更新日:2023/11/15
20代は会社員にとって、仕事を覚え、社会人としての土台を作る時期。30代になるとリーダーやマネジメント職に興味を持つ人も多いことでしょう。
では30代で管理職を目指す時に何が求められるのでしょうか?ポイントをまとめました。
仕事は基本上司の指示、社内での自分の立ち位置についてもまだ定まらない20代。この時期はリーダー職やマネージャー職についても漠然とした思いしか抱けない人も多いのではないでしょうか。
会社によっては20代でリーダー職を任せることもあるかもしれませんが、とにかく仕事を覚え、その中で自分の強みを見つけ、磨く努力をするなど、社会人としての基礎を作る時期。
そのためにはまずはセルフマネジメント力を身につけることを心がけましょう。自分自身のタスクをしっかり管理することは、将来管理職の立場になり部下の管理を任されるときの訓練にもなります。
そんな自分軸の仕事の仕方から、30代は一気に視野を広げることが必要です。
30代になると後輩も増え、チームリーダーになるなど、仕事の裁量もグッと増えることもあります。そこからさらに上のマネジメント職を目指したい、そう思った時は、特にこの視野を広げる意識を持つことが大きなポイントになります。これまでは上司から指示された自分の業務をこなす立場から、自分が行った業務が会社全体にどのような影響をおよぼすのか、など広い視野を持って仕事に向き合うことが大切です。
また「いま乗り切れた!」というその時だけの結果にとらわれず、将来的な展望まで考えてみる、長期的なものの考え方にシフトしてみることも必要です。
さらに数字に強くなっておくのも管理職の大切なスキルです。部内のプロジェクトの予算組をするなど、数字に関する役割など積極的に挑戦していきましょう。
管職を目指したい、と思った時に「自分はどんな管理職になりたいのか」を考えることも大切です。
その際社内で理想像を探し、具体的な目標を見つけてみると、自分にとって足りないこと、やるべきことが見えてきます。理想像を見つける上で最も参考になるのは同性の上司の存在です。その人がどんな過程をたどって管理職になったのか、ライフイベントとの両立はどのように対応してきたのか、女性管理職としての仕事ぶりなど同性ならでの視点で参考になるポイントが多数あります。
もし社内に参考になりそうな女性の管理職がいない場合、社外で見つけてみるというのも一つの手です。また仕事のやり方を参考にするのであれば、同性にこだわる必要はありません。尊敬できる仕事ぶりを発揮する管理職であれば、男性でもどんどん参考にしていきましょう。
社内では男性上司のマネージメント能力を、社外では子育てをしながらバリバリ働く女性のバランスの取り方など、複数のロールモデルを作っておいてもいいかもしれません。
30代は結婚、出産、子育て、などのライフイベントなども起こり、大きな転換を迎える時期。
キャリアアップとの両立に悩む人も多いのではないでしょうか?特にすでに結婚をしている人は、悩ましいのは出産のタイミングです。
まずやるべきことは、出産の時期、子育てついてまずはパートナーと話をしておくこと。「自分はキャリアアップをしたいけれど、出産もしたい」そう考えた時、パートナーや周囲の協力は必須です。
また事前に自分の所属している会社の産休、育休など出産、子育てにまつわる福利厚生についてもきちんと調べておくことも必要です。さらには自分が住んでいる地域の保育園事情についてもリサーチしておき、いざ子どもが出来た時のシミュレーションをしておくと良いでしょう。
もし産休、育休などで長期に休むことになった場合、子育ての合間時間をぬって自分の専門分野やスキルを磨いておくなど、キャリアダウンしないよう努力をしておくと、スムーズな職場復帰にもつながります。
また30代は20代とは違う大きな点の一つは体力。特にこれからキャリアアップと子育てを両立させたいと思っているなら、きちんとした健康管理は心がけたいもの。今後しっかり働き続けるには、不摂生な食習慣や生活習慣など一度見直してみましょう。
30代はマネジメント能力や予算管理能力など、会社員として最も力をつけ、それを発揮できる時。
管理職になりたい、またはこの先なれる可能性がありそう、などチャンスが来たら、十分に実力を生かせるように準備をしておくことが必要です。
女性
【女性】転職のタイミングは出産前?出産後?子育てしやすい職場の特徴とは
女性
手に職をつけたい女性向けの職種15選を紹介!転職のコツとキャリアの方向性
女性
30代女性の転職先としておすすめの職種は?成功のコツと必要なスキルも紹介