12月といえば何?行事・食べ物・花など会話のネタになる風物詩を紹介

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12月は日本の多くの地域で街路樹の葉も枯れ落ち、本格的な冬が始まる時期です。そんな12月にはさまざまな行事や旬の食べ物がありますが、12月と聞いてまず思い浮かべるものは何でしょうか?

本記事では、「12月といえば〇〇」と多くの人がイメージするような12月の風物詩を、それぞれのカテゴリに分けて詳しく紹介します。会話やスピーチのネタとしても使えるので、ぜひ最後までご覧ください。

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1. 12月はどんな月?

本格的な寒さがやってくる12月は、クリスマスや年越しなど大きなイベントが控える月でもあります。そんな12月の風物詩を見る前に、まずは12月の呼び方と気候について詳しく解説します。

1.1. ずばり12月といえば何?

「12月」と聞いて真っ先に思い浮かべるものは何でしょうか。「12月といえばこれ」と多くの人がイメージするものとしては、以下のようなものが挙げられます。

  • クリスマス
  • イルミネーション
  • 忘年会
  • お歳暮
  • 大掃除
  • 大晦日
  • 除夜の鐘
  • 年越しそば

12月といえば、やはり「クリスマス」を思い浮かべるという方が多いようです。また、それ以外にも大晦日や除夜の鐘といった年末に関するものも12月の代表的な風物詩です。イラストや時候の挨拶で12月らしさを伝えたいときは、上記に挙げたものを活用するといいでしょう。

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1.2. 12月の呼び方

12月は和風月名で「師走(しわす)」と呼ばれます。由来としては「普段は落ち着きのある僧侶が走り回るくらい忙しい月」という説が知られていますが、これは俗説であるという見解が有力です。

本来の語源ははっきりしておらず、歳果つ(としはつ)、為果つ(しはつ)、四極(しはつ)、師馳(しはせ)が変化したものなど諸説あります。

1.3. 12月の気候

西高東低の冬型の気圧配置が現れやすくなり、1日を通して気温がグッと下がります。寒気が流れ込むことも増え、日本海側では雨が雪に変わるでしょう。7日頃の大雪を過ぎると、北日本を中心に平野でも積雪となる可能性があります。

また、22日頃の冬至は1年のうちで昼間の時間が最も短い時期であり、これから本格的な冬に入るという意味を持ちます。年末近くなると、「クリスマス寒波」と呼ばれる寒波が押し寄せ、日本海側は大雪に見舞われることも少なくありません。

なお、1991年〜2020年における全国の12月平均気温は以下の通りです。

札幌東京大阪福岡那覇
上旬 0.5℃ 9.1℃ 10.1℃ 10.3℃ 20.1℃
中旬 -1.3℃ 7.6℃ 8.4℃ 8.8℃ 19.0℃
下旬 -1.9℃ 6.5℃ 7.5℃ 8.1℃ 18.1℃

【出典】国土交通省|気象庁「過去の気象データ検索 1991年~2020年」

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2. 12月の行事・イベントといえば

ここからは、「12月の〇〇といえば」という内容で12月の風物詩を紹介します。まずは、一般的なものと仕事に関するものに分けて、12月の行事・イベントを見ていきましょう。

2.1. 12月の一般的な行事・イベント

12月の一般的な行事・イベントには以下のようなものがあります。

日にち行事
12月7日頃 大雪
12月8日 御事納め、針供養
12月13日 正月事始め、すす払い
12月22日頃 冬至
12月23日 上皇陛下誕生日
12月25日 クリスマス
12月28日 仕事納め
12月31日 大晦日、除夜の鐘
12月下旬 歳の市
- お歳暮、大掃除

・12月の祝日

12月は例年、祝日がないことが特徴です。内閣府が定める「国民の祝日」によると、6月と12月には祝日となるような記念日や祝い事が存在しません。

ただし、12月は多くの人が年末の休暇を取るため、​祝日はなくとも29日頃から年始にかけてはゆっくりと過ごせるケースが多いでしょう。

【出典】内閣府「「国民の祝日」について」

2.2. 12月の仕事に関する行事・イベント

厚生労働省が公表している2025年度12月の仕事に関する行事やイベントには、以下のようなものがあります。また、12月に行う主な業務や、12月に転職する場合のスケジュールについても解説します。

実施期間行事・イベント主催
12月1日 世界エイズデー WHO
12月1日 世界エイズデーに向けた普及啓発イベント 厚生労働省
12月1日~31日 職場のハラスメント撲滅月間 厚生労働省
12月上旬 社会保険労務士制度功労者厚生労働大臣表彰伝達式 厚生労働省
12月中 第77回保健文化賞贈呈式 第一生命保険株式会社

【出典】厚生労働省「行事・会議の予定」

・12月に行われる主な業務は?

一般的な企業では、12月になると以下のような業務が行われます。

  • 年末調整の実施
  • 固定資産税(3期目)の納付
  • 冬季賞与の支給
  • 年賀状、お歳暮の発送
  • 年末の挨拶回り
  • 文書や書類の整理
  • 新年度に向けた業務計画
  • 忘年会の実施
  • 新年会の準備

12月は年末調整を行うのが一般的です。年末調整で確定した所得税は1月10日までに国へ納める必要があります。また、年末調整に関する書類も1月末までには提出しなければならないことから、従業員に書類の提出を促して早めに準備する必要があります。

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・12月の業務で注意すべきことは?

12月は、特に人事労務部門や経理部門では業務が立て込む時期となるため、長時間労働や過重労働に注意すべきでしょう。年末調整や冬季賞与の支給に加え、12月決算の企業では決算に向けた作業も必要ですが、無理のないスケジュールを立てて早めに取り組み始めることが重要です。

また、気温が低く乾燥する地域が多く、さらに忘年会シーズンでもあることから、職場内でもインフルエンザなどの感染症に気を付けましょう

  • 長時間労働や過重労働の防止
  • 年末に向けたスケジュール管理
  • 年末に向けたスピード感のある業務遂行
  • インフルエンザなどの感染症対策

・12月に転職する場合のスケジュールは?

12月に転職活動を始める場合の一般的なスケジュールは以下の通りです。

12月:冬期賞与の受給、キャリアの洗い出し、退職規約の確認、求人情報の収集、転職エージェントへの登録など
1月:応募先の絞り込み、書類の作成、応募・面接など
2月:転職先の決定、退職の準備、引き継ぎ書の作成など
3~4月:退職、転職先へ入社

12月から転職を始めると、3~4月頃の入社となるのが一般的です。冬のボーナスを受け取った上で、きりのいい新年度前後に入社できることが大きなメリットです。もしも、12月までに転職を完了させたいという場合は、8~9月頃から準備を始めましょう。

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3. 12月の食べ物といえば

12月に旬を迎える食材や、特別な日に食べる行事食には以下のようなものがあります。

野菜 白菜、長ネギ、ごぼう、大根、かぶ、カリフラワー、チンゲン菜、ほうれん草、水菜、春菊、れんこん
果物 みかん、レモン、シークワーサー、りんご、ゆず
魚介 あんこう、はまち、きんき、こはだ、たら、ひらめ、ふぐ、ズワイガニ、伊勢海老、牡蠣、たらこ
行事食 クリスマスケーキ、かぼちゃ料理、年越しそば

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4. 12月の花・植物といえば

12月に花をつけたり見頃を迎えたりする花・草・木には、以下のようなものがあります。

クリスマスローズ、ポインセチア、葉牡丹、山茶花(サザンカ)、蠟梅(ロウバイ)、水仙(スイセン)、シクラメン、パンジー

5. 12月のスピーチネタといえば

12月にスピーチや挨拶をすることになった場合に使えるネタを紹介します。先述したイベント、食べ物、植物などに加えて、以下のような知識もネタとして活用できます。

12月が誕生日の有名な人
  • 藤子・F・不二雄(12月1日)
  • ウォルト・ディズニー(12月5日)
  • 与謝野晶子(12月7日)
  • ベートーヴェン(12月16日頃)
  • スティーヴン・スピルバーグ(12月18日)
  • 津田梅子(12月31日 ※新暦)
12月の誕生石 タンザナイト、ターコイズ、ラピスラズリ、ジルコン
12月の誕生花 赤いバラ
12月に起きた主な出来事
  • 真珠湾攻撃・太平洋戦争開戦(1941年12月8日)
  • 世界人権宣言が国連で採択・世界人権デーに(1948年12月10日)
  • ライト兄弟が人類初の有人動力飛行に成功(1903年12月17日)
  • 日本初の内閣誕生・初代総理大臣に伊藤博文が就任(1885年12月22日)
  • 東京タワー完成(1958年12月23日)
  • 上野~浅草間に日本初の地下鉄開業・地下鉄記念日に(1928日12月30日)

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6. 12月の季語といえば

12月の手紙や俳句で使える季語には、以下のようなものがあります。

時候 霜月、十二月、大雪、仲冬、冬至
天文 御講凪、冬日和
生活 帯解、顔見世、社会鍋、除雪車、冬至粥、流黐、年貢納、羽子板市、冬休、鰤網、藪巻、雪囲、雪下し、柚子湯
行事 鉢叩、花祭、報恩講、宗像祭、神楽、クリスマス、鎮魂祭、一茶忌、漱石忌、近松忌、貞德忌
動物 落鱚、霜月鰈、初鰤
植物 甘蔗の花、クリスマスローズ、冬至梅、ポインセチア

12月の季語については、以下の記事で詳しく解説しています。12月の季語を使った有名俳句や時候の挨拶も紹介しているので、あわせてチェックしてください。

【関連記事】「12月の季語を一覧で紹介!花を使った美しい俳句や時候の挨拶も解説」

7. 他の月の「〇月といえば」

各月の風物詩をまとめた「〇月といえば」の記事は下記で紹介しています。こちらもぜひ参考にご覧ください。

他の月の「〇月といえば」
1月 > 2月 > 3月 >
4月 > 5月 > 6月 >
7月 > 8月 > 9月 >
10月 > 11月 > 12月 >

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8. まとめ

「12月といえば何?」と聞かれて多くの人がイメージするものは、「クリスマス」「大晦日」「大掃除」「忘年会」などです。そのほかにも、12月を代表する行事、食べ物、草花、季語は数多くあるので、雑学として覚えておくと会話のきっかけが作れるでしょう。

また、12月に開催される会議やイベントのスピーチを頼まれた際にも役立ちます。ぜひ、本記事で紹介した12月の風物詩を、会社やプライベートで活用してください。

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