2月の季語を一覧で紹介!美しい有名俳句や手紙で使える時候の挨拶も

ビジネススキル・マナー

2月は日本の多くの地域でまだ寒さの残る時期ですが、2月4日頃の立春を過ぎると暦の上では春に分類されます。体感としても、冬の寒さはあるものの徐々に陽の暖かさを感じられるようになります。そんな2月の季語は、冬の名残と春の気配を表す言葉が共存しているのが特徴です。

本記事では、2月の季語をわかりやすく一覧でまとめました。また、2月の季語が使われている有名俳句や、手紙で使える時候の挨拶なども紹介していきます。

【関連記事】「春の季語を一覧で紹介!使える時期や例文、間違えやすい季語も解説」

【関連記事】「転職に最適なタイミングはいつ?年齢別・理由別の見極めポイントも解説」

「もしかしたら仕事頑張りすぎ!? 」... そんな方へ
\無料・登録不要/
『仕事どうする!? 診断』を受ける >

1 2月の季語とは

俳句や手紙で使う2月の季語には、どのようなものがあるのでしょうか。ここではまず、俳句の世界における2月の区分と恒例行事、季語の傾向などについて解説します。

1.1 2月はどんな季節?

俳句の世界においては、2月4日頃(立春)から5月6日頃(立夏の前日)までの3ヶ月間を「三春」と呼び、「春」と区分しています。2月は三春の中の「初春」にあたり、まだ春浅い季節です。

地域によっては大雪が降ることも珍しくなく、朝晩の冷え込みが厳しい日もあります。後半になると、一日の寒暖差は激しいものの徐々に暖かくなり、春の訪れを感じられるようになることが多いです。

1.2 2月の恒例行事

2月には二十四節気の「立春」「雨水」のほか、節分やバレンタインといった行事があります。2月の主な恒例行事を以下にまとめました。

日にち行事
2月3日頃 節分、豆まき
2月4日頃 立春
2月8日 針供養、事始め
2月11日 建国記念日
2月14日 バレンタインデー
2月19日頃 雨水
2月23日 天皇誕生日

【関連記事】「転職に有利・おすすめな時期は?業界別の繁忙期についても解説」

1.3 2月の季語の傾向

2月は暦の上では春に分類されるものの、まだ寒さも厳しいため、冬の名残を感じさせる季語と春の気配を感じさせる季語が多い傾向です。動植物の活動もまだ活発ではない時期ではありますが、早咲きの美しい花々や木の芽など、徐々に生き物が活動を始める雰囲気も季語に表れています。

また、2月ならではの行事やイベントも多く、それらに関連した季語もそろっているのが特徴です。

post1217_img1.png

【関連記事】「季語とは?春夏秋冬の季語一覧や有名俳句、時候の挨拶例文を紹介」

【関連記事】「2月といえば何?行事・食べ物・花など会話のネタになる風物詩を紹介」

【関連記事】「職務経歴書の添削を転職エージェントで受けるべき理由とは?準備や注意点も紹介」

\書類添削・面接対策も/
マイナビ転職エージェントに無料登録して
転職サポートを受ける

2 2月の季語一覧

ここからは2月に使える季語を、7つの分類ごとに一覧で紹介します。

2.1 【時候】2月の季語一覧

季節・時期・暦上の区分など、時候に関する2月の季語には以下のようなものがあります。

旧正月、寒明、早春 、立春、雨水、春浅し 、冴返る、余寒、春寒、遅春、春まけて、春めく、うりずん、おれづみ、二月、二月尽

2.2 【天文】2月の季語一覧

星・月・風・雷など、天文に関する2月の季語には以下のようなものがあります。

淡雪、春の雪、東風(こち) 、梅東風(うめごち)、春の空、初雷、光の春、梅月夜

2.3 【地理】2月の季語一覧

田畑・山・海・川など、地理に関する2月の季語には以下のようなものがあります。

堅雪、焼野、焼山、薄氷(うすらひ、うすごおり)、荻の焼原

2.4 【生活】2月の季語一覧

衣食住・仕事・健康など、生活に関する2月の季語には以下のようなものがあります。

蕗味噌、花菜漬、鶯餅、白魚飯、味噌豆煮る、桑植う、春聯(しゅんれん)、鳴鳥狩(ないとがり)、山椒の皮、海苔掻き、野焼く、山焼く、芝焼く、畑焼く、絵踏、甘蔗植う(かんしょうう)、猟名残、剪定、梅見、磯竃(いそかまど)、鶯笛、芝焼く、えり挿す、麦踏、藍蒔く、畑焼く、二月礼者、渡り漁夫、春スキー

2.5 【行事】2月の季語一覧

イベント・お祭り・俳人や有名人の忌日など、行事に関する2月の季語には以下のようなものがあります。

建国記念日、針供養、バレンタインの日、祈念祭、列見、絵踏、藁馬曳き、御灯祭、竹割祭、橿原祭、長谷のただ押し、花水祝、どんづき祭、黒森歌舞伎、一夜官女、摩耶詣、 謝肉祭、会陽、常楽会、節忌、鳥羽火祭、二の午、仁王会、餅花煎る、安吾忌、かの子忌、句仏忌、三汀忌、多喜二忌、立子忌、菜の花忌、不器男忌、鳴雪忌茂吉忌

2.6 【動物】2月の季語一覧

鳥・魚・虫など、動物に関する2月の季語には以下のようなものがあります。

鷽(うそ)、孕み鹿、白魚、鮒の巣離れ、飯蛸、公魚(わかさぎ)、雪虫、猫の恋

2.7 【植物】2月の季語一覧

花・草・木など、植物に関する2月の季語には、以下のようなものがあります。

梅、黄梅、紅梅、スノードロップ 、クロッカス、ミモザ、片栗の花、猫柳、犬ふぐり、蕗の薹、桜島大根、水菜、如月菜、壬生菜、慈姑、種芋、はこべ、牡丹の芽、草の芽、ものの芽、種芋、草青む、海苔、岩海苔、古草、駒返る草、松雪草、節分草

post1217_img2.png

【関連記事】「転職におすすめの業界&未経験OKの職種9選|転職成功のコツも解説」

3 2月の代表的な季語

上記の一覧で紹介した2月の季語の中から、代表的な季語の意味を掘り下げて解説します。

季語意味
立春(りっしゅん) 二十四節気のはじめの節気で、2月4日頃です。春の始まりを表し、立春を迎えると暦の上では春となります。
早春(そうしゅん) 立春から間もない春の早い時期を指します。まだ冬の寒さがあるものの、どこか春の兆しも感じられます。
冴返る(さえかえる、さえかへる) 立春を過ぎて暖かくなりかけたところで、また寒さが戻ってくることです。ぶり返す寒さはより冴えて感じられます。
薄氷(うすらひ、うすごおり) 初春の時期に、水たまりや川、地面などに張る薄い氷のことです。冬に張って解け残った氷を指すこともあります。冬の氷よりもはかなく、春の訪れを印象付けます。
梅(うめ)、紅梅(こうばい) 梅は春の訪れを告げる、初春の代表的な花です。紅梅は白梅よりも少し遅れて、暖かさが感じられるころに咲きます。

【関連記事】「転職したいけど何がしたいかわからない人へ|自分に合う仕事の見つけ方」

4 2月の季語を使った有名な俳句

2月の季語が使用されている有名な俳句をいくつか紹介します。

俳句作者季語
薄氷の 草を離るゝ 汀かな 高浜虚子 薄氷
真青な 木賊の色や 冴返る 夏目漱石 冴返る
いたづらに 古りゆく身かな 針供養 高橋 淡路女 針供養
足袋はかぬ 天草をとめ 絵踏かな 青木月斗 絵踏
山里は 万歳遅し 梅の花 松尾芭蕉 梅
藤橋や 重き身を越す 孕鹿 高井几董 孕鹿
はるかなる 地上を駆けぬ 猫の恋 石田波郷 猫の恋
ほろ苦き 恋の味なり 蕗の薹 杉田久女 蕗の薹
紅梅や 大きな弥陀に 光さす 炭太祇 紅梅
海苔の香も ゆかし有曾の 島廻り 立花北枝 海苔

post1217_img3.png

【関連記事】「新卒1年目の転職は可能?相談先や転職を成功させる4つのコツを解説」

5 美しい2月の季語といえば?

冬と春の雰囲気が混在する2月は、冬から春への移ろいを感じさせるような季語が多くそろっています。俳句や手紙で使用できる美しい2月の季語としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 春めく
  • 淡雪
  • 梅月夜
  • 薄氷
  • 紅梅
  • 草青む
  • 松雪草

【関連記事】「未経験からIT業界への転職を成功させる方法|役立つスキルや注意点も解説」

6 要注意!間違えやすい2月の季語

2月に使える季語には、それより前の冬から引き続き使える季語や、そのあとの春の暖かい時期まで使えるものもあります。しかし、「冬の季語だから」「春の季語だから」と勘違いから避けられがちです。

例えば、「雪虫」は一見冬の季語のように思えますが、実は「綿虫」の俗称として冬に使う場合と、春に現れる「雪虫」を指す場合の2パターンがあります。冬の綿虫と春の雪虫は違う種類の虫です。

また、「淡雪」は春にうっすらと降る雪のことですが、雪が降ることもある3月頃まで使うことができます。こちらは春の季語で、冬の時期には使わない点も注意しましょう。

こういった季語とは逆に、2月の季語だと思われがちな言葉もあります。「三寒四温」「日脚伸ぶ」「早梅」などは代表的で、2月〜3月をイメージしがちですが、1月に使われる季語です。

【関連記事】「地方公務員に転職するには?種類や給料、成功のコツなどを詳しく解説」

7 2月上旬に使える時候の挨拶

季語は手紙に季節感を添えるためにも使用されます。そこで、ここからは手紙に使える時候の挨拶を紹介します。まずは、2月上旬〜2月中旬頃に適した時候の挨拶を、書き出しと結びに分け、例文とともに解説していきます。

7.1 2月上旬の書き出しに使える時候の挨拶

改まった手紙の書き出しでは、「拝啓」など頭語の後に季節感を添える時候の挨拶を続けるのが一般的です。2月上旬に適した書き出しの時候の挨拶には、以下のようなものがあります。

  • 立春の候、貴社におかれましては、ますますご繁益のこととお慶び申し上げます。
  • 寒明のみぎり、〇〇様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。
  • 春まだ浅く、余寒厳しき日が続いております。その後いかがお過ごしでしょうか。

7.2 2月上旬の結びに使える時候の挨拶

手紙の最後に挿入する「敬具」など結語の前には、内容を締めくくる結びの挨拶を添えます。2月上旬に適した結びの時候の時候の挨拶には、以下のようなものがあります。

  • 余寒なお厳しき折、なにとぞご自愛専一にてお願い申し上げます。
  • 寒明の時節柄、くれぐれもご自愛のほどお祈りいたします。
  • 立春とはいえ、まだまだ冷え込む日もございます。体調管理には十分にご留意ください。

post1217_img4.png

【関連記事】「【例文付き】月ごとの時候の挨拶・結びの挨拶一覧!注意点やコツも解説」

【関連記事】「手紙の書き方を例文で解説!マナー違反をしないための注意点も」

【IT・Web職種への転職をご希望の方はこちら】

8 2月下旬に使える時候の挨拶

次に、2月中旬~2月下旬にかけて使用できる時候の挨拶を紹介します。

8.1 2月下旬の書き出しに使える時候の挨拶

2月下旬に適した手紙の書き出しに使える時候の挨拶には、以下のようなものがあります。

  • 雨水の候、〇〇様にはご健勝のこととお喜び申し上げます。
  • 春分のみぎり、皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
  • 各地から梅見の便りが聞かれる頃となりました。その後いかがお過ごしですか。

8.2 2月下旬の結びに使える時候の挨拶

2月下旬に適した手紙の結びに使える時候の挨拶には、以下のようなものがあります。

  • 向春の候、一層のご隆盛を衷心よりお祈り申し上げます。
  • 浅春の時節柄、お風邪など召されませぬようどうぞお健やかにお過ごしください。
  • 幸多き春の門出となりますよう心よりお祈り申し上げます。

【関連記事】「【例文付き】2月の時候の挨拶を月内全般・上旬・中旬・下旬の別に紹介」

【関連記事】「【例文付き】寒中見舞いの書き方は?喪中はがきの代わりにする際の文例も」

【関連記事】「宛名の書き方や敬称の使い分けを解説!NG例や上手く書くためのコツも」

【関連記事】「マイナビ転職エージェントだからできる面接対策」

9 他の月の季語

他の月の季語は、下記の記事でご紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。

スキルアップを目指すなら
まずはプロにご相談ください
マイナビ転職エージェントについて詳しく知る >

【卒業年早見表はこちら】

10 まとめ

2月は暦の上では立春を迎え、春に区分されます。しかし、まだ気温は低く、氷が張ったり雪が降ったりすることも珍しくありません。2月の季語には、冬から春への移り変わりを表す多種多様な季語が揃っています。

俳句はもちろん、手紙を書く際の時候の挨拶でも季語は利用できます。寒さと暖かさが混在する美しい2月の季語を、俳句や手紙で活用しましょう。

\転職するか迷っていてもOK/
マイナビ転職エージェントに無料登録して
転職サポートを受ける

TOPへ