更新日:2024/04/05
この記事のまとめ
面接ではスキルをアピールすることに加え、面接官に好印象を抱いてもらうことが重要です。特に面接官から趣味や特技を聞かれたときは、自身の趣味や特技について興味を持ってもらう意識が欠かせません。
そこでこの記事では、面接で趣味や特技を聞かれる理由や好感を持たれる答え方について解説します。これから面接対策をする方に参考となる内容です。
目次
まずは面接官が趣味や特技を聞く理由について見ていきましょう。
本質的な人間性や潜在的な資質は、趣味や特技に表れやすい傾向にあります。たとえば釣りやプラモデル制作など根気が必要な趣味を持つ方は、仕事においても根気よく粘り強い働きを期待できるでしょう。
またチームプレーが欠かせないスポーツやボランティア活動を趣味にしていれば、コミュニケーション能力や協調性が高いといった評価にもつながります。
企業は組織であり、相互のコミュニケーションによって業務が成り立ちます。そして、円滑なコミュニケーションをとるには、課題や問題を分析して本質を理解し、相手に的確な説明をする能力が欠かせません。
面接官は応募者が趣味や特技の面白さを正確に分析できているか、また他者に正確に説明できるかといった点をチェックしています。
趣味や特技から本人の個性が見えてくれば、社風や業務内容に合うかどうかの判断材料にもなりえます。
たとえば「読書が趣味で、幼い頃から本を手放さない子どもだった。読書記録を中学生のときからつけ続けている」と回答した場合、コツコツとした作業や根気強い作業が得意な人材だと評価してもらえるでしょう。また仕事を途中で投げ出さずに続ける力が高いといったアピールにもつながるのがポイントです。
自分の好きなことや得意なことについて話すのは、誰にとっても楽しいもの。応募者がリラックスして受け答えができるように、アイスブレイクとして趣味や特技に関する質問をするケースもあります。この場合は考え込みすぎず、スムーズに会話を進めるのがポイントです。
面接官が応募者の趣味や特技について質問をするとき、相手の人間性や特性を探ろうとしていることがあります。趣味や特技の回答内容によっては、面接官にアピールできる場合があるでしょう。
趣味や特技は応募企業の仕事に関係するものであればベターですが、無理に関連づけて回答を用意する必要はありません。応募企業とは関係のない趣味であっても、仕事で生かせる特性のアピールは可能なためです。
たとえば「ジョギングが趣味で毎朝走っている」といった回答をすれば、継続力や意思の強さをアピールできます。継続力や意思の強さは、あらゆる仕事で必要です。業界を問わずアピールポイントへつなげられるため、汎用性の高い回答として活用できるでしょう。
続いては面接官から趣味や特技を聞かれたときに好印象を持ってもらえるような、趣味や特技の答え方のポイントを5つ紹介します。
自分の好きなことはついつい長く話してしまいがちですが、趣味や特技は面接の主要な質問ではありません。簡潔にまとめて答えるようにして、長々と話を続けすぎないように注意しましょう。
また簡潔に回答をまとめられれば、説明能力の高さを評価してもらえることもあります。少しでもアピールにつなげたいと考えている場合は、意識してみるのがおすすめです。
趣味や特技は気軽な質問のため、無理に仕事につなげる必要はありません。しかし「粘り強い」「協調性がある」といった要素は、趣味にも仕事にも共通の強みとして活用可能です。
趣味や特技を語るうえで、自分の長所や業務上の強みを伝えられれば高評価にもつながります。どのような回答が好ましいかを第一に考えて、面接に臨みましょう。
趣味や特技を回答する際に「読書です」「ランニングです」など一言で答えてしまうと、会話が続きません。好きになったきっかけは何か、どれほどの熱心さで楽しんでいるのかなど、簡単な補足が欠かせません。
下記のように読書が趣味になった理由や、どのように継続しているのかなどを丁寧に説明すれば、自身の性格や特性を分かりやすくまとめられます。
「趣味は読書です。幼稚園生のときに祖母に買ってもらった絵本が気に入って、それ以来、多くの本を読んできました。学生時代は毎月10冊、社会人になってからはペースダウンしていますが、それでも月に5冊程度は読んでいます。いまも休日は読書を楽しんでいて、3年前からは読書記録用のブログを運営しています」
法律違反ではなくても、ネガティブな印象を持たれやすい趣味や特技は、出さないほうが賢明です。たとえば、競馬・競輪などのギャンブル、パチンコ・麻雀、飲酒などは、趣味としてはポジティブに受け止められにくい傾向があります。関連業界へ転職する場合を除き、アピールしないほうがよいでしょう。
一方で伝え方や具体的な内容しだいでは、受ける印象が変わることもあります。実際にお酒が趣味だという場合でも「ソムリエ資格を持っている」「ワイナリー巡りが好き」という方と「家で晩酌をするのが好き」という方とでは、印象は大きく異なります。
応募先企業や面接官によって、受け取り方も多種多様です。ポジティブな印象につながる伝え方を意識しましょう。
趣味や特技の質問に限りませんが、話の内容を誇張したり嘘をついたりするのは避けましょう。
「旅行」「読書」「映画鑑賞」などは趣味としては無難な印象を与えます。ただし嘘をついてしまうと、面接官に「最近ではどこに旅行に行きましたか?」「最も好きな本のタイトルと内容を簡潔に教えてください」などの深ぼりした質問をされ、答えに詰まることもあるためです。
多くの応募者と会話してきた面接官であれば、応募者の嘘は見抜けてしまいます。面接での評価も下がるため、誠実な回答を心がけましょう。
特技を答える際は、面接官に伝わりやすいような回答を意識する必要があります。実際に特技の内容によってはアピールの仕方も違うため、自身の強みが最大限生かせる回答を考えましょう。
ここでは面接で特技を聞かれたときの回答例を5つ紹介します。これから特技の回答を考えようとしている方に参考となる情報です。
何らかのスポーツ経験がある場合は、協調性やリーダーシップ、積極性などがアピールしやすい傾向にあります。具体的には次のような回答が好印象につながるでしょう。
「私は現在、バレーボールの社会人サークルに所属しております。サークルでは試合を中心に活動しており、チームのキャプテンを務めているところです。全員チームプレーを意識するために、練習中の指示やメンバーへの声かけを丁寧に行っています。チームを見守り引っ張っていく意識が重要だと、日々実感しているしだいです」
音楽活動や作曲に取り組んでいる場合は、自身のアイデアを具体的に表現できるため、アピールポイントにもつながるでしょう。他者からの評価も参考にしている点も踏まえて回答すると、好印象を持ってもらいやすくなります。
「以前から趣味で音楽活動を続けていたこともあり、昨年から作曲活動を始めました。ロックやジャズなどさまざまなジャンルの曲を作るため、自分の中にあるアイデアを表現する場としても活用しています。また家族や知人にも聴いてもらい、フィードバックを糧にしながら日々新たな楽曲の作成に挑戦しているところです」
資格や点数で結果を出せば実務でも役立つ可能性があり、アピールにもつながります。特に語学はアピール材料としても分かりやすいため、回答を考えやすいのも特徴です。
「英語を利用して、日々海外の情勢について調べるのが好きです。学生時代TOEICへ挑戦したのをきっかけに、英語のスキルを生かして異文化に触れてみたいと感じるようになりました。現在では仕事にも生かせるように、海外誌を購読しながら世界情勢について見識を深めています。業務でも役立てられる機会があればと考えているしだいです」
料理が得意な場合、レシピに書いてある料理以外にも工夫を凝らした料理ができるといったアピール方法があります。自身のオリジナルレシピを考案していれば、積極的にアピールするのがおすすめです。
「平日の夕食と休日の食事はすべて自分で料理しています。最初はWebやアプリで調べたレシピどおりに作って満足していたのですが、しだいにアレンジを加えてみたいと考えるようになりました。現在は創作レシピを20個ほど考案しており、家族にも好評をもらっています。」
WordやExcel、PowerPointなどのオフィスソフトが使える場合、特技としてアピールしておきましょう。いずれも幅広い業界・職種で利用する機会が多いため、ほかの応募者との差別化にもつながります。
「これまで資料を作成する機会が多かったため、オフィスソフトの基本的な使い方は網羅している自負があります。具体的には業務で頼まれる場合はもちろん、プライベートでも家計簿や旅行計画の作成などで利用してきました。グラフやデータの作成も可能なため、必要に応じて業務にも生かしていければと考えています」
続いては面接で特技を尋ねられたときの回答の流れを、項目に分けて見ていきましょう。自分の得意なこととなるとついつい話したくなってしまいますが、面接時間は限られています。簡潔かつ面接官に伝わるように話す意識が肝心です。
私の特技は◯◯です。
◯◯が得意になったのは□□だからです。もう◯◯年、続けています。◯◯大会で入賞しました。
この特技を通じて、◯◯が大切であることを学びました。仕事に取り組むうえでも役立っています。
回答の流れとそれぞれのポイントを意識しながら回答をする場合、次のような回答例が高評価の対象です。これから特技を考える際の参考となります。
特技はギター演奏です。中学生の頃、兄の影響で洋楽を聴き始め、ギタリストに憧れて弾き始めました。高校・大学時代は友人たちとバンドを組み、ライブイベントを企画・主催していました。各メンバーの音を聞いて調和を図れるという点では、実生活や仕事で役立っていると感じるときもあります。
音楽を聴くだけでなく、演奏をするのも好きという方は多いのではないでしょうか。しかし、単に「学生時代はバンドをやっていました」というだけでは、訴求力が足りないでしょう。
「ライブイベントを企画・主催した」ということから、目標に向かって自発的に行動できることがうかがえますし、「各メンバーの音を聞いて調和を図ることができる」ということから、協調性や公平な判断力などを読み取れます。
無理に仕事に結びつける必要はありませんが、その趣味や特技が仕事に役立つ面を持っているなら、しっかりアピールするとよいでしょう。
「特技と言われても、何も思いつかない」という方もいるでしょう。しかし「特に、そのようなものはありません」と答えてしまっては、身も蓋もありません。このような場合は、次の3つの方法を試してみてください。
まずは自身の一日を振り返って、とった行動を書き出してみましょう。自分では意識していなくても、他者にはない習慣があるかもしれません。特技につながりそうなものがあれば、逃さずチェックしておきましょう。
好きなことを話すのは、誰にとっても楽しいものです。友人や家族と話すとき、どのような話題で会話が盛り上がっているか、思い返してみましょう。自分が何について楽しく話しているかを知れば、自然と何をするのが好きなのか明確になるかもしれません。
特技と言えるようなものが思いつかない方は、人に褒められた経験がないか思い出してみてください。会社で「デスクがいつもきれいですね」と言われたことがあるなら、特技として「整理整頓が得意」と答えられます。
特技の回答で迷ったり、面接で入念な準備をしておきたいと考えていたりする方は、マイナビエージェントにご相談ください。
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趣味や特技を面接で聞かれたときは、自分の好きなことについて素直に答えれば問題ありません。しかしある程度の準備をしておかないと、一言だけの返答になってしまい、失敗する恐れもあります。
趣味や特技の回答の仕方など、入念な面接対策を行っておきたい方はマイナビエージェントにご相談ください。
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