自己PRを1分でまとめるプレゼン方法・注意すべきポイントと例文|求人・転職エージェント

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更新日:2024/04/15

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自己PRを1分でまとめるプレゼン方法・注意すべきポイントと例文

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エントリーシートや履歴書、職務経歴書が無事審査を通り、いよいよ面接というときに気になるのが面接官からの質問事項ですよね。何を聞かれるのか、ちゃんと答えられるのかなど、不安になるポイントもあるでしょう。中でも初めてだと驚くのが、1分で自分をアピールしてくださいと言われたときです。テーマが大きくて難しいかもしれませんが、採用側の意図を上手く汲み取り、ポイントを押さえて臨めるようにしましょう。

目次

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1分間プレゼンで何を見ているのか

少なからず緊張する面接の場面で、あえて1分という時間制限を設けているのにはどのような意図があるのでしょうか?この1分といった数字には、面接にかけられる企業側の時間なども関わってくるので、2分、3分といった時間設定の企業もあるでしょう。このように、企業によって時間が異なる場合はありますが、設定時間の中でどのような人物なのかを知りたい、という意図に違いはありません。

限られた時間の中で伝えたいことをまとめられるか

時間設定の中で、どれだけ自分を表現できるか、自分はどんな人間なのかを理解し、整理できているのか、といった点を企業側は見ています。面接官は初対面の相手に対して客観的に評価しなければならないため、全員に同じ条件を与えることは合理的です。その同じ条件の中で自分をアピールするためには、相手に理解してほしいことの優先順位をつけて整理しておき、何を伝えたいかも事前に明確にしておく必要があります。そのなかで設定時間の枠組みのなかでその都度構成立てられるようにしましょう。1分間は思ったよりも短いので、具体的なエピソードを入れるよりも自分の人物像を端的に表現できる表現を選定する必要があります。

声の大きさやトーンなどの「話し方」も見ている

採用担当者は面接者の話す内容はもちろんですが、その人物を知るために話し方や立ち振る舞いも見ています。伝えたい内容にもよりますが、声の大きさや声のトーンも自分を表現するツールとして活用する必要があります。元気さを伝えたいのであれば大きめの声でハキハキと話す、真面目さを伝えたいのであれば丁寧な言葉づかいで話し手の反応を見ながら話すなどの工夫をすると良いでしょう。このようにどんな人物かを知りたい企業は、あらゆる部分を見ていると思っておきましょう。

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1分プレゼンで効果的な自己PRを行うためのポイントと例

1分プレゼンは非常に短い時間の中で自分を表現する必要あるため、そのポイントをしっかり抑える必要があります。ここでは、採用担当者からより良い印象を得られるものにするためのポイントとその例について説明していきます。

キーワードでコンパクトに伝える

ただ単に自分の所属や名前、強みについて述べるのではあえて1分プレゼンにする意味がありません。限られた時間の中で相手に伝えたい情報を伝わりやすい形で伝えることが求められています。これは企業にとって有益な人間であることをアピールする良い場になります。働き始めてからもメールや電話、口頭での報告などで必要とされる方法で、タイミングよく必要な情報を簡潔に伝えるための大切な要素になるからです。

悪い例

「私は人と接することが大好きで、初めての人ともすぐに打ち解けることができます。初対面ではやはりドキドキするのですが、そのドキドキを超えるため『相手のことをもっと知りたい』という気持ちをもって話しかけるようにしています。でも、中にはなかなか話が盛り上がらない人もいて、どうしようという気持ちにもなったりします。そんなときはお天気の話をしたり好きな食べ物の話をしたりします。どんな話をしたらいいのかわからないときでも会話が続くので、その間に次の話題を考えることができます。」

良い例

「私の強みは人を笑顔にすることで、そのために相手の話を聞くということを重要視しています。コールセンターではお客様からのお叱りの電話を受けることも少なくありません。そんなときに、真摯な態度でお客様の話をまず全て聞き、その上で一緒により良い方向へ向かうための会話をするということを心がけてきました。始めは怒鳴っていたお客さまが徐々に落ち着かれ、『ありがとう』という言葉で電話を切ってくださったときは、とてもやりがいを感じました。この経験をもとに御社の仕事でも、まずはお客様の話を聞き、要望やニーズを汲み取ったうえで、人の心に寄り添って笑顔になっていただける提案をしていきたいです。」


良い例では、「人を笑顔にすること」を軸に経験を踏まえて志望している企業での目標像も踏まえてアピールすることができています。一方悪い例では、「人と接することが大好き」としておきながら困ったときの話やその状況をしのぐ方法など論点がずれてしまい、面接官としては何が言いたいのかわからなくなってしまいます。

伝えたいことを1点に絞る

1分という限られた時間ですので、あれこれと述べていると話の内容の軸がブレてしまいやすくなります。結論を最初に言い、次に理由を言うと聞き手にとってわかりやすいですし、話し手にとっても結論が決まっているのでより落ち着いて話すことができます。

悪い例

「人と密にコミュニケーションをとることが得意です。お客様のためを思う気持ちがあればこそ、悪いことが起こりそうになると思った時にはすぐに周りに相談するようにしています。また、英語でのコミュニケーションは問題なく行うことができます。アメリカやカナダだけでなくシンガポールやインドといった少し訛りがある国の方が話す英語も聞き取ることができます。そして、メールや文書作成でのタイピングは話しているのとほぼ同じぐらいに早く打ちこむことができます。」

良い例

「人と密にコミュニケーションをとることが得意です。お客様ありきの仕事ですが、社内の他部署の人も「社内のお客様」として接するよう心がけています。慣れ慣れしい、遠慮のない態度で接するのではなく、自分にはできない相手の仕事を心から尊敬し、仕事のパートナーとして認識しています。そのように日ごろから感謝と尊敬の意を込めて接していると、何か問題が起きた時に親身になって一緒に考えてくれたり、他部署であっても解決のために力を貸してくれたり、必要であればスピーディーに対応してもらえたりすることがとても多いです。」


文の出だしはどちらも同じですが、内容が全く異なります。悪い例にはコミュニケーションにまつわる3つの強みが紹介されており、話したい幅を広げ過ぎてしまい、かえってインパクトが弱くなってしまっています。良い例では、最初から最後まで同じテーマについて話しているので一貫性があり、聞いていて腑に落ちやすくなります。

文字数にすると300文字ぐらい

1分プレゼンの内容を事前に考える時に参考にしていただきたい文字数は、300文字です。プロのアナウンサーでも、1分間に話すことができる文字数の目安は、350文字程度と言われています。300文字の中で自分の名前や所属を言う時間を考えると、自分を表現するのに費やせる文字数が案外少ないことに気づきます。ポイントを絞って話すということがやはり重要になってきます。

口癖に気をつける

1分プレゼンは、思っている以上に伝えることが出来る内容は少ないです。そのため、いつもの口癖が命取りになってしまうこともあります。例えば話出しについ付けてしまう「あー」「えー」というだけで1回あたり1秒程度とられてしまうのです。口癖が多発すると面接官にとっても「考えがまとまっていない」「自信がない」という印象やその口癖自体を印象として残してしまう可能性もあるので、話し方に口癖があるという方は練習段階で直しておくとよいでしょう。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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