面接とともに行われる適性検査とは?主な種類と合格するための5つのポイント|求人・転職エージェント

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更新日:2024/04/18

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面接とともに行われる適性検査とは?主な種類と合格するための5つのポイント

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この記事のまとめ

  • 適性検査は応募者の能力や性格を見極め、ミスマッチを防ぐために行われる。
  • 適性検査には社会人としての基礎学力を測る「能力検査」と、応募者の性格や特徴、企業とのマッチ度を測る「性格検査」の大きく分けて2つがある。
  • 適性検査に合格するためには、読解力をつけたり計算練習をしたりするのが効果的。

応募者の能力や性格を見極め、ミスマッチを防ぐために行われる適性検査。面接の前後に行われることが多く、採用可否にも影響するため、事前に対策しておくことが重要です。

この記事では、適性検査の内容や種類についてご紹介します。合格するためのポイントやよくある質問もまとめましたので、転職活動中の方はぜひご一読ください。

目次

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企業が適性検査を実施する理由

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採用における適性検査とは、筆記テストやWebテストなどで応募者の能力や性格を判定し、採用を判断するための材料となるものです。適性検査にも種類があり、判断基準やどの試験を実施するかは企業によって異なります。ここでは、企業が適性検査を実施する理由について詳しく解説します。

応募者の能力(性格)を見極めるため

適性検査は数学や英語といった一般的な学力や、性格を検査するものがあります。仕事で学力の高さが求められるケースはあまりありませんが、社会人として最低限の学力が備わっているかどうかを見極めるために実施している企業が多い傾向です。性格検査においても、仕事をするうえでマイナスな要素がないかを判断されます。

ミスマッチを防ぐため

採用活動や教育にはコストがかかるため、ミスマッチを減らして早期退職を避けたいと考える企業は多くあります。いくら応募者が優秀な人材であっても、適性検査によって企業との相性が悪いと分かれば採用を見送るケースもあるでしょう。

適性検査の内容は大きく分けて2つ

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適性検査の内容は大きく分けると能力検査と性格検査の2つがあります。能力検査は一般的な学力、性格検査は性格を診断するものです。検査でどのような内容が問われるかを知っておくと、対策に役立てられるでしょう。

能力検査

能力検査は社会人として働くための学力を測る検査です。中学・高校レベルの国語や数学、英語の問題が出題されます。内容はそれほど難しいものではなく、事前に準備しておけば悪い結果になることはないでしょう。しかし、制限時間に対して問題数が多い傾向にあるため、次々に解いていかないと時間内にすべてを埋められないケースもあります。

性格検査

性格検査は応募者の性格や特徴、企業とのマッチ度を測る検査です。性格検査には大きく分けて「質問紙法」「投影法」「作業検査法」の3種類があります。質問紙法は「はい」「いいえ」で回答していき、性格や価値観を判断するものです。

投影法はあいまいな視覚的・言語的刺激を与え、それに対して自由に回答してもらう診断方法です。回答者の反応を把握するために受検時間が長めに設定されています。作業検査法は対象者に一定の作業をさせてパーソナリティを判断する方法です。集団で一括受検をすることもあります。

適性検査の主な種類

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適性検査にはさまざまな種類があります。性格検査は事前準備や対策がほとんどできませんが、能力検査では可能です。事前対策をしないと制限時間内にすべての問題を解ききれないことがあるため、適性検査の特徴を知っておき、できる対策はしておきましょう。ここでは、適性検査の中で代表的なものを4つ紹介します。

SPI

SPIは能力検査と性格検査の2つに分けられます。能力検査は「言語分野」「非言語分野」の2種類の問題があり、これらはコミュニケーションスキルや思考力を測るものです。言語分野は二語の関係や語句の意味、鶴亀算などが、非言語分野では数的な処理や論理的思考力を測る問題が出題されます。

玉手箱

玉手箱もSPIと並ぶ代表的な検査です。Webテスト形式で行われ、出題内容は大きく「言語分野」「非言語分野」の2つに分かれます。言語分野では倫理の読解や長文読解(英語も含む)、非言語分野では四則演算や図表の読み取りなどが出題されます。SPIよりも時間制限が厳しいため、短時間で問題を解くことが大切です

CUBIC

CUBICは能力検査と性格検査の2つがある点ではほかの試験と共通ですが、出題範囲が広く、基礎や応用といった難易度が存在するのが特徴です。出題科目は言語・数理・論理・図形・英語の5科目、難易度は基礎レベル・応用レベル・総合レベルがあります。

クレペリン検査

クレペリン検査は簡単な足し算を繰り返し行い、作業量や処理能力を測る検査です。また作業曲線という作業の推移を分析し、回答者の性格や行動の特性も判断します。内容はシンプルですが、集中力が必要な作業です。絶好のパフォーマンスで挑めるように体調管理を整えておくとよいでしょう。

適性検査に落ちる理由

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「適性検査は落ちることがないだろう」と考える人もいますが、油断は禁物です。能力検査の結果を重視する企業はもちろんもありますし、結果が悪いと「無対策で臨んだのか」とマイナスな印象を与えてしまうこともあります。ここでは、適性検査に落ちる理由について紹介します。

学力不足

「問題がまったく解けていない」「義務教育レベルも解けていない」といった学力不足で不採用となるケースがあります。能力検査では難易度の高い問題が出題されることは少ないため、著しく悪い結果になる可能性は低いと考えられるでしょう。ただし、解き方を知らなかったり準備不足だったりする場合、思った以上に問題が解けないことがあります。

人間性に問題がある

「回答に一貫性がない」「虚偽の回答をした」「ストレス耐性が低い」など、人間性に問題があると判断された場合、適性検査で落ちることがあります。たとえば「性格検査と面接時の回答が違う」というのもマイナスな印象を与えるでしょう。また、企業が求める人物像と応募者がマッチしていないと性格検査で判断された場合も合否に影響することがあります。

適性検査に合格するための5つのポイント

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書類選考や面接で手応えがあっても、適性検査の結果が著しく悪ければ選考で落とされてしまいます。しかし、適性検査の経験がない場合、どのように対策を立てたらよいか分からない方もいるのではないでしょうか。適性検査で確実に合格するためにも、ここで紹介する5つのポイントを押さえておきましょう。

1.事前準備をする

適性検査をスムーズに受検できるように環境を整えておくことが大切です。Webテストであればパソコンの操作に慣れておく、筆記試験であればマークシート用の鉛筆を2本〜3本用意しておくなど、当日に備えましょう。また練習問題をこなすためには参考書を購入する必要があります。どの参考書を選ぶか、早い段階から吟味するとよいでしょう。

2.読解力をつける

言語系の能力検査では、長文読解や文の並び替えなどの国語的な問題が出題されるため読解力が必要です。スムーズに回答するためにも、単語や熟語を覚えたり文章に慣れておいたりするとよいでしょう。日頃から読書をして読むスピードや語彙力を養うのもおすすめです。

3.計算練習をする

非言語分野では数学的な問題が出題されます。適性検査では電卓の使用が禁止されている場合が多いため、計算問題に慣れておくことが大切です。過去問や問題集を多くこなし、解き方やパターンを覚え込みましょう。複数の問題集に手をつけずに、同じ問題集を何周か繰り返すのがおすすめです。

4.時間配分を決める

適性検査には時間制限があるため、ゆっくり問題を解いているとすべての問題に回答できない恐れがあります。70問出題される場合は1問あたり1分といったように、時間配分を決めて進める必要があります。難しい問題は後回しにして、どんどん先に進むことが大切です。回答の選択肢の中に、明らかに答えではないと感じたものは消去していく消去法を取り入れるのもよいでしょう。

5.性格検査は正直に答える

性格検査は個人の性格を見極めるものであるため、対策方法は特にありません。一番大切なのは正直に答えることです。見栄を張ろうとすればすぐに見抜かれてしまうでしょう。設問をしっかり読み、焦らずに落ち着いて回答してみてください。

適性検査に関するよくある質問

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適性検査を初めて受ける場合、さまざまな不安や疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。検査当日に慌てないように理解を深めておき、万全の体制で挑むことが大切です。ここでは、適性検査に関するよくある質問を2つ紹介します。適性検査に合格し、次の選考に進むためにもぜひ参考にしてみてください。

適性検査はいつ受ける?

中途採用の適性検査のタイミングは主に以下3つのパターンがあります。

  • 書類選考
  • 一次面接
  • 最終面接

適性検査のタイミングは企業によって異なります。いつ実施されても対応できるように準備しておきましょう

受検方法には何がある?

適性検査の受検方法は主に以下の4つがあります。

  • ペーパーテスト
  • Webテスト
  • インハウス
  • テストセンター

ペーパーテストはテスト用紙を使った筆記試験で、応募先企業や試験会場で実施されます。Webテストは自宅のパソコンやスマートフォンを使ってオンラインで受検する方法です。インハウスは応募先企業のパソコンで受検する方法で、面接と同日に実施する傾向があります。テストセンターは適性検査の開発元が用意した会場のパソコンで受検する方法です。

まとめ

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適性検査とは応募者の能力や性格を見極め、ミスマッチを防ぐために行われるものです。適性検査は大きく分けて能力検査と性格検査の2つがあります。

性格検査については事前の準備ができませんが、能力検査は出題傾向を把握したり問題集を解いたりと事前に対策できるため、落とされることのないよう万全にしておきましょう。各企業が実施する検査の種類や出題傾向を知りたい方は、転職エージェントの力を借りるのもおすすめです。

マイナビエージェントでは求人紹介や面接対策はもちろんのこと、各業界に詳しいキャリアアドバイザーから適性検査についてのアドバイスも受けられます。転職に関するさまざまなサービスを提供しているため、「問題を解くコツが知りたい」「志望企業の適性検査の傾向を知りたい」といった方は、ぜひマイナビエージェントにご相談ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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