【職場の人間関係で孤立してる...】会社で孤立する原因や対処法を詳しく解説

【職場の人間関係で孤立してる...】会社で孤立する原因や対処法を詳しく解説

職場の人間関係が悪く、疎外感や孤独感を抱きながら働いている人もいるでしょう。今回は、職場で孤立している方に向けて、孤立する原因や具体的な対処法をご紹介します。

孤独感と葛藤しながら働いている人も多いようです。本記事を参考に、適切な対策を講じて、職場での孤独感から解放される方法を見つけてみましょう。

【関連記事】「職場の人間関係に疲れたら?原因や心身への影響、対処法も解説」

「もしかしたら仕事頑張りすぎ!? 」... そんな方へ
\無料・登録不要/
『仕事どうする!? 診断』を受ける >

1.職場で孤立して悩む人は少なくない?

職場で孤立していることに悩む人も少なくありません。

厚生労働省の「令和3年雇用動向調査結果の概況」によると、「職場の人間関係が好ましくなかった」ことが原因で転職した人が男女ともに多いことがわかりました。

さらに、仕事や職業生活に関することで、強い不安や悩み、ストレスを感じている労働者の割合54.2%。そのうち、「対人関係(セクハラ・パワハラを含む。)」が27.0%過半数を占めていることが明らかになっています。

在宅ワークの広がりなどの影響によって、職場でのコミュニケーションが上手く取れず、孤独感を感じ孤立してしまう人もいるようです。

【出典】厚生労働省「職場におけるメンタルヘルス対策の状況」

post917_img1.jpg


【関連記事】「職場・会社内でのいじめ(嫌がらせ)や孤立に悩んだときに、やるべきこと・相談できる場所まとめ」
【関連記事】「「人間関係の悩みで仕事辞めたい...」悩みを減らす方法と退職前に考える事」
【関連記事】「職場の合わない人を"自分を映す鏡"とし、ストレスを溜めずに向き合う方法」

2.職場の人間関係で孤立する原因

職場の人間関係で孤立してしまう原因として、以下の6つが考えられます。

●会社・職場の環境

●勤務態度がよくない

●仕事に対する姿勢

●コミュニケーション不足

●協調性がない

●ネガティブな発言が多い

自分で見直せるポイントがあれば、改善して円滑なコミュニケーションを図りましょう。

2.1.会社・職場の環境

会社や職場の環境が原因で人間関係が悪化している可能性があります。

例えば、以下の特徴を持つ会社は、人間関係や職場環境に問題が発生する可能性があります。

●社内全体でコミュニケーションが少ない

●嫉妬心が強い社員が多い

●人事評価制度の基準が曖昧

●請け負う業務が多すぎる

●失敗が許されない雰囲気がある

●無理なノルマが課せられている

●パワハラが横行している

少しずつ職場の雰囲気を変えていくのも一つの方法ですが、自分の力だけでは難しいかもしれません。

パワハラや妬みなどで心が疲れている状態なら、転職を検討し新たな環境でスタートしてもいいかもしれません。

2.2.勤務態度がよくない

遅刻をしたり、納期・スケジュールを守らなかったりと勤務態度が良くない場合、周りから孤立してしまう可能性があります。

また、顧客やクライアント、同僚などと揉めごとを起こすなどトラブルが多い人も、会社で孤立してしまうかもしれません。

問題行動を起こしてしまった場合は、反省点を洗い出して、改善した姿を見せることが大切です

2.3.仕事に対する姿勢

仕事に対するやる気がなく、指示された業務しか行わない人は、「この人に仕事を任せても最後まで遂行してくれるのかわからない」と敬遠されてしまう可能性があります。

反対に、自分にも周囲にも厳しすぎる、また、仕事に対する考え方や姿勢が周囲と大きな温度差がある場合も、周りから距離を置かれてしまうかもしれません。

仕事に対して前向きな姿勢で取り組み、誰が見ても努力をしている人は、周りからの信頼が厚く、充実感を得ながら働けることが多いでしょう。

2.4.コミュニケーション不足

人と話すことが苦手で日頃から円滑なコミュニケーションが図れていない場合、孤独を感じてしまうかもしれません。

また、「普段仕事のことしか話さない」「業務の話でしか耳を傾けてくれない」という人は、周りから話しかけにくい存在だと認識されます。

些細なことにでも反応して、一緒に会話を楽しめるようになれば、孤独に感じることもなくなるでしょう。

2.5.協調性がない

協調性がなく、人との会話を避けていたり、協力ができなかったりする場合は、孤立する原因になるかもしれません。

協調性に欠けている人の特徴として、強いこだわりを持っている方が多く、周囲に合わせようとする意識が低い傾向にあります。

自分の軸や強い意思を持っていることは、良いところもありますが、他人の意見も受け入れられる余裕を持つとよいでしょう。

2.6.ネガティブな発言が多い

ネガティブ思考の人は、マイナスの発言が多く、周囲のモチベーションが低下してしまうため、避けられてしまう可能性があります。

例えば、以下のような発言を頻繁にしている人は注意が必要です。

●仕事が終わらない

●この会社に私は必要ない

●○○さんに嫌われている気がする

周りの人は、発言に対して「そんなことはないよ」などのフォローをする必要があります。何度も同じことが繰り返されてしまうと、ネガティブ思考の人とのつき合いに疲れてしまい、離れていってしまうかもしれません。

しかしネガティブな思考は、リスク回避につながることもあり、決して「ネガティブ=悪」ではないので、上手く活用することが大切です。

post917_img2.jpg

【関連記事】「職場でのコミュニケーションの目的とコミュニケーション上手になる方法」
【関連記事】「人間関係で大切なこととは? 自己肯定だけでなく"相手も肯定できるか"がカギ」
【関連記事】「人間関係は自分から離れる選択肢も! 距離を置いても仕事がうまくいく方法」

3.孤立してしまった場合の対処法

職場で孤立してしまった場合は、以下の対処法を試してみましょう。

●上司や先輩・同僚に相談する

●友達など身近な人に相談する

●仕事と割り切る

●プライベートを充実させる

●転職を考えてみる

3.1.上司や先輩・同僚に相談する

周りは、孤立していることに悩んでいると気づいていない可能性があります。

もしかしたら、あなたに対して周りは「一人が好きそうだからそっとしておこう」「話しかけて欲しくないのかもしれない」と思っているかもしれません。

上司や先輩、同僚に相談し、積極的に会話に入れてもらえるようにしましょう。

ただし、信頼のおける相手を見つけて、相談することが大切です。

3.2.友達など身近な人に相談する

友達や家族など身近な人に相談することで、気が晴れる可能性があります。

身近な人であれば、親身になってくれるため、些細なことも相談しやすい点がメリットです。

経験をもとに辛いときの乗り越え方をアドバイスしてもらえたり、共感してもらえたりすることもあると思います。

友達や家族に相談することで、客観的な意見を聞けるため、自分がいまの仕事に適しているのか迷っている方にもおすすめです。

3.3.仕事と割り切る

「仕事だから」と割り切ることができれば、孤立している状態を受け入れられるかもしれません。

孤立している状態は、デメリットだけではなくメリットもあるので、前向きに受け入れるのもよいでしょう。

また、仕事と割り切ることで以下のような利点があります。

●仕事のストレスを感じにくくなる

●プライベートが充実する

●業務を効率的にこなせるようになる

●周囲と比べることがなくなる

●決断力が高まる

仕事だと割り切るためには、オンオフのメリハリをつけることや、自分が周りからどのように思われているか深く考えすぎないことが大切です。

3.4.プライベートを充実させる

プライベートが充実していれば、職場で孤立感があっても乗り越えられる可能性が高いです。

帰宅後にすることがなければ、会社での出来事や孤立感を思い出してしまうかもしれません。

プライベートな時間を充実させることで、オンオフの切り替えが可能になります。

プライベートを充実させるためには、以下の方法がおすすめです。

●趣味を持つ

●仕事以外の人と会う約束をする

●運動や食事を楽しむ

とくに趣味といえるものがない方は、やりたいことや興味のあることを紙に書き出してみましょう。思いついたときに紙に書き出しておくことで、自分のやりたいことが見えてくるはずです。

また、仕事以外の人と会う時間を作れば、大きな刺激になる可能性もあります。心に余裕が持てなくなった状態でも、運動や食事をすると前向きになれることもあるでしょう。

3.5.転職を考えてみる

上司や同僚などに相談をしても、改善の余地がない場合、転職を考えてみるのも一つの方法です。

とくにプライベートな時間まで「仕事の悩みが頭から離れない」「仕事に行くのが辛い」という人は、早めに転職を検討したほうがいいかもしれません。

転職する際には、転職エージェントのキャリアアドバイザーに相談することをおすすめします。現職とは環境が大きく異なる職場へ転職するために、プロのサポートを受けながら転職活動を進めましょう。

post917_img3.jpg

【関連記事】「職場で雑談しない人は社会性がない? 雑談しなくても人間関係を築く方法」
【関連記事】「人間関係がめんどくさいと感じるのはどんな時? 感じやすい人の特徴や対処法」

【関連記事】「【人間関係をリセットしたい】したくなる原因と心理、ついしてしまう行動と解決法」

4.職場で一人でいることのメリット、孤立するデメリット

職場での孤立は、デメリットが多いように捉えられますが、一人でいられるという点ではメリットもあります。

ここでは、職場で一人でいることのメリット孤立するデメリットをそれぞれまとめました。

自分の考え次第ではプラスだと感じられるので、前向きになれるかもしれません。

4.1.一人でいることのメリット

職場で一人でいられることで得られるメリットは、以下のとおりです。

●人間関係にとらわれず業務に集中できる場合がある

●社内行事への参加が少なくてすむ場合がある

●会社での気苦労が少なくなる場合がある

会社で一人でいられる場合、周りの人に振り回されにくくなります。

そのため、業務に集中して取り組めたり、社内で気疲れするケースも少なくなったりする場合もあるでしょう。

また、一人でいられる状況を受け入れることができれば、飲み会などのイベントに無理して参加する必要が少なくなります。

自分の時間を大切にできたり、社外の友人と会う時間を作れたりすることがメリットと言えるでしょう。

会社とプライベートを上手く割り切ることができるので、ライフワークバランスが充実する可能性があります。

4.2.孤立するデメリット

会社で孤立している状態は、業務を遂行するうえで、デメリットだと感じることもあるでしょう。

●仕事のやり取りが円滑ではない

●困っているときに助けてもらえない

●寂しさを感じるときがある

孤立している状態を受け入れていても、人と話す機会が少なくなると、寂しいと感じる日もあるかもしれません。

また、ほかの従業員が楽しそうにランチをしている姿や上司と良好な関係を築けている様子を見ると、「自分はコミュニケーション能力が低い」などと自分を責めてしまう人もいます。

職場の人間関係で悩んでいるなら、良好にする方法をチェックして、できることからはじめてみてはいかがでしょうか。

post917_img4.jpg

【関連記事】「人間関係が難しい...相手とのギャップは当然! と考えて人付き合いを楽にする方法」
【関連記事】「職場の人間関係を気にしないようにするには?人間関係で悩みすぎないためのコツを紹介」
【関連記事】「職場の人間関係はドライがいい? ドライな関係を築く上での注意点」

5.まとめ

職場で孤立している状態に悩む人も多くいます。とくに入社して間もない場合は、孤立感を抱きながら働くことも多いようです。

孤立している状態に耐えられないなら、職場の同僚や上司などに相談をして、少しずつコミュニケーションの機会を増やしてみましょう。

努力しても状態が変わらない場合は、転職を検討して新しい環境で再チャレンジするのもよいかもしれません。

転職エージェントでは、仕事の悩みに関するキャリア相談を実施しているので、気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

マイナビエージェントでは、キャリアアドバイザーがプロの視点から無料で的確なアドバイスを行います。

転職サポートも実施しているので、気になる方はぜひお問い合わせください。

\転職するか迷っていてもOK/
マイナビエージェントに無料登録して
転職サポートを受ける

この記事をシェアしよう!