電気業界とは?主な業種を知って自分にマッチした転職先を探そう|求人・転職エージェント

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更新日:2022/07/06

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電気業界とは?主な業種を知って自分にマッチした転職先を探そう

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この記事のまとめ

  • 電気業界は、家電業界や重電業界、半導体業界を含む大きな業界。
  • エンジニアとして働ける電気業界の職種には、設計や製造、ソフトウェアエンジニアがある。
  • 電気業界に向いているのは、ものづくりに携わりたい人や向上心のある人。

「電気業界って何をする業界?」「どのような人が向いているの?」といった疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。電気業界へ転職を考えている方は、業界や職種について詳しく知ることが大切です。

そこでこの記事では、電気業界とはどのような業界か解説します。職種や向いている人も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。

目次

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電気業界には5つの業界が含まれる

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電気業界には、家電業界や重電業界、半導体業界といったさまざまな業界が含まれます。電気業界への転職を目指す方は、それぞれの業界の動向や仕事内容について詳しく知ることが大切です。ここでは、電気業界に含まれる5つの業界と、それぞれの仕事内容を紹介します。

家電業界

家電業界とは、冷蔵庫や洗濯機、掃除機、オーディオ機器のような生活家電の製造に携わる業界です。企業は、総合的に家電製品を取り扱う「総合家電系」と特定商品に特化した「特化型系」に分かれます。

職種は、研究・開発・企画・生産・営業と幅広く、それぞれのスキルや適性に合った仕事を選べるでしょう。例えば、営業職の場合、家電量販店や家電卸の商社に商品説明や価格交渉をします。

重電業界

重電とは「重電機器」の略で、発電や配電の工場で使われたり動力用に用いられたりする大型電気機械のことです。重電業界では、大型電気機械を製造します。

発電所や発電機に携わる企業が多く、経済発展のサポートや社会インフラに欠かせない重要な役割を担っているのが特徴です。研究・開発・システムエンジニア・企画・営業といった職種があります。

半導体業界

半導体業界とは、電子部品の半導体を生産・販売する業界です。半導体は一定の電気的性質を備えた物質で、家電や自動車、スマートフォンに利用されます。普段あまり目にしないパーツですが、AIや自動運転が発達する中、半導体に求められる技術や活躍するフィールドは広がっています

設計・研究開発・営業・資材調達と職種はさまざまです。設計・研究開発では、半導体製造装置の設計や次世代製品の開発をします。

OA機器業界

OAは事務の自動化やオフィスの機械化を意味し、OA機器とは、オフィス業務の効率化に欠かせないパソコンやコピー機を指します。OA機器業界では、これらの製品を製造・販売するのが主な仕事です。

業界の動向としては、ペーパーレス化が進むことで、コピー機やプリンターの販売は停滞する見込みです。ただし、オフィス一括管理のクラウドサービスやITを駆使したサービスにより、新たなオフィス機器の需要拡大が期待されています。

時計業界

時計業界は、時計の製造・販売をする業界です。現在ではスマートフォンで簡単に時間が分かるため、腕時計の需要は昔と比べて減少しています。業界全体が縮小傾向にありますが、一概に将来性のない業界とはいえません。

例えば、小型のタッチスクリーンでコンピューターを搭載した「ウェアラブルデバイス」の登場により、時計業界はまだまだ成長の余地があるといえるでしょう。

電気業界の主な職種

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電気業界でエンジニアとして働ける職種には、設計や生産管理、ソフトウェアエンジニアがあります。職種によって業務内容は大きく異なるため、自分のキャリアが活か せる職種を選ぶことが大切です。ここでは、電気業界のエンジニア向けの職種を4つ紹介します。

設計

製品の電気回路の開発や設計をする仕事です。電気製品や精密機械において、設計の仕事は重要な役割を担っています。基本的にはCADを用いた業務で、機械工学・電気工学・電子工学の知識が求められます。

精密機械や電子機械は現代社会で必須といっても過言ではないため、将来性が高い仕事といえるでしょう。設計を目指す場合、電気回路やCADについて学ぶのがおすすめです。

製造

工場で製品を製造する仕事です。工程には、組立・加工・検査があります。組立は、電子部品や電化製品を組み立てる仕事です。基本的にライン作業であるため、特別なスキルは必要なく、覚える作業も多くありません。

加工は、製品を加工する仕事です。「製品に傷がないか」「サイズが正しいか」といった点もチェックします。検査は、製品の品質が保たれているか検査する仕事です。

生産管理

販売計画に基づき、生産から出荷まで管理する仕事です。設定した納期に遅れないように生産するため、生産スケジュールを作成して適正な人員を配置し、出荷までクオリティを管理します。業務効率の改善や不良品対策も生産管理の役割です。

転職に役立つ資格として、生産管理オペレーションや生産管理プランニングがあります。生産管理業務を学べるため、取得を目指すとよいでしょう。

ソフトウェアエンジニア

パソコンのアプリケーションやソフトウェアを開発する仕事です。電気業界では制御ソフトを開発しており、ソフトウェアエンジニアは需要があります。IT化が進む現代では、将来性の高い職種といえるでしょう。

開発にはITの基礎知識やプログラミングスキルは必須です。他にも、コミュニケーションスキルは欠かせません。チームで仕事をする機会が多く、協力して仕事を進める能力が求められます。

電気業界に転職する人が押さえておきたい動向

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これから電気業界に転職する方は、業界の動向をチェックしましょう。面接の際に業界について聞かれたとき、スムーズに答えられます。また、業界の現状や将来性は、転職先を決めるときの判断材料になるでしょう。ここでは、電気業界の動向について解説します。

製造品出荷額はここ10年間横ばい

ここ10年、製造品出荷額のトータルは横ばいで、電気機器は一定の需要があります。中でも、新型コロナウイルス感染症の影響によるテレワークの増加で、デジタル機器向けの半導体は需要が急激に伸びました。電気業界全体として、今後大きく減少する可能性は低いといえるでしょう。

ただし、時計やOA機器は、2020年から2021年にかけて大幅に減少しています。新型コロナウイルス感染症の影響やペーパーレス化により、今後も厳しい業界は出てくるかもしれません

IT技術の活用が進んでいる

IoT家電やスマートスピーカーの普及により、電気業界はIT技術の活用が進んでいる分野です。5Gやブロックチェーン、IoT、人工知能といった新しい技術やテクノロジーは、今後も電気業界に大きな影響を与えることが予想されます。

IoT技術が活用されている身近な家電製品には、エアコンや照明器具、基礎体温計があります。外出先でもスマートフォンで自宅のエアコンや照明の電源を操作可能です。

グローバル展開が求められている

電気業界は変革期を迎えています。国内の市場縮小や少子高齢化により、国内需要は頭打ちになっているのが現状です。市場を広げるため、電気業界ではグローバル展開が求められています。

日本で開発した製品を新興国や途上国に展開することはもちろん、それぞれの国や地域のニーズをくみ取って開発する「リバースイノベーション」が重要です。

業界再編の動きが進んでいる

電気業界では業界再編の動きが高まっています。日本の企業は高い技術力を誇っていますが、生産効率の観点では世界の有力企業に劣っているのが現状です。

業界再編により、IoT・AI技術を活用して生産性の向上や市場規模の拡大、グローバル化を果たし、将来的にさらなる成長を目指します。

電気業界に向いている人とは?

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電気業界に適正のある人を知れば、業界が求める人材も分かります。例えば、ものづくりが好きな人や向上心がある人、コミュニケーション能力がある人は電気業界に向いているでしょう。ここでは、電気業界に向いているタイプを紹介します。

ものづくりに携わりたい人

ものづくりが好きな人は、電気業界に向いています。電気業界は、人々の暮らしを支える製品を製造するやりがいのある仕事であると同時に、工業国の日本で培われた高い技術やノウハウを受け継ぐ責任の大きな仕事です。ものづくりに興味があれば、責任を持って仕事に関われるでしょう。

向上心がある人

顧客のニーズに応える製品を作るには、日々新しい技術を学ばなければなりません。知的好奇心や向上心があり、常に学ぶ姿勢を持っている人は電気業界に向いているでしょう。資格が必要な職種であれば、自ら積極的に資格を取得する人が活躍できます。

コミュニケーション能力がある人

電気業界では、製品を製造するまでに多くの人が関わります。チームで連携して作業を進めることも多いため、コミュニケーション能力は欠かせません。積極的にコミュニケーションを取れる人やチームを引っ張っていける人が、電気業界に向いています。

まとめ

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電気業界は、家電業界・重電業界・半導体業界・OA機器業界・時計業界の5つの業界を含む大きな業界です。エンジニアとして活躍できる職種には、設計や製造、ソフトウェアエンジニアがあります。電気業界へ転職を目指す方は、業界の動向や求められるスキルを知ることが大切です。

「電気業界へ転職したい」「自分に合う転職先が分からない」という方は、ぜひマイナビメーカーエージェントにご相談ください。業界に精通したキャリアアドバイザーが、求職者に合った求人の紹介や面接日程の調整で転職活動をサポートします。

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