更新日:2024/07/31
Uターン(I・Jターン)転職で最も大切なこと一つに、応募書類への記載や、面接の際に説明するための "志望動機"があります。Uターン転職を行うのであれば、一般的な転職活動と、少なからず異なる軸での志望動機が必要なことをご存知でしょうか?
ここでは、Uターン、Iターン、Jターンの転職活動で役立つ、志望動機の作成方法や、サンプル文案をご紹介します。
目次
そもそもUターン転職とは、出身地(故郷)を離れて仕事をしている方が、地元に戻り再度就職をすることをいいます。
最近では地方出身の方が大学時代を都市圏で過ごし、そのまま就職したものの、地元に戻るために転職するケースが多くあります。
よく混同されがちなものに「Iターン」「Jターン」があります。それぞれUターンとは異なる用語になります。
それぞれ、都会と地方で働く際の生活スタイルや環境、業務内容などが異なるため、様々な目的を持ち「U・I・Jターン」転職をされる方がいます。
Uターン転職だけでなく、全ての転職に言えることではありますが、面接に通過するために欠かせないのが「面接官の立場に立つ」という視点です。面接官の気持ちになれば、どのような人物を採用したいか、が自ずと見えてくるはずです。
ここでは地元の企業がUターン希望者を採用することのメリットを考えて見ましょう。
などがあげられると思います。こういった企業のニーズに対してアピールできるような回答をしていくことが、面接突破のカギとなるのです。ただ「地元に帰りたい」というご自身の希望だけを伝えてしまうと、地元に帰ればゴール=入社後意欲的に仕事に取り組んでくれる方とは企業から評価してもらえず、お見送りになってしまう可能性が高いです。
地元に帰ることが目的なのではなく、その企業に入社する事が目的。と捉えて頂ける志望動機を伝えることがポイントになります。
それでは、具体的にどういった点を訴求すれば、志望企業の人事担当者に刺さる志望理由を作成することができるのでしょうか?大きく分けて、3つほどご紹介致します。
志望企業の製品やサービスに対するアプローチは、志望動機作成の常套手段です。
特に、これまでの経験が活かせる、といった流れで動機を展開することで、スムーズに志望意思を訴求することできるでしょう。
Uターンならではの志望動機ですが、愛着のある地元の発展に貢献したい、寄与したいといった気持ちも、強いアピールポイントとなります。
企業側としても、長く働いてくれる人材を広く求めているため、その点でも合致していることをアピールすることができます。
Uターン転職に関係なく使われる正攻法ではありますが、キャリアプランに合致しているから転職を行いたい、というアピールは非常に有効です。
これまでのキャリアと、転職先の職種業種を絡めて志望動機とすることで、非常に説得力のある内容になるのです。
先に紹介した志望理由は、具体的にどのような文章(発言)に落とし込めばよいのでしょうか。さきほどご紹介した3つの理由をもとに、サンプル文案をご紹介します。
これまで○○の営業職として経験を積んでまいりましたが、より介在価値を感じながら提案が出来る営業を行い、スキルアップしていきたいと考えておりました。
そんな中御社が求人募集されているのを拝見し、御社の○○の製品であればこれまでの○○の経験を活かしつつお客様のニーズに合わせた幅広い提案が可能と感じました。
加えて、○○の製品については昔より愛着のある製品で、より自身もやりがいと誇りを持ってお客様にご提案が出来ると感じております。
これまで○○の営業職として経験を積んでまいりましたが、この経験を活かし、地元の活性化に貢献していきたいと考えております。
現在地元である○○でも少子高齢化、経済の都市部への集中によりどんどん人口が減っていると伺っております。
微力ではございますが、これまでの○○の経験を活かし御社の発展に貢献することで、地元の発展にも貢献できると思い、今後は御社において骨を埋める気持ちで志望させて頂きました。
これまで○○の営業として、幅広く沢山のお客様に提案出来たことで自身の提案力向上に繋がったと自負しておりますが、今後は更なるスキルアップのためにより専門性の高い提案を行っていきたいと考えております。
そんな中御社の求人を拝見し、地元密着でお客様のニーズに合わせた○○のサービスに強みをお持ちという点に非常に感銘を受け、御社であればこれまでの経験を活かしながら、より専門性・介在価値の高いご提案が出来ると考え志望させて頂きました。
転職エージェントでは専属の企業担当があなたに代わって、ネット検索などでは情報収集のしにくい地元企業の面接の傾向などを事前に情報収集しお伝えする事ができます。そのため、他の候補者に比べ志望理由の形成以外にも差をつけ、優位に面接に臨む事ができるのです。
また、企業によっては面接の傾向や過去質問だけでなく、過去の候補者が通過した事例やお見送りになった事例なども情報提供することが可能です。ただでさえ骨の折れる転職活動ですがUターン転職ともなればさらにその心労は大きくなるでしょう。
ですが転職とは今後の人生を大きく左右する重要なものです。妥協のない、理想の転職を実現するために転職のプロへ一度相談してみましょう。
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