新入社員の時にやってしまった、あんな事、こんな事、、、皆さんも、ご経験がありますよね。本連載はそんな「あるある」をご紹介していきます。
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社会人デビューの年。そのタイミングでひとり暮らしなど、新しいライフスタイルをはじめる人も多いでしょう。気合が入り「自炊して健康的生活をするぞ!」「節約するぞ!」もしくは「家庭的な女子って思われたーい」と毎日お弁当を作るようになったという人が続出するのも新入社員の春の恒例です。
そして「どーせお父さんの分作るからあんたも持って行きなさい」と学生時代からの習慣で、毎日親がお弁当を持たせてくれる...という人もいることと思います。
しかしながら、会社では学校生活のように時間割が決まっているわけではありません。だから"お昼休憩になったらみんな揃ってお昼ごはん!"ということは稀。
- 突然の外回りが入る
- お客さんと打ち合わせの流れでそのままランチ
- 上司や先輩に昼食を誘われる
そう、お昼の予定が変わるなんてことは社会人になったら四六時中です。ジャストお昼のタイミングで、そのときに食べる予定だったものが食べられないこともある・・・という事実を新入社員は初めて経験するのです。
「今日のランチおごるよ~」「今日、ランチどう?美味しい店教えてあげるよ」と新入社員に気を遣って優しく連れて行ってくれる上司や先輩は大変ありがたい存在です。それだけに、
「...でもカバンに力作のお弁当が眠っているんです!」とは言えないまま、
「う~ん、中華かトンカツだったらトンカツがいいです!」とか言って上司や先輩についていくのがオチです。
余談ですが...
新入社員のこのタイミングを逃すのは、先輩の美味しい店リストを共有してもらう機会損失に。誘いには乗っておくのがいいですよ。
お昼が過ぎてもずっしりと存在感を放つカバンの中のお弁当。残業する日なら、夕食代わりに食べるという手もありますが、夜に飲みの約束や合コンが入っていたら、どうなるでしょう。そう、捨てるのは忍びないと、中途半端な時間にお弁当を食べられる場所をコソコソと探し、おなかの中へ詰め込むことに。目標であった「健康的な自炊生活!」「節約!」「女子力!」はどこへやら、なんと1日4食の生活を繰り返す羽目に。
こうなってしまうと、お弁当を持って行く気力がなくなります。また、だんだんと暖かくなり、ジメジメとした梅雨を迎え、食中毒のシーズンに突入。そうなるとお昼を超えたお弁当を食べるのが怖くもなります。
そして外食とコンビニ飯を交互にたしなむ毎日に移行です。
意識高い系の自分を演出するために添えたコンビニサラダ。うっかりドレッシングを買うのを忘れ、味気なくかみしめるランチタイムを過ごす新入社員なのでした...。
(イラスト:ConChan)
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※「新入社員あるある」バックナンバーは以下からご覧ください。
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- ○「学生時代の友人の大切さに気付く」
- ○「入社直後、社内の"裏"の女王・帝王にすぐ気づく」
- ○「覚えることが多すぎて、覚えきれないので、「やってみてからだよね!」で乗り切る!」
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