ボーナスの使い道としては貯蓄が人気ですが、そのほかにも自己投資・旅行・買い物など、それぞれのライフスタイルによってさまざまです。
本記事では、ボーナスの使い道をランキング形式で紹介し、加えておすすめの使い方や無駄遣いを防ぐコツを紹介します。「ボーナスの使い道がない」「使い方がわからない」という方は、ぜひ参考にしてください。
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1. 【ランキング】ボーナスの使い道は?
ボーナスが支給されると、ある程度まとまった金額が手に入りますが、多くの人が使い道として挙げるのは「貯蓄」です。そのほかに、ローンの返済や旅行などもよくある使い道です。
ここでは、消費者庁の調査結果をもとに、ボーナスの使い道をランキング順に紹介します。
【出典】消費者庁「令和元年度 [参考・6月(確報)] ゴールデンウィークの過ごし方及びボーナスの使途予定に関する意識調査結果」
1.1. 貯金やローンの返済に使う
将来のためにも、適切な金額を貯蓄しておくことは大切です。万が一、病気や怪我で働けなくなっても、一定額の貯蓄があれば安心して生活できます。
また、車や住宅などのローン返済に使用するのもいいでしょう。ボーナスでまとまった金額を返済することで、利息負担が少なくなることもあります。
1.2. 旅行や外食に行く
旅行や外食に行くのも満足度の高いボーナスの使い道です。普段の生活では味わえない非日常の体験は、何にも代えがたいものがあります。日常を忘れてゆっくりリフレッシュすれば、「また仕事を頑張ろう」という前向きな気持ちになれます。
1.3. 欲しかった家電やブランド品などを買う
家電やブランド品は高価なものも多いため、ボーナスをもらうタイミングは購入のチャンスとなります。欲しかったものを買うことで大きな満足感が得られ、仕事のモチベーションがアップすることもあります。
また、両親・配偶者・子供など、家族へプレゼントを贈るのもおすすめです。親しい人に喜んでもらえることは、自分への投資とはまた違った満足感があります。普段は言えない感謝の気持ちを、ボーナスという機会に伝えるのも良いでしょう。
1.4. 自己投資をする
新しいスキルや資格を習得するための、学習やトレーニングプログラムにボーナスを使う方も多く見られます。こうした自己投資は、キャリアの発展や将来の収入向上につながります。
また、ジムに通ったり健康診断を受けたりするのも自己投資の一種です。健康に投資して体を労われば、生活の質を向上させることに期待できます。
1.5. 趣味や娯楽に使う
趣味や娯楽に使うのも、よくあるボーナスの使い道と言えます。例えば、映画鑑賞やスポーツ観戦、楽器やアウトドア用品の購入など、普段からの趣味や好きなことにお金を使って私生活を充実させることができます。
1.6. 投資資金にする
株式、債券、不動産などの投資に回すことで、将来のリタイアメント資金を増やすことができます。20年、30年といった長期投資であれば、十分なリターンが期待できます。ただし、投資のリスクも理解して、資金を適切に分散させることが大切です。
1.7. 車やバイク、リフォームなどに使う
車やバイクといった乗り物、そして住宅は、私たちの生活に欠かせませんが、高額な費用がかかるものでもあります。そこで、まとまった資金ができるボーナス支給の時期を狙って投資する方も多いです。
毎年の候補になるわけではないかもしれませんが、タイミングによっては有効な選択肢です。
1.8. 生活費に充てる
家計を助けるため、ボーナスを食費をはじめとする生活費の補填に充てる家庭も少なくありません。特に昨今の物価上昇や予期せぬ支出に対応するため、日々の生活費をボーナスでまかない、生活の質を保っているケースもあります。

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2. ボーナスのおすすめの使い方
ボーナスの使い道としては貯蓄が人気ですが、自身のライフスタイルや将来設計などに合わせて使い方を考えることが大切です。ここでは、年代ごとのおすすめの使い方やおすすめの配分について紹介します。
2.1. 年代ごとのおすすめの使い方
個人の状況によりボーナスの使い方は慎重に決めるべきですが、これからのキャリアや人生が長い20代は、趣味や自己投資に使いつつ、少しずつ将来のための貯蓄を始めるのが良いでしょう。
家庭を持ち始めることも多く、キャリアも中堅に差し掛かる30代では、住宅購入に向けた頭金の準備や、スキルアップのための教育・トレーニングに充てるのが特におすすめです。
また、40代は、家庭においても経済的な責任が増し、老後も見えてくる年代であるため、将来の備えや資産形成に重きを置くと安心できるでしょう。
2.2. 使用項目ごとのおすすめの配分
ボーナスの使い方は個人の自由ではあるものの、5割は貯蓄に、2割は自己投資、残りの3割は自由に使うというのが失敗の少ないおすすめの配分です。
「ボーナスを受け取ったら、半分は必ず貯蓄する」という癖をつければ、無駄遣いをし過ぎる心配もありませんし、特に20代・30代のうちに、スキルアップなどをしておけば将来のキャリアや収入にも大きなメリットとなり得ます。
しかし、無駄遣いしないことばかり意識し過ぎても、せっかくのボーナスが嬉しいものではなくなってしまうかもしれません。そのため、3割程度は人生を楽しむために自由に使うお金として使うと良いでしょう。

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3. ボーナスの無駄遣いを防ぐコツは?
計画的に使おうと思っていても、「気付いたらボーナスのほとんどを使い切ってしまっていた」ということもあります。そこで、ここではボーナスの無駄遣いを防ぐコツを紹介します。
3.1. 将来のライフプランを立てる
今後必要になるお金を意識することで貯蓄への意識が増し、無駄遣い防止に繋がります。これからの未来において、どのような場面でどれくらいのお金が必要になるのか、おおよそのライフプランを立てて、必要な資金を計算してみましょう。
例えば、独身であれば「結婚資金」、30代であれば「住宅資金」「子供の教育費」、40代・50代であれば「老後資金」など、それぞれの年代や家庭環境によって必要なお金は異なります。
3.2. 使う分・使わない分を分けて管理する
使いたい項目ごとに配分を決めたら、使う分・使わない分を分けて管理しましょう。貯蓄とそのほかの分で口座自体を分けたり、家計簿などで別に管理するのがおすすめです。
また、多くの人がある程度の金額を貯蓄しますが、せっかく貯蓄にまわすと決めても事あるごとに引き出してしまっては意味がありません。そのため、同じ貯蓄の中でも「長期的に使わないお金」と「近いうちに必要になるお金」を分けて管理することも大切です。

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4. もっと自由に使いたい?ボーナスが少ないと感じる場合
ボーナスが少なく思ったような使い道が選べない、または現在ボーナスがない会社に勤めているといった場合は、転職によってボーナスのアップや年収アップを目指すのも一つの方法です。
ここではその参考として、ボーナスと職場選びの関係性やボーナスの平均額について解説します。
4.1. ボーナスの額が転職理由となったことがある人は7割
株式会社マイナビが実施した「2025年夏ボーナスと転職に関する調査」(※1)によると、現在転職を検討していて転職経験がある人のうち、過去にボーナスが少ないことが理由で転職したと回答した人は69.1%(※2)と、ボーナスの額が転職理由になった人が約7割いることが分かりました。
(※1 20-50代の正社員のうち、2024年4月に転職活動を行った人と、今後3カ月で転職活動を行う予定の人1,366人を対象に実施)
(※2 (「1番大きな転職理由だった」(32.1%)と「1番ではないが転職理由だった」(37.0%)の合計)
また、年代別でみると、20代ではボーナスが少ないことが「1番大きな転職理由だった」割合が46.0%と、ボーナスの額の少なさが転職の動機となる割合がほかの年代と比べて大きいことが分かります。
【出典】株式会社マイナビ「「2025年夏ボーナスと転職に関する調査」を発表」
4.2. ボーナスの平均支給額が一つの目安となる
ボーナスの支給額が平均より多いか少ないかは、転職を検討する一つの目安になると言えるでしょう。
上記と同じ株式会社マイナビの調査によると、夏季ボーナスの平均は59.6万円、「2024年冬のボーナスと転職に関する調査」(※)によると、冬季ボーナスは平均50.1万円でした。
(※20-50代の正社員のうち、2024年10月に転職活動を行った人と、今後3カ月で転職活動を行う予定の人計1,369人を対象に実施 )
また、厚生労働省の調査によると、令和6年度のボーナスの平均支給額は、夏季ボーナスが約41万円、冬季ボーナスも約41万円でした。
マイナビの調査で、転職理由となった賞与の平均額をみると全体平均は38.2万円となっており、これらの平均額を下回っていることがわかります。
【出典】株式会社マイナビ「「2024年冬のボーナスと転職に関する調査」を発表」
【出典】厚生労働省「毎月勤労統計調査-令和6年9月分結果速報及び令和6年夏季賞与の結果」
【出典】厚生労働省「毎月勤労統計調査-令和7年2月分結果速報及び令和6年年末賞与の結果」
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4.3. 転職活動では給与やボーナスの条件をしっかり確認する
ボーナスを含む年収アップを目指した転職したい場合は特に、求人情報などで給与やボーナスに関する条件をしっかり確認しましょう。その際は、厚生労働省による年代・企業規模・業種別のボーナス平均額なども参考になります。
年齢別では55〜59歳の1,267,700円が平均額のピーク、規模別では従業員数が1,000人以上の大企業では特に多くの額が支給される傾向にあります。また、業種別に見ると、「電気・ガス業」や「情報通信業」もボーナス額が多くなっています。
こうしたデータを踏まえながら、自身の希望するボーナス額や年収を決めると良いでしょう。どの程度の額が望めるかわからない場合は、転職エージェントを利用してキャリアアドバイザーに相談するのもおすすめの方法です。
【出典】e-Stat 政府統計の総合窓口「賃金構造基本統計調査 令和6年賃金構造基本統計調査(1 学歴、年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額)」
【出典】厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和7年2月分結果速報等 表2 令和6年年末賞与の支給状況」
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5. まとめ
夏と冬の2回支給されることが多いボーナスは、嬉しく待ち遠しいものです。せっかくのボーナスを賢く使うためには、受け取る前にしっかり計画を立てておくことが重要です。本記事で紹介した使い道を参考にして、ボーナスを有意義なものにしましょう。
もしも「そもそもボーナスがない」「ボーナスの支給額が少なすぎる」などの不満がある場合は、転職することで今より年収アップが見込めるかもしれません。今のキャリアを活かしつつ収入が増える可能性もあるので、転職を視野に入れて行動してみてはいかがでしょうか。
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