「新入社員あるある」第15回<br>憧れの都会でのランチタイム、<br>だが、うかつに独りランチをする先輩に声をかけると...

「新入社員あるある」第15回<br>憧れの都会でのランチタイム、<br>だが、うかつに独りランチをする先輩に声をかけると...

新入社員の時にやってしまった、あんな事、こんな事、、、皆さんも、ご経験がありますよね。本連載はそんな「あるある」をご紹介していきます。

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社会人にとってのランチタイムは、良いコミュニケーションを構築する時間です。仕事モードから少しだけオフの気分に切り替わって、プライベートの話なども含めてざっくばらんに話ができる時間でもあります。

ドラマのワンシーンなどで見かける気軽なランチコミュニケーション。新卒社員はこうしたTHE・社会人の姿にちょっとしたあこがれを抱いているものです。先輩がランチに行くようであれば、「先輩ランチですか?ご一緒しても良いですか~?」としっぽを振り振りくっついていく姿は新年度に入りたての頃によく見かける光景でしょう。

でも、職場で長年過ごしてきた先輩には、そんなキラキラモチベーションは当然のごとくありません。ひとりでランチに行こうとしているとき、先輩はもしかしたら「午後アポの前に企画書作り上げなきゃいけないから今日のランチはサク飯で済ませなきゃ」だったり、「今日は夜飲み会だから、昼休みのうちにスマホゲーのあのステージクリアしとかなきゃ」、はたまた、「給料日前だから今日は立ちそばで節約!」と自分の予定や都合を考えているかもしれないのです。

そのあたりの察しがきかず、「仕事頑張りたいです!」のオーラをまとった可愛い後輩について来られたら、断りきれません。しかもフレッシュトークが飛び交うランチタイムになってしまったら、サクッと切り上げるに切り上げられず、先輩としてはなかなか辛い時間に。

また、社外でひとりランチをする先輩を見つけた時も、うかつに声をかけるのはやめましょう。可愛い後輩に声をかけられたら、ついいい格好をしたくなるのが先輩の性。心の中で「やべー今日おごるほど金ないんだけどなあ」と思いつつも、後輩のキラキラしたオーラに耐えられず、「お前、初任給まだだろ、おごってやるよ」といってしまい、レジ前で激しく後悔しているかもしれません。

先輩だっていろいろ後輩に気を使って過ごしているものですが、そんなことには気づかずに、まっすぐ行動してしまうのが新入社員。若さの醍醐味ともいえるかもしれません。でも覚えておきましょう、あなたが先輩からおごられた分は、きっちり来年の新入社員にあなたが返すことになるということを。

(イラスト:ConChan)

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※「新入社員あるある」バックナンバーは以下からご覧ください。

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