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更新日:2024/03/21

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転職の自己PRで調整力をアピールする際に知っておきたいポイント

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自己PRは、自分の強みと企業が求めるものがマッチするかどうかが大切です。「調整力」は、多くの企業が求める能力であり、ここに強みがあるのなら、ぜひアピールしたいところです。
この、調整力のアピールは、どのように行うのが効果的でしょうか。自己PRで調整力をアピールする際に、気を付けたいポイントを紹介していきます。

目次

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調整力とは?

調整力とは、「人と人のあいだの対立や、意見の相違をうまく調整する力」のことを指します。
ただし、企業で求められる調整力は、もう少し具体的に「利害の対立する人たちを、ある目的のために協力させる力」ということになります。

ビジネスは基本的にチーム戦です。
プロジェクトを進めるには、チームメンバーが「プロジェクトを成功させる」という目的に向かって、協力していく必要があります。しかし、意見の異なるメンバーが協力し合うのは、簡単なことではありません。さらに、そこに外部パートナーなどが加わって、関わる人数が増えれば、協力し合うのはさらに難しくなるでしょう。

企業が求める調整力とは、このような状況をうまく仕切って、チーム全員が同じ目標のために協力する体制を作れる力です。
リーダーシップやマネジメント力、協調性、チームワークといった能力に近いもので、会議などの限られた場で、とりあえず意見をまとめられる力に限りません。

自己PRで調整力をアピールするための4つのポイント

アピールする際に、単に「私は調整力があります」と言っても説得力がありません。企業の採用担当者に「確かに調整力がある方だな」と思ってもらうには、実際にどんな場面でどう行動したのかという、具体的なエピソードを伝えることが大切です。
具体的なエピソードを伝える際には、これから紹介する4つのポイントを踏まえて行いましょう。

1.場面、目的、行動、結論を明確に伝える

まず重要なのは、どんな場面で、どんな行動をとり、その結果がどうなったのかをはっきりと伝えることです。

よくある失敗は、「どんな目的のために、調整する必要があったのか」を書き落としてしまうことです。「メンバーの意見が対立していたのを、双方の意見を聞いてうまく調整した」というだけでは、「とりあえずその場の意見をまとめるのがうまいだけなのかな」と思われかねません。
行動した結果、どのような目標達成につながったというところまで、はっきり伝えるようにします。

2.ネガティブなエピソードは避ける

いくら調整力を発揮して対処した話でも、最終的な結果が「プロジェクトは失敗してしまった」ということでは、採用担当者の印象が悪くなります。ネガティブなエピソードは避けましょう。

3.「これからの仕事でどう活かせるか」を添える

具体的なエピソードに加え、「調整力をこれからの仕事にどう活かせると考えているか」を添えると、意欲を採用担当者にさらにアピールできます。

4.他の受け答えとの矛盾に注意

調整力があることをアピールしても、他の質問への回答や言動と矛盾していれば、説得力がなくなってしまいます。
他の受け答えとの矛盾には注意してください。

自己PRで調整力をアピールするための例文

最後に、自己PRで調整力をアピールするための例文を2つご紹介します。
これまでのポイントを踏まえ、自分に合った自己PRを考えてみましょう。

【例文】

私の強みは、調整力にあります。
前職では、専門商社で自動車部品の営業を担当していました。あるとき、仕入れた製品が品質上の問題で出荷できない状況となり、お客様指定の納期に間に合わない事態が起こりました。
部品が納期に間に合わないと、お客様の製造ラインが止まってしまいます。それを避けるために私が行ったのは、仕入先と何度も連絡をとり、原因究明と品質改善を進めることです。一方で、お客様と一緒にギリギリの納期ラインを模索し、納期延長の交渉を行っていきました。
結果、品質を改善した商品を再設定した納期内に無事に納めることができ、お客様の製造ラインストップを回避することができました。
困難な状況を粘り強い交渉で打開する力は、企画営業の仕事でも役立つと思います。

【例文】

私の強みは、調整力だと思っています。
前職は、外食企業で店舗マネージャーを務めていました。アルバイトスタッフ15人の店舗でしたが、私が就任したときはスタッフの無断欠勤や遅刻が多く、お客様から接客態度についてお叱りを受けることもありました。
そのような状況では、売上アップは望めません。そこで私は、一人ひとりのスタッフと面談を行いました。その結果、「大学のテスト期間に休めない」「休みの日に欠勤者の穴埋めで急に出勤を要請される」など、シフトに不満を持っているスタッフが多いことがわかりました。そこで、毎月全員の予定をしっかりヒアリングすることを心掛けるようにしました。スタッフ希望に沿えないお願いをしなければいけない場合は、本人としっかり話し合い、全員が納得した上でシフトを組み直しました。
その甲斐あって、無断欠勤や遅刻はほぼなくなり、店舗の売上も20%アップすることができました。
このような調整力は、営業の場でも活かせると考えています。

調整力は具体的なエピソードを成果とともに伝えよう

調整力をアピールする際は、具体的なエピソードとともに、調整力を発揮したことによる成果を伝えれば、採用担当者に理解してもらいやすくなります。
どうしても、自己PRがうまくまとまらない場合、転職のプロであるマイナビエージェントのキャリアアドバイザーが、客観的な視点でアドバイスを行います。転職活動に関する悩みや心配事がある場合は、お気軽にご相談ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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