研究職の志望動機はどのように作る?書き方のポイントと例文を紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2022/09/30

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研究職の志望動機はどのように作る?書き方のポイントと例文を紹介

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この記事のまとめ

  • 企業が志望動機を求める理由は、応募者の熱意や自社にマッチした人材かどうかを見極めるため。
  • 研究職を目指す際は、志望動機に自身のこれまでの研究内容と志望先企業との共通点を盛り込むことが大切。
  • 志望動機には前職の不満やネガティブな内容を記載することは避け、文字数は200〜300字程度に収めるようにする。

志望動機は採用の可否に関わる重要な項目です。書き方によっては、採用担当者にマイナスな印象を与えてしまうため、気をつけなくてはいけません。しかし、どのように志望動機を作成すればよいか、分からない人も多いのではないでしょうか。

この記事では、研究職へ転職する人に向けて志望動機作成のポイントや注意点を解説します。例文も紹介しているため、志望動機作成に役立ててください。

目次

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企業が志望動機を求める理由

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志望動機を何も考えずに作成するのはNGです。まずは、企業が志望動機でどのようなポイントを注視しているのかをきちんと把握しましょう。志望動機を通じて企業が求めている人材であることをアピールできれば、採用される確率が高まります。ここでは、企業が志望動機を求める理由について解説します。

応募者の熱意を知るため

企業側が志望動機の提出を求める背景には、応募者が自社への入社をどのくらい熱望しているのかを見る目的があります。やる気のない人材を採用すればすぐに辞めてしまう可能性があり、モチベーションの低さがほかの社員にマイナスな影響を与えてしまう恐れもあるためです。

ただし、「やる気があります」と熱意だけをアピールする志望動機は具体性・説得性に欠けます。数多くある会社の中から、なぜその会社を選んだのかを盛り込みましょう。

自社にマッチした人材か知るため

応募者が自社の事業や社風に合っているかを見極めることも、企業が志望動機を確認する理由のひとつです。企業側は、応募者にできる限り長く働いてもらいたいと考えています。採用した人材の早期離職を防ぐためにも、応募者が社風や事業内容をきちんと理解しているかを事前に把握しておく必要があります。

そのため、志望動機を作成する際は企業の事業内容や製品などに触れつつ、「志望先企業でどのように活躍したいか」、入社後のビジョンを明確にすることが大切です。

志望動機をスムーズに作成するには準備が大切!

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何も準備せずに志望動機を作成しても、まとまりのない内容となってしまいます。また、何を書いたらよいのかが分からず、筆が進まないこともあるでしょう。志望動機を作成するには、事前準備が欠かせません。ここで紹介する2つのポイントを参考にしながら、情報を整理しましょう。

自己分析でアピールポイントを整理

志望動機で自分の魅力を志望先企業に伝えるため、まずは自己分析することをおすすめします。自分の長所や短所、性格、これまでの経験などを紙に書き出して整理しましょう。そうすることで、自分の強みや向き不向きが見えてきます。

自己分析が苦手な場合は、家族や友人など自分のことをよく知っている人に相談するのもひとつの方法です。聞き出した情報を整理して分かった「自分の強み」は、一番アピールしたいものに絞って志望動機に盛り込むとよいでしょう。

企業研究で企業が求める人物像を把握

志望動機を作成するにあたっては、企業がどのような人材を欲しているかを知ることが大切です。企業研究を徹底することで企業の特徴や社風、経営者の考え方を深く理解でき、どのような人材を求めているのかが明確になるでしょう。

また、企業の事業内容やサービス、業界全体の動向などを調べることで他社にはない志望先企業固有の強みも分かるため、「志望先企業を選んだ理由」を説得力のある文章で作成できます。

研究職を目指す志望動機の5つのポイント

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志望動機は採用を左右する重要な項目です。しかし、転職経験の少ない人にとって、どのようなポイントを押さえて志望動機を作成すればよいのか、分からないことも多いでしょう。ここで紹介する5つのポイントを参考にすれば、要点の伝わりやすい志望動機を作成できます。

1.自分の研究内容と志望先企業との共通点

まずは志望動機の導入として、研究職を目指すことになったきっかけや理由を記載します。そして研究職になるために、大学で何を学んできたのかも盛り込みましょう。また、志望先企業と自分の研究内容にどのような関連性があるのかを記載することで、より説得力が増します

2.企業の取り組みや事業

企業の取り組みや事業について記載することで、入社意欲の高さを証明できます。企業側としては、自社についてよく知らない人を採用したいとは考えません。企業研究をしていない人を採用しても、入社後のミスマッチにつながる可能性があり、早期離職してしまう恐れがあるためです。

企業研究を徹底し、志望先企業の特徴や強みを調べてみてください。他社との違いも比較できるようにするのがベストです。

3.企業で即戦力となることを伝える

自分の強みやこれまでの研究で得られた知識、保有資格などをアピールしましょう。ただし、アピールポイントは企業と関連性のあるものに絞って伝えることが大切です。関連性の薄いものはアピールにならないだけでなく、文章が長くなり、相手に伝わりにくくなってしまいます。

4.入社してどのように貢献したいか

企業は、自社で貢献してくれる人材を採用したいと考えています。そのため、入社後にはどのようなことに取り組むのか、どのように貢献できるのかを記載することが大切です。将来のビジョンが明確であるほど、志望先企業も入社後の活躍がイメージしやすい魅力的な志望動機となります。

5.第三者に添削してもらう

志望動機を作成したら、家族や友人に読んでもらうとよいでしょう。自分ひとりで作成した志望動機はどうしても主観的な表現となってしまい、採用担当者が読みにくいと感じてしまうことも少なくありません。

事前に第三者に見てもらうことで、読みにくい部分がないかを把握できるとともに、よりよい志望動機に改善することが可能です。また、転職のプロに応募書類の添削を希望する場合は、転職エージェントに相談するのもおすすめです。

研究職の志望動機の例文

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志望動機の書き方やポイントが分かったものの、いざ志望動機を作成するとなると、どのように書いたらよいか悩んでしまう人も多いでしょう。ここでは、状況や目的ごとに分けて志望動機の例文を3つ紹介します。紹介した例文を参考にしながら、自分のオリジナル要素を盛り込んで志望動機を作成してみてください。

研究内容をアピールした例文

【例文】
私は大学では半導体に関する研究に携わっておりました。前職の半導体製造メーカーの研究開発職ではプラズマ応用加工に関する半導体製造装置の新機能の開発・設計業務に従事していたため、製品実装に関する技術開発の初期段階から製品設計まで担当可能です。

貴社はIoT社会の基盤となるCPU・メモリ・通信などの先端半導体デバイスにおいて、トップクラスのシェアを有しています。

地球規模での社会課題の解決に貢献する貴社に魅力を感じ、私も貴社で社会を支えたいと思い、応募いたしました。採用いただけましたら、新時代のニーズに応えられる新技術・新商品の開発に全力を注ぎます。


上記の志望動機では、自身が取り組んできた研究や前職の経験を紹介しつつ、どのような業務ができるのかを解説しています。そのうえ企業の取り組みや実績についても盛り込んでいるため、志望度の高さをアピールできています。

企業の取り組みに関する例文

【例文】
私は食べることが大好きで、食品に関わる研究開発職に従事してきました。貴社はヘルスケア関連食品において、多くの人の生活を支えています。健康・美容に関心が高まる世の中にあって、常に革新的かつ生活者に寄り添った食品を作り続ける貴社に魅力を感じ、応募いたしました。

採用いただけましたら、日常生活で不足しがちな栄養素や機能成分を摂取できつつ、おいしさにこだわった健康食品の研究・開発に注力してまいります。そして多くの人に支持されるよう、貴社と二人三脚で社会に貢献していきたいと考えております。


上記は、自分が好きなことや興味のあることを、企業の取り組みと関連づけて作成した志望動機の例文です。企業や社会にどのように貢献していきたいかも盛り込まれているため、採用後に活躍するイメージが伝わりやすくなっています。

即戦力であることを伝える例文

【例文】
貴社はリーガルテックAI分野において、安心・安全な社会の実現に貢献しています。また、貴社が開発した人工知能エンジンの処理能力は非常に高く、大手の企業が導入しています。

私は大学で行動情報科学における機械学習やAIについての研究に携わってきました。前職では機械学習分野における研究開発経験も3年以上積んでおり、業務アプリケーションの開発には自信があります。

TOEICのスコアは800点以上で、アメリカでの滞在経験もあるため英語も得意です。海外に支社を持つ貴社にあって、即戦力として活躍できると存じます。


上記は、大学や前職の経験から身につけたこと、自信のあることを記載した志望動機の例文です。企業の取り組みや事業内容を絡めつつも、自然と自己アピールできています。転職では即戦力が求められる傾向にあるため、入社後にどう活躍できるのかを具体的に書くことが大切です。

志望動機作成でNGとなる5つの注意点

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志望動機ではNGな書き方があります。よかれと思って書いた内容が「採用担当者にマイナスな印象を与えてしまう」ことも少なくありません。志望動機作成のポイントを押さえると同時に、ここで紹介する5つの注意点も参考にしてください。

1.勉強したいと伝える

志望動機に記載してしまいがちなのが、「入社後に働きながら勉強したい」と伝えることです。勉強熱心であることをアピールするのはよいことですが、会社は勉強する場所ではありません。貴社で勉強したいと伝えると、自分のスキルのなさをアピールしてしまうほか、受け身な人だと思われてしまいかねないため、注意が必要です。

2.自己PRや転職理由と一貫性がない

志望動機と似たものに、「自己PR」「転職理由」があります。採用面接では志望動機に加えて、自己PRと転職理由を聞かれることもあるでしょう。

志望動機は自己PRと転職理由の2つの要素も含んでいるため、一貫性を持たせることが大切です。これらの内容に矛盾が生じると、採用担当者はどの情報を信じたらよいのかが分からなくなってしまい、人間性も疑われてしまいます。

3.給与・待遇・就業環境が志望動機となっている

転職先選びにおいて、給与や待遇、就業環境は重要なポイントです。しかし志望動機にそれらの条件を盛り込むと、「条件で選んでいる」「事業内容に興味・関心がないのか」と思われてしまいかねません。志望動機では、企業の社風や事業内容、製品・サービスに触れて入社を希望する理由を記述しましょう。

4.前職の不満やネガティブな内容

転職の理由が前職の不満やネガティブな内容だったとしても、そのまま伝えるのはNGです。採用担当者は、応募者の人柄も見ています。ネガティブな内容をそのまま伝えてしまうと、「仕事で不満を主張する人」「職場を改善しようとする気がない人」とマイナスな印象を持たれてしまうでしょう。

「給料が安い職場だったため転職したい」といった転職理由は「実績を評価してくれる職場へ転職したい」と表現を変えるなど、ネガティブな内容をポジティブな内容に変換して志望動機を作成しましょう。

5.文字数が多い

志望動機の文字数が多くならないように注意しましょう。採用担当者が1分程度で読めるよう、200〜300文字程度で書くことがおすすめです。長すぎる志望動機は採用担当者が読みにくいうえに、一番伝えたい内容がぼやけてしまう可能性があります。多くても400文字以内に収まるよう心掛けましょう。

まとめ

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志望動機は企業側が応募者の志望意欲の高さや、自社にマッチした人材であるかを見極める重要な項目です。なぜ研究職を目指し、その企業への転職を希望したのかなど、この記事で紹介したポイントを押さえたうえで志望動機を作成してください。

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