マーケティング・企画・経営 WEBマーケティング
職務経歴書のポイント
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経験やスキルは具体的にアピールする
マーケティング・企画・経営の分野は業務範囲が多岐にわたるため、経験者は今まで何の分野を担当してきたかを記載するようにしましょう。どのような商品・顧客を担当したのか、外部業者との商談で意識した点は何なのか、市場調査や予算決定の計画・実行までの過程で自分は何をしたかなど、具体的に書いてください。
また、資格を取得していることは向上心の表れにもなります。例えば、経営企画の場合は、簿記や中小企業診断士、MBA(経営学修士)などの関連資格や学位があれば記載しましょう。
さらに、Word、Excel、PowerPoint、Accessなどの他、分析ツールを使った経験があるならば、それらも高評価につながるでしょう。 -
成果は数字を基に記載する
これまでの業務上の実績は、具体的に数値でアピールしてください。例えば、WEBマーケティングの場合、メディアの閲覧数やCVR・CTR分析のデータ、利用者の増加率、コストの削減率などです。
併せて、何名の部署で、何を担当し、どのくらいの予算を使ったかなども、細かく記載することをおすすめします。数値をうまく使うことで、今までのキャリアや人物像を、より明確に採用担当者に伝えられます
企画・経営、WEBマーケティングに求められる能力とPR
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業界動向や数字に強いことは武器になる
マーケティング・企画の分野では、市場調査やアンケートを基にした消費者の意識調査、SNSを使った商材のPRなど、業界の動向やトレンドを意識した活躍が求められます。
さらに、集められた情報を基に、これから流行りそうな商材を探ったり、逆に売れ行きが期待できないものは何かを考えたりすることも必要になります。
また、これらの作業には大量のデータを数字で具体化し、分析をする必要があるため、数字に強い人は適任といえます。 -
コミュニケーション能力の高さをアピールする
企画職の場合、立案した計画などを資料にまとめ、会議で発表する機会が発生しますが、そのときに必要となるのが、コミュニケーション能力の高さです。
プロジェクトは、思ったように進むケースばかりではありません。各部署との調整や社外とのやりとりを通して、臨機応変な対応を迫られることもあります。
ですから、企画職は人と接することを楽しいと思える人が適任です。職務経歴書を書くときは、そのような人物像をイメージさせることを意識してください。 -
結果を出すまでのプロセスを明記
売上などの目標数値を達成した場合は、そこまでのプロセスで工夫した点を記載しましょう。そのときに大切なのは、何をどのように、どういった手順で行ったのかというように、できるだけわかりやすい書き方をすることです。
また、そのプロセスで担当した業務を具体的に書きます。そうすることでキャリアをイメージしやすくなり、入社後の貢献度が採用担当者にも伝わります。
WEBマーケティング未経験者のための職務経歴書の作成テクニック
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WEBマーケティングの基になる知識や、類似する経験でアピールする
目まぐるしく成長しているIT業界では、WEBマーケティングと呼ばれる新たな業種が誕生しました。今後もネットビジネスは成長し続けることが予想されるので、この業種はこれからも脚光を浴びると考えられています。
WEBマーケティングにおいて、SEO・SEM・SNSといったWEBマーケティングの主流となる経験・知識があることは、転職をする上で好評価につながります。
自社でのマーケティングの経験がなくても、ネット広告代理店・媒体社などでノウハウを取得したり、何かしら業務に携わったりした経験がある人は、その点もしっかりアピールしましょう。もし、全くの未経験からこの業種に挑戦する場合は、今まで担当した業務の中で類似している経験を記載するようにしてください。「提案要素の高い営業経験」や「商材・サービスの企画経験」がある場合は、ぜひアピールしましょう。
企業によっては、コミュニケーション能力の高さを重視したポテンシャル採用をしているところもあります。経験がないからといってあきらめず、チャレンジしてみてください。
職務経歴書サンプル
職務経歴概要
○○大学を卒業後、制作会社を経て20xx年xx月、株式会社○○○○に入社。WEBプロデュースに携わり、企画立案から実施まで担当したほか、ECアライアンスの導入指揮も経験して参りました。会社都合(M&A)により退社し、20xx年xx月から株式会社○○○○に移り、広告費用管理やCMクリエイティブのディレクション、UI(ユーザーインターフェイス)改善など、幅広く任されております。
職務経歴詳細
20xx年xx月 〜 20xx年xx月 株式会社○○○○(○年○ヶ月)
事業内容:WEB媒体運営 資本金:x億x千万円 社員数:xxx名 所属:広報部企画室
- 20xx年xx月 ~
20xx年xx月
(○年○ヶ月) -
部長以下○名で主に下記業務を担当
- WEBプロデュース(実務・営業企画含む)
- B to B企画(商品企画)、ユーザー獲得可能なB to C企画の立案実施
- メルマガ・記事広告のライティング
- 新規プレパブ先開拓(約100社)
- WEBサイトデザイン(ユーザビリティ)全面リニューアルの立案実施
- ECアライアンス実施
- 20xx年xx月
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【工夫したポイント】
- 入社1年目でマネージャーに就任後、運営・営業どちらも管理したが、部下とのコミュニケーションを密にし、チームの団結を心がけた。
- ブレインストーミングを効率良く行い、アイディアを出し合った結果が「WEB of the year」のような賞に繋がった。
- 会員の反応を見ながらサイトを改善した結果、下は小学生から上は80歳代まで、多くの方から支持を頂いた。
使用可能ソフト
- ■Adobe Photoshop
- ■Adobe Illustrator
- ■Dreamweaver
活かせる経験・知識・技術
■企画室(×年):
CMクリエイティブディレクション、出稿量調整、クロスメディア、ブランディング、イベントなどの企画立案実施
■WEBマーケティング(×年):
SNSについての知識と運用、マネジメント実績と結果(受賞歴あり)、広告に対する数値管理・効果測定・費用対効果改善、取引企業との企画・条件面に関する交渉力
資格・スキル
取得年月 | 資格名 |
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20xx年xx月 | TOEICスコア840 |
自己PR
○企画力で受賞歴
WEBプロデュース時代は新メニューの開発はもちろん、コラボレーション企画案を自ら企業に持ち込んだり、会員の反応を見ながらサイト改善を行ったりしておりました。入社1年目でマネージャーとして運営側と営業側、両方を管理させていただき、チームが団結した結果、大手ウェブサイト主催の「WEB of the year」のサービス部門で1位を獲得しております。
○費用対効果の向上を実現
宣伝部時代は、WEBの場合は効果測定が顕著なので、それを分析しながら広告を打っていました。ユーザーを呼べるような企画立案や、ユーザビリティ向上を目指して他部署と協力体制を構築、結果的にユーザーを前年比○%、伸ばすことができました。グラフィックソフトが使えるため、広告発注からデザイン入稿まで一貫して最速で遂行したこともあります。効果測定から次回に向けてのPDCサイクルを実現、無駄な広告費の削減にも成功しております。
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