第二新卒のコミュニケーションを応援するメディア

DAY 2017.09.05 キャリア

仕事ができない人と判定される4つのポイントと改善法

「仕事ができない」と、どのようなポイントで判断されるか、そして「仕事ができない」と思われないようにするための、改善法と周りのサポートについてお話しします。

1.仕事が遅い・スケジュールを守れない

職場は日々、さまざまな仕事で山積みです。
多くの仕事を整理しこなしていくためには、仕事の順序を考えたり1日のスケジュールを把握したりすることが重要になってきます。
しかし、仕事の納期や難易度などを何も考えず、手当たり次第に仕事に着手すると、結果的にひとつの仕事を仕上げるまでに長い時間を要することになるでしょう。
また、納期に間に合わなくなってしまうと周囲からの信頼も失い、結果として「この人は仕事ができないな」と判断されてしまう可能性も高いです。

改善ポイント

自分の仕事に取りかかる前に、各々の仕事の難易度や手順を把握し、優先順位をメモしておくのは有効な手段です。
頭の中だけでイメージするのではなく、記録に残すことで忘れにくくなります。
できればPCの周りなど、自分がよく目に入る場所にメモを置いておくと効果的です。

周りのサポート

このようなタイプの人には、1度に多くの仕事を頼むのではなく、小分けにして伝えましょう。また、口頭だけではなく仕事内容を書いたメモなどを一緒に渡すと、相手も理解しやすいでしょう。

2.理解度・コミュニケーション能力が低い

上司や同僚に仕事の内容を何回説明されても、その詳細を覚えることができない。
たとえ仕事で分からないことがあっても、それをどのように周りの人に質問してよいのか分からないという人もいるでしょう。
また、いつまでも仕事内容が理解できない状態が続くと、自分から聞きにいくのが億劫になり、余計に身動きが取れなくなってしまいます。

客観的に見ると、そのことに気づいていない場合も多いため、物事を覚えることができず、意思表示をしない「仕事ができない人」に思われてしまうこともあるでしょう。

改善ポイント

仕事を覚えるにあたって、自分はどの部分が1番理解できていないのか、一度冷静になり、分からない部分を紙に箇条書きにしてみるのも効果的です。
他人に質問するときは、理解できない部分を簡潔に分かりやすく尋ねることを意識してみましょう。

周りのサポート

仕事内容を説明するときは、途中で当人の理解度を把握しながら進めましょう。
また、このようなタイプの人が周りにいる場合には「仕事のことで質問はありますか?」と積極的に尋ね、質問しやすい雰囲気を作ることが有効です。

3.バランス感覚が悪い・手の抜き方が分からない

与えられた仕事ならば、納期が来ていなくても延々とそれだけに取り組んでしまうという人はいませんか?
必要のない残業をしたり、休憩時間や自宅に持ち帰ってまで仕事をしたりすると、仕事とプライベートのバランスが崩れてしまうことになります。
仕事に熱中することは良いことですが、このようにメリハリなく仕事をしていると、どこで仕事の手を抜いて良いのか分からなくなり、仕事の効率も下がります。結果、仕事ができない人のレッテルを貼られてしまうこともあります。

改善ポイント

仕事をする時間と休む時間の区別を明確につける必要があります。
たとえば、休憩時間には仕事をせずしっかり休む。
納期に余裕があるときは残業や仕事を自宅に持ち込まないなど、ルールを決めましょう。

周りのサポート

仕事の手の抜き方が分からない人には、上司や同僚が「仕事を休憩時間などに行わないように」と声をかけることも大切です。
また、周りの人も仕事とプライベートにメリハリをつけることを心がけてください。

4.プライドが高い・自分を客観視できない

誰よりも自分は仕事ができると思っており、上司や同僚に間違いなどを指摘されても非を認めようとしない人がいます。
それが時々ならまだしも、頻繁に行われるようであれば困りものです。
このようなタイプの人は、自分だけに通用するルールにこだわる傾向があり、それ以外の意見を出されると柔軟に対応できず感情的になることがあります。
端から見ると、冷静さを欠く仕事のできない人と思われがちです。

改善ポイント

仕事に自信を持つことは良いことですが、自分の考え方が絶対に正しいわけではないということを理解しましょう。
また、たとえ自分の意見が採用されなくても、自分自身が否定されているわけではないことを認識することも大切です。
会社の利益に1番貢献できる意見はどれなのか、それを見極めて、チームで協力して成功させることを意識しましょう。

周りのサポート

プライドが高い人は異なる意見を言われると、自分の存在自体を否定されたと思う傾向にあります。
本人に「あなた自身」のことではなく、あくまでも「仕事の問題」について話しているのだということを明確に伝えましょう。

5.「病気」が原因の場合もある?

生産性や効率性が重視される職場はストレスがたまりやすくなります。このように仕事のストレスが原因で心身に不調が生じ、それによって仕事に支障をきたす場合もあります。そのため「この人は仕事ができない」と安易に判断せず、病気やストレスの可能性を考慮することも必要です。

うつ病

うつ病は誰にでもかかりうる病気です。うつ病は不安感や焦燥感などが現れ、何をするにもやる気が起こらなくなる病気です。仕事をしている人にとっては、作業能力や効率などのパフォーマンスが大幅に落ちることがあります。
たとえば頭の回転が鈍くなり、簡単な事務作業や人との会話が上手くできなくなってしまったり、記憶力の低下などが目立つようになったりします。
うつ病は精神疾患のひとつなので、気合や精神論で回復するものではありません。

うつ病に陥った本人は、決して自分を責めず、病気が原因でパフォーマンスが落ちていることを理解することが大切です。
また、うつ病は治療を受けることで回復が早くなりますので、適切なケアをなるべく早く行うことが重要です。
さらに周囲の人もうつ病の特徴を心得て、そのような症状が見受けられたら病院受診を勧めましょう。また症状が重篤な場合は休職も視野に入れ、うつ病が回復して職場に復帰できるまでを温かくサポートする姿勢大事です。

発達障害(ADHD/アスペルガー症候群)

うつ病のような病気ではありませんが、中枢神経系の機能障害が原因とされている発達障害を持つ社員もいることでしょう。
発達障害にはさまざまな種類がありますが、多いのはADHDやアスペルガー症候群と呼ばれる人たちです。
これらの障害は、順序だった考え方ができなかったり、人の気持ちや場の雰囲気を理解したりすることが困難だという特徴があります。

そのため、抽象的な事柄や突発的な物事に対して、大きな動揺をすることが多いと言われています。また本人に悪気はないのですが、相手の気持ちを害してしまったり、傷つける言葉を言ってしまったりすることがあります。
このような問題に対処するために、ADHDやアスペルガー症候群の人が、不機嫌になったり嫌な顔をしたときは、その理由をきちんと聞き次から同じ結果にならないよう理解する努力が必要です。
また周囲の人たちは彼らの特徴を理解し、仕事を頼むときは曖昧な言葉を使わず、分かりやすく伝えるということを意識すると良いでしょう。

まとめ

職場は仕事だけではなく、さまざまな人間関係も交差する場所です。
「仕事ができない」と判断されると、自分も周りの人も苦労することがあります。
しかし、仕事ができない人の特徴やなぜそうなるのかを理解することで、問題解決に繋がることも多いため、それぞれの立場での改善法やサポートを学んでいくことが大切です。

【2回目以降の転職】"これからの転職=最後の転職"にするためポイントをご紹介します。

ライタープロフィール

久木田(くきた)みすづ 精神保健福祉士・社会福祉士

福祉系大学で心理学を専攻。
卒業後は、カウンセリングセンターにてメンタルヘルス対策講座の講師や個人カウンセリングに従事。その後、活躍の場を精神科病院やメンタルクリニックに移し、うつ病や統合失調症、発達障害などの患者さんや、その家族に対するカウンセリング、ソーシャルワーカーとして、彼らの心理的・社会的問題などの相談や支援に力を入れる。
現在は、メンタルヘルス系の記事を主に執筆するライターとして活動中。