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C言語プログラミング能力認定試験とは?

資格のメリット・難易度・試験内容と勉強方法

資格を活かせる仕事:

  • ゲームクリエイター
  • システムエンジニア(SE)

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目次

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C言語プログラミング能力認定試験とは

C言語プログラミング能力認定試験とは

サーティファイ情報処理能力認定委員会が主催するC言語の認定試験

C言語プログラミング能力認定試験とはサーティファイ情報処理能力認定委員会が実施する、C言語による応用プログラムの能力を認定する資格試験です。1級から3級まであり、2級と3級はリモートによるウェブテストの実施となります。

そもそもC言語ってなに?

C言語とは、1972年にアメリカのAT&T社ベル研究所のDennis.M.Ritchie(デニス・M・リッチー)氏とBrian.W.Kernighan(ブライアン・W・カーニハン)氏によって開発されたプログラミング言語です。現在は、さまざまなプログラム言語が登場してきています。その中で、C言語はプログラミングの基礎知識から実用性の高い応用力まで幅広く習得することができることから、最初に取り組むプログラム言語として選ぶエンジニアは少なくありません。
C言語は、開発元であるアメリカ国内のみならず世界中に普及しており、「C++」や「C#」のようにC言語から派生したプログラミング言語も多数あります。プログラミング言語としてはC言語のほか、こうした「C++言語」や「C#言語」も高い人気を誇る言語です。

C言語プログラミング能力認定試験のメリット

C言語プログラミング能力認定試験のメリット

就職や転職に有利

C言語は、多くのIT系企業が必要としているプログラミング言語です。そのため、C言語プログラミング能力認定試験の合格者は、就職や転職でも有利に働くでしょう。特に実務経験のない状態からIT系会社への就職・転職を目指すなら、資格を持っていることが人事担当者に対して大きなアピール力を持つはずです。

OSやソフトの開発ができる

情報システムの根幹をなす開発に関わるC言語は、OSやデバイスといったハードウェアを制御するプログラムの設計にも使用されています。具体的には、LinuxカーネルやMacOS XなどがC言語で開発されたOSです。
また、家電製品や産業機械などに組み込まれて、さまざまな制御をおこなっているプログラムもC言語で開発されるケースがあります。例えば圧力IH式炊飯器には、ご飯を美味しく炊き上げるための工程に沿ったコマンドがC言語などでプログラムされているのです。

さらにC言語は、高い処理速度を活かしてソフトウェアの開発などにも活用されています。企業の業績を高める、あるいは業務管理を効率化させるなど、事業戦略のためのソフトウェアは良例と言えるでしょう。

アマチュアからプロエンジニアまで汎用性が高い

C言語は、もともとUNIXと呼ばれるコンピューターのOSを改良し、移植しやすくする目的で作られた言語です。現在のパソコンOSは、いわば世界のプログラマーの善意の集大成であると言っても過言ではありません。C言語はメモリ領域の管理、ポインタ演算、ビット毎の論理演算など、ハードウェアを動かすための処理がしやすいという点が特徴。組み込みソフトやスマホなどに入っているアプリ、ゲームのソフトなどにも、C言語が使用されています。その自由度の高さゆえに、昔から現在に至るまで多くのエンジニアに使われてきました。

さらにC言語は、演算速度が速いという特徴を持っています。コンピューターはプログラマーが作成したプログラムによって作動していますが、BASICやPerlといった言語で作成されたプログラムを、機械が理解できる機械語に翻訳しなくてはなりません。翻訳しながら作動するためどうしても処理能力が遅くなり、この方式をインタープリタ方式と言います。
インタープリタ方式に対して、C言語で開発したプログラムを実行する前に、すべて機械語に翻訳して組み込む方式がコンパイル方式です。最初にすべて機械語へ翻訳しているため、高速でプログラムを作動させられます。

C言語プログラミング能力認定試験を活かした仕事

C言語プログラミング能力認定試験を活かした仕事

ゲームクリエイター 

C言語プログラミング能力認定試験の合格者の中には、ゲームクリエイターとして活躍している人もいます。現在のゲームは非常に複雑化しており、企画や構想、音楽、シナリオ、キャラクター設定やデザイン、プログラミングなど、さまざまな分野のスペシャリストがチームを組んで作り上げているのです。具体的に、ゲームクリエイターには以下のようなスペシャリストがいます。

  • 予算やプロジェクトの管理など全体を統括するプロデューサー
  • ゲーム制作の現場を統括するディレクター
  • ゲームの構想や設計を担当するプランナー、シナリオライター
  • 音楽を担当するサウンドクリエイター
  • 音楽を担当するサウンドクリエイター
  • ゲームのプログラムを組むプログラマー など

システムエンジニア

クライアント企業などの要望を正確に把握して、事業戦略のための情報システムの開発に関わる仕事などがシステムエンジニアです。主に情報システムの要求分析、要件の定義、基本設計、詳細設計、実装テストといった上流の工程を担当することが多く、予算やスタッフの管理などを担うこともあるでしょう。また、C言語などを使用してコンピューターを作動させるための、さまざまなシステムやソフトウェアの開発にも、多くのC言語プログラミング能力認定試験の合格者が携わっています。

C言語プログラミング能力認定試験の難易度

合格ラインの正解率は6割程度

C言語プログラミング能力認定試験の正解率は6割程度と、それほど難易度の高い試験ではありません。1級・2級・3級ともにC言語を用いた応用プログラミングの作成能力を認定するもので、1級はC言語を使って応用プログラムを作成する能力とOSの知識が試されます。
2級はC言語を使って500行ほどの小規模なプログラムを正しく早く書くこと、そして基本的なアルゴリズムの知識が試されます。そして3級は、C言語の概念を理解しているかどうか、C言語を使って数行ほどの簡単なプログラムが書けるかが試される試験です。

C言語プログラミング能力認定試験取得に必要な勉強時間

1級で100時間程度

C言語プログラミング能力認定試験取得に必要な勉強時間は、1級で100時間程度と言われています。もちろん個人差はありますが、1日2時間程度の勉強を1カ月半ほど続けることで、合格レベルに到達することができるでしょう。毎日しっかり時間を割き、テキストや過去問題集などを繰り返し解きましょう。

C言語プログラミング能力認定試験に必要な知識

C言語プログラミング能力認定試験に必要な知識

C言語の知識

C言語プログラミング能力認定試験に合格するためには、当然のことながらC言語の知識が必要です。四則演算、ループ処理、条件分岐、入出力など、C言語の基本的な文法をマスターしておきましょう。
特にC言語の勉強でつまずきやすいのは、ポインタの概念です。ポインタの概念はなかなか人の頭でイメージしづらく、理解するためにはコンピューターが動く仕組みを理解しなくてはいけません。

アルゴリズムの知識

C言語を使って効率の良いプログラムを書くためには、アルゴリズムの知識が欠かせません。アルゴリズムとは、問題を効率良く解決するための手順や計算方法を指すもの。算法とも呼ばれます。アルゴリズムを理解することで、論理的思考力も身に付くでしょう。また、ソートや検索の効率的な方法なども理解しておくようにしてください。

組み込みシステムの知識

C言語がもっとも使われているのは、組み込みシステムです。これは、つまり家電製品などに組み込まれているプログラムのこと。メモリがわずかしかなかったり、リアルタイムで処理しなければならなかったりと、さまざまな条件をクリアする必要があります。

ハードウェアとネットワークの知識

C言語でシステムを開発するときは、ハードウェアの知識も必要です。特にCPUやストレージの仕組みなどは、しっかり頭に入れておきましょう。ハードウェアを理解することで、ポインタの概念もわかりやすくなります。
また、C言語ではAPIによってソケット通信をします。ソケット通信を理解するためには、ネットワークの知識も必要です。ネットワークの基本的な仕組みや、TCP/IPの仕組みなども理解しておいてください。

C言語プログラミング能力認定試験取得のための勉強方法

穴埋め選択問題の過去問題を繰り返し解く

プログラムの説明とソースコードの穴埋めをおこなう問題が出題されるので、過去5年分の出題された問題を、覚えるくらい繰り返し解くことが大切です。また、プログラムの仕様に対してデータ構造をどのように設計すべきかという問題もあります。そのため、C言語をしっかり理解し、使いこなせるようにしておきましょう。

C言語プログラミング能力認定試験の試験内容

1級

1級のC言語プログラミング能力認定試験は実技試験 2問、150分で行われます。内容は事前に公開しているテーマプログラム(1,700行程度)に対する仕様変更、仕様追加に対応したプログラム作成(コーディング・入力・コンパイル・デバッグを含む)、および変更仕様書の作成です。
1級は、事前に公開されているテーマプログラムの仕様変更、仕様追加などをおこなう問題が出題されます。コーディングだけではなく、コンパイルやデバッグのプログラム作成です。

実行結果予測問題

プログラムを実行した結果、何と印字されるかという問題です。ポインタとループの知識が問われるので、ポインタの概念について理解しておきましょう。メモリ上のデータ配置がどのようになっているか、プログラム実行中はポインタがどこのアドレスを参照しているのかなどを追跡できる能力を求められます。

リファクタリング問題

ソースが記載されていて、そのソースと同等の処理をおこなうための標準関数を答える問題です。標準関数の仕様を理解していなければ解けないので、標準関数をしっかり理解しておきましょう。

2級と3級

2級は多肢選択式の 8問、90分で行われます。C言語プログラミングに必要なプログラミング知識・技能を出題範囲に従って出題(プログラムの空欄を補完する問題を含む)される試験です。
これに対して3級は多肢選択式で 8問、試験時間は60分です。C言語プログラミングに必要なプログラミング知識・技能を、出題範囲に従って出題されます(プログラムの空欄を補完する問題を含む)。

2級と3級は、多岐選択回答形式とマークシート形式での出題です。また、穴埋め形式のプログラミングの問題も出題されます。C言語の基礎的な知識やアルゴリズムの知識などが問われる内容です。ポインタの概念や入出力関数、構造体といった基礎的な部分もしっかり理解しておきましょう。

まとめ

C言語プログラミング能力認定試験について解説しました。1級・2級・3級とも穴埋め形式によるC言語を実際に書いて、仕様変更や仕様追加がおこなえるかの能力が問われます。ポインタの概念でつまずきやすいという受験者が多いので、しっかり対策して理解しておきましょう。C言語を用いる企業は多いので、資格を取得しておけば就職・転職でも有利に働くことが少なくありません。

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よくあるご質問

C言語プログラミング能力認定試験とはなんですか?

サーティファイ情報処理能力認定委員会が実施する、C言語による応用プログラムの能力を認定する資格試験です。1級から3級まであり、2級と3級はリモートによるウェブテストの実施となります。

C言語プログラミング能力認定試験のメリットはなんですか?

C言語は多くのIT系企業が必要としているプログラミング言語のため、就職や転職でのアピール力になるでしょう。ソフトウェアの開発などにも活用されており汎用性も高さもメリットといえます。