ける際に気を付けておきたいポイントは、以下のようなものがあります。面接本番だけでなく、その前後の態度や様子もチェックされていることを忘れないようにしましょう。

受付・控室

面接は、受付の段階から始まっていると考えましょう。面接を行うのは面接官ですが、所作や言動、マナーなどは受付スタッフなども見ており、面接官がその様子を後でスタッフに確認するケースもあります。受付も面接と同様に気を引き締めておきましょう。

受付や控え室では凛とした姿勢でいること。無駄な雑談はせず、姿勢を正して待機するよう心掛けましょう。また、不要なスマホいじりもNGです。

入室時・退室時

入室時や退室時は、しっかり相手の目を見て挨拶しましょう。面接官は、取引先相手とのやりとりを、安心して任せられる存在かという視点でチェックしています。

何事も第一印象が大切です。ドアのノックの仕方や開け方、おじぎと挨拶など、しっかりとマナーを身に付けておきましょう。

退室や退室後も、面接の一部と考えましょう。面接官は質疑応答が終わって退室する姿まで見て評価しています。いくら面接内容が良くても、退室の際の挨拶やマナーがなっていないと悪い印象を与えてしまい、選考結果に影響する可能性があります。

言葉遣い・受け答え

言葉遣いや受け答えのマナーが悪いと、どんなに良いことを話していても悪い評価になってしまいます。丁寧な言葉遣いを心掛けましょう。対等な口の利き方は当然NGですが、敬語の使い方が間違っていないか、質疑応答の際にハキハキと返事ができるかなども注目されています。

また、ゆっくりと大きな声で話すことも大切です。面接官が聞き取りやすいだけでなく、自信があるように映ります。

転職希望者の目線と求人先企業の目線で考える

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第二新卒者による転職の「成功のコツ」をさまざまな角度から紹介してきましたが、重要なポイントは大きく分けて以下の2つとなります。

  • 転職希望者の目線で見ると「どうして転職したいのか、自分でよくわかっているか?」ということ
  • 求人先企業の目線で見ると「第二新卒に求められるものをあなたは持っていますか?」ということ

この2つをしっかりと理解して転職活動をすれば、希望どおりの転職をすることができるでしょう。

また、よくある失敗例として、「今の仕事を辞めることが転職の目的になっている場合」や「転職動機が感情的な理由になっている場合」が挙げられます。

仕事というのはあなたの人生にとって大きなターニングポイントです。転職を思い立ったときは、同時に自分を深く見つめ直すタイミングととらえてじっくり向き合ってみてください。熟慮した上で転職活動をすると決めたのであれば、その転職は必ずやあなたを理想の未来へと導いてくれるでしょう。

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執筆・編集

植村 裕美子

株式会社マイナビ所属。キャリアアドバイザー歴8年。IT業界・アパレル業界の営業を経て、マイナビへ入社。同社にて法人営業、営業職向けのキャリアアドバイザーを経験し現職。求職者様の将来的なキャリアも見据えたご提案を大切に、サポートさせて頂いております。

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