「コンサルティング事業部長×公共年金事業部長」
業務理解力と豊富な開発ノウハウでお客様の事業革新を支援
ニッセイ情報テクノロジーは"コンサルティング会社"!?
業務理解力と豊富な開発ノウハウでお客様の事業革新を支援
日本最大級の生命保険会社である日本生命グループのIT戦略企業として、保険・共済、年金、ヘルスケア領域のシステム開発で確固たる地位を築いているニッセイ情報テクノロジー。歴史ある同社において、近年存在感を増しているのがコンサルティング事業だ。今回は、同社のコンサルティング事業を牽引するコンサルティング事業部の森山和俊 事業部長と公共年金事業部の大村剛(たけし) 事業部長に、ニッセイ情報テクノロジーがコンサルティングに強い理由やコンサルタントという仕事のやりがい、コンサルティング事業の今後の展望などについて語っていただいた。
◆対談していただいたお二人
コンサルティング事業本部 コンサルティング事業部 事業部長
森山和俊
コンサルティング事業本部 公共年金事業部 事業部長
大村剛(たけし)
時代の変化とともにコンサルティング事業の存在感が増す
――ニッセイ情報テクノロジーは、保険・共済、年金、ヘルスケア領域のシステム開発とコンサルティングで強みを持つ、日本生命グループのIT戦略企業です。まず、貴社におけるコンサルティング事業の位置づけについてお聞かせください。
森山さん:当社は日本生命のIT戦略を担う企業として、長年培ってきた保険事務・システム開発のノウハウを活かし、日本生命以外の保険会社、共済組合、公共団体など、幅広いお客様のシステム開発に積極的に取り組んでいます。
さらに近年、DX推進やAI活用などの新たなデジタル活用ニーズの高まりを受け、当社のコンサルティング事業への需要が大きく高まっています。日本生命以外の売上高の約30%をコンサルティング事業が占めるまでに成長しています。
大村さん:そういった意味では、ニッセイ情報テクノロジーは、SI(※)企業であることに加え、コンサルティング企業でもあると言ってもいいかもしれませんね。
(※System Integrationの略)
私の経歴としても、お客様側に立ってのシステムコンサルティングを起点に、開発、維持運用に至る一気通貫型のシステム開発案件を数多く担当し、発注者様側と受託側、双方からの視点を磨いてきました。こうしたシステム開発の上流から下流に至るノウハウを、お客様の観点で活用できるように支援できるのは、まさに“コンサルティング企業”としての強みだと言えるでしょう。
システム開発の現場にも精通しているかどうかで、お客様に与える安心感や信頼感は大きく変わってきます。また、生命保険会社が母体となった会社だけに、生命保険、損害保険、共済、年金などに精通した「業務理解力」と、長年にわたって生命保険業界のサービスを支え続けてきた「開発力」の双方を活かしたコンサルティングが当社の強みです。いわゆるコンサルティングファームにはない、当社の特徴はそこにあります。
森山さん:2023年4月からスタートした当社の新中期経営計画においても、「事業構造の転換」を掲げ、「コンサルティング事業の拡大」を重点施策の一つとしています。
この施策の目的は、お客様のビジネスの変革に積極的に参画し、システム開発から運用、さらにはビジネス環境の変化に対応したシステム改修まで一貫して支援することによって、従来以上の価値をお客様に提供し、当社も安定した収益基盤を構築することです。ニッセイ情報テクノロジーとしての新たなチャレンジだと言えますね。
保険・共済、年金領域に関する知識・経験と高いシステム開発力が強み
――コンサルティング事業本部の体制はどのようになっているのでしょうか。
森山さん:当社のコンサルティング事業本部には、私が事業部長を務めるコンサルティング事業部と、大村が事業部長を務める公共年金事業部があります。
コンサルティング事業部は、市場別に「生保・共済ユニット」、「損保ユニット」、「ニッセイグループユニット」という3つのユニットで構成されており、それぞれのユニットが専門性の高いサービスを提供しています。
また、お客様のビジネス改革需要が近年ますます加速していることを受け、「ビジネス改革推進ユニット」と「ITユニット」という2つの専門ユニットを新たに設置しました。これらのユニットは、ビジネス改革とITに特化した専門知識を持つメンバーで構成されており、従来のユニットと連携することによるクロスファンクショナブルなコンサルティングサービスを提供しています。
大村さん:公共年金事業部は、その名が示す通り、公共年金団体様に特化したコンサルティングサービスを展開する部門です。
公共年金事業部が設立される前は、年金ソリューション事業部が年金に関するソリューション開発、コンサルティング事業部が業務分析、クラウドサービス事業部はインフラ構築、とそれぞれの専門性を活かして公共年金団体様にサービスを提供していました。
しかし、3つの事業部が連携する従来の体制では、お客様の意思決定の迅速化に対応できなくなるリスクが生じる可能性も高いと判断し、新たに公共年金事業部を設立することになったのです。
――あらためて、お二人が考える、ニッセイ情報テクノロジーの強みとは何でしょうか?
森山さん:当社は親会社である日本生命の情報システム部門と事務企画の一部とシステム子会社が合併するかたちで1999年に設立された会社です。日本生命のシステムについては、企画フェーズから参加してともに業務を推進し、システム開発・本番反映・運用までを行ってきた実績があります。
日本生命との連携で培った保険に関する豊富な業務知識と、システム開発に関する高度な知見を併せ持っていることが当社の強みの一つと言えるでしょう。
保険・共済、年金などの専門知識と綿密な分析をもとに、実現性の高い課題解決方法を提案し、その上で、業務コンサルタント、ITコンサルタント、PMOコンサルタントなど多彩なコンサルタントがお客様のニーズに包括的に応えることができます。
大村さん:森山が申し上げた通り、私も、長年にわたって日本生命のIT戦略を担ってきたことで、保険・共済、年金に関する豊富な業務知識を有することが当社の強みだと思っています。
その上で、数多のシステム開発実績にもとづき、ITノウハウと業務知識の両面から、お客様の真のニーズを把握し、その課題解決に直結する精度の高いコンサルティングサービスを提供していけるのが当社の特徴といえます。
また、公的年金領域は公共性が高く信頼性や実績が求められることから、コンサルタントに求められるハードルも高く、お客様側に立って支援を行える企業は極めて少ないです。そうした面で全幅の信頼を寄せられている点も、当社ならではの強みだと言えるでしょう。
お客様の事業成功や課題解決に貢献できるのがコンサルタントの喜び
――コンサルタントとしてニッセイ情報テクノロジーで働くやりがいは?
森山さん:私たちは、お客様を単なる依頼主ではなく、共に目標を達成するワンチームとして位置づけさせていただき、尊重と寄り添いの姿勢で真摯に業務に取り組んでいます。
その中で、私たちはコンサルタントとしてのマインドセットを大切にしています。
具体的には、プロとして徹底した現状把握を行い、お客様が気づいていない課題も的確に見極め、それらをもとに価値ある提案を行うこと。そして、本質的な課題と解決策を深く考え抜き、たとえ言いにくいことでもお客様の立場に立って提起することを心がけています。
こうしたプロセスを通じて、お客様の課題解決を支援し感謝のお言葉をいただけることが、コンサルタントとしてのやりがいだと言えます。上流やさらにその上の超上流といったフェーズからお客様と関わっていけるので、経営層や事業部門のトップといったキーパーソンと接する機会が豊富にあり、そうした方々から直接的に感謝のお言葉をいただけることは、モチベーションという点においては非常に高いものがありますね。
大村さん:公共年金事業部でも同じことが言えます。それに加えて、公共年金は国民の生活を守る極めて重要な社会的役割がありますので、「安心・安定した国民の生活基盤の実現に自分の仕事が貢献している」という強い使命感を抱きながら仕事ができることも大きな喜びの一つです。
また、公共年金事業部の仕事は非常に専門性が高く、高度な知見を駆使してお客様を支援していくため、コンサルタントには、常に勉強を重ねて知識や技術を高めることが求められます。そうした自己研鑽はお客様からの感謝を生み出すことにもつながりますので、お客様の喜びと自身の成長を重ね合わせることができる喜びも味わえます。
コンサルタントは“人間くさい仕事”。だからこそ人間性が重要
――貴社のコンサルティング事業ではどんな人材を求めていますか?
大村さん:第一に挙げられるのは、「変化を恐れない姿勢」をお持ちの方ですね。ITの世界は、次々と新しい技術と革新が生まれる極めて変化の激しい世界だけに、従来の方法を受け継ぎつつも、常に新しい情報や価値観を取り入れながら、よりよい提案や施策の実施へとつなげていく意識が欠かせません。
また、お客様と直接やりとりし、伴走しながらその成功を支えていく仕事だけに、「責任感がある」「協調性がある」という点も大事です。さらに、指示待ちではなく能動的に仕事に取り組む姿勢も重要です。
コンサルタントという仕事は、突き詰めれば「人間対人間」の仕事なのです。
私は、技術や知識以上にコンピテンシーが重要だと考えています。業務知識やITスキルは、努力をすれば身についてくるものですが、行動特性のようなものは、人間性そのものに根ざしているため、簡単に習得できるものではありません。だからこそ、人間力の高い方と一緒に仕事をしてみたい、というのが私の本音です。
森山さん:私は大きく分けて「チャレンジ精神」「プロフェッショナルマインド」「仲間を大切にできる」という3つの姿勢をお持ちの方と一緒に仕事がしたいと思っています。
まず「チャレンジ精神」ですが、大村も申し上げたように、この仕事は常に最新の知識を習得することが求められます。そのため、新しい技術や業務に積極的に取り組み、学び続ける姿勢を持つことが重要です。
「プロフェッショナルマインド」はお客様に寄り添い、高い専門性を活かして、困難な問題に直面しても最後まで責任を持って解決へ導くという、プロとしての基本姿勢のことです。
「仲間を大切にできる」ことも重要です。この仕事はチームワークが不可欠であり、情報共有や議論、互いに助言しあうことなどを通して、仲間と協力しながら業務を進めていく必要があるからです。そのため、仲間を尊重し、互いに支え合う姿勢が大切で、そうすることでより深い信頼関係が生まれ、チーム全体の成長を促進させることができます。
大村さん:コンサルタントという仕事はいい意味で“人間くさい仕事”であり、だからこそ、当社では人間性という、人間の本質的な部分を重視しているのです。
コンサルティング事業の強化が会社全体のさらなる成長につながる
――最後に、それぞれの事業部の展望をお聞かせください。
森山さん:市場環境やお客様のニーズの変化により、ビジネススピードは急速に変化しています。 その中で、お客様ビジネスの変革を力強く支え、さらなる貢献を目指すことが私たちコンサルティング事業部の目標です。
そのためには、当社コンサルタントの強みである「実務理解力」と「現場力」を最大限に発揮し、お客様の期待を大きく上回るコンサルティングバリューを発揮することが重要と考えています。
具体的には、企画・構想段階である超上流工程から、テクノロジーと当社のコアスキルを融合し、業務とITの両面から戦略的にコーディネートしていくことで、今まで以上にお客様に多くの貢献ができる組織づくりを行っています。
冒頭でも述べましたように、当社全体でコンサルティング事業への期待が高まっています。そんな期待を背に、ニッセイ情報テクノロジーの未来をコンサルティング事業の拡大によって築き上げるという強い意志を持ち、大村が率いる公共年金事業部とともに事業部のメンバー全員で当社を牽引していきたいと思っています。
大村さん:公共年金領域におけるコンサルティングを通じて培った専門知識やノウハウを活かし、今後は年金以外の公共団体様へのコンサルティングにも力を入れていくつもりです。
何よりも発注者支援というかたちでお客様の立場に立ってコンサルティングを展開できるのは私たちの大きな武器です。
公共年金事業部ならではの強みを踏まえ、差別化できる要素と提供すべきコンサルティングメニューを明確化し、それらを武器に領域拡大に向けた準備を進めています。
そうした取り組みによって、当社のコンサルティング事業を進化させ、ニッセイ情報テクノロジーの新たな成長戦略の柱を生み出していきたいと思っています。
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