「新入社員あるある」第22回<br>オフィスがフリーアドレスで先輩の名前をなかなか覚えられない...、<br>頼みの綱は先輩のIDカード

連載・インタビュー

新入社員の時にやってしまった、あんな事、こんな事、、、皆さんも、ご経験がありますよね。本連載はそんな「あるある」をご紹介していきます。

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最近のオフィスは、ポジティブに仕事ができるような環境が整えられつつあります。そうしたアイデアの中でよく採用されているのが、フリーアドレス。他部署との交流のきっかけにもなるし、社内が流動的になって、なんだか仕事が捗りそうだし、ちょっと最先端オフィスな感じもしてウキウキしますよね。

でも、面倒なことも多くあります。デスクに置いた資料や荷物もいちいち移動しなきゃいけませんし、人の動きが気になって集中できないなんてことも。特に新入社員にとってはデメリットのほうが大きいかもしれません。

まず、先輩社員の名前を覚えづらいことが一番のデメリットでしょう。

これまでのような固定席であれば、座席表というスーパーアイテムを活用し、必要とあらばこっそり名前を確認してからお声がけをすることができました。しかし人が日に日に動くフリーアドレスのオフィスでは座席表という概念はありません。すでに働いている社員からすれば、覚えるのは新しく入った社員だけなので人数も知れていますが、新入社員からしたら、なんの資料もなく、フロアの全ての社員を覚えるというかなりの荒行を強いられることに。挙句の果てに名前を呼び間違えて、冷や汗をかく未来がすでに見えてしまっています。

また、仕事でわからないことを質問したくても、上司が近くにいないと声をかけづらかったりして、戸惑うことも多いかもしれません。入社したての不安な時期に、固定された居場所がないと、こうした不便さがあります。

社内の人間からすると、フリーアドレスは新鮮でおもしろい仕組みかもしれません。でも、その裏で若干置いてきぼりにされている新入社員。

ポツンとフリーアドレスのはじっこに座っている新入社員を見つけたら、先輩はIDカードの名前を見えやすいようにしてからお声がけいただきたい、そんな風に切に願うばかりです。

(イラスト:ConChan)

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※「新入社員あるある」バックナンバーは以下からご覧ください。

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