更新日:2024/04/12
この記事のまとめ
内定を獲得して、新しい環境で活躍したいなら、面接を突破する必要があります。どれだけ素晴らしい経歴やスキルを持っていても、面接で評価を下げてしまえば、内定を獲得するのは難しいものです。
そこでこの記事では、面接を突破するための対策について解説します。事前準備で大切な部分や、見落としがちなポイントについてチェックしましょう。効果的な面接対策もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
目次
理想の企業へ転職するためには、選考突破へ向けての事前準備が必要です。特に、企業の担当者と対面で話す面接の場合、状況に応じて臨機応変に返答するための入念な準備が大切です。書類選考は突破できたのに面接で失敗するケースのひとつに、面接へ向けての準備不足が挙げられます。
面接では、あらゆる質問に回答できるよう準備しておかなければなりません。自己PRは完璧に準備したのに、逆質問の準備はしていないなど、抜かりがあると選考突破は難しくなります。
面接対策にはさまざまな方法がありますが、訴求力のある回答で面接官の心をつかむためには、企業がどのような人物を求めているかを把握しておく必要があります。その初めのステップとして、企業が提示する求人内容に目を向けましょう。ここでは、求人内容からできる面接準備をご紹介します。
面接準備は、応募先の企業に向けたものでなければなりません。そのため、まず企業の募集要項を確認しましょう。募集要項には、企業が求める人物像が記載されています。必要な資格や適性が書いてあるケースもあるでしょう。
自分の能力と企業が求める人物像が近いほど、企業から戦力になれる人材だと期待してもらえます。求める人物像をしっかり把握しておくと、企業からどのような質問をされるかの傾向を捉えやすくなるでしょう。
企業が求める人物像を把握したら、なぜ自分が当てはまると思ったのかを考えましょう。自分が適任か分からないまま応募すると、企業からは「やみくもに応募しているのでは」と捉えられてしまいます。併せて、求人に応募した動機も明確にしておきましょう。自己理解を深めておくと、企業からの質問にスムーズに答えやすくなります。
企業研究と面接対策を切り離して考える方も多いかもしれませんが、企業研究は面接を突破するための重要な要素です。企業について把握しておくほど、アピールポイントを絞り込めるでしょう。ここでは、面接準備として確認しておきたい4つのポイントをご紹介します。
企業がどのようなサービスを展開しているのかを把握しておくのも大切なポイント。サービスとは関わりのない職種に応募する場合でも、企業の一員になるという意味で、企業が力を入れているものを知っておくのは大事です。
提供するサービスや販売している商品は、可能な限り事前にチェックしておきましょう。商品を手に取り、購入者として商品への意見を持てるとなおよいでしょう。
応募先の仕事内容についての理解を深めると、面接で訴求力のある受け答えができます。面接をとおして、本当に自分に合う仕事なのかも確認できるでしょう。
具体的な仕事内容が分かる場合には、同じ仕事に携わる人の口コミなどをリサーチしておくのもひとつの手です。仕事への理解を深めておくと、内定後も入社してからの活躍に向けてスムーズに準備できます。
企業の文化に対する理解を深めておくのも、大切な対策のひとつです。企業の価値観が自分に合うかどうかは、今後の活躍を左右する要素です。待遇や条件が自分に合うと感じても、企業の方針と自分の仕事観が異なると、入社後にミスマッチを感じる原因になるでしょう。
多くの企業がホームページを持ち、SNSやブログで自社の魅力を発信している現代は、昔と比べて企業の文化を確認しやすいといえます。自分自身が転職先の企業に溶け込めるかどうかを確かめる意味でも、社風や企業理念について気になるポイントがある場合には、面接で確認しておきましょう。
面接でよく聞かれる質問のひとつに、以下のような質問があります。
このような質問は、企業研究の有無や深さを問われる質問です。併せて、入社後のミスマッチを避ける意図もあります。なぜその企業を選んだのかを明確にして、企業へ入社意欲の高さをアピールしましょう。
面接に臨む際は、事前に回答を作り込んでおく必要があります。面接で聞かれる質問にはある程度傾向があるため、よくある質問を中心にオリジナリティのある回答を作成しておきましょう。ここでは、よくある5つの質問をご紹介します。回答を用意する際の参考にしてみてください。
面接の最初に、応募者の自己紹介を求める企業は多いでしょう。「職務経歴」「志望動機」「退職理由」も同様に、面接でよく聞かれる質問のひとつです。自己紹介は、応募者の印象を左右する大切な項目です。企業は、アピール内容はもちろんですが、表情や話し方から「自社にマッチする人材であるか」も確認しています。
退職理由を聞かれた場合には、面接官にネガティブな印象を与えないよう注意する必要があります。本来の退職理由がネガティブなものであっても、ポジティブに変換したうえで伝えるよう工夫しましょう。
面接では、応募者自らが企業へアピールするための時間が設けられます。「強みは何ですか」「キャリアプランを教えてください」という質問もそのひとつです。こうした質問は企業へ向けて、ダイレクトに自分の魅力をアピールするチャンスなので、事前に回答を作り込んでおきましょう。
一方で、ネガティブな印象を与える恐れがある質問をされるケースもあります。たとえば「短所を教えてください」「これまでに不満を感じた仕事は何ですか」などがその一例です。短所は、仕事に大きく支障をきたす内容への言及は避けるのが無難です。仕事の不満点に関しては、問題解決力を問われる質問だと捉え、自己アピールにつなげて終われるよう工夫しましょう。
役員面接でよく聞かれるのがこの手の質問です。5年後や10年後といった長期的なキャリアプランを問われたり、「なぜ当社に応募したのですか」「この仕事は将来どう成長できると思いますか」などの質問をされたりするケースも珍しくはありません。
キャリアプランを答える際に注意したいのが、企業が求めるものと、自分のプランが合致しているかどうかです。管理職への成長を期待する企業へ向けて「マネジメントは苦手なので、将来は......」と伝えてしまうと、長期的な活躍は期待できない人材と判断されかねないため注意しましょう。志望理由や、事業や業界の将来に関しての質問は、入念な企業研究や業界研究が必要です。
前職を退職してから期間が空いている場合、その期間に何をしていたか質問されるケースがあります。「仕事をしていない期間はどう過ごしていましたか」「なぜブランクがあるのですか」など、ストレートな質問が投げかけられるケースが多いでしょう。
企業からすると、空白期間はひとつの懸念材料です。空白期間の理由によっては、入社後の業務に支障をきたすケースがあるからです。たとえば病気で働けなかった場合は、現在どのような状態なのかも明確に伝えなければなりません。特に何もしていなかった場合でも、そのまま伝えると仕事への意欲がないと判断されてしまうでしょう。取り組んでいたものを具体的に挙げる必要があります。
面接時に聞かれる質問の定番となりつつあるのが、逆質問です。基本的に、面接の終盤で聞かれる逆質問。「聞きたいことはありますか」「何か質問はありますか」と聞かるケースが多いでしょう。逆質問は単に企業へ疑問点をぶつける時間だと思われがちですが、実は自己アピールにもなり得る時間です。
たとえば、入社後の働き方に関する質問では入社意欲の高さをアピールできるほか、シーンに合う質問でコミュニケーション能力の高さもアピールできます。「特にありません」では、意欲の低さが目立つ回答となってしまうため、事前に準備したうえで面接に臨みましょう。
受け答えの内容を練習するだけでは、スムーズな面接突破は望めないでしょう。面接では回答の内容だけでなく、しぐさや話し方もチェックされます。併せて、社会人としてのマナーが身についているかも面接官が見ている部分です。ここでは、動作や表情、話し方の事前練習について解説します。
いざ面接を受ける際は、入退室にも正しい決まりがあるため覚えておきましょう。以下が、入室のマナーです。
入室後は、「お掛けください」の指示を受けてから、「失礼します」と着席するのが基本です。着席の前に軽いお辞儀をしましょう。
退出ひとつをとっても、さまざまな注意点があります。
面接官に履歴書などの書類を渡す場合、両手で差し出すのがマナーです。荷物を持っている場合、荷物は一度床に置いてから書類を手渡しましょう。面接官から見て、書類が正面になる気遣いも忘れずに。面接官の目を見て渡せると、なおよいでしょう。面接をスムーズに進めるためにも、書類を取り出しやすい位置にしまっておく工夫も必要です。
こうした渡し方は、面接時のマナーだけでなく、社会人としてのマナーでもあります。相手の年齢や立場にかかわらず、マナーを意識して書類を渡せるとよいでしょう。
面接中は、対話する面接官の目を見て話しましょう。緊張からうつむいてしまう気持ちは分かりますが、下を向いて話したり、目をそらして話したりするのは望ましくありません。目を見て対話すると、積極性や自信をアピールできるメリットもあります。もし、普段から人の目を見て話すのが苦手という方は、模擬面接などでしっかりと事前対策しておきましょう。
とはいえ、面接中に終始面接官の目を見ている必要はありません。あまりに面接官を凝視してしまうと、圧迫した雰囲気になるでしょう。状況に合わせて目線を外すなどの工夫が必要です。
面接は対話です。面接官から一方的に質問を受ける時間ではなく、自分の気持ちを面接官に伝える時間でもあります。常に対話であると意識して、面接官へ入社したい熱意が伝わるよう心掛けましょう。
緊張から早口になったり、つい声が小さくなったりしてしまうケースもありますが、落ち着いたテンポと聞きやすい声量で話すのが理想です。ハキハキした話し方が好印象につながるケースもあるため、模擬面接などで練習しておくとよいでしょう。
採用によって今後の人生が大きく変わると意気込むほど、面接は緊張してしまうものです。自信を持って面接に臨むためには、不安要素を取り除いておく工夫が必要でしょう。そこでおすすめなのが、模擬面接です。本番を想定した面接練習を行うと、さまざまな質問にも焦らずに対応しやすくなります。
転職エージェントの模擬面接のサービスを活用したり、家族や友人に手伝ってもらったりなど、自分に合う方法で面接練習をしておきましょう。
面接当日は時間に余裕を持って行動するのが基本です。当日の朝になって焦らないよう、できる限りの下準備は終わらせておきましょう。ここからは、前日までにしておきたい面接準備についてご紹介します。時間にも心にも余裕を持てるよう、ぜひチェックしておきましょう。
面接当日に必要になるものは、事前に準備しておきましょう。どれだけ完璧に面接を行ってスムーズに受け答えができたとしても、面接本番で必要なものがそろっていなければ、評価は下がってしまいます。面接では、以下のような持ち物が必要です。
書類を折りたたまずに持ち運べるかばんは必需品。万が一のトラブルに備えて現金があると安心です。エチケット用品も持参しておきましょう。
面接会場が初めて足を運ぶ場所というケースも多いでしょう。初めての場所に行く際は、事前にアクセス方法を確認しておく必要があります。時間に余裕がある場合、前日までに会場に行ってみるのも良策です。
公共交通機関を利用する場合は、時間の確認も忘れずに。当日になって慌てないためにも、30分前には会場に到着できるよう計画を立てておくと安心です。当日、会場に早めに到着して時間に余裕がある場合には、会場周辺で待機するとよいでしょう。
応募者の第一印象を左右するといっても過言ではないのが、身だしなみです。自分では大丈夫と思っていても、意外な部分に落とし穴があるケースも。事前にマナーに反していないかをチェックしたうえで、面接本番を迎えましょう。面接官は大きく、以下のポイントを確認しています。
面接官は一部だけに着目するのではなく、服装や髪型、かばんやアクセサリーまで、幅広い範囲をチェックしています。総合的によい印象を与えられる身だしなみで面接に臨みましょう。
抜かりのない面接準備で、面接当日に十分な力を発揮したいと考えている方は、転職エージェントの活用がおすすめです。マイナビエージェントでは、一人ひとりに専任のキャリアアドバイザーがつき、転職成功を徹底してサポートします。
面接に不安がある方には、模擬面接を実施しています。模擬面接とはキャリアアドバイザーが面接官となり、本番を想定した面接練習を行うものです。模擬面接はリアルな面接の場を想定できるため、単に自宅で回答の練習をするよりも、効果的に面接対策ができます。面接に不安を感じている方は、まずはお気軽にマイナビエージェントにご相談ください。
内定を獲得するまでの選考の中でも、面接は転職成功を左右する大事なフェーズです。徹底した事前準備を行い、本番に臨みましょう。面接を突破するためにおすすめなのが、マイナビエージェントの模擬面接です。
模擬面接では回答をブラッシュアップできるだけでなく、表情やしぐさに関してのアドバイスも受けられます。より自信をつけた状態で面接に臨みたい方は、ぜひマイナビエージェントの模擬面接をご利用ください。
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