【例文付き】「ご査収ください」の意味と使い方|類語や言い換えも紹介

ビジネススキル・マナー

「ご査収ください」という言葉はビジネス文書やメールでよく目にする言葉です。しかし、意味をよく理解せずに何気なく使っている方も多いのではないでしょうか?今回は、「ご査収ください」の意味や正しい使い方、メールの場合と郵送の場合の例文、また、「ご検収ください」や「ご査証ください」など類語との違いなどについても解説します。


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1.「ご査収ください」の読み方と意味

ビジネス文書やメールでよく使われる「ご査収ください」の「ご査収」は「ごさしゅう」と読みます。従って、「ご査収ください」の読み方は「ごさしゅうください」となります。

「ご(御)」は尊敬を表し、「査」は「よくみて調べる、検査する」、「収」は「おさめる、取り入れる」といった意味がそれぞれありますので、「ご査収ください」は「内容をよく確認してお受け取り下さい」といった意味の表現になります。

2.「ご査収ください」の基本的な使い方

「ご査収ください」は、ビジネスシーンどのように使うべきなのでしょうか。基本的な使い方について解説します。

2.1.「ご査収ください」使うシーン


「ご査収ください」は、ビジネスシーンで下記のような場合に使用します。

  • 内容をよく確認して欲しい添付ファイルをつけたメールを送信する時
  • 内容をよく確認して欲しい書類や資料を郵送する時

意味の解説でも述べた通り、「内容をよく確認して受け取ってほしいもの」がある時に使う言葉です。

■書面やメールでのみ使う

「ご査収ください」は書面やメールで使う文語表現です。ビジネスシーンでは口語表現と文語表現をしっかり区別する必要があるため、対面や電話でのコミュニケーションでは使わないようにしましょう

口語で「ご査収ください」と同じような意味で伝えたい場合には、後述する「ご確認ください」や「お目通しください」といった言い換え表現が使えます。

■「ご査収ください」を使わない方が良い場合

確認してほしいことがあっても、ひと手間かけて確認作業を行うほどのものではない場合、「ご査収ください」を使うと不自然になり、表現の間違いと捉えられることあります。

例えば、メールの本文に打ち合わせの日時などをまとめて記載したとします。この際、「ご査収ください」と添えてしまうと、相手は添付ファイルなどでメール本文とは別に受け取って確認すべきものがあると勘違いしてしまうかもしれません。

2.2.「ご査収ください」を使える相手

「ご査収ください」は「よく確認してお受け取りください」という意味の敬語なので、目上の人や取引先を含め、丁寧なやり取りをしたい相手使用することができます。

「ご査収ください」だけでは目上の人や取引先に少しくだけた印象を与え、失礼にあたるのでは?と心配な場合は、「ご査収のほどお願いいたします」「ご査収くださいますようお願い申し上げます」などといった、より丁寧な言い回しをすると良いでしょう。

3.「ご査収」を使った例文5パターン

ここでは「ご査収ください」をはじめ、「ご査収」を使った例文を5パターン紹介します。それぞれ、メールの場合と郵送の場合に分けて例文を紹介していますので、是非参考にしてください。

例文①ご査収ください

「ご査収ください」は最も基本的な言い方です。相手を問わず使うことができます。

【メールの場合】

・お見積書を添付いたしますのでご査収ください。
・明日の会議資料を添付いたしましたのでご査収ください。

【郵送の場合】

・領収書を同封いたしますのでご査収ください。

例文②ご査収願います

「ください」の代わりに「願います」を付けることもできます。こちらも相手を問わず使えます。

【メールの場合】

・ご依頼いただいた資料を添付いたしましたのでご査収願います。
・先日の会議議事録を添付いたしましたのでご査収願います。

【郵送の場合】

・提出書類一式を同封いたしましたのでご査収願います。

例文③ご査収くださいませ

「ください」や「願います」では少し冷たい印象に感じる場合、「くださいませ」とすることで柔らかい表現にすることも可能です。

【メールの場合】

・お問い合わせいただいた件につきまして、資料を添付しております。ご査収くださいませ。
・こちらで提案書を作成し添付いたしましたので、ご査収くださいませ。

【郵送の場合】

・ご依頼いただいたサンプル品を同封いたしました。ご査収くださいませ。

例文④ご査収くださいますよう~

より丁寧な言い回しをしたい場合、「くださいますよう」として、そのあとに「お願い」の言葉を付けると良いでしょう。

【メールの場合】

・企画書を添付いたしましたので、ご査収くださいますようお願い申し上げます。
・下記の書類を送付しましたのでご査収くださいますようお願いいたします。

【郵送の場合】

・請求書を同封いたしましたので、ご査収くださいますようお願い申し上げます。

例文⑤ご査収のほどよろしくお願いいたします

「くださいますよう」のほかに「のほど」を付けることもできます。こちらも、丁寧な印象を与えたい場合に使うと良いでしょう。

【メールの場合】

・ご依頼いただいたデータをまとめた資料を添付しております。ご査収のほどよろしくお願いいたします。
・訂正しました書類一式をお送りしますのでご査収のほどよろしくお願いいたします。

【郵送の場合】

・契約書を同封しておりますのでご査収の程宜しくお願いいたします。

4.「ご査収~」の文法のチェックポイント

「ご査収ください」など「ご査収〜」の文章で文法的に正しい使い方ができているかは、「査収」の部分を「指導」や「理解」といった動作を表す言葉に置き換えることでチェックすることができます

入れ替えた後の表現に違和感がある場合は、「ご査収」の使い方に問題があると判断しましょう。

例として、「どうぞご査収ください」が正しい使い方なのかをチェックしてみます。「査収」を「指導」に置き換えると、「どうぞご指導ください」と少し違和感がある表現になります。

そのため、この場合は正しい使い方ができていないと判断することができます。

5.「ご査収ください」言い換え表現

ここまで「ご査収ください」の意味や使い方を紹介しましたが、「ご査収ください」にはほかの表現で言い換えることもできます。シーンや文脈によっては、以下で紹介する言い換え表現を使っても良いでしょう。

①ご確認ください

「ご確認ください」は内容を確認してもらう意向を伝える言葉です「受け取る」の意味は含まれていませんが、「相手に内容をよく見てほしい」という意図で使えます。

受け取る意味含まれていないため、相手に渡す書類やデータだけでなく、単にチェックしてほしい際にも使われます。書き言葉でも、話し言葉でも使用することが可能です。

②ご高覧ください

「ご高覧ください」は「ご覧ください」を尊敬語にした形で、社内外含めて目上の人に対して使う言葉です。かしこまって連絡する必要がある相手に使えます。

「ご高覧」は「ご査収」と同じく書き言葉として使える言い回しなので、文書やメールなどで使うようにしましょう。

③お目通しください

「お目通しください」は書類を対象として使う言葉です。「ご査収ください」も多くの場合で書類を対象とするため、言い換え表現として使えます。

ただし、メールなどの書き言葉よりも口頭で使用される場合が多い点には注意が必要です。対面や電話でのコミュニケーションで使用しましょう。

④ご一読ください

「一読」には「一通りざっと読む」という意味があり、「ご一読ください」は、例えば会議前にあらかじめ資料に目を通しておいて欲しい時などに使います。

「ご査収ください」よりはボリュームのある内容の場合に、また「お目通しください」よりは軽く確認する意味合いで使われる傾向があります。

英語で「ご査収ください」と言いたい場合は、「find」や「check」に「please」を付けて丁寧な言い回しにすると良いでしょう。

・Please find the attached invoice. (添付の請求書をご査収ください。)
・I am sending you the reference that you requested. Please check the contents. (ご依頼いただきました資料を送付いたしますのでご査収ください。)

6.「ご査収ください」と混同しやすい類語

「ご査収ください」には、よく混同される似た表現もあります。誤った使い方をしないために、それぞれの意と違いを理解して、場面によって使い分けることが大切です。

6.1.「ご検収ください」

「ご検収ください」「検」にも「ご査収」の「査」と同じく「よく確認する、調べる」といった意味があります。

ただし、「ご検収ください」と言う場合の検収」は「納品されたものが、注文した通り間違いなくあるかをよく確かめた上で受け取る」ことなので、「ご査収」とは相手が受け取るものが異なます。使い分けは下記を参考にしてください。

使う表現相手が受け取るもの
ご査収 金銭や書類等
ご検収 発注に応じて納められた品やサービス

6.2.「ご査証ください」

「ご査証ください」は、相手に「証明する」という行動を促す点で「ご査収ください」と違いがあります。

「ご査証ください」は「きちんと証明してください」という意味を含むため、クレームを入れたり、間違いを指摘して修正を求めたりする場合に用いられることが多いです。特に、目上の人に使うと失礼になる場合があります。

したがって、「ご査証ください」は「ご査収ください」に比べ、より注意して使う必要があります。

7.「ご査収ください」の返のしかた

「ご査収ください」と記載されたメールや文書を受け取った場合、相手が自分に対し「よく確認してから受け取って欲しい」と依頼してきているものなので返事をする際にはしっかり確認した旨を伝えるようにしましょう。具体的な表現には以下のようなものがあります

・確認いたしました
・拝受いたしました
・受領いたしました

また、内容に問題がない場合、また問題がある場合も、そのことをしっかり伝えることが大切です。

【例文】

「書類を確認いたしましたが、特に問題はございませんでした。お忙しいところご対応いただきありがとうございました。」

「お送りいただきました資料を拝受いたしました。迅速なご対応に感謝申し上げます。いただいた資料の通り進めていただければと存じます。今後とも何卒よろしくお願いいたします。」

「書類を確認いたしましたが、修正していただきたい箇所がございましたので、ご対応をお願い致します。修正箇所につきましては下記の通りとなります。」

8.「ご査収ください」と同様に間違いやすい言葉

「ご査収ください」の他に、メールや手紙で間違いやすい言葉について以下の記事でご紹介していますので、併せてご覧ください。

9.まとめ

「ご査収ください」は日常ではあまり耳慣れない言葉かもしれませんが、ビジネスシーンでは目にすることもあるでしょう

「査収」には「よく確認して受け取る」という意味があり、「ご査収ください」は相手に確認したうえで受け取ってほしい書類などがある場合に、書き言葉として使われます。似た表現もあるので、それぞれの言葉の意味をしっかり理解し、正しい使い方をしていきましょう。

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