
設計・施工管理
- 年齢
- 25歳
- 性別
- 男性
- 転職活動期間
- 1年8ヵ月
自らの課題を克服し1年8ヵ月という長期戦を粘り強さで制覇!!
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前職
- 業種
- 鉄鋼・金属
- 業務内容
- 補助金申請等の事務業務
- 年収
- 270万円
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現職
- 業種
- 機械・機械部品
- 業務内容
- 機械設計
- 年収
- 407万円
転職へのご志向、転職経緯
求職者様(Tさん)は、金属スクラップをリサイクルするメーカーに新卒で入社された後、社会人2年目の春に転職活動を開始されました。転職活動を始めた理由として、生産技術職(機械系)として採用されたにも関わらず、現職では補助金申請の事務業務しか担当させてもらえなかったことで、自分が思うようなキャリアが構築できない、といった点が大きかったようです。
社会人2年目にスタートされた転職活動でしたが、キャリアアドバイザーとの二人三脚で様々な困難を乗り越え、転職活動を開始されて1年8ヵ月後の社会人3年目の冬に、見事内定を獲得されました。大学時代に学んだ機械系知識を生かしながら、未経験のブランクを埋め、機械設計エンジニアとしてご活躍できる技術者派遣の会社に転職されました。
転職活動中の不安、不安へのアドバイス
Tさんの転職活動には、さまざまな難しさがありました。
1点目は、機械系エンジニアとして転職するには、現職のご経験だと未経験扱いになってしまうという点。2点目は、学生時代にCADなどをほとんど触ったご経験がなく、ポテンシャルをPRするための決め手が弱かった点。この2つの点から、中途採用の機械系エンジニアとして即戦力として判断されず、書類選考段階でかなり苦戦されました。
前述の2点に加え、Tさんは地方にお住まいであったことから、首都圏での面接に何度も参加するのが困難な状況であったことも、転職活動が難航した理由でした。せっかく書類選考通過となっても、面接に参加することができず、辞退されることもありました。また、Tさんはあがり症で、面接の場になるうまくお話をすることができず、充分に能力をアピールすることができなかったことも、転職活動を難航させる要因となりました。
こうした困難が複数ある中でも、ひとつひとつの課題に向き合い、解決できるようなアドバイスを心掛け、転職活動としては異例ともいえる1年8ヵ月という長期間の活動を経て、Tさんは無事に内定を獲得されました。
内定までの流れ
まず、現職で機械系エンジニアとして生かすことのできるご経験をなるべく積んでいただけるようアドバイスしました。そんな折、生産技術の業務として、設備導入の案件をTさんが担当することが決定。設計そのもののご経験を積むことはできませんでしたが、「生産技術」「設備導入」といった貴重な経験を積むことができ、職務経歴書に自信を持って記載できるスキルが増えました。
また、お住まいの関係で面接の参加が難しいという点に関しては、1次面接は電話やSkypeで実施していただけるよう企業側に交渉し、実現しました。どうしても対面で面接をする必要がある場合には、1日に複数社の面接を受けられるよう調整し、最小限の有給休暇で済むように努めました。
さらに、あがり症に関しては、面接対策を10回以上実施し、質疑応答のパターンを習得していただき、本番にも安心して臨めるようサポートしました。話し方の癖についてはTさん自身もご自身の課題と認識していらっしゃったようで、この機会に自分を変えたい!という思いから、クリニックに半年間通い、抜本的に改善されました。このような課題解決の結果、見事、ご内定獲得に至りました。