更新日:2022/04/08
日頃から、「こんな商品があったらいいのに」「こんなモノがあれば便利だな」と考えることが好きな方はいませんか?まだ、市場に存在しない商品や、すでに存在している商品でも、工夫してもっと便利にしたいと思っている方に、向いているかもしれない職業があります。それが、商品企画です。
ここでは、商品企画の仕事を取り上げて、具体的な仕事内容や求められるスキル、どのような方に向いている仕事なのかをご説明します。
目次
商品企画の仕事内容は多岐にわたります。具体的にどのような仕事をするのか見てみましょう。
新商品を企画する上では、現在の市場にどのような商品があり、何が売れていて、ユーザーにどのようなニーズがあるのかといったトレンド分析が必須です。
他社の商品調査やSNSを利用したユーザーの声の収集、メディアの調査、実際の店舗などの視察など、トレンドは様々な方法で知ることができます。また、顧客アンケートを取ったり、営業担当者から生の声を収集したりして、ユーザーの反応を知ることも大切です。
トレンド分析は、自社の取り扱う製品に対して行うだけでなく、世の中の経済情勢や人々の消費傾向、地域ごとの流行の違いなど、様々な要素を取り入れ、幅広く情報を収集した上で行う必要があるのです。
商品企画の仕事をイメージしたときに、多くの方が思い浮かべるのが、新商品の企画ではないでしょうか。
トレンド分析から導き出される市場のニーズに合致した商品や、潜在ニーズを満たすことのできる商品を企画・実現することができれば、大きな成功につながるでしょう。
新商品の企画は、商品企画の中でも、特に大きな達成感や成果を感じられる仕事です。
商品企画では、まったく新しい商品の企画だけを行うわけではありません。
既存商品のリニューアルや改良についても、商品企画部門が行います。
既存商品の改良を行う場合は、既存ユーザーの声と、同業他社の商品を使っているユーザーがなぜ自社商品を選んでくれないのかという問題点を知り、それを解決する企画を立案するのが主な仕事になります。
商品企画にどこまでの仕事が含まれるのかは、会社によって異なります。
企画だけを立てる場合もあれば、その後の商品開発や商品デザインの仕事までを一貫して行うこともあります。
商品企画の仕事を志すときは、どこまでの範囲を担当したいのかについても考える必要があるでしょう。デザインまで行いたいのであれば、デザインに関するスキルや知識も必要になります。
商品企画の仕事をする上で求められることになる、7つのスキルをご紹介します。自分に足りないスキルがあると感じた方は、カバーするための対策をとりましょう。
魅力的な商品を企画するためには、市場の分析が必須です。「◯◯が流行っている」ということを知るだけでなく、そこから導き出される消費者の傾向や、自社が目指すべき方向を考える力が必要です。
爆発的なヒットを飛ばす商品を企画するためには、当たり前の物を作っているだけでは不足があります。
顧客が意識的に求めている物が何なのかは、顧客アンケートから知ることができるでしょう。しかし、顧客の中には、顧客自身が意識していない、潜在的なニーズが潜んでいます。
新商品を見たときに、初めて「確かにこれは便利だ!」「こんな使い方があったなんて!」と感じたことはないでしょうか。
このような商品を生み出すために、顧客の表には出てこないニーズをキャッチする能力が役立ちます。
商品企画は、新たな商品を世に生み出す仕事ですから、創造力がなければ成功することは難しいでしょう。
市場分析を基に、新しいアイディアを生み出せる力が必須です。
アイディアだけがあっても、それを具体的な企画に落とし込むことができなければ意味がありません。
アイディアを実現できる商品を考案し、商品化までの道筋を立てる必要があります。
どれほど魅力的な企画を立てても、その魅力を十分、人に伝えるだけのプレゼン能力がなければ、商品化にこぎ着けることは難しいでしょう。
企画した商品の魅力を周囲の人に対して十分に伝え、ヒットすると納得してもらうだけのプレゼン能力が求められます。
商品デザインや広告などに関わる場合は、PCスキルも必要です。
また、プレゼンをする上でも最低限のPCスキルが求められますし、市場の動向を知るためにもPCスキルは欠かせないものです。
商品企画の仕事は、顧客はもちろん、社内の営業、開発などとも、頻繁にやりとりをすることになります。
必要な情報を収集したり、スムーズに業務を遂行したりするためにも、コミュニケーション能力は必須です。
相手の意見をくみ取り、正しく理解するとともに、自分の意図をわかりやすく正確に伝える能力が求められます。
商品企画の仕事に就くための方法を4つご紹介します。自分の状況に合った方法を選びましょう。
商品企画の求人に応募して採用されれば、その仕事に就くことができます。
ただし、転職の場合は経験者を優遇したり、商品開発に関わったことがある方のみの募集だったりすることもあります。
商品企画は、「その部門に配属されていなければ絶対にできない」というものではありません。
社内ベンチャー制度のある会社であれば、「新商品を売り出したい」というアイディアを採用してもらえる可能性もあるでしょう。
商品企画や商品開発をするためには、自社の製品や業務内容を深く理解している必要があります。
そのため、他部門を経験してから商品企画部門に配属されるケースも少なくありません。
商品企画や商品開発部門のあるメーカーなどに就職し、ある程度経験を積んでから転属希望を出すのも効果的です。
商品企画の仕事には、新商品の開発、既存商品の改良、商品開発を含むものなど、いろいろな種類があります。
転職エージェントに相談することで、より自分の希望に近い仕事を紹介してもらうことができるでしょう。
また、未経験で商品企画の仕事に就きたい方も、転職エージェントを利用すれば未経験可の求人をピックアップして紹介してもらうことができます。
自分のアイディアが商品として売り出されることになる商品企画は、非常にやりがいのある仕事のひとつです。ましてや、自分が企画した商品が大ヒットにつながればなおさらでしょう。
商品企画の仕事を希望している方は、ぜひマイナビエージェントのキャリアアドバイザーにご相談ください。スキルや希望を基に、マッチする企業をご紹介いたします。
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