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転職市場レポート

業界ごとの転職市場の動向をチェック

不動産・建設業界

求人は慢性的な人手不足を背景に高位で安定する傾向にあります。待遇、就労環境の改善を進めている企業も多く、未経験でも大手企業へチャレンジできる業界です。

厚生労働省 一般職業紹介状況について 新築マンション契約率 グラフ

引用:厚生労働省 一般職業紹介状況について
引用:不動産経済研究所 首都圏のマンション市場動向 新築マンション契約率
引用:不動産経済研究所 近畿圏のマンション市場動向 新築マンション契約率

復興需要に代表される公共事業のほか、東京オリンピックやリニア中央新幹線の計画、インバウンド需要の高まりから商業施設や都心部での大規模再開発計画、また景気回復にともなう住宅業界の堅調な推移など、業界を取り巻く環境はここ数年間激変しています。

年平均で比較してみると平成29年を境に減少し始めていることがわかります。東京オリンピックが終われば、それ以降は不動産や建設業の雇用は減少していくことが予想されます。

他業種と同様、緊急事態宣言下の4月、5月は求人倍率が大幅に下がり、4月では前年比で56.1%まで落ち込みました。とはいえ6月は81.8%まで戻っているように、徐々に回復しつつあります。

地価と建築費の高騰に伴い都心マンションの価格は高止まりしていることから、中古物件の売れ行きは相変わらず好調のようです。これまで新築マンションの販売を専門に行ってきた会社も、リノベーションやリフォーム部門を新規に立ち上げるなど、これまでの専門領域にとらわれず積極的な事業展開を模索する企業が多く、求人の枠が広がる傾向にあります。

施工管理技士・設計などの技術系求人に関しても、慢性的な人手不足という状況下、引き続き堅調な状況が見られます。特に、大都市圏を中心に経験者募集の動きは根強いようで、この流れは当面続くものと思われます。

人手不足をきっかけとした採用であり、「即戦力」を重視した採用が重視される傾向に変わりはないものの、これまでは「経験者+有資格者」が必須要件となっていた企業でも「有資格者であれば歓迎」といったように、候補者のやる気を重視する求人も増加する傾向にあり、キャリアアップを目指したい方には絶好のチャンスといえるのではないでしょうか。

以下では、注目ポイントを弊社キャリアアドバイザーが解説します。

Point01

多様な業種が存在する不動産業界、待遇・就労環境の改善を進めている企業も多くなっている傾向があります。

足もとの復興需要に代表される公共事業のほか、東京オリンピックやリニア中央新幹線の計画、インバウンド需要の高まりから商業施設や都心部での大規模再開発計画、また景気回復にともなう住宅業界の堅調な推移など、業界を取り巻く環境はここ数年間激変しています。

ひとことに不動産業界と言っても、デベロッパー、ゼネコン、ハウスメーカー、リフォーム、仲介、不動産管理、メンテナンスなど多様な業種が存在します。以前は、「建築士・施工管理技士」のような有資格者採用が中心でしたが、足元の人手不足を背景に未経験でチャレンジ可能」な求人も増加しており、キャリアプランを考える上で一度は検討しておきたい業界になります。

また慢性的な人手不足の解消を図るため待遇・就労環境の改善を進めている企業も多くなっているようです。

Point02

営業系求人のポイントはメイン事業とマーケットに合わせた新規事業の求人といえます。

新聞・ニュースなどで報道されているとおり、地価と建築費の高騰に伴い都心マンション価格は高止まりしていることから中古物件の売れ行きが好調です。これまで新築マンション販売を専門に行ってきた会社でも、リノベーションやリフォーム部門を新規に立ち上げるなど、これまでの専門領域にとらわれず積極的な事業展開を模索する企業が多く、中堅デベロッパーでもインバウンド需要の高まりを受けホテル事業に参入する企業も増加しております。

このことから、経験者採用の求人では「新規事業部門責任者候補」などの求人もあり、活躍の幅を広げるには良い機会かもしれません。

その他、不動産業界の中で、低金利の長期化や相続税増税に伴い脚光を浴びているのが、「不動産投資業界」といえます。最近ではマンションタイプの上層階を自宅にし、低層階を賃貸住宅として貸し出す「賃貸併用住宅」が流行りつつあり、ただ「不動産を売る」のではなく、相続税や収益性など「ファイナンシャルプランニング」の考え方から顧客の人生に深く関わる営業スタイルが多く出てきているようです。

以上のように、「不動産の営業」といっても多種多様な働き方があります。不動産業界の営業職は決して「楽」なものではありませんが、取り扱っている商材が、高額商材であるということ、提案力が磨けるということ、人間力で勝負できることなど、営業職としてキャリアを構築していきたい方の「第一歩」としては理想的です。キャリアのステップとして、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?

Point03

技術系求人は引き続き堅調といえます。候補者の人材不足を背景に未経験者を受け入れる企業もあります。

慢性的な人手不足という状況下、施工管理技士・設計などの技術系求人は引き続き堅調といえます。

特に、大都市圏を中心に経験者募集の動きは根強いといえ、この流れは当面続くものと思われます。人手不足をきっかけとした採用であり、「即戦力」を重視した採用に変わりはないものの、これまでは「経験者+有資格者」が必須要件となっていた企業でも「有資格者であれば歓迎」といったように、候補者のやる気を重視する求人も増加しており、キャリアアップを目指したい方には絶好のチャンスといえるのではないでしょうか。

また、有資格者や現場経験者の方の異業界への転職ニーズも高い傾向にあるといえ、景気回復の背景から商業施設をはじめ、イベント・広告業界など異業界への間口も拡がっている状況があります。

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