新入社員の時にやってしまった、あんな事、こんな事、、、皆さんも、ご経験がありますよね。本連載はそんな「あるある」をご紹介していきます。
☆☆☆☆☆☆
最近のオフィスは、ポジティブに仕事ができるような環境が整えられつつあります。そうしたアイデアの中でよく採用されているのが、フリーアドレス。他部署との交流のきっかけにもなるし、社内が流動的になって、なんだか仕事が捗りそうだし、ちょっと最先端オフィスな感じもしてウキウキしますよね。
でも、面倒なことも多くあります。デスクに置いた資料や荷物もいちいち移動しなきゃいけませんし、人の動きが気になって集中できないなんてことも。特に新入社員にとってはデメリットのほうが大きいかもしれません。
まず、先輩社員の名前を覚えづらいことが一番のデメリットでしょう。
これまでのような固定席であれば、座席表というスーパーアイテムを活用し、必要とあらばこっそり名前を確認してからお声がけをすることができました。しかし人が日に日に動くフリーアドレスのオフィスでは座席表という概念はありません。すでに働いている社員からすれば、覚えるのは新しく入った社員だけなので人数も知れていますが、新入社員からしたら、なんの資料もなく、フロアの全ての社員を覚えるというかなりの荒行を強いられることに。挙句の果てに名前を呼び間違えて、冷や汗をかく未来がすでに見えてしまっています。
また、仕事でわからないことを質問したくても、上司が近くにいないと声をかけづらかったりして、戸惑うことも多いかもしれません。入社したての不安な時期に、固定された居場所がないと、こうした不便さがあります。
社内の人間からすると、フリーアドレスは新鮮でおもしろい仕組みかもしれません。でも、その裏で若干置いてきぼりにされている新入社員。
ポツンとフリーアドレスのはじっこに座っている新入社員を見つけたら、先輩はIDカードの名前を見えやすいようにしてからお声がけいただきたい、そんな風に切に願うばかりです。
(イラスト:ConChan)
-----------------------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------
※「新入社員あるある」バックナンバーは以下からご覧ください。
- ○「スポーツジム(ヨガスタジオ)に入会する(が、続かない)」
- ○「学生時代の友人の大切さに気付く」
- ○「入社直後、社内の"裏"の女王・帝王にすぐ気づく」
- ○「覚えることが多すぎて、覚えきれないので、「やってみてからだよね!」で乗り切る!」
- ○「ビジネス書や自己啓発本を薦められて、サラリーマンになったことを実感する」
- ○「最初の方は早めに出社するが、大丈夫な時間帯を見つけてしまったらもうOUT。」
- ○「客先や電話口で上司を呼び捨てするのになかなか慣れない。」
- ○「起きた瞬間、まだ家なのに「帰りたい」と思ってしまう、、、」
- ○「初めて先輩に怒られ、先輩に謝りながら泣きじゃくる」
- ○「やったー初給料♪期待にワクワク!そこに「翌月振り込みの罠」...。」
- ○「就職祝いでもらった高級ブランド品が悩み...取引先や先輩の前で出してもいい!?」
- ○「社内隠語や社内用語が分からずに悪戦苦闘...「コネツテル」って何!?」
- ○「マニュアルや先輩からのコピー、営業先の会社概要...溜め込みすぎて、付いたあだ名が"資料館"」
- ○「ちょっと変わった五月病、その正体は、トイレがままならなくなったことによる...」
- ○「憧れの都会でのランチタイム、だが、うかつに独りランチをする先輩に声をかけると...」
- ○「「お弁当」を持っていくかどうか、それが問題だ...」
- ○「「経費精算」の仕組みが分からないまま、領収書を半年分をためこんでしまい...」
- ○「アイドル的存在だった弟系新入社員がその面影すらなく...1年間に何があった!?」
- ○「新入社員が"社会人として"異性社員に愛想良く接していると、思わぬ落とし穴が...」
- ○「入社直後は一匹狼を気取っていた私...だけど時間を経るごとに同期の大切さが身に染みる...」
- ○「入社したての隙をつかれ、才能を食いつぶされるリスクにどう立ち向かう!?」
-----------------------------------------------------------------------------
--------------------------------------------------------