証券業界の志望動機のポイントや書き方について徹底解説|求人・転職エージェント

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更新日:2022/04/12

金融業界

証券業界の志望動機のポイントや書き方について徹底解説

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証券業界は専門性の高い業務が多いため、仕事においては熱意だけでなく業界への深い理解も求められます。では、証券業界への転職を検討する上ではどのように自らをアピールすれば良いのでしょうか。

ここでは、証券業界への転職活動における志望動機の書き方や押さえるべきポイント、例文などを紹介します。

目次

証券業界の特徴や主な業務内容

証券会社では、金融に関する高い専門性を有した営業社員が、企業や組織、個人などに、資産運用や資金調達などのコンサルティングを行います。証券会社の商材は企業が発行した株式や債券であり、その中から顧客が魅力を感じる商品を提案して、課題の解決へと導きます。

証券業界の営業職の主な業務は「ディーラー」「ブローカー」「アンダーライティング」「セリング」の4つに分けられます。

ディーラーは、自社の資金を利用して株式を売買し利益を生み出すのが主な業務となります。ブローカーは、企業や個人の株式の売買を仲介し成立させるのがメインの業務であり、アンダーライティングは、企業から買い受けた株式や債権を別の企業や個人に売買します。セリングもアンダーライティングと大筋の業務は同じですが、企業から株式や債券を購入するのではなく、一時的に預かるという点が異なります。

国内市場は日本の人口減少や低金利政策によって縮小傾向が続いており、多くの企業は海外に活路を見出しているのが現状です。そのため、国内外の金融に関する知識を豊富に持つ人材が、各証券会社において広く求められています。

証券業界の志望動機を作成する際のポイント

では、証券業界を志望する際には、どのような動機を作成すると良いのでしょうか。4つのポイントに分けて解説します。

証券会社の役割や意義を理解しておく

証券の取り扱いは無形商材の中でも特にリスクが高い傾向にあります。志望動機を作成する際は、証券会社がどのような役割を果たすのか、その意義は何なのかを理解しておくことが欠かせません。

業界や企業を志望した理由は明確化しておく

なぜ証券業界を目指そうと思ったのかをあらかじめ明確にしておくことも大切です。関心を持ったきっかけとなるエピソードなどがあればリアリティーが高まり、採用担当者に好印象を残すことができるはずです。

企業ごとの違いを理解しておく

ひと口に証券業界といっても、企業によって特徴は大きく異なります。それぞれの会社の社風や得意とする分野をしっかり理解しておくことで、会社ごとの特色に沿った志望動機が作成できます。企業研究の際は、公式サイトや求人サイト、転職エージェントなどが有効な情報源となります。

自己分析によるミスマッチを防ぐ

自己分析を徹底して自分の強みや弱みを明確にし、企業の特徴と照らし合わせてみましょう。自分分析ができていると、自分がその会社に本当に合っているのかを判断できるようになり、入社後のミスマッチを防ぐことができます。

証券業界の志望動機の書き方のコツや注意点

志望動機を書く上で注意すべきポイントは、志望する業界や職種によって異なります。証券業界を志望する場合の動機としては、どのようなポイントをアピールすれば良いのでしょうか。

業務に対する理解度

証券業界では金融に対する深い知識が求められるため、業務をどの程度理解しているかを示すことが大切です。金融の世界で起きているトピックを盛り込みつつ、入社後どのように証券業界に貢献していきたいかを明確に表現しましょう。

向上心の高さや業界への熱意

証券業界は、向上心を高く持ち、目標に向かって努力し続けられる人材が求められる傾向にあります。業務を通して成長しようという意欲や、過去の経験をもとに継続的に努力してきたエピソードなどを織り交ぜると良いでしょう。

企業の特徴や強み・魅力

志望先の企業ならではの強みや魅力を取り入れながらアピールしてみましょう。企業が持つ強みや他社との違いを比較・分析し、どの点に魅力を感じ自分が入社した際にはその強みや特徴をどのように活かせるのか説明できると良いでしょう。

志望動機の例文

証券業界の志望動機の例文を紹介します。証券業界経験者と未経験者ではポイントも異なるため、それぞれの立場に合った内容を意識しましょう。

証券業界経験者の場合

<例文1>
「前職では同じ証券業界でも事務職として勤務しておりましたが、金融という分野を通じてお客様をサポートすることに喜びを感じ、自らも現場に足を運んでお客様を手助けできる存在になりたいと感じました。そのため、法人営業でトップクラスの業績を残されており積極的に営業機会を持つことのできる貴社を志望いたしました。」


上記は、同じ業界の別職種を経験するうちに現場で働きたいと考えるようになった、と転職の理由を述べていることがポイントです。また、「法人営業でトップクラスの業績を残している」と志望先企業の独自性を表現することで、事前のリサーチを怠っていないことをアピールしています。

<例文2>
「前職の証券会社では金融商品の開発を行っておりましたが、証券に関わるうちに自らが営業の前線に立ってお客様の課題を解決したいと考えるようになりました。数ある証券会社の中でも貴社は個々のクライアントに寄り添った手厚いサポートをされていると感じております。前職の経験も活かしながら、より多くのお客様に喜ばれる提案をしていきたいと思っています。」


こちらも以前は同じ業界で別職種を経験している例です。「現場に転向したいと考えるようになった」と明確に転職の理由を述べています。また、「個々のクライアントに寄り添った手厚いサポートが魅力」と、その企業ならではの特徴を盛り込み、自らをアピールしています。

証券未経験者の場合

<例文1>
「私は個人で証券口座を開設し投資を行っていますが、投資を通じて国内外の経済に触れるうちに、証券業界そのものに対する興味が湧いてきました。前職では不動産のセールスを行っており、関東エリア一位の成績を残したこともあります。営業という側面では共通していることから、長年の経験の中で培ったヒアリング力や提案力を活かして業務に臨みたいと考えております。」


これは、個人の経験から証券業界を目指すようになったパターンです。リアリティーのあるきっかけを伝えることでアピール度を高めています。また、「不動産のセールスで関東エリア一位になったことがある」という実績を伝えることで、これまでのスキルを活かして活躍できるという意欲を伝えています。

<例文2>
「前職では銀行で法人営業を行っておりましたが、国内経済や世界情勢について学ぶうちに、株式や債券を通じて企業をサポートする証券業界の法人営業に興味が湧いてきました。これまでの銀行の金融商品だけではなく、証券業界の金融商品も扱うことで、より自分の知識やスキルを高めたいという想いもあり、貴社を志望しています。分野は異なりますが、長年金融に関わってきたため、国内や海外の経済動向は常にチェックしており、証券業界に関する知識も豊富です。少しでも早く業務に慣れ、活躍していきたいと考えています。」


前職の業務の中から証券業界の商材に興味を持つようになった、という構成です。銀行と証券は同じ金融の分野であるため、即戦力に近いスキルを持っていることもアピールしながら意欲を伝える内容となっています。

自分の言葉でオリジナルの志望動機を作成しよう

どのような業界の志望動機にも共通することではありますが、定型文をそのまま使用するのではなく、自分の言葉でオリジナルの志望動機を作成し伝えることが大切です。

業界経験があってもなくても、「なぜこの業界を志望するのか」「なぜこの企業でなくてはならないのか」に関する記述は必ずと言っていいほどチェックされます。その業界や企業に関心を持つに至った独自のエピソードを交え、自分なりの言葉でまとめることで、「入社したい」という強い意志を伝えることができます。

転職エージェントでは、単に転職先を紹介するだけでなく、履歴書・職務経歴書等の書類添削や面接対策等も行っていますので、志望動機の作成に不安のある方はそういったサービスを利用するのも一つの手です。

マイナビエージェントの金融専門チーム
「マイナビ金融エージェント」とは?

まとめ

ここでは、証券業界の志望動機のポイントや書き方などについてお伝えしてきました。

証券業界を志望するのであれば、たとえ業界未経験の場合でも、金融業界に関する基本的な知識をあらかじめ身につけておく必要があります。業務について理解を深めた上で、自身の向上心や熱意を伝えるようにしましょう。

自分なりの言葉で自分だけが持つ魅力を言語化すれば、きっと採用担当者に刺さる志望動機を書き上げることができるはずです。

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マイナビエージェント編集部

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