更新日:2024/03/25
面接では、振る舞いだけでなく髪型や服装といった身だしなみも評価ポイントとして見られています。
中でも、意外とよく見られているのが足元です。スーツや髪型ほど靴に気を使わない方もいるかもしれませんが、靴はその人自身を表すともいわれているため、面接の場にふさわしい物を選ぶことが大切です。また、他の身だしなみと同様に、清潔感を意識することも忘れてはなりません。
ここでは、転職の面接に履いていくべき靴の選び方を、男女別に解説します。靴だけでなく靴下やストッキングなど、足元全体の身だしなみのマナーについて見ていきましょう。
目次
まず、男女どちらにも共通していえる靴選びのポイントは、「清潔であること」と「シンプルで、先端が尖りすぎていないデザインであること」です。
転職活動中に同じ靴を履き続けていると、気付かないうちに汚れてしまうことも。使用する度に、きれいに磨く習慣をつけたいところです。
また、靴を新しく購入する場合も、シンプルなデザインの物を選びましょう。
面接にもおすすめの男性のフォーマルな靴は、「本革」で「紐付き」の物です。
紐付きの革靴であれば、ストレートチップやUチップ、プレーントゥなど、デザインはどれでも問題ありません。反対に、NGな靴には、スニーカーや革靴でも紐のないローファーやスリッポンなどがあります。
靴の色は、黒かこげ茶が無難です。明るい茶色は派手な印象を与えやすいため、避けたほうがいいでしょう。
また、靴下選びも重要です。面接を含めて、ビジネスシーンでは黒の靴下を選びます。白の靴下はNGです。
くるぶし丈の物は避け、一般的な丈を選びます。
女性の靴は、革製のパンプスが基本です。色は黒が無難ですが、中途採用であればネイビーやベージュ、グレーといった落ち着いた色でもいいでしょう。
デザインは、足の甲にストラップがついている程度なら問題ありませんが、派手な装飾のある靴は避けます。また、オープントゥやサンダルなどはNGです。
ヒールの高さや細さに悩む方も多いかと思いますが、ポイントはヒールが細すぎず、自分が歩きやすい高さであること。サイズやヒールの高さが原因で不格好な歩き方になってしまわないよう、ぴったりの靴を選びましょう。
なお、女性の場合、靴下ではなく、ストッキングの着用がマナーです。
私服での面接でも、男性はスーツ着用と同じく、黒やこげ茶で紐付きの革靴がおすすめです。
女性は服装に応じて、黒や紺、グレー、ベージュなど、定番カラーのパンプスを選びましょう。
私服の面接となると、革靴であるという理由で靴紐のないローファーを選ぶ方もいますが、ローファーはあくまでカジュアルなシーンで履く靴であるため、避けたほうが無難です。私服でも、面接というフォーマルな場であることを意識することが大切です。
面接官は、足元の身だしなみを見る場合に、どのようなポイントを見ているのでしょうか。
ここでは、特に注目されやすい2つのポイントについて確認していきましょう。
靴が汚れていると、どれほどスーツや髪型に気を使っていても、それだけで「だらしない人」というイメージになってしまいます。新品の革靴の場合は、特に汚れや傷などがつくと目立ちやすいため、油断は禁物です。
また、本革はメンテナンスをきちんとしていないとカビが生えやすいため、必ず事前に靴の状態を確認します。
きれいな状態を保つためにも、靴を履いた後は汚れやほこりを落とし、クリームなどで磨くことを習慣付けましょう。しばらく履かない靴も、定期的に取り出して空気にふれさせることで、きれいな状態のまま保存することができます。
面接官は、かかとやヒール部分、靴の裏面なども見ている可能性があります。
靴は履くほど、かかとやヒールがすり減っていきます。また、姿勢や歩き癖によって、形が歪んでしまうこともあります。
かかとのすり減りやヒールの傷は目立ちやすいため、ある程度すり減ったり傷がついてしまったりした靴は、早めに修理に出すか、買い替えるようにしましょう。
最後に、面接へ履いていく前にしておきたい、3つの靴の準備について見ていきましょう。
新品の靴を購入した場合、きれいな状態を維持するためにも面接当日まで履かないという方もいますが、これはNGです。
履き慣れていない新品の靴は、1日履いただけでも足が痛くなったり、靴ずれができてしまったりする可能性があるためです。事前にある程度履き慣らして、面接当日もリラックスして臨めるようにしたいところです。
女性の場合、予期せぬタイミングでストッキングが伝線してしまうこともあります。面接の直前に購入しなくてはならない事態を避けるためにも、必ず予備のストッキングを用意しておきましょう。
面接用に、伝線しにくいタイプのストッキングを何足かストックしておくこともおすすめです。
遠方から面接へ向かう場合、ずっと革靴で移動すると足が疲れてしまったり、靴が汚れてしまったりする可能性があります。足も靴もベストな状態で面接ができるよう、移動用の歩きやすい靴と、面接用の靴を分けて用意しておいてもいいでしょう。
会場の近くまで来たら面接用の靴に履き替えて、移動用の靴はカバンに入れるか、コインロッカーに預けます。
転職活動を行うとなったら、あらかじめ面接の場にふさわしい靴を用意して履き慣らしておくことで、足の痛みや靴ずれの心配もなく、面接に集中できるようになります。
スーツやカバンと合わせて、靴も汚れや傷がないか確認し、面接官に好印象を与えられる身だしなみを心掛けて面接に臨みましょう。
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