金融業界
- 年齢
- 31歳
- 性別
- 男性
- 転職活動期間
- 1ヵ月半
銀行での顧客本位の姿勢を面接でもアピール、金融コンサルに転身
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前職
- 業種
- 都市銀行
- 業務内容
- リテール営業
- 年収
- 820万円
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現職
- 業種
- 経営・戦略コンサルティング
- 業務内容
- 個人・法人向け営業
- 年収
- 700万円
転職へのご志向、転職経緯
求職者様は、銀行での個人・富裕層向けの金融商品コンサルティング営業に一貫して携わっていらっしゃいましたが、過大な目標設定、および顧客意向を蔑ろにする傾向にある支店の雰囲気に嫌気が差し、転職エージェントへの相談に至りました。顧客と近い距離で且つ長いお付き合いをすることには適性を感じてらっしゃり、顧客の懐に飛び込み課題解決に情熱を燃やすことができることが自身の強みであると認識されていました。また、高齢化社会の流れを受け、富裕層顧客向けのビジネスの先行きはまだ明るいとも考えていらっしゃり、今までの銀行での営業経験をベースに、更なるステップアップを検討。エージェントとの面談を通じ、非公開求人について直接説明を受ける中で、複数の企業・求人に関心を持たれました。
転職活動中の不安、不安へのアドバイス
求職者様は、銀行という閉鎖的な環境の中で社会人経験を積まれてきたため、世の中の企業の「普通」「常識」が何かを捉えることができない、という漠然とした不安があったようです。最近こそ銀行からの転職者は急増しているものの、過去には転職に踏み切る同期も少なく、自身の市場価値や挑戦可能な範囲が全く見当もつかない、という状況でした。
不安への対処法としては、(1)銀行での経験を紙に書き出し、「営業スタイル」「扱ってきた商材・商品」「提案手法」「顧客属性」「取引金額」等に分け、自身の特徴や強みを整理する、(2)現在の転職市場で評価される点、されにくい点を説明し、相対的にご自身にどんな強みと弱みがあるのかを理解する、(3)強みを活かし、かつつ顧客本位の仕事を貫くことができる転職先を選定する、といったことを実施しました。
内定までの流れ
金融業界、コンサルティング会社を中心に10社の求人へ応募しました。そのうち通過となった4社の面接へ参加。30歳を超えての転職であったため、各社即戦力採用という目線での選考となり、面接の場では、どれだけ経験値が活かせるか、再現できるかを問われることが大半でした。面接慣れをしていく中で、ご自身の強みである「顧客の財産トータルを見ての提案」をアピールすることができるようになり、面接官からも高評価を得ることに成功しました。結果として2社から内定を獲得しました。
最終的には、金融商品だけではなく、不動産・資産承継・M&Aなど幅広いサービス提供ができる金融コンサルティング会社へ入社を決意することとなりました。