更新日:2022/02/10
「管理職になってみたものの自分には向いてない気がする」「日々うまくいかないことが続いて辛い」そう感じている管理職の方もいらっしゃると思います。
管理職に該当する管理職は人間関係が複雑化するだけでなく、確実な成果を求められる非常にシビアなポジションです。
今回は、管理職に向いてない人の特徴と、向いてないと感じた方へ向けたアドバイスをご紹介します。管理職として働くことが辛いと感じている方はぜひ参考にしてみてください。
目次
まず、管理職に向いてない人の特徴を8つ挙げていきます。
あなた自身に当てはまる点がないか確認してみましょう。
管理職は自部門の部下をまとめ上げ、一つのチームを率いるリーダーです。
チームのビジョンを掲げ、進むべき方向にチームを導く力が求められますので、リーダーシップがない人が管理職を務めるのは非常に困難です。
管理職には自らの直下にいる部下を教育する義務があります。
物を教えるのが苦手な人やノウハウを学ぼうとしない人はうまく部下を育成できないため、管理職には向いていません。
管理職はチームをマネジメントして動かす役割を担います。
いつまでも自分自身がプレーヤーでいたい人や、あれもこれもすべて自分の手でやりたがる人は、管理職の役割を全うしきれません。
管理職になれば、チーム運営や部下の動きにおいて自分の思い通りにならないことも多く出てきます。
それらに冷静に対処できず怒りや焦りなどネガティブな感情に振り回されてしまう人は周囲からの信頼を得にくく、管理職に向いてない人と評価されてしまうでしょう。
管理職は、業務においてベストな選択をするために常に広い視野で物事を捉え、判断しなければなりません。時には臨機応変な対応力が求められます。
したがって、物事を捉える視野が狭く状況に応じた対応が苦手な人は管理職に向いてない人と見られてしまいます。
管理職は経営層に近い立場にあり、チームや会社の掲げるビジョンや目標の達成に向かって一般従業員を引き上げていかなければいけません。
時には会社や経営層のネガティブな側面に接することもあるかもしれませんが、それに不満を募らせ愚痴を言ってしまうようでは上司からも部下からも不信感を抱かれ、管理職に向いてない人と評価されてしまうでしょう。
管理職は直下の部下のみならず、経営層や他部署、クライアントなど、縦横さまざまな人々と人間関係を構築します。
そのため、相手に合わせたコミュニケーションが取れないと意思疎通や信頼関係の構築が難しくなってしまいます。
人はその立場や世代などによってそれぞれ違った考えを持つものです。
ビジネスでチームを先導する立場にいる管理職がすべての人に納得してもらえる言動を取ることは難しいでしょう。
誰にでもいい顔をしようと八方美人的な対応を取ったり、その場をうまく収めるためにその場限りの言葉を言ってしまったり、相手の顔色ばかりうかがったりしていては、管理職として成し遂げるべき目的の達成が難しくなります。
自分は管理職に向いてないと認識してしまうと、この先のキャリアについてネガティブな感情を抱いてしまうかもしれません。しかし、たとえ管理職が向いてなかったとしても、別の道であなたのキャリアを輝かせることは可能です。
ここでは、そのために考えられる4つの方法をご紹介します。
いずれの道を選択しても、管理側と現場側の双方の立場を理解している管理職経験者として力を発揮できる場面があるはずです。
マネジメント力が求められる管理職ではなく、スペシャリストを目指すのも一つの手段です。
プレーヤーとして技術や能力を極め、その道のスペシャリストとなることで、活躍できる可能性は大きく広がります。
管理職に向いてないことを上司に相談し、降格を申し出る方法もあります。
会社の状況や後任の関係ですぐに希望が通らない可能性もありますが、今後の人事で考慮してもらえるよう伝えておいてもよいでしょう。
正社員という雇用形態にこだわりがなければ、派遣社員として働く道もあります。
派遣社員は業務領域が明確に定められているので、その範囲でしっかりと成果を上げれば高い評価を受けられる働き方です。
管理職自体を退くのではなく、会社を変えて新しい環境で管理職として働くという選択肢もあります。
同じ管理職という立場でも会社が変われば業務内容や人間関係も変わり、能力を発揮できる環境に恵まれるかもしれません。
転職の際には、さまざまな業界や企業に精通した転職のプロが在籍する「マイナビエージェント」の利用がおすすめです。
求人票からは読み取れない職場の雰囲気や人間関係を把握したプロのアドバイスのもと、あなたの性格や特性、スキルを踏まえた企業紹介や転職サポートが受けられます。
無料相談もおこなっていますので、是非活用してみてください。
仕事に向き不向きがあるように、管理職というポジションにも向き不向きはあります。
たとえ自分が管理職に向いてないと感じても、自分を責めたり絶望したりする必要はありません。
転職やキャリアチェンジが当たり前の時代となり、「年齢を重ねる=管理職となる」という構図に縛られない働き方を実現する人は増えています。
あなたもぜひ自分に最適なキャリアの重ね方を見つけてみてください。
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