【回答例つき】面接で短所や弱みを効果的に伝えるには?ポイントを解説|求人・転職エージェント

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更新日:2023/09/13

面接

【回答例つき】面接で短所や弱みを効果的に伝えるには?ポイントを解説

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この記事のまとめ

  • 面接で短所を聞く理由は、応募者の人となりや仕事に対する姿勢を推し量るためである。
  • 面接で短所を聞かれたら、嘘はつかない。ただし前向きな言葉にして長所に言い換えるのがコツ。
  • 心配性やマイペース、せっかち、優柔不断などは短所の回答に使いやすい。

面接では自分の短所や弱みについて聞かれることがあります。応募者にとっては、何を言っても面接官にマイナスなイメージを与えるのでは、と危惧してしまうかもしれません。しかし、述べる内容やアピールの仕方によって、マイナスにもプラスにも評価されるのが短所の回答です。

そこで今回は、面接でプラスの評価を受けやすい短所の回答例をご紹介します。具体例だけでなく、どのようなポイントを押さえた回答が評価されるのかまでまとめました。転職成功率を高めるためにも、ここで回答のポイントを押さえていきましょう。

目次

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面接官が短所を質問する理由とは

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面接官は意図がある質問以外はしません。自己PRや志望動機同様、弱みや短所に関する質問も同様です。この質問を通して、どのような応募者かを把握し、評価するために聞いています

そのため、答える内容や答え方には細心の注意を払わなければなりません。まずは、なぜ面接官が短所や弱みについて質問するのか、その意図を理解したうえで効果的な回答内容を準備するようにしましょう。

企業の社風に合うかどうかを知るため

たとえば「チームワークを重んじる人材」を求めている企業の面接で、短所は「チームプレーが苦手なところ」だと回答しては、社風に合わないのではないかと危惧されるでしょう。

社風に合わない人材は、早期退職リスクが高いといわれます。応募者の述べる短所や弱みが企業風土と異なる場合は、高い評価を得られない場合が多いでしょう。

自己分析をしっかりと分析できる人かどうかを知るため

本来、自分の短所や弱みは、認めたくはなく考えたくもないものですが、自己分析がしっかりとできている方ほど、短所、弱みを的確に把握しています。そして、短所や弱みの改善には的確な把握が必要です。

このような分析と改善および対策は、仕事にも生きます。そのため、面接では短所に対する回答を通して、自己分析能力を確かめ、応募者のポテンシャルを伺うのです

物事を前向きに捉えられるかどうかを知るため

自分の短所や弱みについて前向きに捉える方は、仕事においてもその姿勢が現れやすいといわれます。

ビジネスの現場では、どのような厳しい状況でも前向きに捉え、取り組む姿勢が必要です。このような姿勢を確認するためにも、面接では短所や弱みを聞かれます。

面接に備えるために!自分の短所を見つける方法

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短所の回答を考えるためには、まず自分の短所を見つける必要があります。それも短所であれば何でもよいというわけではなく、面接に適した回答が可能な短所でなくてはいけません。

ここで解説する自分の短所を見つける2つの方法で、回答に用いる自分の短所を絞りましょう。

過去の体験を思い返す

まずは過去の失敗体験を思い返してみましょう。失敗した理由や原因を掘り下げることで、自分の性質や特性が深く関わる短所や弱みが見つけられます

たとえば、「納期に間に合わなかった」という失敗体験であれば、「なんとかなるだろうと安易に考えていた=楽観的」「計画をきちんと立てていなかった=マイペース」など、短所が細分化できます。

第三者に自分の短所について聞いてみる

面接での短所の回答には客観性が必要であるため、第三者意見はとても大切です。友人や家族など第三者にも、自分の短所について聞いてみましょう。自分では気付いていなかった短所が見つかるかもしれません

また、そうして第三者によって気付かされた短所があれば、短所にまつわる失敗体験がないかも考えてみましょう。短所のどのような点が仕事において悪く作用しやすいのか、またどのように改善できるかを考える手立てになります。

採用結果が変わる?面接で短所、弱みを効果的に回答するポイント

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面接で短所や弱みについて述べる準備をする際には、ここでご紹介する3つのポイントも考慮したうえで考えるようにしましょう。ただ短所や弱みを述べただけでは、高い評価を得ることはできません。面接の合格確率を上げるためにも、一つひとつ見ていきましょう。

人からも言われる客観的な内容にする

弱みや短所は、客観的に答えるようにしましょう。主観的な内容よりも、客観性のあるエピソードを交えてアピールすることで、「人の意見に耳を傾ける人」「よく自分のことを分かっている人」という印象を面接官に与えやすいためです。

逆に客観性のない主観的な内容ばかりであれば、「本当に自分のことを理解しているのか」と、面接官は不安になってしまうでしょう

前向きな言葉にする

自分の弱みや短所を述べるからこそ、後向きな言葉ではなく、前向きな言葉を使ってアピールしましょう。

たとえば「チームワークを尊重できなくて衝突する」など、後向きな言葉で述べてしまうのはNG。「改善する気がないのではないか」と思われかねません。「積極的に意見を述べることが多い分、衝突することも多い」などというように言い換えましょう。

長所の裏返しで考えてみる

長所と短所、強みと弱みは表裏一体です。短所や弱みを述べる際は、長所や強みの裏返しになるようにしましょう。短所が我が強いことであれば、長所はリーダーシップがあることかもしれません。短所が引っ込み思案な方は、協調性があることが長所になり得るでしょう。

短所や弱みを長所や強みの裏返しにすることで、整合性が取れます。また、長所や強みを同時に述べることで、弱みや短所をカバーできるでしょう

短所、弱みを回答する際に気をつけるべきポイント

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どのようなことを答えるか決めたら、次にここでご紹介する気をつけるべきポイントを参考に準備し、当日を迎えるようにしましょう。せっかくよい内容を準備していたつもりでも、注意点に触れるような内容であれば、高い評価を得ることはできません。

応募企業、職種に該当するようなことは言わない

たとえば、「チームワークを重視する仕事が多いことから、協調性のある人材」を求めている企業があるとします。このような企業の面接で、「頑固な性格なので協調性を求められる仕事に向かない」といった短所を伝えては、採用される可能性はきわめて低くなるでしょう。

自分から評価を下げることがないように、応募している企業や職種が求める人材を把握したうえで答えを準備しましょう

嘘はつかない

アピールする際に、嘘の短所や弱みを言うことは避けましょう。面接官は多くの応募者を見ているため、説得力のない薄いアピールだと感じ取られてしまいます。

また、短所は長所の裏返しでもあることから、嘘をつくことで整合性が取れなくなる場合もあるでしょう。どちらにせよ、嘘をついても高い評価を得ることは難しいため、本当の短所や弱みについて述べるようにしましょう。

短所、弱みがない、というのは絶対に避ける

「短所や弱みはありません」という回答は避けましょう。質問に対して回答を放棄しているようなものです。

どのような方でも、短所や弱みはあります。自分で見つけられない場合は、第三者に聞いてでも自分の弱みや短所の把握に努めましょう。

お金や体型のことなど仕事に直接関係ないことは避ける

自分の短所、弱みであれば何でもよいわけではありません。「お金使いが荒いとこです」「身長が低いところです」など、仕事とまったく関係のないことを短所や弱みとして述べても意味はありません。むしろ、面接官の求めていることが分かっていないと、評価が下がりやすいでしょう。

面接官は企業に合った人材であるかを、短所や弱みを聞いて判断したいと考えています。仕事にまったく関係のないことを述べるのは避けましょう

面接での短所、弱みの回答例

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面接で短所や弱みを聞かれたときの回答例を短所別にまとめました。どの回答例も基本となるのは、短所を述べるだけでなく、対策にまで触れていることです。

こちらを参考に、これまでの体験や自己分析を元に考えれば、説得力のある回答を用意できるでしょう。

面接での短所、弱みが心配性な場合

私の短所は心配性なところです。私は、何をやる際も細かい部分まで気にしてしまいます。そのため、つい細かいところに気がいってしまうので、大局的な部分が見えなくならないように、気をつけるよう心掛けています。

こちらの回答例では、対策を述べる際に「つい細かいところに気がいってしまう」ことに触れています。これにより、対策をしているだけでなく「細かい部分にもよく気がつく人材である」と、長所まで印象付けられるでしょう。

面接での短所、弱みが頑固な場合

私の短所は、何事にも責任感が強く妥協を許せないため、人には頑固という印象を与えてしまうことです。そのため、いままで以上に人の意見に耳を傾け、尊重し、協調性を持つことを心掛けるようにしています。

こちらの回答例では、頑固であることに対して、「責任感が強い」という言葉もつけ加えることでポジティブに伝えています。長所と短所が表裏一体であることをうまく生かした回答例です。

面接での短所、弱みが優柔不断な場合

私の短所は優柔不断なところです。何事にも慎重になりすぎてしまい、判断に時間がかかることがあります。そのため、迷う時間を決めることや、すぐに判断すべきこととそうでないことを区別するように心掛けています。

こちらの回答例も、優柔不断であることに対して、「慎重である」という言葉をつけ加えています。事務職をはじめ、正確性を求められる仕事であるほど、よい評価を得られる答え方でしょう。

面接での短所、弱みがマイペースな場合

私の短所は、マイペースなことです。仕事の完成度を求めるあまり、進行に遅れが出たことがこれまでにありました。そこで完成度と納期の両方を守るため、現在ではスケジュールを事細かに組み、厳守することを心掛けています。

こちらの回答例では、マイペースさが「仕事の完成度を求めるために現れる」と述べることで、向上心の高さをアピールできます。


面接での短所、弱みがせっかちな場合

私の短所は、せっかちであることです。効率を重視することから、些細なミスをしやすいと自覚しています。しかし、最終確認を人一倍するように心掛けるようになってからは目立ったミスがなくなったため、今後も続けていきたいと思っています。

こちらの回答例では、「効率を重視」することがせっかちという短所につながっていると述べています。また、対策による効果までアピールしていることが、効率のために改善に取り組める人材であることを裏付けてくれるでしょう。

面接の悩みはプロのキャリアアドバイザーにご相談を!

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面接で短所や弱みを聞かれた場合には、仕事に関係する短所を述べましょう。短所と表裏一体である長所や対策・改善方法まで伝えられれば、アピールポイントにできます。

しかし、そのためには徹底した自己分析が必要不可欠です。自己分析がどうしても苦手だという方は、キャリアアドバイザーに相談してみましょう。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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