更新日:2024/03/22
転職の際に、採用担当者に必ず伝えるのが自己PRです。履歴書、職務経歴書といった応募書類で書いたり、面接で聞かれたりします。
ここでは、プログラマーが転職する際の自己PRの作り方について、そのポイントや注意点を解説します。
目次
技術進歩のスピードが速い現代社会において、プログラマーの需要は日々増え続けており、売り手市場の傾向が顕著です。求人数も、他の職種に比べて圧倒的に多く、ともすればプログラマーの転職は簡単と思っている方もいるかもしれません。
しかし、それは大きな間違いです。需要があるということは、それだけ求められるスキルが高いということでもあります。一定のスキルレベルに満たない場合は、選考に進むチャンスすら与えてもらえないこともあるでしょう。
プログラマーの転職市場は、いわば実力勝負の世界であり、そのことを前提として、しっかりと自己PRを作っていかなくてはいけません。
企業が求める人材の能力や、スキルが明確に定められているプログラマーの転職では、自己PRも具体的なものが求められます。
ここでは、経験、資格、スキルの3つに分けて、どのような内容をアピールすべきか解説していきます。
自身がこれまで経験してきた仕事やキャリアをアピールする場合、担当したプロジェクトの種類やその規模、さらにそこで担当していた自分の役割について、具体的な内容を交えて行いましょう。
伝える内容が具体的であればあるほど、あなたがどれだけのスキルや能力を持っていて、今後どのように活躍してくれるかを、採用担当者がイメージしやすくなります。
特に、トラブル時の対処法などの話は、現場を知っているからこそできる話であり、あなたの人物像をより具体的にイメージしてもらいやすい材料になります。
プログラマーに関する資格の種類は多く、その難度や活用するシーンも千差万別です。
保有資格をアピールする場合には、転職を希望する企業が求めているスキルや、メインとしている開発環境に合わせて、自身の資格をアピールするようにしましょう。
仮に高難度の資格を持っていたとしても、それを活用できる仕事でなければ、良い評価をもらうことはできません。企業が求めるスキルが何なのかをしっかりと把握しなくてはならないため、自己PRの作成はもちろんですが、企業研究にも時間を割かなければいけません。
自分が持っているスキルをアピールする場合は、JavaやRubyといった扱えるプログラム言語は何で、それをどのくらいの年数経験したのか、具体的な数値でアピールするようにします。
また、プログラマーは、仕様書やクライアントから出される要望をしっかりと咀嚼し、形にすることが求められます。そのため、単なるプログラミングスキルだけでなく、コミュニケーションスキルに関してもアピールできると、良い反応をもらうことができるでしょう。
最後に、プログラマーとして転職する場合の、自己PRの例文をご紹介します。
私はこれまで6年間、プログラマーとして勤務しました。携わった案件は、小さいものも含めると100件以上あり、その中でも最大規模のものは、ユーザー数1億人を超えるサービスの、スマホアプリの開発プロジェクトでした。
そのプロジェクトでは、私はチーフプログラマーとして、チーム全体のとりまとめや進捗管理を中心に行ってきました。特に課金機能に関する部分は、私自身も直接プログラミング作業に参加し、納期に間に合わせることができました。
目立ったトラブルを起こさず、仲間たちと密にコミュニケーションをとりながら、スムーズに現場を回していくことを得意としています。
プログラマーの転職は、売り手市場とはいうものの、具体的なスキルが問われるため、そのレベルに達していないと、希望の企業への転職や、望んでいるキャリアのステップを踏むことはできません。
そのためにも、ある程度早い段階から、自分の将来をしっかりと考えるようにし、その都度必要なスキルや磨くべき能力を見定めながら、価値のある実績を積むようにしてください。
反対に、それさえしっかりとできていれば、これまでの経験や持っているスキルをそのまま伝えるだけで、転職活動の成功率を大きく上げることができるはずです。
面接でのちょっとしたテクニックが必要ないというわけではありませんが、これまでの一日一日の積み重ねが重視されるのが、プログラマーの転職の特徴といえます。
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