「職場の人間関係がめんどくさい」「対処法を知ってストレスから解放されたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。職場は一日の大半を過ごす場所ですので、人間関係のトラブルなどは大きなストレスを感じるでしょう。
今回は、人間関係がめんどくさいと感じるタイミングや、めんどくさいと感じやすい人の特徴について解説します。
併せて、人間関係が面倒な時に試したい対処法もまとめたので、ぜひ実践して職場でのストレスから少しでも解放されることを目指しましょう。
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1.人間関係がめんどくさいと感じるのはどんな時?
人間関係がめんどくさいと感じる原因をはっきりと認識している人は、少ないのではないでしょうか。
ここでは、人間関係がめんどくさいと感じるシーンを具体的にまとめました。
●職場の人に気を遣っている時
●ルールや決まりに縛られている時
●自分のことを否定された時
●相手の機嫌を取らないといけない時
●チームや集団での行動をとる時
面倒だと感じる場面が明確になれば、事前に避けられるかもしれません。
1.1.職場の人に気を遣っている時
「ほかの社員に嫌われたくない」「上司に好かれなければ、職場に居づらくなる」というように、気疲れをしている方も多いはずです。
職場には、さまざまなタイプの人が集まりながら目的に向けて業務を遂行するため、面倒なシーンも多く発生します。
上司や取引先など自分よりも目上の存在には、理不尽に振り回されるケースもあるでしょう。
「社交辞令で相手を褒めなければならない」「気分を害してしまうから、これを伝えるのはやめよう」というように、自分の感情とは違う行動を取る時に、疲れやストレスを感じやすくなります。
1.2.ルールや決まりに縛られている時
ルールや決まりに縛られて、自由に行動・発言できない時にストレスを感じる方もいます。
例えば、「勤務時間の1時間前までに出勤しなければならない」「休日出勤は当たり前」などといった暗黙のルールがある職場もあると思います。
こうした決まりを守るべきと強要されてしまうと、「職場の人間関係=めんどくさい」といったストレスにつながってしまいます。
1.3.自分のことを否定された時
自分を否定されるようなことを言われたり、自分に対しての陰口を耳にしたりすると、人間関係がうっとうしく感じられてしまうかもしれません。
さらには、「自由に発言をすると、否定されてしまう」と感じ、自分の殻に閉じこもる方もいるでしょう。
また、相手に嫌われたくない一心で、言われたことを気にし過ぎてしまう人も人間関係がめんどくさいと感じやすくなりがちです。
職場には、価値観の違う人が集まっているので、「仕事上の人間関係にすぎない」と割り切る覚悟も必要かもしれません。
1.4.相手の機嫌を取らないといけない時
相手の機嫌をとらないといけない職場では、ストレスを抱えやすくなるでしょう。
例えば、感情の起伏が激しい上司がいる場合、常に顔色を伺っていると、自分の仕事にも支障をきたす可能性があります。
「○○さんの今日の機嫌はどうだろう?」「何て声をかけたらいいのかな」と機嫌を伺いながら細心の注意を払って行動・言動をしている時に人間関係が面倒だと感じてしまう人もいます。
1.5.チームや集団での行動をとる時
チームや集団で行動をとらなければならない職場は、人間関係が面倒に感じやすい場合があります。
「一人の時間が好きなのに、昼食の時間も一緒に過ごさなければならない」といった状況では、息が詰まってしまう人もいるでしょう。
このような状態が続くと、人間関係が良好でも人と距離を置きたくなる可能性があります。
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2.「めんどくさい」と思われてしまう人の特徴
「人間関係がめんどくさい」といった漠然とした悩みを抱えている人は、具体的にどのような人が自分にとってストレスになっているのか、把握しておきましょう。
2.1.ネガティブな発言が多い人
ネガティブな発言が多い人は、相手を知らず知らずのうちに不快にさせてしまう可能性があります。
「全然仕事が終わらない」「仕事を辞めたい」などの発言は、自分のモチベーション低下にもつながるので、大きなストレスになり得るでしょう。
また、自分の気持ちに余裕がない時にネガティブな発言をされてしまうと、人間関係がめんどくさいと思ってしまうかもしれません。
2.2.自分の意見を押し通そうとする人
上から目線で常に自分の意見を押し通そうとする人は、注意が必要です。
【特徴】
●自分の考えのみが正しいと思っている
●自分のことを正当化したい
●自分のことを凄いと思っている
●他人に弱みを見せると付け込まれると思っている
他人の意見を素直に聞けない人は、自分が傷つかないように防御するため、逆に攻撃的になっているのかもしれません。
2.3.高圧的な態度をとる人
職場に高圧的な態度をとる人がいる場合、社内やチーム内の雰囲気が悪くなる可能性があります。
具体的には、マウントをとってきたり、相手をコントロールしたりしようとする人が該当します。
高圧的な人には、反抗的な態度を取らないように気を付ける必要があるので関わること自体、面倒と感じるでしょう。
職場で完全に避け続けることはできないので、自分の心に余裕がない時は、接触を最小限に留めるようにしてみてください。
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3.人間関係をめんどくさいと感じやすい人の特徴
人間関係をめんどくさいと感じやすい人は、以下の特徴があることが多いようです。
●なんでも相手に合わせてしまう人
●周りの目や言葉を常に気にする人
面倒な相手を避けることも大切ですが、自分自身に見直せる部分があれば改善してみましょう。
3.1.なんでも相手に合わせてしまう人
相手に合わせすぎると気疲れしてしまい、人間関係が億劫に感じやすくなります。
相手に合わせることで、人と打ち解けやすくなるメリットはありますが、常に相手に合わせてしまうと自分自身が疲れてきてしまいます。
上手に人付き合いをするためには、同調することも大切ですが、自分らしさを損なわないようにしましょう。
自分にとって「楽な状態」であるかどうかを判断基準にしてみると良いかもしれません。
3.2.周りの目や言葉を常に気にする人
周囲の目や言葉が気になってしまう人は、人間関係に疲れを感じやすくなります。
例えば、「自分の評価を下げたくない」「嫌われたくない」といった心理から、周りを気にし過ぎてしまうようです。
人の目や言葉を過剰に気にし過ぎると、自分の気持ちを押し殺し、心も身体も休まらない状態になってしまいます。
自分のことを褒める努力をしたり、自分の意思を尊重したりして、自己肯定感を高めることで人間関係が少し楽になるかもしれません。
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4.人間関係がめんどくさいと感じた時の対処法6選
人間関係がめんどくさいと感じた時におすすめの対策を6つ紹介します。
適切な対策を講じて、自分自身を人間関係の悩みから解放させてあげましょう。
4.1.はっきりと思ったことを伝える
相手に意思表示をすることは難しいこともありますが、可能な限り自分の気持ちを伝えるようにしましょう。
しかし、感情的に思いをぶつけるのではなく「そんな風に言われると悲しいです」「私は、○○だからこう思います」と冷静に伝えることが大切です。
思い切って伝えてみると、相手もあなたの気持ちを知り、態度や意識が変わる可能性もあります。
4.2.仕事以外では関わらない
仕事以外での接点を無くすことで、職場での人間関係を良好に保てる可能性があります。
たとえ気の合う相手であっても一緒に過ごす時間が長ければ長いほど、相手の悪い部分が見えてきたり、不満が募ったりすることもあるはずです。
人間関係に疲れている人は、仕事とプライベートを分けて自分の心を解放する時間を作りましょう。
4.3.誰かに相談してみる
直接解決につながらなくても、誰かに相談をすることで気持ちが楽になるかもしれません。
対人関係の悩みは、人に共感してもらうことで心が軽くなる場合もあります。
しかし相談相手を間違えてしまうと、新しい悩みの種になる可能性があるので注意しましょう。
職場の人間関係について相談する場合は、友人や家族がおすすめです。
4.4.割り切った気持ちで接する
「職場だけの関係」と割り切って接してみてはいかがでしょうか。
苦手な相手と全く関わらないようにするというのは現実的ではないので、必要最低限の会話で済ませるようにしましょう。
適度な距離感を保つことで、めんどくさいと思う時間も減っていくはずです。
また解決が難しい場合は、プライベートを充実させてストレスを解消しましょう。
嫌な人間関係を少しでも忘れられる時間を意識して作ることで、気持ちを切り替えられるようになります。
4.5.部署異動を検討してみる
特定の人との関係性が悪い場合は、部署移動を申し出ることを検討するのも一つの手段です。部署異動なら、転職活動をせずに環境を大きく変えることができます。
また、今の職場で培ってきたスキルや社内評価をそのまま異動先で活かせるかもしれません。
人間関係のトラブルが原因で部署異動を希望する場合は、「いまの環境よりも異動先の方が活躍できる理由(根拠)」や「自分の描いているキャリアプラン」を示し、前向きに伝えてみてください。
なお、異動先での人間関係に馴染めない可能性があることも理解した上で検討しましょう。
4.6.転職を検討する
職場の人間関係がめんどくさいと感じたら、思い切って転職をして環境を変えてみるのも良いかもしれません。
職場の人間関係が悪化している要因に、社風や経営方針が影響している可能性もあります。
転職をすれば、環境が変わるので、人間関係の煩わしさから解放される可能性があります。
転職エージェントの「マイナビエージェント」を活用すると、無料でキャリアアドバイザーに相談でき、人間関係が良好な職場を紹介してもらうことも可能です。
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5. まとめ
今回は、人間関係がめんどくさいと思う理由や面倒と感じやすい人の特徴、具体的な対処法について解説しました。
常に職場の人の顔色を伺い、他人の評価を軸にして仕事をしていると、気疲れしてしまうことが多くなります。
人間関係のトラブルが改善されない場合は、部署異動や転職で環境を大きく変えることを目指すのも一つの方法です。
ストレスを抱え込んでいる方は、マイナビエージェントのキャリアアドバイザーに相談して、プロの視点から的確なアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。
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