年末の慌ただしい時期に転職するのは、「アリ」なのか「ナシ」なのか。新年を迎え年度末に向けての転職活動、「それって不利じゃない?」。みなさんは、冬の転職に対するこんな不安をもっていませんか。
そこで今回は、12月から2月にかけての冬転職のメリット・デメリットをお伝えし、転職のイメージが薄いこの時期の活動ポイントを押さえます。状況を把握さえしていれば、冬転職も怖くありません! 勇気を出して転職活動に踏み出してみませんか。
冬転職のメリット・デメリット
【メリット】ライバルが少ない
冬のボーナスをもらって退職する人が多く、転職活動をする人が増えると思えるこの時期。しかし、案外ライバルは少なくなるのです。
この季節はクリスマスやお正月などオフシーンでイベントが多くなると同時に、忘年会や新年会と会社のお付き合いも増える時期でもあります。気持ちとしても慌ただしさが先に立ち、転職活動を積極的に行うモチベーションにはなりにくいのです。つまり、ライバルが少なくなる時期ともいえます。
もちろん、自分自身も年末の忙しさにかまけて動きが鈍りやすくもなるでしょう。せっかくライバルが活動を低下させて動きが鈍くなる絶好のチャンス。こんなときこそ、世の中の動きに流されず、着実に転職活動をしましょう。「アリとキリギリス」の童話、思い出してくださいね。
【デメリット】求人が少ない
下半期のスタートに向け、秋口に中途採用を実施している会社が多く、新たな求人が出にくいのがこの時期です。また、春から新卒の受け入れもあり、正直なところ企業の求人意欲は低くなります。
それでも、9月10月の中途採用が計画通りにできなかった企業や、成長が加速し、常時求人を出している企業もあります。ライバルが少ないぶん、思わぬ求人に出くわすこともあり、全体の傾向として求人が少なくなったとはいえ、転職活動を行わない理由にはなりません。
成功のポイント(心構え編)
(1)条件ばかりに目を向けない
ライバルが少ないとはいっても、年度末などに比べ求人の種類が豊富なわけではありません。自分のスペックを客観的に洗い出したあとは、あまりえり好みせず、ターゲットも絞り込みすぎず、業界にこだわることもなく当てはまる求人をピックアップし、まずは積極的に応募しましょう。絞り込みは、次のステップでもできるのですから。
(2)十分な準備をする
慌ただしいときにこそ十分な準備をしてください。せっかくライバルが少なく、1件の求人に対する倍率は低くなるのですから、その中でさらに魅力的な履歴書、職務経歴書を準備し、面接対策もバッチリで臨めば、少ない求人でも十分に勝機はあります。
「忙しい」を言い訳にせず時間を作り出し、企業研究や自分のキャリアから抽出できる、応募企業へのアピールポイントの整理など、綿密な準備に時間をあててください。
成功のポイント(身だしなみ編)
【ポイント1】防寒温度対策
冬の転職活動で気をつけなくてはいけないのは、活動中の気温変化への対策をしっかりすること。気温の変化とは、室内と室外との気温の変化です。
この時期は、面接のための移動中は屋外での防寒対策が必要ですが、いったん会社内に入ると暖房が効いていて汗が出てくることもあります。特に防寒で厚着をしていると面接の緊張とも重なり、途中で汗が止まらなくなるといったことも発生します。
スーツの下に何枚も下着を重ねて着ぶくれし、どことなくフットワークの悪そうな印象にならないよう注意したいもの。下着は、厚着をしなくても暖かく、なおかつ発汗吸収してくれる機能性の高いものを身につけてスタイリッシュに決めてください。
【ポイント2】訪問時のマナーを再確認する
会社訪問では、防寒対策としてコート、手袋、マフラーなどを身につけていることが多いでしょう。常識のようで案外できていない方が多いのが、訪問時のマナーです。建物に入る前に面談できる状態でいることがマナー。マフラー、手袋を取るだけでなく、コートを脱ぎ裏返して腕にかけ、身なりを整えることが常識です。受付でのスマートな対応を心掛けましょう。
クリスマス、新年とイベントがめじろ押しのこの時期。何となく転職活動は停滞気味になりますが、環境を変えることに迷いと逃避は必要ありません。転職活動は思い立ったときが最高のタイミングです。
求人とライバル数のバランスなど冷静に状況を分析し、万全の準備で冬転職の成功を手に入れましょう!
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