更新日:2021/08/23
コロナ禍の影響もあり、勤務の在宅ワーク化を進める企業が増えてきました。
完全在宅とまでは行かずとも、在宅で仕事ができるような職種の場合、オフィスへの出勤と在宅を組み合わせたハイブリッド勤務に切り替わっているところもみられます。
働き方の新様式が広まりつつある中で、注目を集めているのが「在宅でできる職種の副業」です。
そこで今回は、在宅ワークで稼げる人気の副業や、在宅で副業する上で知っておきたいポイントをまとめました。
目次
在宅で始められる副業には、時間に縛られずに作業を進められるものがおすすめです。
ここでは、手軽に始められる代表的な副業向きの在宅ワークを8つ紹介します。
適性に合わせて探してみましょう。
ヘアアクセサリーなどのハンドメイドグッズの販売は、自分で作ったものを販売する楽しみを感じられる在宅副業です。
こうした「物販」で収入を得る副業は、自作が可能であれば気軽に始められます。
好きなことでお金が稼げる魅力的な副業です。
ハンドメイドグッズを売る場合、原価を抑えることが可能なため、月1万円~3万円ほどの収入を得られるケースもあります。
人気が出れば、月10万円の利益をあげることもできるかもしれません。
いまや誰しも発信者側になれる時代となり、YouTubeを利用して自分の趣味や特技を発信することで収入を得る人も増えています。
YouTuberとして収入を得るには、投稿した動画の再生回数を伸ばさなければなりません。
YouTubeに投稿する動画は、YouTubeの「広告掲載に適したコンテンツのガイドライン」に沿った内容であることが前提です。
審査に通らないと、広告掲載が認められません。
撮影機材や動画編集ソフトなど、必要な機材をそろえるために5万円~20万円の初期投資が必要ですが、月10万円の広告収入も目指せる副業です。
「ブロガー」は、初期費用をかけずに始められる在宅副業として人気を集めています。
文章を書くことが好きな人に向いているでしょう。
ブログを見に来た人が、そのブログ内に貼られている広告リンクに飛ぶ、または広告リンク先で商品を購入することで報酬が発生するのが、ブロガー副業の仕組みです。
ブログの広告リンクに飛ぶだけで報酬が発生するのを「クリック報酬型」、リンク先で商品を購入したことで報酬が発生するのを「成果報酬型」と呼びます。
クリック報酬型は1クリックあたり20円~30円が相場で、報酬はやや低めです。
一方、成果報酬型は1件あたり数千円~2万円を超えるケースもあります。
「Webライティング」はパソコンとネット環境があればすぐに始められるので、気軽にトライできます。
Webライターの活躍の場は、Webサイトに掲載されるコラムやエッセイ、企業の公式ページ内に掲載する商品の紹介文、ネット広告の文章執筆などです。
SEOに関する知識や表現力、情報収集能力が高いと活躍できるでしょう。
Webライティングの報酬は、文字単価による出来高制が一般的です。
仕事内容で文字単価は変わります。1文字当たり0.5円~2円が報酬相場と考えておきましょう。
「イラストレーター」は、絵を描くことが得意な人にとっては副業ながらも天職といえるかもしれません。
主な仕事は、ポスターのイラスト、本や雑誌の挿絵、企業のWebサイトに使用される作図、ストックフォトサイトで販売するイラスト作成などです。
画像サイト(ストックフォトサイト)の場合は、自分が描いたイラストを登録し、ユーザーからダウンロードされるたびに報酬が入るというシステムになっています。
また、クラウドソーシングなどで募集しているコンペに応募して採用されれば、数千円~数万円の報酬がつくことも珍しくありません。
「Webデザイナー」は、パソコンとネット環境があればできる仕事なので、在宅の副業にぴったりの職業です。
ただし、未経験での受注は難しく、PhotoshopやIllustrator、HTML、CSSのスキル習得が必須と考えておきましょう。
仕事内容は、バナー制作やWebサイトの更新、コーディング、WordPressのカスタマイズなどです。
経験値にもよりますがスキルさえ習得すれば、安定して収入が得られる副業でしょう。
Webデザイナーとして活動するには、クラウドソーシングサービスを活用したり、SNSを通じて個人的に活動したりします。
ホームページのトップページをデザインすると5万円ほどの報酬につながることもある副業です。
本業であってもフリーランスで活動している人が多い「翻訳」は、副業の場合の主な活躍の場に映像翻訳、出版翻訳、実務翻訳、Webサイト翻訳の4種類が挙げられます。
クラウドソーシングへ登録することが、仕事を軌道に乗せるための近道です。
クラウドソーシングサービス内には未経験OKの翻訳の仕事もよくみられるため、これから翻訳の副業を始める人にとって活動の第一歩といえるでしょう。
翻訳の収入は、1件につき500円~1,000円が相場です。業務委託であれば、時給1,000円以上になるケースもあります。
「データ入力」の副業は、パソコンとネット環境があれば時間や場所を問わずにできます。
仕事内容は、PDFや紙に書かれている文字をPCに入力していくだけのものから、音声を聞きながらそれを文字にしていくようなものまでさまざまです。
データ入力は完全出来高制の仕事がほとんどで、慣れるまではなかなかまとまった報酬につながらないケースも考えられます。
コツコツ仕事を続けて慣れてくれば、時給1,000円以上稼ぐことも可能です。
在宅での副業というと、パソコンがないとできないようなイメージを持っているかもしれません。
しかし、スマホが1台あればできる副業も存在します。
スマホでできる在宅副業は、ポイントサイトやアンケートモニターなどが一般的です。
スマホでできる在宅副業は、パソコンを使った在宅副業に比べて単価が安い傾向がみられます。
隙間時間でのお小遣い稼ぎに向いている選択でしょう。
在宅ワークや副業は、外へ働きに出るのとはまた違ったメリットがあります。
在宅でできる副業を検討していたら、まず在宅副業のメリットを確認しましょう。
本業での働き方を見直すきっかけにもなるかもしれません。
在宅副業の場合は、自分の特技や趣味を仕事に活かせる選択肢が多くあります。
在宅でできる副業は幅広いジャンルの中から選ぶことができ、未経験でも「好き」を仕事にできるかもしれません。
外へ働きに出るのとは違って、在宅副業の場合は孤独になりがちです。
しかし、自分の特技や趣味を活かすことで自分の世界に没頭でき、楽しさを見いだせるでしょう。
「好き」が形になり報酬となってダイレクトに評価されることも、在宅副業のメリットだといえます。
在宅副業の中には、ひとつのタスクを完了するまでに時間がかかるものもあります。
一方、納期が関係ない仕事を選べば、自分の隙間時間を有効活用でき、まとまった時間を割く必要がありません。
在宅副業の場合は移動時間などもなく、自宅で手が空いた時間に取り組むことができます。
忙しくて時間がない人は特に、在宅副業のメリットを感じやすいといえるでしょう。
在宅副業は気軽に始めやすいため、本業とはまったく違う職種にもトライしやすいというのが特徴です。
「ちょっとやってみようかな」という軽い気持ちで始めることができます。
在宅副業でまったく新しい職域へチャレンジすれば、本業とは異なる分野の知識やスキルが身につくので、本業のキャリアアップも期待できるでしょう。
在宅副業をはじめると、本業とはまったく違う業務に取り組むことも珍しくありません。
新しい世界へ足を踏み入れることによって、それまで気づかなかった自分の能力や才能の発見につながるケースもあるでしょう。
本業では身につかないようなスキルが習得できることもあり、転職という新たな選択肢が生まれるケースも多くあります。
在宅副業がまったく違うジャンルへの足掛かりになったり、本業のプラスになることでキャリアアップにつながったりするかもしれません。
在宅副業を始めることで、本業だけよりも収入がアップします。
もし本業で勤めている会社が倒産したり、解雇されたりした場合も慌てずに済むでしょう。
コロナ禍の影響として多くみられた収入減への対策としても、気軽に始められる在宅副業はもってこいです。
副収入があれば、一時期本業を失ったとしても落ち着いて転職活動に取り組めます。
在宅副業にはメリットが多いものの、いくつか注意しておきたいポイントもあります。
注意点が理解できていないと、副業の時間や副業で得たお金が無駄になってしまうかもしれません。
注意点を把握して、在宅副業をスムーズにスタートさせましょう。
在宅副業をする場合、どのような職種を選ぶかによって収入に差が生まれます。
副業による収入など、給与所得以外の年間所得金額が20万円を超える場合は、確定申告の対象です。
確定申告をするかしないかの基準は、収入額ではなく所得金額と覚えておきましょう。
所得は「収入-経費」で算出します。
20万円というボーダーラインは、収入ではなく所得に対しての話なので、間違えないよう注意しましょう。
在宅副業は、多くの人が手軽にお金を稼ぐことができる手段だと認識しているかもしれません。
こうした背景から在宅副業の仕事を探している人を狙った詐欺サイトなども存在するのが実情です。
内職を斡旋すると見せかけた詐欺や収入がほとんど得られないようなマルチ商法、ねずみ講などもあり、始めるにあたっては見極めの目を養っておかないといけません。
桁違いの高額収入をかたっている案件や初期費用、会員登録費用などを求められる場合には、詐欺かもしれないと疑ってかかるのが賢明です。
国が推進する働き方改革の流れからも注目が集まっている副業ですが、ダブルワークを公に認めていない企業も中にはあります。
在宅副業で収入アップを目指したいものの、勤め先がダブルワークNGなため新たな一歩を踏み出せないというケースに該当してしまうかもしれません。
未来を見据えて収入源を増やしたい、趣味を生かして少しでも収入につなげたいとなったら、副業しやすい企業や在宅勤務を推奨している企業へ転職するのもひとつの方法です。
「複業」や「パラレルキャリア」など、活躍の場を1ヵ所に絞らないという流れがトレンドになりつつあり、副業しやすい企業も増加傾向です。
「副業OK」という流れを定着させつつあるのは、大手企業やベンチャー企業、スタートアップなどによくみられます。
業界の先進的企業では多くが副業を許可しており、中には「専業禁止」なるルールを打ち出した企業もありました。
社員に副業をしてもらうことは社にとってプラスになるという考えを持つ企業は、副業を持つというライフスタイルを前向きに受け入れているようです。
国の推進する働き方改革の一環としてテレワークが推奨されていますが、実行できる企業・業界とそうでない企業・業界があるのは事実です。
また、実行できる企業であってもテレワークの取り組みは千差万別で、完全在宅勤務が可能な企業もあったり、週に数日もしくは月に数日出社を求められる企業もあったりします。
在宅勤務を希望するなら、在宅勤務の制度を導入している企業に転職するのが手っ取り早いといえるでしょう。
主にパソコンを使って仕事をするIT系企業や、Web系企業は在宅勤務を導入しているところが多くあります。
中には、オフィス業務のみ在宅勤務を導入している企業もあるので、ジャンルにこだわらず探してみるのもひとつの方法です。
IT・Web業界に精通したキャリアアドバイザーも多く抱えるマイナビエージェントは、副業だけでなく転職も視野に入れながら、自分らしい働き方を模索している方もしっかりとサポートいたします。
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新しいワークスタイル、新しいライフスタイルのヒントを得るためにマイナビエージェントへぜひご相談ください。
キャリアアドバイザーとの二人三脚で最新の転職状況を知りながら、自分に合う企業、働き方を見つけられます。
在宅ワークや副業は、いまの時代にマッチした働き方のひとつです。
在宅ワークや副業に取り組みたい気持ちはあっても、本業の企業がダブルワークや副業によい印象をもっていない風土では、なかなかトライしにくいかもしれません。
時代のニーズにマッチした働き方を実現するためには本業からの見直しも有効な手段です。
マイナビエージェントでは、あなたの実現したい働き方や希望条件について丁寧にヒアリングいたしますので、自分に合う企業と出会える可能性も高まるでしょう。
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