冬・夏のボーナス査定期間は?査定の仕組みや退職・休職が与える影響を解説

冬・夏のボーナス査定期間は?査定の仕組みや退職・休職が与える影響を解説

年俸制やインセンティブなど給与形態の多様化が進み、ボーナスも変わっています。ボーナスの金額がどのように決められているかを、どの程度理解されているでしょうか。ボーナスがどのように査定されているかを解説します。(Misa)

「もしかしたら仕事頑張りすぎ!? 」... そんな方へ
\無料・登録不要/
『仕事どうする!? 診断』を受ける >

【関連記事】「ボーナス・賞与とは?もらえる時期・平均額・手取りの計算方法を紹介」

1.ボーナスの「査定期間」とは?

会社の賃金規程の中に賞与に関する条項があり、「いつ」「誰に」「どれだけ」「どのように」ボーナスを支給するかが定められています。

給与連動で「月給の〇ヵ月分」という形で定められる場合もありますが、「業績連動」では勤務状況や成果に応じて、個人のボーナスの額を決定します。これを「査定」と呼び、ボーナスは「査定期間」の勤務に対して支給されます。

「査定期間」とは、ボーナスの額を決定するために評価(査定)を行う対象となる期間のことで、夏・冬の年2回(7月・12月)の賞与を支給する場合、7月の査定期間は10月~3月、12月は4月~9月となる場合が多いです。勤務状況や成果などの「査定項目」は職種や役職によって異なり、それぞれの「査定基準」にしたがって評価されます。

ただ、多くの会社が、賞与規程に「支給日に在職しない社員に賞与を支給しない」という支給日在籍要件を設けて、支給日前に退職した元社員には賞与を支給する義務がないようにしていることには注意が必要です。

転職を検討している際は、待遇や仕事内容も重要ですが、こういった部分も事前にしっかりとチェックしておく必要があります。

このような点は転職エージェントでも相談できます。

post596_img2.jpg

【関連記事】「夏・冬のボーナスの支給はいつ? 会社員と公務員の支給日・平均額など紹介」

今の仕事、会社がつらい場合は、無料で相談できる転職エージェント「マイナビエージェント」にご相談ください。

「マイナビエージェント」のご利用方法はこちら。

2.ボーナスの種類としくみ

ボーナス(賞与)というと、夏・冬の年2回支給される「定期賞与」をイメージされる方が多いでしょう。それ以外にも、予算よりも多くの収益があがった場合などに支給される「決算賞与」のように不定期に支給されるボーナスもあります。

ボーナスの額は、給与体系や雇用形態に応じて定められます。もっとも多いのが「業績連動」で、業績からボーナスの原資を決め、成果に応じて分配する方法です。

そのほか、月給の何ヵ月分かをボーナスとする「給与連動」があります。たとえば年俸額の1/16を月給とし、残り4ヵ月分を夏・冬のボーナスとして支給する方法です。

また、「一律定額」で同じ金額のボーナスを支給する方法もあります。個別の業績評価を行わない、パートやアルバイト従業員に適用されることも多いです。

雇用形態を問わず、気になる企業のボーナスの種類や仕組みを理解しておきましょう。

post596_img1.jpg

【関連記事】「ボーナスの平均額は?年齢・業種・規模別に紹介!手取り額の計算方法も」

【関連記事】「ボーナスの手取り額を計算する方法は?引かれる税金と保険料を解説!」

キャリアアップを考えている方は、無料で相談できる転職エージェント「マイナビエージェント」がおすすめです。

「マイナビエージェント」のご利用方法はこちら。

3.査定前に退職を申し出るとボーナスが下がる?

転職するとき、ボーナスをもらってから退職しようと考える人は多いと思います。しかし、査定前に退職を申し出ると、ボーナスが減額される場合もあります。

会社や上司の立場では、退職する社員より、働き続ける社員によりよい待遇を与えたくなるのは当然ですが、成果や実績をなかったことにされるのは不公平です。違法ではありませんが、不当な扱いである可能性はあります。ボーナスの査定基準や査定期間を理解していれば、不公平な査定が行われたことがわかります。

タイミングとしてはボーナス支給後に退職を申し出るのがよいのですが、退職日によっては査定前に申し出ておかないといけなくなる場合もあります。

退職を考えはじめたら、就業規則や賃金規程などの会社のルールをしっかり確認しておくとよいでしょう。

3.1.転職活動をする際は慎重に

前述のように転職時期がボーナス査定時期と重なってしまうと支給額が下がってしまう可能性もあるため、その時期に転職活動を行う際は慎重に行わなければなりません。

一人で不安な時は転職エージェントを頼って相談してみましょう。

【関連記事】「退職予定でもボーナスはもらえる?損しないタイミングと注意点を解説」

4.査定期間中に休職していてもボーナスはもらえる?

体調不良や産休などで休職をしている場合、休職期間と査定期間が重なっているとボーナスをもらえるかどうか気になる方は多いのではないでしょうか。

ボーナスは仕事の成果に対して支給されるとしている企業が多いので、査定期間に出勤していないと減額またはもらえない可能性があります。

ただ、会社によって異なりますので、気になる方は社内規程を確認してみましょう。

【関連記事】「ボーナスの賢い使い道は?無駄遣いを防ぐコツや平均額も紹介」

5.中途採用の場合ボーナスはいつからもらえる?

会社の規程によって異なりますが、入社してから6ヶ月以降から支給される場合が多いです。

そのため、試用期間中でも6ヶ月経過していればもらえる場合もあります。

また、満額支給されるかどうかは、査定期間の開始日から在籍していることが条件のことが多いです。

1月入社の場合、夏のボーナスまで6ヶ月以上あるので支給される可能性が高いですが、前述の通り7月支給の場合の査定期間は10月~3月になることが多いので支給額は在籍している1月~3月分で計算されることになります。

【関連記事】「夏と冬のボーナスはどっちが多い?それぞれの平均支給額を紹介!」

6.転職して給与・ボーナスアップを目指す

「長く勤めていても、なかなか給与やボーナスアップが見込めない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

6.1.キャリアアップ転職をする

給与やボーナス支給額を上げたいと思っている方は、今持っているスキルや資格を活かして、より高度な仕事ができる企業へのキャリアアップ転職を検討しましょう。

給与やボーナス支給額が上がれば、仕事へのモチベーションアップにもつながります。

また、キャリアアップ転職を考えている場合は、目指す職業に関連する資格の取得を目指すことで、転職に有利に働くことでしょう。

【関連記事】「年収500万円を目指す方法、おおよその手取り額や独身・既婚別の生活費を解説」

6.2.転職エージェントに相談してみる

転職を考えている方は、転職エージェントに相談してみましょう。

株式会社マイナビが運営する転職エージェントサービス「マイナビエージェント」は面談の時間を設け、求職者の悩みや転職先の希望を聞くことで、より合う仕事を紹介してくれます。

また、給与やボーナス支給額を上げたいと思っていても、いざ内定をもらって条件交渉をする場面になっても要望を伝えづらいものです。

「マイナビエージェント」では、内定後の条件交渉を代行で行ってくれる場合もあるため、より理想に近い条件での転職が叶うかもしれません。

【関連記事】「冬転職のススメ!「冬の転職」を成功させるポイントをチェックしよう」

年収アップを目指すなら
まずはプロにご相談ください
マイナビエージェントについて詳しく知る >


\転職するか迷っていてもOK/
マイナビエージェントに無料登録して
転職サポートを受ける

原稿:Misa

ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、IT系以外、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。

この記事をシェアしよう!