朝礼のスピーチのネタ探しやスピーチ作りは悩みの種と感じている方も多いのでは?たくさんの人の前で話すのは緊張するし、何を話したらいいのか分からない・・そんな方必見!話し方のコツやおすすめのスピーチネタ、スピーチの例文をご紹介します。
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1.スピーチが苦手な人が多い、そのワケとは?
会社の朝礼では、社員が順番に短いスピーチを行う場合があります。「スピーチのネタもないし、考えるのも話すのも嫌だな」「仕事に関係ないのになぜ朝礼でわざわざスピーチをするのだろう」と憂鬱に感じている人も多いでしょう。
日本人がスピーチを苦手と感じるのには理由があります。日本では多くの人が、「人前で話す訓練を学校などで行ってこなかった」というのがその理由です。日本の学校では、「教師が教壇で話し、生徒は授業を黙って聞く」、というスタイルが依然として主流です。
さらに学校によって差はありますが、「質問がある人はいますか?」という教師の問いかけに対して、自ら積極的に質問する生徒もあまり多くはないということが多いように見受けられます。(※ただし、最近は日本の学校教育でも、プレゼンテーションをさせるなど、人前での生徒の発表をする機会を設けている学校も増えてきているようです)
質問の少なさは、大人になっても変わらず、例えば外部の講師を招いての講演会などでも、大勢の前で意見する人はごくわずかです。
こうした環境の中で人生を過ごしてきた若手社会人が、「スピーチが苦手」となるのは、むしろ当然といえるでしょう。
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2.会社の朝礼で短いスピーチを行う理由と目的
ではなぜ、社会人になると、多くの会社で、仕事と関係ないと思われがちな朝礼でのスピーチが行われるのでしょうか。
それは、ビジネスシーンで役立つスキルを養うことができるからです。会社で朝礼でのスピーチが実施される理由と目的をいくつかあげてみましょう。
①要点をまとめて説明する「伝える力を養う」「人前で話す」トレーニング
②会社・部署の士気を上げる
③さまざまな情報を収集するスキルが身につけられる
仕事をするうえで「伝える」ということはとても大切なスキルです。上司に行う「報告・連絡・相談」や同僚との仕事の情報共有、クライアントへのプレゼンや商談においても、要点を簡潔にまとめ、人前で分かりやすく話さなくてはいけないシーンがたくさんあります。朝礼などで短いスピーチを行うことは、限られた時間内に要点をまとめ、分かりやすく伝える力を養うとともに、人前で話すトレーニングにもなります。
また、スピーチのネタを探すために新聞やニュースの内容等さまざまなことに関心を持つようになります。さらに仕事に役立つような情報やプラスになる考え方、気づきを提供することによって会社や部署全体の士気を上げることができます。
逆に言えば、限られた時間内に要点をまとめることを覚え、スピーチのネタを探すために新聞やニュースの内容等さまざまなことに関心を持つようになれば、朝礼でスピーチを行うことは自然と苦痛ではなくなっていくはずです。
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3.スピーチの王道、基本の流れ
スピーチを作成する時、どのように話を組み立てていけば聞き手に分かりやすく伝わる内容になるのでしょうか。ダラダラ話すだけでは何が一番伝えたいことなのかが分からず、聞き手もうんざりしてしまいます。
限られた時間で聞き手に分かりやすく伝えるためには下記のような3部構成のシナリオを作るとよいでしょう。
(1)イントロ(起)
最初に聞き手の注意をひくためのスピーチの導入部分になります。「最近●●が話題になっていますが・・・」「みなさん、○○氏が残した▲▲▲という名言をご存知でしょうか」等といった形で、今から始めるスピーチのテーマについて簡単に触れ、聞き手に興味を持ってもらいます。イントロに使うのが「スピーチネタ」になります。
(2)ボディ(承・転)
イントロ(起)で伝えたネタと業務との共通点をきっかけにして展開していく部分になります。
自分が仕事やプライベートで経験して考えたことやその経験からの気づきや学んだこと、伝えたいこと等を具体的に話していくとよいでしょう。
(3)エンディング(結)
ボディ(承・転)からの結論や依頼につなげていくスピーチのまとめ部分になります。「このような経験から仕事をするうえでは●●を意識していきたいと思います」「みなさん、今日から◎◎をしていきましょう」など、仕事につなげる前向きなエンディングにすると朝礼スピーチとして締りも良く、士気も高まります。
【ポイント】話すことは簡単なメモ(原稿)にしよう
スピーチで伝えたいことは簡単なメモ程度にしておくのがポイントです。
原稿を作り込んでしまうとどうしてもそれを読んでしまうため、目線は原稿にいき、文字をただ音声化しているだけになってしまいます。
逆に、話す内容を丸暗記しようとすると緊張しすぎてしまったり、ちょっと言葉が出てこなかったりした時に頭が真っ白になってしまう可能性があります。
そこで先ほど説明した「イントロ」「ボディ」「エンディング」それぞれの部分で、「何を話すか」要点だけのメモを用意しておけば、内容を記憶できる上、ある程度フリートークができるのでとても話しやすくなります。
また、スピーチに不慣れな場合は与えられた時間でどれくらいの分量(文字数)が必要なのか分からない人もいるでしょう。1分間、3分間では下記のような分量(文字数)がベストなので参考にしてみてください。
・1分間スピーチの分量(文字数)→300文字前後
・3分間スピーチの分量(文字数)→900文字前後
4.おすすめスピーチネタ10選
スピーチの目的や作り方について説明してきましたが、これらと同様に重要となるのがスピーチのネタです。
「明日話すネタがない」など朝礼ネタに困ったら、ぜひ以下のネタ一覧を参考にしてください。
(1)今日は何の日?
スピーチを行う日が何の日かを調べ、それをテーマにして話を展開していきます。「今日は何の日」とインターネットで検索すると、365日さまざまな「○○の日」が出てきます。その中で仕事や会社の士気を高められるような呼びかけができるものを選ぶとよいでしょう。
【今日は何の日?ネタを使ったスピーチの作り方】
イントロ(起)→今日8月29日は「焼肉の日」です。ダイエットしている方におすすめの焼肉の食べ方をご紹介します。
ボディ(承・転)→食べる順番、キムチのカプサイシン、野菜の効果など脂肪をつきにくくする食べ方について説明。
エンディング(結)→まだまだ暑い日が続きますが、今日はせっかくなのでダイエット中の方も太りにくい食べ方で焼肉を食べ、力をつけて残暑を乗り越えていきましょう!
(2)時事
今日本や世界で起こっていること、ニュースや新聞で話題になっていることをテーマに話をしていきます。
ただし、宗教に関することについては人によってさまざまな考え方、捉え方があるのでなるべくなら避けた方がよいでしょう。また、時事ネタ探しは下記サイト等がおすすめです。
【時事ネタを使ったスピーチの作り方】
イントロ(起)→先週の●曜日にニュースで衆議院議員の秘書に対する暴言や暴力について報道されていました。誰でも怒りの感情はありますが、どのようにしてそういった感情と向き合うべきなのか考えてみました。
ボディ(承・転)→アンガーマネージメント等をもとに怒りをコントロールする方法を説明。
エンディング(結)→仕事をしているとイライラしてしまうこともありますが、そういった時の対処法を知っていると上手に乗り越えられることができ、成長へとつながるのではないかと思いました。
(3)名言やことわざ
偉人や先人、経営者やアスリート等が残した名言や昔からあることわざを1つあげて、話を展開していきます。名言やことわざには学ぶべきことが多くあります。
自分の体験やそこから考えたこと、こうしていきたいと改めたこと等を交えて作成していきます。
【名言やことわざを使ったスピーチの作り方】
イントロ(起)→「チャンスは貯蓄できない」という名言をご存知でしょうか。アサヒビールの中興の祖と言われている樋口廣太郎氏の言葉です。
ボディ(承・転)→チャンスはいつもその1回しかない。同じチャンスはそう何度もやってこないもの。チャンスを逃して後悔した経験やチャンスをつかんで成功した経験があればそれを踏まえて説明。
エンディング(結)→仕事においてもチャンスはいつやってくるかわかりません。「あの時こうしておけばよかった」と後悔しないためにも、自分のやるべき仕事はコツコツと丁寧に行い、いつでもチャンスに飛びつけるようにしておきたいと思います。
(4)健康
最近では健康を意識している人も多くいます。また健康であることは働くうえでもとても大切なことです。日頃自分がやっているおすすめの健康法を紹介するのもいいですし、スピーチの日が会社の健康診断前なら受ける前に注意すべきことや健康診断を受けた後の結果をもとに自分が意識してやるようになったこと等を話すとよいでしょう。
【健康ネタを使ったスピーチの作り方】
イントロ(起)→3ヵ月前健康診断がありましたが、学生時代より体重が5kgも増えてしまいショックを受けました。
ボディ(承・転)→今までエレベーターを使っていたけれど階段に変えた、ランチの選び方を変えてみた、デスクワークの時は腹筋背筋を意識し正しい姿勢になるようにしている等、会社にいる間でもできるアイディアを紹介。
エンディング(結)→コツコツ続けたことによって体重は2kg減りました。営業に出る時もなんだか体が軽くなったように感じています。健康管理をしっかり行いフットワークが軽い営業マンになりたいと思います。
(5)季節にまつわる話題
スピーチする日の季節や季節の行事、季節にまつわる話題をもとにスピーチを作成します。意外と知られていない季節行事の紹介や、クライアントが食品や衣類等、季節に影響される商品を取り扱っているようならそれをもとに話すこともできます。
【季節にまつわる話題を使ったスピーチの作り方】
イントロ(起)→我が社も5月1日から9月30日はクールビズ期間となりました。ネクタイを締めているのと締めていないのでは、やはり首回りの涼しさは違いますね。
ボディ(承・転)→クールビズの概要や始まった理由、自分が就職活動の際に「クールビズで来てください」と言われて悩んだ経験等クールビズにまつわる話等。
エンディング(結)→クールビズの認知度もあがり今日もノーネクタイの私ですが、実はカバンにはネクタイを1本入れるようにしています。いざという時の準備も社会人の心構えとして必要かなと思っています。
各月の風物詩をまとめた「〇月といえば」の記事を下記で紹介しています。こちらもぜひ参考にご覧ください。
各月の「〇月といえば」 | ||
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(6)趣味
趣味についてのスピーチは会社にいる自分の姿とはまた違った側面を表現することができるテーマになります。なぜその趣味にはまったのか、その趣味から得たこと、豆知識等を絡めながら話していくとよいでしょう。
【趣味ネタを使ったスピーチの作り方】
イントロ(起)→私の趣味は釣りです。最初は友人から誘われたのですが、今では1人で行くくらいはまってしまいました。
ボディ(承・転)→釣りの魅力、釣り仲間との出会いから学んだこと、釣りをする上で重要なこと等説明。
エンディング(結)→実は先日、釣りたいなと思い続けた大物を釣ることができました。釣るために仲間から情報を仕入れたり、道具を準備したり努力してきました。大物を釣りたいという衝動は、大きな仕事を受注したいという気持ちにも似ています。次は仕事でも大物をゲットしたいと思います。
(7)自分や家族・ペット
仕事をしていると自分のことをなかなか話す機会がありません。自分のことだけでなく、家族のおもしろいエピソードや家族から言われて気づいたこと、飼っているペットについて等自己紹介を兼ねるようなスピーチにしてみましょう。
【自分や家族・ペットについてのスピーチの作り方】
イントロ(起)→今日本は空前の猫ブームと言われていますが、私も猫を飼っています。もともと三毛猫が好きなのですが、実は三毛猫のオスはなかなか産まれにくいということをご存じでしょうか。
ボディ(承・転)→実はオスの三毛猫は遺伝の関係で、1/3,000~1/30,000以上の確率でしか生まれない、そのため昔から「福を呼ぶ」「船に乗せると遭難しない」「大漁になる」として、縁起のいい存在とされていた等説明。
エンディング(結)→猫はとにかく私にとって癒しです。私が仕事で失敗して落ち込んでいる時、たまに慰めに来てくれます。気まぐれなので来てくれないことの方が多いのですが・・・。昨夜もたくさん猫に癒されてきたので今日も1日しっかり働きたいと思います。
(8)話題のCMやドラマ、スポーツの試合結果
話題のCMやドラマからの気づきや、スポーツの試合結果やスポーツ選手もしくはスポーツ観戦から学んだことをもとにスピーチを作成していきます。
【話題のCMやドラマ、スポーツの試合結果を使ったスピーチの作り方】
イントロ(起)→今、プロ野球セリーグでは首位◇◆の優勝が確定し消化試合となっていますが、昨日の試合で●●選手は今季なかなか打てなかった△△投手の投球を積極的に当てにいったり、投球モーションを盗んで何度も盗塁をしたりと全力で戦っていました。●●選手は△△投手を攻略するための研究を優勝決定後も怠らなかったといいます。
ボディ(承・転)→我が営業部も今月の売上予算は達成しており、考え方によれば「消化試合」かも知れない、でも予算を達成したからといって油断をするのはいけない、営業で使える新しい切り口を見つけたり、新たなクライアントをリサーチしたり、来月も予算を達成するためにやることはたくさんあるのではないか等説明。
エンディング(結)→目標を達成したからといって、そこで止まってしまえば成長はできません。●●選手のように現状に満足することなく、学ぶことやチャレンジすることを忘れずにさらなる高みを目指していきたいと思います。
(9)最近読んだ本
最近自分が読んだ本を紹介したり、本を読んだことで得た気づきを共有したりすれば、会社の朝礼にはぴったりのスピーチになります。
【最近読んだ本についてのスピーチの作り方】
イントロ(起)→先日、会社帰りに立ち寄った書店で面白い本を見つけました。タイトルにつられて購入してみたところ、とても面白くついつい一気に読んでしまいました。興味深い内容だったので、少し内容を共有させていただきます。
ボディ(承・転)→本の内容を簡単に説明。例えば、「未来の地球でAIが支配する社会を描いた作品。主人公である人間と支配者となったAI、二つの種族の共存と共闘を描き、未来の可能性と倫理について問いかけるストーリー」など。
エンディング(結)→AIの問題点に気づかせてくれるとともに、未来の可能性も感じさせてくれる内容でした。普段はビジネス書を読むことが多いのですが、これからはもっとさまざまなジャンルの本を読んで、知見を広げていきたいと思っています。
(10)雑学
雑学とは、分野にとらわれないさまざまな知識のことです。「へえ、そうなんだ!」とちょっと嬉しくなるような雑学をベースに、スピーチを組み立ててみるのもいいでしょう。
【雑学についてのスピーチの作り方】
イントロ(起)→こちらの部署にはお酒好きな方も多いかと思います。近年はさまざまな種類のお酒が販売されていますが、世界で最も古いお酒が何かご存じですか?
ボディ(承・転)→世界最古のお酒として可能性が高いのは、「ミード」という蜂蜜と水を発酵させたもので、紀元前4000年には存在していたと言われています。どうやって誕生したかは諸説あるが、ハチの巣に溜まった雨水が偶然発酵したという説があることを説明。
エンディング(結)→偶然できた産物を、人々はより美味しくなるように発展させてきました。今私が手掛けている仕事もここで満足することなく、もっとお客様に満足してもらえるよう、さらに追求していきたいと思っています。
5.「1分間」・「3分間」スピーチの例文
ここでは1分間、3分間スピーチの例文を紹介します。文字数と時間も記載していますので、持ち時間に合わせて参考にしてみてください。
(1)「1分間スピーチ」例文(ニュースネタ)
2021年7月、鹿児島県の奄美大島と徳之島、沖縄県の沖縄本島北部と西表島にある森林などが世界自然遺産に登録されました。暗いニュースが多い中、久々の明るい話題に胸が躍ったのを覚えています。
日本の3分の2は森林で、日本人は森林をはじめとする植物に親しんできました。森林浴は体と心をリフレッシュするのにぴったりですが、近年は自然と触れ合える場所が減っていることから、植物に接する機会がほとんどなくなってしまったという方もいるかと思います。
しかし、室内で植物を見るだけでも精神にいい影響があるそうです。私も先日、ホームセンターで小さな鉢植えを買ってみました。室内でも光のある方向にどんどん背を伸ばしていく植物の姿に、生命が持つ力強さを感じ、自分も負けていられないと感じました。皆さんもぜひ、リモートワークを行っている部屋などに、鉢植えなどを買って育ててみてはいかがでしょうか。
(文字数:381、話すと1分程度)
(2)「3分間スピーチ」例文(ニュースネタ)
デジタル改革関連6法が2021年5月12日の参院本会議で成立しました。現在はデジタル庁が行政手続きのオンライン化などを推進していますが、本当にこれで日本はIT先進国になれるのでしょうか。
スイスの国際経営開発研究所が公表している世界63カ国のデジタル競争力ランキングによると、2022年の日本の総合順位は63カ国中29位で、決していいとは言えません。東アジアの他国を見てみても、韓国が8位、台湾が11位、中国が17位である中、日本は前年よりも1つ順位を落とす結果となっています。
日本のITが「トップグループに属している」というのは、もはや過去の幻想になってしまっているのです。
競争力ランキングを詳しく見ると、「高等教育の生徒当たり教師数」や「ワイヤレスブロードバンド利用者数」では高く評価されている一方、「国際経験」や「デジタルスキル」はかなり低い順位です。デジタルスキルは個人のスキルだけではなく、企業や機関などの集団でのデジタルスキルも対象にされているということです。
この結果を知り、残念ながら他人事ではないと感じました。人材の多様性という面では、まだまだだと感じます。同僚に外国人の方がなぜいないのか、ということも深く考えたことはありませんでしたが、多様性の中で語学をはじめとしたコミュニケーション能力が磨かれていくという側面もあるような気がします。
また、手書き書類やハンコをまだ使っているという点も、今までは当たり前のことだと思っていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけとしてリモートワークが特別でなくなった今、自宅からでもすべての社内手続きを滞りなく行えるようなシステムを構築してもいいのではないかと考えます。
そうした意味でデジタル庁の創設は、日本という国家レベルの話だけでなく、我々民間企業でも積極的にデジタル化を推進していくことを促しているのではないでしょうか。逆に言えば、デジタル化を推進できない企業は淘汰されるのではないか、との危機感も抱きました。
さらに、デジタル化という側面からだけではなく、業務をどうやって効率化できるかを常に考えることで、会社の利益に貢献していきたいと考えました。
今後も世の中の動きについて目を配り、それに対応した企画や提案を行っていきたいと思います。
(文字数:959字、話すと3分程度)
6.スピーチのコツ
せっかく良いネタを選んでも、言いたいことが伝わらなかったり、聞き手の関心をひけなかったりすることもあります。そこで、ここではスピーチを成功させるためのちょっとしたコツを紹介します。
(1)自分の体験や具体的な数字を盛り込む
例えば、最近の経済や国際情勢に関するニュースはスピーチネタの定番ですが、ニュース内容を説明して感想を述べるだけでは面白みに欠けます。
そこで、「〇〇が200円も値上がりしていて円安を実感した」「先日泊まったホテルでは7割が外国人とのことです」など、自分の体験を盛り込むことで聞き手に親近感を与え、興味をひきつけることができるでしょう。
また、具体的な数字を提示すると話に説得力や信憑性が加わり、聞き手が内容をより理解しやすくなります。
(2)声の抑揚や表情にも気を遣う
聞き手の注意を引くためには、スピーチの内容だけでなく話し方も非常に大切です。最初から最後まで同じトーンと表情で話していては、本当に伝えたいポイントが伝わりにくくなる上に、聞き手を飽きさせてしまいます。
伝えたい内容は大きめの声で話したり、喜怒哀楽の表情を意識したりして、聞き手の聴覚や視覚にも訴えるスピーチを目指しましょう。また、ゆっくり大きな声でハキハキ話すのはもちろん、話の内容に合わせて身振り手振りを取り入れるのもおすすめです。
7.スピーチで注意すべきこと
スピーチで話題にする内容は、仕事にまつわることから雑学まで自由な場合が多いですが、もちろん避けた方がよい話題もあります。中でも宗教や政治に関する話題は控えた方が良いでしょう。
また、スピーチは長すぎたり、話題がいくつもあったりすると聞いている側が困ってしまうので、端的に一つの話題に絞って話すようにしましょう。
スキルアップを目指すなら
まずはプロにご相談ください
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8.まとめ
いかがでしたか?スピーチのネタは新聞や本を読んだり、ニュースを見たり、日頃からアンテナを張っておくといざという時に役に立ちますよ。スピーチはトレーニングすることでだんだん上手になっていきます。苦手意識を持たずチャレンジしましょう!
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