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新卒で入社した地方銀行が転職前の会社です。内勤で2年間働きました。出納や為替などの後方事務から相続、窓口など事務の面でも幅広く業務に携わりました。会社から最も求められていた職務は個人営業で、主に投資信託や保険の販売です。窓口に来店した個人のお客様に対して積立の運用商品を提案したり、お金をたくさん持っているお客様に電話でアポイントを取り、来店いただいた方には運用商品を提案したりといった仕事をしていました。

2年間事務と個人営業を並行して仕事をしていましたが、3年目から個人営業専門のポジションに就かなければならなかったことです。事務と個人営業の両方を経験し、自分には個人営業は向いていない、数字に追われる生活で精神的にかなり追い詰められていることに気がつきました。また、数字を取れなければ自分で投資商品を買うことを強要されたことから、仕事として長く続けていく気が無くなりました。事務は好きだったので、給料が下がってもいいので、営業はせず事務の仕事ができる会社に転職したいと思いました。

辞意を会社に伝え、辞めることが決まってから転職活動を始めたので、退職後に転職活動を始めるべきか、退職までに転職活動を進めておくべきか悩んでいました。また、どのような会社が自分に合っているのかもよくわからず、転職活動の進め方もわかりませんでした。給与に関しても事務職希望のため大幅に下がってしまうのではという不安もありました。

まず退職してからの転職活動にするかを悩んでいましたが、退職後のブランクが空いてしまうと相手先の企業からの印象も悪くなることがあるので、仕事をしながら転職活動を進めましょうとのことでした。また、職務内容に営業がなく、今までの経験を生かすことができ、給料も前職よりも下がることがないという条件の求人を何件か持ってきていただき、不安が解消されました。転職活動の流れについても書類や面接などの対策を一緒に丁寧にしていただけました。

転職先は金融関係の会社の事務をアウトソーシングされている企業です。私は前職の地銀で経験した事務の中でも、相続で戸籍謄本を読み取る事務がとても達成感や、やりがいを感じて好きでした。転職先は相続部門の部署に配属されるということで、今までの経験が生かせること、今までの仕事で好きだった職務内容を極められるということで理想的な転職先でした。営業なしにもかかわらず年収が前職よりも微増な点も魅力でした。