女性のキャリア形成で重要なのは?キャリアプラン例やおすすめ職種3選|求人・転職エージェント

メニュー

更新日:2023/07/28

女性

女性のキャリア形成で重要なのは?キャリアプラン例やおすすめ職種3選

womanwill_365.jpg

この記事のまとめ

  • 男女の給料格差やライフイベントとの両立が難しいことから、キャリア形成に悩んでいる女性は多い。
  • ロールモデルを見つけて目標を明確にすると、理想とするキャリアに近づきやすくなる。
  • 実績や成果を活かせる職業や専門職は、女性でも理想のキャリア形成につながりやすい。

「子育てが始まり、仕事のキャリアについて悩んでいる」「結婚や出産などのライフイベントを考えると、将来の働き方がイメージしにくい」といったように、今後のキャリアについて悩んでいる女性は多いのではないでしょうか。女性がキャリア形成について考える際には、押さえておきたいポイントがいくつか存在します。

そこでこの記事では、働く女性のキャリアについて詳しく解説します。女性のキャリアに関する悩みから、ケース別のキャリアプラン例なども紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

女性の転職をサポート マイナビエージェント女性の転職をサポート マイナビエージェント

女性のキャリアに関するよくある悩み

womanwill_365_1.jpg

男性と同じように働いていたとしても、キャリアに関して女性ならではの悩みを抱えることがあります。主に「男性よりも給料が低く設定されている」「出産や子育てとの両立が難しい」といった内容です。ここでは、女性のキャリアに関してよくある悩みを3つ紹介します。

男女差のある給与

女性のキャリアにおける悩みとして、男女の給料に差が出てしまうケースが挙げられます。実際、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、男性の賃金は55歳~59歳で41万6,500 円のピークを迎えるのに対し、同年代における女性の賃金は28万円がピークです。中には、男性より給料が低く設定されている企業もあります。

参照:令和4年賃金構造基本統計調査 結果の概況|厚生労働省

女性管理職の少なさ

出産や育児を機に、一度離職したりパートタイムに切り替えたりする女性は少なくありません。そのため、キャリアアップや昇進に時間がかかり、男性に比べて管理職が少ないのが現状です。

実際、内閣府男女共同参画局「男女共同参画白書 令和3年版」によると、常用労働者100人以上を雇用する企業の労働者のうち、役職者に占める女性の割合は令和2(2020)年において係長級21.3%、課長級11.5%、部長級8.5%となっています。

参照:男女共同参画白書 令和3年版|内閣府男女共同参画局

ライフイベントとの両立

家庭の状況などによっては、結婚や出産などのライフイベントと仕事の両立が難しいと感じる場合もあります。男性より家事や育児の負担が大きく、女性が仕事を減らして調整している家庭もあるでしょう。このような場合、男性に比べて自分が思い描いていたキャリアどおりにいかないケースも考えられます。

職場でのセクハラやパワハラ

妊娠中や子育て中の女性で、業務量を増やされるといったハラスメントに悩んでいる方もいます。育児などのライフイベントと仕事の両立に非協力的な上司や同僚がいる環境では、自分らしい働き方を実現するのは難しいといわざるを得ません。女性が長期で働き続けるには、周りからの理解や協力を得ることが重要なポイントです。

女性はキャリアアップするのは難しい?

女性の管理職が少なく、キャリアアップは難しいと考えている方もいるでしょう。しかし女性活躍推進法の成立などにより、女性の活躍を後押しする流れが出てきています。これは、女性だけでなく男性も家庭と両立しながら能力を発揮できるよう長時間労働を改める、多様な働き方を認めるなど労働環境の見直しを目指すものです。

実際、社員数が30人以上の企業における女性役員の割合は、平成15年度で10.9%だったところ、令和3年度には16.1%に増えています(厚生労働省「令和3年度雇用均等基本調査」による)。今後も女性が理想の働き方を実現できる職場が増えてくると予想され、キャリアアップも目指しやすくなるでしょう。

参照:令和3年度雇用均等基本調査|厚生労働省

女性が自分のキャリアを考える際に重要となる5つのポイント

womanwill_365_2.jpg

自分のキャリアを考える際に欠かせないのが、ライフイベントの存在です。結婚や出産、子育てなどのライフイベントに直面した際に、どのように家庭とのバランスを取りながら働くのかを考えていく必要があります。ここでは、女性が自分のキャリアを考える際に重要となるポイントを5つ紹介します。

理想的な働き方や求めるキャリアの洗い出しをする

理想の働き方や求めるキャリアは人によって異なります。昇進や管理職を目指したいという方もいれば、育児を重視しながら無理のない範囲で働きたいと考える方もいるでしょう。自分が将来どのように働きたいのか、理想とする働き方の条件や目指したいキャリアを具体的に洗い出すことで、希望に近い転職先を見つけられるようになるでしょう。

ライフイベントについて考える

キャリアアップについて考える中で、結婚や子育てなどのライフイベントは考慮したいポイントのひとつです。タイミングによって、どのようにキャリアを積んでいくのかが変わってくるためです。

たとえば育児と両立しながら働くには、パートナーの協力を得られるか、子どもの体調不良に対応できる環境が整っているか、幼稚園や学校のイベントがある際は休みを取れるのかといった点も考慮して、職場や業種を選択していく必要があるでしょう。

ロールモデルを見つける

今後のライフイベントを考慮し、理想的な働き方を洗い出した後は、ロールモデルを見つけるとよいでしょう。ロールモデルを見つけると、理想と現状とのギャップが把握できて自分の立ち位置を確認できます。ロールモデルの先輩が獲得している資格や技術を身につけるなど、理想のキャリア実現までの道筋も明確になるでしょう。

アクションプランを立てる

理想の働き方から目指したいロールモデルが見えてきたら、アクションプランを立てるとよいでしょう。アクションプランとは、目標までの具体的な行動計画のことです。理想の姿と現状とのギャップをどのように埋めていくのか具体的に計画を立てることで、時間を無駄にせず効率的に転職活動を進められるでしょう。

ケース別で見る!女性のキャリアプラン例

womanwill_365_3.jpg

目指すゴールやライフイベントなどによって、キャリアプランの考え方は大きく異なります。たとえば仕事を優先させてキャリアアップを重視したい場合と子育てに専念したい場合とでは、理想の労働環境は変わってくるでしょう。ここでは、女性のキャリアプラン例をケース別に紹介します。

キャリアアップしたい場合

ライフステージに影響されずにキャリアアップを目指したい場合、専門性を高める方法が有効です。資格やスキルがあれば、仮に一度離職した場合でも復帰後に成果を発揮しやすくなります。また場所や働き方が変わっても、キャリアが落ちにくい傾向にあります。

管理職を目指すのもひとつの方法です。管理職になれば自分の給料アップにつながるだけでなく、女性でも長く働きやすい職場環境の整備に取り組めるようになるでしょう。企業の成長にもつながる可能性があります。

子育てに専念したい場合

結婚や出産を考えていて、子育てに専念しながら可能な範囲で働きたい場合は、派遣社員やパートタイムなどの働き方を選ぶものひとつの方法です。賃金は下がってしまう可能性がありますが、正社員に比べて時間の融通が効きやすく、子どもの体調や行事に合わせて働きやすくなります。

また、自宅から通いやすい場所にある、急な休みでも代わりが効くような単純作業の多い業種を選ぶと仕事のストレスが減少し、家庭を重視した働き方が実現しやすくなるでしょう。

仕事と家庭を両立したい場合

仕事と家庭を両立させながら働きたい場合には、環境が整った職場や業種を選択する必要があります。たとえば産休や育休が取得しやすい職場だと、子育てをしながらでも働き続けられるでしょう。

リモートワークや短時間勤務が可能だと、家庭の事情や学校のイベントを優先させながらも、キャリアを積みやすくなります。周りに同じ環境の同僚がいる、上司が子育てに理解があるなど、周りに協力してもらえる職場だと、なお働きやすさを感じるでしょう。

キャリア形成したい女性におすすめの職種3選

womanwill_365_4.jpg

キャリア形成を目指している女性は、成果や実績が多方面に活かせる職種や、専門知識や技術を活かせる職種が向いているでしょう。出産や子育てを経ても復職しやすく、ワークライフバランスを重視できるような職業を選択するのもひとつの方法です。ここでは、キャリア形成したい女性におすすめの職種を3つ紹介します。

多様なキャリアの方向性がある営業職

営業というとかつては男性が中心でしたが、コミュニケーション能力の高さや、きめ細やかな客先へのフォローが評価される傾向から、女性営業職のニーズが高まっています。これまでも女性営業職が多かった保険や住宅業界だけでなく、自動車やIT業界でも女性営業職は増えています。

営業職は業務経験によって、同業他社だけではなく異業種への転職も可能な職種です。営業職として実績を上げられれば、管理職のポジションも目指せます。

また、営業経験を活かしてほかの職種へのキャリアチェンジを図ることも可能です。企業で花形とされているマーケティング・企画職も、営業経験を経てからの配属となるケースもあります。営業経験を活かしてコンサルタントを目指すのも選択肢のひとつです。営業職に就くことで、ほかの職種を含めた幅広いキャリアが選択できるようになります。

ITエンジニアやものづくり系エンジニアなど「手に職」をつける技術職

専門的な技術を高めていくというキャリア形成の方法もあります。SEやプログラマーなどのITエンジニアは、男女の差なく働きやすいとされている職種です。電子・電気系の学校を卒業した人に限らず、20代では文系出身者でも目指せる仕事です。子育てのブランクがあっても、努力しだいで復帰できることも魅力として挙げられます。SEなどの経験を活かして、ITコンサルタントへのキャリアチェンジを図るケースも見られます。

また、昨今注目されているのは、電子・電気系エンジニアです。医療機器から電気自動車、家電、スマートグリッド、発電プラントまで、幅広い分野で回路設計者などのニーズがあります。メカトロニクス・エレクトロニクスの分野は今後伸びていくとされる業界で、特に必要とされている職種のひとつです。電子・電気系の大学や専門学校などを卒業した人は、未経験でも応募できる求人があります。

仕事と私生活のバランスを取りやすい事務職

事務職は、書類作成やデータ入力、電話応対などの業務を行う仕事です。営業職などと比べて残業や転勤が少ないため、仕事と私生活のバランスを取りやすい職種といえます。また、身につけたPCスキルや電話応対スキルが転職時に有利に働く場合もあるでしょう。単純作業が多く、急な休みでも周りに迷惑をかけにくいため、長期で継続して働きやすい点もメリットです。

今後のキャリアに関する相談はマイナビエージェントへお任せください

出産や育児などのライフイベントについて考えていく中で、今後のキャリアについて悩みを抱えている方も多いでしょう。「ロールモデルの見つけ方が分からない」「家庭と両立させながら、ストレスなく働く方法がなかなか見つからない」など、今後のキャリアに関する悩みがあればマイナビエージェントへご相談ください。一人ひとりの希望に応じて、理想に近い転職先をご提案いたします。

まとめ

womanwill_365_5.jpg

出産や育児によって、今後のキャリアについて悩んでいる方は多く存在します。また、キャリアアップを目指したいと考えていても、ライフステージの変化などから難しいと感じる方もいるでしょう。理想とする働き方を見つけるには、目標を具体的に洗い出してロールモデルを見つけ、ゴールに向かってアクションプランを立てる必要があります。

また、理想の転職を実現するには職場や業種の選択も重要です。マイナビエージェントでは、希望条件を丁寧にヒアリングしたうえで、最適な求人をご紹介します。転職で自分が思い描くキャリアプランを実現したいと考えている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

女性の転職をサポート マイナビエージェント女性の転職をサポート マイナビエージェント

執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

SNSシェア

注目コンテンツ