社会人にとって遅刻は、単に約束の時間に遅れるという以上のデメリットとリスクがあります。遅刻が度重なると自己管理ができない人という印象が定着し、人事評価にも影響します。遅刻する原因と遅刻しないための自己管理方法について解説します。(Misa)
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1.遅刻のデメリットとリスク
誰でも、やむをえない理由で遅刻をすることはあります。その一方で、時間の管理ができなかったり、相手の都合を考えなかったりなど、自分本位の理由で遅刻を繰り返す人がいます。
また、どんな理由があっても、遅刻によって相手の時間が無駄になる、仕事が遅れるなどの迷惑がかかります。
自分に降りかかってくる遅刻のデメリットとリスクを挙げてみます。
1.1.個人の遅刻が会社の評価低下や機会損失につながる
個人の遅刻で会社としての信用が損なわれる場合もあります。
顧客や取引先の信用が下がるとチャンスロス(機会損失)につながります。
また、遅刻が原因で仕事が遅延したり、トラブルになったりする可能性もあります。
1.2.重要な仕事を任せられないと判断される
遅刻を繰り返していると、重要な仕事を任せてもらえなくなる可能性があります。
大事なアポイントで遅刻をすれば取引先に迷惑がかかりますし、会社の信用を損なうリスクがあるからです。
1.3.自分の評価が下がる
遅刻が多い社員は会社から評価されなくなり、昇進や昇給のチャンスを逃しがちです。
遅刻は、社会人としての責任感や自覚の欠如と考える人は多いです。
遅刻グセのある人は周囲から信用されにくく、人間関係にも悪影響を及ぼします。
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2.遅刻のよくある原因と防ぐための自己管理術
遅刻を防ぐためには、まず遅刻のパターンと原因を把握することが大切です。
ここでは、よくある遅刻の原因とその対策を挙げていきます。
遅刻をしないために、規則正しい生活習慣を心がけることが重要です。睡眠不足や疲労が蓄積すると時間感覚が鈍ったり、体調を崩しやすくなったりするため、遅刻が多くなる傾向があります。
2.1.時間感覚が欠けている
もともと時間感覚が欠如している人がいます。
遅刻しないよう予定や準備を考えているにもかかわらず、いつのまにか時間が過ぎているというパターンです。
自分の体内時計で時間を管理するのが難しい場合は、アラームやタイマーを活用するとよいでしょう。
2.2.計画性が足りない
遅刻を避けるには、その日の予定にあわせて家を出る時刻を決め、その時間から身支度などにかかる時間を逆算して準備を始める必要があります。
そうした計画性が足りない人は支度にかかる時間を読み違えたり、電車に乗り遅れたりして遅刻するケースが多いです。
このタイプは忘れ物やケアレスミスも多い傾向があります。
2.3.事前に準備する習慣がない
仕事を効率よく進めるためには事前準備が重要です。
事前に準備する習慣がない人ほど、遅刻も多い傾向があります。
2.4.慢性的な体調不良
慢性的な心身の不調があると、朝から活発に行動することが難しくなります。
不規則な生活やストレスによる不調がある場合は生活を改善することから考えましょう。
2.5.突発的なトラブル
悪天候や公共交通機関の遅延、渋滞など、自分の力では対処できない突発的なトラブルで遅刻する場合もあります。
これらの影響を最小限に抑えるため余裕をもった行動を心がけましょう。
出勤時間や予定時刻に余裕をもって行動することと、天気予報などをチェックし、不測の事態に備えることも必要です。
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3.遅刻をなくせると評価アップの可能性も
3.1.実績を積み重ねて認めてもらう
遅刻グセで信用をなくしても、遅刻がなくなれば信用を回復できる可能性はあります。
もちろん、遅刻を繰り返して失った信用は一朝一夕では戻らないでしょう。
実績を積み重ねて認めてもらうしかありません。
3.2.誠意を示していくことが大切
万が一、遅刻をしてしまったら、遅刻したことによる影響をきちんと受けとめ、その後の行動で誠意を示していくことが大切です。
根本的に相手の時間を尊重する姿勢がない人は、口先だけの謝罪になってしまったり、遅刻を繰り返したりします。その部分から注意しましょう。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。