新入社員の会社生活は、自己紹介から始まります。新入社員の自己紹介は、今後の会社生活を円滑に過ごすために欠かせない要素です。
本記事では、自己紹介の意味や重要性に加えて、新入社員が自己紹介をするときに気をつけるべきポイントを詳しく解説します。自己紹介の方法が分からない方のために例文も用意していますので、会社生活の最初の難関である自己紹介をスムーズに乗り切りましょう。
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1.新入社員の自己紹介はなぜ重要?
新入社員の自己紹介は、職場の先輩や同僚に快く受け入れてもらうための最初のアピールチャンスです。今後の会社生活を快適に過ごすためにも、このチャンスを上手に活かしたいものです。
ここでは、なぜ新入社員の自己紹介が重要なのかについて、主な理由を2つ紹介します。
(1)第一印象の与える影響が大きいから
これから一緒に働く上司や先輩、同僚に対する第一印象はとても重要です。
新入社員の自己紹介では、「緊張する場面でどう振る舞うのか」「率直かつ謙虚に、堂々と話すことができるか」という点を見られています。先輩や上司に好印象を与える自己紹介ができれば、早い段階で友好な関係を結ぶことができるかもしれません。
反対に、最初の挨拶で声が小さかったり、挙動不審な態度をとったりすると、「この人は大丈夫なのだろうか」と不安を与えてしまう可能性もあるため注意が必要です。
(2)以後の会社生活に役立つから
挨拶・自己紹介で良い印象を持たれることは、今後の会社生活に役立つ可能性があります。上司や先輩に目をかけてもらえれば、仕事上の質問や相談もしやすくなりますし、それによって仕事を覚えるのも早くなります。
また、自己紹介の機会を活用して、あらかじめお願いしたい内容を伝えておくと、社内でのコミュニケーションがとりやすくなる場合もあります。
たとえば、お酒が苦手であったり、酒席での失敗経験があり、会社や仕事上の飲み会ではあまり飲みたくなかったりする場合は、「申し訳ありませんがお酒が飲めない体質ですので、ご容赦いただけますと幸いです」などとお願いをしておくと、無理に飲まされることはないでしょう。
ただし、自身に関する注意点を並べるのは悪印象を与えてしまう可能性もあるため、あまり多くをお願いすることは控えましょう。
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2.新入社員が自己紹介するタイミングとポイント
新入社員は自己紹介をする機会が多く、入社後しばらくは自己紹介の連続になることが多いです。具体的には、以下のようなタイミングで挨拶や自己紹介を行うことになります。
- 入社式
- 配属先
- 研修時
- 歓迎会
- 社内報
一口に挨拶・自己紹介といっても、どこでも同じ内容を話せばいいというものではありません。自己紹介や挨拶で求められる話の要素はシチュエーションによって左右されるため、その場に合った自己紹介を行う必要があります。
以下では、挨拶・自己紹介のシーン別に、気をつけるべきポイントを紹介していきます。大きな失敗を防ぐため、まずは基本を押さえておきましょう。
(1)入社式
入社式では新入社員一人ひとりの自己紹介を求められる場合があります。入社式には社長をはじめ、上層部の方々がそろっていることも多いため、基本的にくだけた表現は避け、簡潔な挨拶をこころがけましょう。
まずは、かかとを付けて指先をそろえ、背筋を伸ばして一礼します。そして、まっすぐ前を見て、短い挨拶に続いて最低限の自己紹介を行います。
挨拶をする人が多数いる場合が多いため、一人あたり1分程度で収まるようにします。「氏名」「配属先」「この会社で働けることへの感謝と喜び」「今後の抱負」などの内容を、短い言葉でハキハキと話しましょう。最後に「よろしくお願いいたします」といった一言で締めたら、一礼して終了です。
(2)配属先
入社して最初の部署に配属されたら、そこでも挨拶・自己紹介の機会があります。多くの場合、朝礼の際に挨拶を促され、自己紹介をすることになるでしょう。
配属先での挨拶は、これから直接お世話になる上司や先輩、一緒に仕事をする同僚へ向けた挨拶となります。企業によって異なりますが、入社式での挨拶よりも少し長い時間の自己紹介を求められる場合もあります。
そのときは、これまでの経験も踏まえた今後の抱負など個人的な事柄について触れるようにすると良いでしょう。これまでの経験としては、出身地や学生時代や前職での経験を簡単に盛り込むのがおすすめです。
このときもきちんとした姿勢で話をするのは当然ですが、入社式のときほど厳格なものではありません。一礼のあとは、少しリラックスした姿勢で話しはじめても問題はないでしょう。視線は、上司や先輩方、同僚へと一人ひとりの顔を見ながら話せると印象に残りやすいです。
最後に、「ご面倒をおかけすると思いますが一生懸命がんばりますので、どうかご指導のほどよろしくお願いします」と、これから仕事を教わる先輩方にしっかりと頭を下げましょう。
(3)研修時
部署配属前に新入社員研修がある会社では、研修の最初に自己紹介の機会があります。研修時の挨拶・自己紹介はあくまで研修の一環として行われていることを意識しましょう。
入社式と同様に厳格な雰囲気で行われる場合と、リラックスしたムードで自己紹介をするよう求められるケースの双方が考えられます。どちらの場合も入社できたことへの感謝を表すことを忘れずに、今後の抱負を積極的に語りましょう。時間があれば学生時代のエピソードや社会人生活で学んだことなどを取り入れるのもおすすめです。
ただし、いくらリラックスした状態であっても、姿勢を崩したり手を後ろに組んだりしたまま話すのはNGです。研修の監督者が見ていることを意識し、好印象を与える話し方を心がけましょう。
(4)歓迎会
配属先の部署や職場のチームなどで歓迎会を催してくれることがあります。歓迎会では当然、新入社員による挨拶・自己紹介の時間が設けられます。
歓迎会の挨拶で忘れてならないのは「歓迎会を開いてもらったことへの感謝」を伝えることです。そのため、初めに「今日は、私達のためにこのような会を開いていただき、ありがとうございます。」といったお礼を伝えるようにしましょう。
なお、歓迎会は通常、入社式などに比べてもよりくだけたムードで行われるため、自己紹介も少しユーモアを交えた話ができればベストです。前項にもあったように、学生時代のエピソードや前職の経験を盛り込めれば、「そんなこともやってきたのか」と印象に残すことができます。
また、趣味や特技・大学で専攻していたテーマなどを紹介するのも良いでしょう。ただし、あまりにも自己主張が強いと悪い印象をもたれてしまう可能性があるため、長く話しすぎたり、自慢話になったりしないよう注意しなければなりません。
(5)社内報
社内報がある会社では、入社時に新入社員紹介のコーナーを設け、新入社員による挨拶や自己紹介文を載せることがあります。社内報では、他の自己紹介とは違い文章で自己紹介をするため、話すときとは違った注意点があります。
社内報などの場合は、記載する項目が予め決まっていることが多いですが、空欄や"なし"といった回答で済ませずに、なるべくすべての項目に丁寧に答えるようにしましょう。
また、趣味が読書の場合は「読書」と書くだけではなく、どんな作家の著書が好きなのか、どういったジャンルの本をよく読むのかなど、具体的に回答できると興味をもってもらいやすくなります。
さらに、「氏名欄には必ずふりがなを記載する」「文章は"です・ます調"で統一する」「体言止めは控える」といった点にも注意が必要です。
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3.新入社員が自己紹介をするときの注意点
新入社員の自己紹介で大切なのは、これから一緒に働く先輩や同僚に良い印象をもってもらい、今後の会社生活を円滑にすることです。
そのために、「謙虚さ」「積極性」「礼儀正しさ」「その場の雰囲気にふさわしい程度のユーモア」をアピールすることが重要となります。
ここでは、挨拶・自己紹介の注意点について詳しく説明していきます。
(1)はっきりと大きな声で話す
新入社員の自己紹介では、はっきりと大きな声で話すのが最も大切なことです。元気で明るい声は好印象につながり、「この人と一緒に働きたい」と思われるきっかけになります。
「緊張してうまく話せない」場合でも、聞き取りやすいトーンで丁寧に話せば、前向きな姿勢を伝えられます。 自信のない消極的な人と思われないよう、新入社員らしいフレッシュな態度で臨みましょう。
(2)ネガティブな発言は控える
ユーモアのつもりであっても、ネガティブな発言・表現は控えましょう。
自己紹介では率直であることも大切ですが、例えば自分の特徴として、「だらしない」「時間にルーズ」などマイナスの部分をあげてしまうと、悪い印象を与えてしまいます。
また、学生時代のエピソードなどを盛り込む際も、失敗談やネガティブにとられる可能性のあるエピソードではなく、頑張ったことや成功した話を選ぶようにしましょう。自分を実際より大きく見せるような自慢話をすることは禁物ですが、最初にわざわざネガティブな印象を与える必要はありません。
さらに、前向きな理由の場合は問題ないですが、前職を退職した理由を話すことも控えたほうが良いでしょう。前向きな表現やポジティブなエピソードを話すことで、聞いている方に良い印象を与えることができます。
(3)長々と話をしない
長くとりとめのない話は聞いていて退屈なものです。挨拶・自己紹介を聞く側は、あなたのために貴重な時間を割いてくれています。きちんと準備もせずに、あちらこちらへ話題が飛ぶような挨拶をすることは避けましょう。
ただし、内容不足の自己紹介をするのでは本末転倒です。伝えるべきことはきちんと伝えた上で、与えられた時間内に自己紹介を終えられるようにしましょう。そのためには、自己紹介の内容と話の構成を事前に考えておくことが大切です。
(4)基本の構成を意識して話す
前項でも書いたとおり、まとまりのない自己紹介にならないようにするには、構成を組み立てておく必要があります。挨拶・自己紹介には基本となる構成があります。
- 名前、出身など
- 前職の経験や担当部署
- 自分の人柄を表す趣味や大学の専攻などの話
- 今後の抱負、これからの意気込み
最初は、上記を意識して準備すると良いでしょう。急に自己紹介をすることになった際も基本構成が頭に入っていれば、話の流れを見失わずに冷静に対処することができます。
(5)身だしなみや態度を意識する
自己紹介では、自分自身を知ってもらうことも大切ですが、身だしなみや態度も意識しておきましょう。自己紹介の内容よりも前に、身だしなみと態度によって、第一印象はある程度決まってしまいます。
例えば、「ネクタイが曲がっている」「服装にシワが多い」「ところどころ汚れている」など、目につく点があると、どんなに素晴らしい自己紹介をしても良い印象をもってもらえません。
また、「もじもじしている」「下ばかり見ている」といった場合も同様です。ハキハキとして積極的、かつ謙虚な人柄を好む方は多いので、自己紹介の内容と同様に、身だしなみや態度にも気を遣う必要があります。
これは挨拶や自己紹介のときだけではなく、社会人としても意識すべきことです。いつも清潔できちんとした服装や正しい姿勢で、謙虚かつ前向きな態度を心がけましょう。
(6) 敬語を意識して話す
自己紹介・挨拶では、敬語を正しく使いましょう。敬語には「丁寧語」「尊敬語」「謙譲語」があり、実は奥が深く難しいものです。
簡単に説明すると、丁寧語は「です・ます調」の言葉を指します。尊敬語は目上の相手やその行動について用いるもので、相手を敬うときに使います。「いらっしゃる」「御社」「貴店」などの表現が尊敬語になります。謙譲語は目上の相手に対して自分のほうがへりくだる言い方です。
例えば、「小職」「弊社」のように自分やその所属する組織を表す特別な表現がありますが、「申し上げます」「拝見いたします」のように自分の行動を示す謙譲語もあり、多種多様です。
完璧な敬語を使いこなして挨拶できれば、それに越したことはありませんが、社会人として経験を積ぶことで、自然と敬語の使い方が身についていきます。難しいと感じた場合は無理をせず、まずは「です・ます」調を意識して話すようにしましょう。
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4.これで緊張しない!新入社員の自己紹介例文
自己紹介において気をつけるべきポイントについて解説してきましたが、実際どのように自己紹介を組み立てて良いか分からないという方もいると思います。ここからは、自己紹介の例文を基本型と応用型の2種類をご紹介します。
使用する場合は、「自分を端的に表すキーワード」を決めておくと応用が効くのでおすすめです。さらに趣味や特技など、いくつか紹介したい事柄をピックアップして内容を作り込んでおくと、柔軟に対応することができます。
(1)基本型
基本型は、入社式など比較的フォーマルなシーンに向けた自己紹介です。
共通する項目は以下のとおりです。「これなら、いつでも言える」というくらいに準備しておきましょう。
- 自分の氏名・(決まっていれば)配属部署
- 入社できたことへの感謝
- 今後の指導をお願い
基本型:例文①【入社式向け:配属先が未定の場合】
氏名はフルネームではっきりと言いましょう。 また、「1日でも早く会社の戦力になれるよう頑張ります」といった言葉を最後にもってくることで、ポジティブな印象になります。
本日、入社しました、●●(氏名:フルネーム)と申します。
これから△△(社名)でお仕事をさせていただきます。
以前から◯◯(会社の事業分野)にたいへん興味を持っておりました。
また、説明会のとき、とても丁寧に対応いただいたことが印象的で、ぜひ△△のみなさんと働きたいと思っておりました。その気持ちが叶い、感謝の気持ちでいっぱいです。
まだまだ経験が浅く、ご迷惑をおかけすると思いますが、1日でも早く会社の戦力になれるよう頑張ります。よろしくお願いいたします。
基本型:例文②【入社式向け・配属先が決まっている場合】
配属先が決まっている場合は、これからお世話になる配属先名を挨拶に盛り込みましょう。自分がこれから所属する配属先を明示することで、責任を持って仕事をする覚悟をアピールすることができます。
本日からお世話になります、●●(氏名:フルネーム)と申します。
これから△△(配属先)でお仕事させていただきます。
前職では◯◯を担当していましたが、◯◯(会社の事業分野)には、以前から非常に興味を持っていましたので、こちらの会社で皆さまと一緒にお仕事ができることをたいへん嬉しく思っています。
これから、ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、ぜひご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。
基本型:例文③【入社式・配属先・研修・社内報向け:学校での実績をアピールする場合】
就職・転職の際、大学での研究や専攻分野を評価されて採用されていることも多いと思います。そのため、大学で得た経験を盛り込むと良いでしょう。また、自身のキャリアの中で今後の仕事で役立ちそうなスキルや経験などをアピールするのも有効です。
ただし、就職・転職活動の面接とは違いますので、自身がいかに役立つ人材かなどのアピールポイントを並べ立てるようなことは控えましょう。
本日から入社しました、●●(氏名:フルネーム)と申します。
これから△△(社名)でお仕事をさせていただきます。
大学では〇〇を専攻していました。大学の研究で得た経験をこの会社で活かせたらと思います。
社会人としての経験はまだまだ未熟ですが、1日でも早くお力になれるよう、日々勉強していきますので、よろしくお願いいたします。
(2)応用型
応用型では、歓迎会など少しリラックスした場面や、持ち時間の長い自己紹介で使えるテンプレートを見ていきます。シチュエーションに応じて言い回しを変えると良いでしょう。
応用型:例文①【歓迎会向け:趣味をアピールする場合】
歓迎会では、最初に歓迎会を催してもらったことへのお礼を述べます。
くだけた雰囲気の場合は、今後の抱負など仕事の話には敢えて触れません。もちろん、基本形のように感謝の気持ちや指導のお願いをした方が良い場合もありますので、臨機応変に対処するようにしましょう。
今日は、私たち新入社員のために歓迎会を催していただき、ありがとうございます。
本日から△△に入社いたしました。●●(氏名:フルネーム)です。
趣味は音楽鑑賞です。現地へライブに行くこともあり、旅行やその土地での食事も楽しんでいます。
音楽が趣味の方、旅行が好きな方はぜひおすすめを教えてください。
お仕事でもプライベートでも、ぜひよろしくお願いいたします。
応用型:例文②【歓迎会向け:学生時代のサークル活動をアピールする場合】
学生時代に取り組んでいたことと、その人間関係がいまでも継続していることをさり気なくアピールしています。スポーツやその他競技類は意外な人脈につながる可能性もあります。
本日は、私のために歓迎会を開いていただき、ありがとうございます。
今日から皆様とお仕事をさせていただくことになりました●●(氏名:フルネーム)と申します。
学生時代は、テニスサークルに所属していました。いまでも当時のメンバーやOBの先輩方、ほかのテニスの愛好者も集まって、テニスを楽しんでいます。
もし、興味がある方がいましたら、ご一緒できればと思います。
また、先輩の皆様からいろんなお言葉をいただき、さらに身の引き締まる思いです。
体力には自信がありますので、ぜひさまざまな業務のご指導をお願いいたします!
応用型:例文③【とくに趣味や特技などがない人向け】
最後に、紹介する趣味や特技がない人用の無難な例文を紹介します。ないものをひねり出しても、後の辻褄が合わなくなってしまうので、特技や趣味がなければはっきりと言ってしまう方がいい場合もあります。
趣味なども誘ってくれるように先輩にお願いすることで、会社での生活だけでなく新しい趣味を見つけるきっかけにもなります。
本日から入社しました、●●(氏名:フルネーム)と申します。
これから△△(社名)でお仕事させていただきます。
あまり自慢できるような特技や趣味がないので、仕事だけでなく趣味などでも、いろいろと教えていただけると嬉しいです。
1日でも早く力になれるよう頑張りますので、これからよろしくお願いいたします。
5.「面白い!」と思わせる自己紹介のコツ
興味をそそられるようなユーモアのある自己紹介ができると、面白い話ができる人という印象を抱かれやすくなります。
ここでは、面白い自己紹介を行うためにおすすめな5つのテーマとコツを紹介します。
(1)「実は〇〇なんです」
初対面の相手から「実は...」と打ち明けられると、親近感を抱きやすくなるものです。
「20代ですが、実は演歌が大好きです」と意外な事実を打ち明ければ、相手の印象に残りやすいでしょう。
(2)「出身地は○○です」
出身地の話は年代を問わず共通するトピックです。
自己紹介の際に出身地を印象付ける紹介ができれば、「出身地が同じ」「行ったことがある」など、その後の会話につながるキッカケになります。
また、紹介する際に方言を織り交ぜると、聞き手の印象に残りやすくなります
(3)「○○が特技です」
珍しい特技がある場合は、自己紹介で積極的にアピールすると良いでしょう。
例えば、「手品ができる」「お酒が好きで利き酒ができる」「有名人の誕生日を覚えている」など、珍しい特技をキッカケにすることで、その後の会話につなげやすくなります。
(4)「私の人生を変えたのは○○です」
自分が感銘を受けたことを盛り込むと、人柄や価値観が伝わりやすく、印象に残ります。
例えば、「私の人生を変えたのは○○という本です」「学生時代の恩師から教わった、○○という言葉を今も大事にしています」など、具体的な例を挙げて説明するとイメージしやすいでしょう。
その他にも、「ランニング」「筋トレ」「海外旅行」など、好きなことをただの趣味として紹介するのではなく、ストーリー性を持たせて伝えることで、よりインパクトを与えられます。
(5)「自分を○○に例えるなら」
自分の性格や人柄を伝える際、何かに例えると個性を演出できます。
例えば、「自分を犬に例えるなら柴犬です。忠実でまじめですが、ときどきマイペースになります」「自分をカレーに例えるなら、スパイスの効いた中辛タイプです。基本は穏やかですが、辛口の意見も言えます」など、相手がイメージしやすいものを挙げて、ユーモアをアピールしてみましょう。
6.「無礼講」と言われても敬語なしはNG
例えば、歓迎会などの席で「今日は無礼講でいいよ」と言われることがあるかもしれませんが、それでも敬語なしで自己紹介や挨拶をするのはNGです。
「無礼講で」というのは多くの場合「リラックスして、この職場の楽しさをわかってほしい」程度の意味であり、先輩に無礼をはたらいて良いという意味ではありません。
また、酒席では前職の愚痴や不満を話さないことも大切です。もしも、話した内容が前職の会社にとって社外秘の場合は大きな問題になります。
自己紹介の際に前職のことを聞かれたとしても、簡単な内容だけ伝えて、あまり深掘りしないのが適切です。
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7.まとめ
自己紹介は、新入社員の最初の一歩です。最初の自己紹介で、第一印象が決まることも多いので、まずは「態度や身だしなみ、姿勢をきちんとすること」「ハキハキと明快に話すこと」を意識しましょう。
人前で話すのが苦手な方や不安に思う方は、その場に合った自己紹介ができるように構成を考えておくなど、準備しておくと安心です。
また、自己紹介は準備だけでなく練習も大切です。みんなの前で話しているつもりで実際に声を出し、姿勢や身振り、表情や視線にも注意しながらリハーサルをしておくと、スムーズに自己紹介ができます。
急な自己紹介の機会が訪れた場合にも、基本構成や注意事項、自分を示すキーワードなどが頭に入っていれば困ることはないでしょう。
会社に入ってからの最初の関門ともいえる自己紹介ですが、この機会をうまく利用して、新生活をより良いものにしてください。
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