面接で気になる最近のニュースを聞かれたら?回答例と面接対策を解説|求人・転職エージェント

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更新日:2024/04/18

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面接で気になる最近のニュースを聞かれたら?回答例と面接対策を解説

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この記事のまとめ

  • 面接官は最近のニュースを聞き、応募者の「情報収集力」「考え方」「価値観」などを確認している。
  • ニュースの概要だけでなく「どう感じたのか」「ニュースから何を学んだのか」を伝えるのがポイント。
  • 自信を持って面接に臨みたい方は、転職エージェントの模擬面接を受けるのがおすすめ。

面接でよく聞かれる「最近のニュースで気になるものは」という質問は、ただニュース内容を聞いているわけではなく、応募者の考え方や情報収集力を確認するのが目的です。

企業の採用面接で聞かれる質問は、すべて評価対象となっています。面接官が何をチェックしようとしているのか、質問の意図を理解して、よい評価が得られる回答をできるように準備しましょう。

そこで今回は、面接における「最近の気になるニュース」の回答でチェックされるポイントやニュースの選び方のほか、答え方を例文とともに解説します。

目次

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面接で最近のニュースに関する質問をする4つの理由

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面接官は気になるニュースを質問し、応募者のどのような部分をチェックしているのでしょうか。まずは、気になるニュースの回答でチェックされるポイントを解説します。

情報収集力を確認するため

面接官は気になるニュースを質問することで、応募者が情報を積極的に集めているかどうかを判断します。特にグローバル化が進む企業においては、国内外の経済情報やテクノロジーの情報など、広範囲の情報収集でビジネスチャンスが広がるケースも珍しくありません。

ニュースに敏感で情報収集を怠らない方は、事業拡大を図るうえで、有力であると面接官に判断される場合があります。

社会問題への意識をチェックするため

面接官は気になるニュースを聞き、応募者の社会に対する意識の高さをチェックします。社会問題とは、労働や医療、政治など私たちの日常生活に深いかかわりを持つ問題のことです。

最近のニュースについて自分の考えを持っている方は、社会に対しての意識が高いとみなされ、高評価につながる可能性が高いでしょう。

自分の意見を伝える力を試すため

社会問題などに対する自分の意見を明確に伝えられるかという点も、チェックポイントとなります。根拠とともに主張できる能力は、仕事をしていくうえでも必要不可欠となるからです。面接に臨む際は、気になるニュースについて「どのように感じたのか」「想定できる解決策」などを考え、自分の言葉でまとめましょう。

考え方や価値観を知るため

ニュースに関する質問から、応募者の人間性や考え方などを探るのも目的のひとつです。面接官は「そのニュースを選んだ理由」や「思索した対処法」などを聞き、応募者の考え方や人柄、価値観をある程度理解できます。応募者の人間性や考え方が、社風や社員の性格と適合すると判断されれば、好印象を与えられるでしょう。

面接に適した「最近のニュース」題材の選び方

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ニュースの題材を絞り込めず、悩んでいる方もいるかもしれません。気になるニュースの質問では、題材として何を選ぶのかという点も評価の対象となります。面接に適した題材を提示できるよう、慎重に選びましょう。ここでは、気になるニュースの題材の選び方をご紹介します。

応募企業や業種・業界に関係のあるニュースを選ぶ

気になるニュースは、応募企業の業種・業界に関連する内容のニュースを選ぶのがおすすめです。面接官との対話がスムーズに進めば、志望度の高さや熱意をアピールしやすくなります。

逆に関連性がないテーマを選んでしまうと、面接官が評価をしづらくなってしまうでしょう。たとえば、応募企業がIT企業なのに「プロ野球で好きなチームが日本一になったこと」などを話した場合、「自社が属する業界に興味がないのでは」と思われてしまうリスクがあります。

ビジネス関連のニュースを選ぶ

志望の業種にまつわる気になるニュースがないときや、幅広い業界で転職活動をする方は、社会や経済に関する話題を選ぶのがおすすめです。企業が展開するあらゆる事業が、社会や経済の動きと関係しているため、面接官の興味から大きく外れるというリスクが少ないでしょう。

また、社会や経済への関心をアピールできるのも、社会問題に関する題材を取り上げるメリットです。社会人としての意識の高さや責任感への評価が高くなるかもしれません。

旬なニュースを選ぶ

旬なニュースを選ぶのも方法のひとつです。気になるニュースに関する質問では、世界経済や社会情勢など最新の情報を把握しているかという点もチェックされます。そのため、最近のニュースを選べば情報収集力を評価されるでしょう。

一方、題材として古いニュースを選んでしまうと、「新しい情報には興味がないのでは」「時代のスピードについていけないのでは」などと思われてしまう恐れがあります。できるだけ新しい情報を選ぶよう心がけ、2年~3年以上前のニュースを取り上げるのは避けましょう。

とはいえ面接当日や前日、1週間以内などの直近の出来事を選ばなければいけないわけではありません。2ヵ月~3ヵ月以内を目安にし、できるだけ時事性のあるテーマを選定しましょう。

面接で「気になる最近のニュース」を聞かれた際の回答の流れ

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最近のニュースの剪定方法は分かったものの、どのような流れで答えればよいのか、悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。ここからは、ニュースの内容が面接官に伝わりやすくなる話の組み立て方をご紹介します。3つのステップを参考に、分かりやすい回答を作成しましょう。

1.最初にニュースの概要を伝える

論理的に話を組み立てられるよう、まずは「結論」を伝えましょう。ここでいう結論とは、「何のニュースなのか」「いつ頃のニュースなのか」というニュースの概要です。併せて、「誰のニュースなのか」も先に伝えておくとよいでしょう。その後に「気になった理由は......」と、つなげるのがよい流れです。

面接の場では、分かりやすく話せるかどうかも、評価の対象です。選定したニュースが面接官にとって興味深いテーマであっても、理解しにくい順序で説明してしまうと、コミュニケーション能力がないと評価されてしまうので注意しましょう。

2.ニュースに対する自分の意見を伝える

最近の気になるニュースについて聞かれた際に、単にどの出来事が気になったのかを伝えただけでは、評価につながりません。面接官が見ているのは、応募者の「考え」や「価値観」です。気になった理由を伝えて終わりではなく、ニュースに対しての意見も述べるようにしましょう。

とはいえ、まったく興味のないニュースでは自分の意見を持つのが難しいこともあります。応募先との関連性を意識しつつも、興味のあるニュースを選定できるとよいでしょう。

3.気持ちや行動の変化について伝える

最後に、ニュースから得た学びについて伝えましょう。たとえば、環境についてのニュースをテーマに挙げた場合、「今後は〇〇の取り組みをしたいと思った」などと意識の変化を伝えられます。「〇〇について勉強しようと思った」「〇〇をサポートできる人になりたいと思った」など、ニュースをとおして自分の中での気持ちの変化を述べられれば、きちんと問題意識を持てる人だと評価してもらえます。

感じたことや思ったことだけでなく、実際に「〇〇に足を運んでみた」「〇〇スクールに入会した」など、行動に変化が起きたと伝えると問題意識の高い人材だとアピールできます。

2022年最新】面接対策!最近のニュースに関するOKNG回答例

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回答の仕方によって、面接官が応募者に抱く印象は大きく変わります。そのため、面接前にはしっかりと構成を練っておくことが大切です。ここでは、ニュースに関する質問への4つの回答例と、避けたいNG例をご紹介します。例文を参考にしながら、オリジナルの文章を組み立てましょう。

業界に関するニュースの回答例

志望業界に関するニュースは、面接官のほうが内容を詳しく知っている可能性があります。提示する題材についてしっかりと下調べをして、追加で質問を受けた際にもスムーズに答えられるように準備しましょう

【例文】

私が注目しているニュースは、円安を活かした海外展開への支援についてです。先日、岸田総理大臣が「円安の長期化に備えて、海外展開を考えている中小企業1万社を支援していく」と表明していました。

歴史的な円安を記録して以降、さまざまな場所でデメリットが嘆かれていますが、私は円安のメリットに注目しています。円安によって海外の方は日本の商品が安く手に入る状況であるため、円安のいまが日本のモノやサービスを売り込むチャンスだと考えています。実際に、この業界の大手企業である複数社も海外進出を成功させたと伺いました。

私は以前から日本のよいサービスを海外に広めたいという思いがありましたが、今回のニュースをきっかけに、よりその思いが強くなりました。御社も海外事業部を設立する予定があると伺っております。海外事業に携われる機会がありましたら、語学力を発揮できるよう、先月からビジネス英会話を学んでいます。

国内問題に関するニュースの回答例

国内問題にはさまざまな種類があるため、深く関心を持ち研究できる話題を選ぶことが重要です。また、社会問題を選択すると、社会人としての意識の高さをアピールできます。

【例文】

私が現在気になっているニュースは、東京に本社を持つ企業が地方に支社を設立しているというニュースです。働き方改革や新型コロナウイルスの影響で、地方創生が加速していると聞きます。実際に私の弟も東京からUターン就職することに決まり、このニュースにより強い関心を持ちました。

地方創生は企業にとって容易なことではないと思いますが、社員のやりがいや社会的イメージの向上といった点にはメリットがあります。また、地方で雇用が生まれることで若者の流出が減り、人口減少や高齢化にも歯止めがかかるのではないでしょうか。

御社も、このような社会貢献性の高い制度をいち早く導入されていることと存じます。もし採用していただけた際には、企業理念に学び、私自身も社会の役に立てるよう精進して参りたいと思います。

国際問題に関するニュースの回答例

国際問題の話題は幅が広いため、どの業界でも取り入れやすいトピックです。面接官も認知しているような話題を選ぶとよいでしょう。

【例文】

私が最近気になっているのは、日本におけるSDGsの取り組みが、海外から厳しい評価を受けているニュースです。 SDGsの取り組みでは、国別に目標達成度が数値化されてランキングとして表されています。日本は近年SDGsの認知度は高まっているものの、目標達成度は下降傾向にあるそうです。

このニュースを見て、私自身もSDGsには関心を持っていますが、実際には何も行動していないと気がつきました。そして、私と同じような方々が数多くいるのではないかと思いました。いまはSNSをとおして多くの方とつながれる時代なので、ニュースを見た後にSDGsのグループに参加し、節水や節電などできることから始めています。

御社も、環境に優しいパッケージを開発していると伺いました。もし採用していただけた際には、環境問題に取り組んでいる企業の一員として自信を持てるよう、できることを続けていきたいと考えています。

明るい話題も面接で使える!旬な最近のニュースの回答例

旬なニュースを取り上げる際は、話題性のある最新のトピックを選びましょう。ただし、12週間以内のニュースを選んだ場合、調べたり文章を考えたりする時間が短くなります。面接前1ヵ月程度の話題を選び、内容をしっかりと組み立てるのがポイントです。

【例文】

私が最近気になっているニュースは、エンゼルスの大谷翔平選手がメジャー初の快挙を達成したニュースです。今季のシーズンを終えた大谷選手は、投手と打者のどちらもトップ15位にランクインしています。これは、マウントが現在の形式になってから初めてのことだそうです。

私は以前から大谷選手の人間性を尊敬しています。多様性のある環境の中で活躍できているのは、才能はもちろん、彼の謙虚な部分がプラスに働いているからだと考えています。自分さえよければいいという精神ではなく、仲間のために努力するという考えは、仕事にも当てはまる考え方だと思っています。

特に宿泊業界は、さまざまな職種がひとつとなりお客様をおもてなししていると実感しています。もし採用していただけた際には、異なる業務を担当するメンバーとも力を合わせ、お客様によい思い出を残していただけるよう努めていきたいと考えています。

これは避けたい!NG回答例

「宗教や思想」「芸能・ゴシップ」に関するニュースは避けるのが無難です。話の内容によっては、面接官からマイナスのイメージを受けるかもしれません。ただし、好きな芸能人やスポーツ選手の功績について、生き方や仕事への姿勢を見習いたいといった内容で伝えるのであれば問題ないでしょう。なお、面接に適さない話題を使用した、NG回答例は以下のとおりです。

【例文】

芸能人の◯◯さんの結婚報道が気になりました。子供の頃から好きなタレントのひとりでしたので衝撃も大きかったのですが、暗いニュースが多い中で祝福の声が多く、元気をもらえる報道であったと思います。

最近のニュースに関する回答をする際のポイント3

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面接時は、自分の考え方や情報収集力などをしっかりとアピールすることが大切です。ただ単に気になるニュースとその内容を発表するだけでは、魅力が伝わりきらない恐れがあります。気になるニュースに関する回答をする際は、伝え方にも工夫しましょう。構成や内容を考える前に確認しておきたい3つのポイントをご紹介します。

自分の言葉で意見を伝える

気になるニュースを回答する際は、自分の意見と根拠を明確に伝えることが大切です。Webサイトで得た情報をそのまま伝えると、回答内容について面接官から質問をされたときにうまく答えられず、墓穴を掘ってしまうケースもあります。

場数をこなしている面接官であった場合、自分の頭で考えていない意見であることは、すぐに見破られてしまうでしょう。気になるニュースの題材を選んだらよく読んで、そのニュースに対してどう感じるのか、なぜそう感じるのか、面接官が理解できるように自分の言葉でまとめておく必要があります。

なぜ気になったのか理由も添える

なぜその話題に関心を持ったのかについて明確な理由がある場合は、その内容も解説しましょう。面接官が一番知りたいのは、ニュースの内容ではなく、応募者の人間性や考え方です。

理由を添えると、より深い部分まで自分の考え方や価値観を伝えられるため、説得力が増します。応募者の考え方が、志望先の企業の社風や企業理念と合うと判断されれば、好印象を与えられるでしょう。ただし、「なんとなく気になった」「たまたま目にした」などの理由は避けたほうがよいでしょう。

面接官が知らない可能性も考慮する

気になるニュースについて話すときには、面接官がニュースを知らない可能性も考慮しましょう。知っている前提で話してしまうと、内容がうまく伝わらないため、はじめにニュースについての情報を共有しておく必要があります。丁寧に話の構成を考えて組み立ててきたことが面接官に伝われば、情報伝達能力やコミュニケーション力の評価にもつながります。

また、あまりにマイナーなテーマを選ぶのは控えたほうがよいでしょう。マイナーすぎると、簡単な説明だけでは面接官に理解してもらえないかもしれません。

面接で「最近のニュース」にうまく回答するための対策4

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最近の気になるニュースを質問されたときに、高評価となる回答をするためには、日々の情報収集が大切です。情報収集の方法は数多くあるので、自分に合う方法でより多くのニュースに触れるとよいでしょう。ここでは、面接に適したニュースを見つける際におすすめの方法を4つご紹介します。どれも比較的簡単に実践できるものばかりです。日々コツコツと努力を積み重ねると、転職活動の成功が一歩近づきます。

新聞を読む習慣をつける

情報収集する際の効果的な方法は、新聞を読むことです。新聞であれば、政治や経済、文化などさまざまなジャンルの情報を網羅できます。

また、回答の候補となるようなテーマのニュースを見つけたときに、あとで見返しやすいようにしておくのもポイントです。紙版の場合は必要な部分を切り取ってノートに貼り、電子版の場合はスクラップ機能を活用してまとめておきましょう。

ネットニュースをチェックする

ネットニュースであれば、パソコンやスマートフォンから閲覧できます。場所や時間を選ばず、気軽に最新のニュースをチェックできるのがメリットです。

ニュースは日々移り変わるため、毎日コツコツと情報を収集すると、面接に適した話題を見つけられる可能性も高まります。経済やビジネスに関するニュース専門のアプリもあるので、適宜利用しましょう。

家族や友人とニュースについて話し合う

自分以外の誰かとニュースについてディスカッションすると、題材に対しての新しい考え方を発見できます。多くの考えに触れると、回答内容の質を高められるかもしれません

ディスカッションを面接本番だと思い、実際の流れを意識して話してみるのもよいでしょう。どう話せば相手に自分の考えが伝わりやすいのかが分かれば、本番に活かすことができます。

転職エージェントを活用する

面接対策が可能な転職エージェントを活用するのも、方法のひとつです。第三者による客観的な視点からアドバイスをもらえるため、ひとりで面接練習をするよりも効果的な対策ができます。面接に苦手意識がある方や、納得できる回答文が作れないといったお悩みをお持ちの方は、転職エージェントに相談しましょう。

マイナビエージェントでも、各業界や職種に精通したキャリアアドバイザーによる模擬面接が可能です。各企業の特徴や求める人物像を把握したうえで、アピールポイントや反省点などを的確にアドバイスしています。

まとめ

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面接で「最近のニュース」について質問する理由は、社会問題への意識の高さや情報収集力などを確認するためです。応募者の価値観や考え方、意見を伝える能力をチェックしている企業もあるでしょう。そのため「特にありません」といった回答をしたり、情報収集不足なまま伝えてしまったりすると、面接対策をしていないと認識され評価が下がるかもしれません。

よい回答で評価を得るためには、日々アンテナを張って、志望先の業界や経済・ビジネスに関連する情報をチェックする習慣をつけておきましょう。情報収集の際は、「新聞を読む」「転職エージェントを利用する」といった方法が効果的です。

マイナビエージェントでも、豊富な知識と経験を持つキャリアアドバイザーによる面接対策を実施しています。面接対策にお悩みの方は、ぜひ一度マイナビエージェントにご相談ください。一人ひとりの就職活動を、全力でサポートします。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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